アマテラス文明
今回は、日本国建国からアマテラス文明です。
アマテラス文明とは、私の勝手な造語です。
しかし、どうやら日本神話の神、アマテラス(天照大神)は実在していたようです。
倭人系の流れを汲む高度な文化が存在していたようですので、このようにネーミングしました。
まず、アマテラスが出てくる公式文献は日本最古の書とされる古事記です。
古事記には、世界の誕生から日本神話が書かれています。
最初は、天地開闢(てんちかいびゃく)です。
これは世界が誕生し、それに伴い三柱の神が生まれます。
続いてニ柱の神が生まれます。
<WIKI天地開闢>
http://ja.wikipedia.org/wiki/
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(%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A5%9E%E8%A9%B1)
次に、神世七代(かみのよななよ)と言って、人類の起源に繋がっていく神の誕生の様子が描かれいます。
この時代には、七代の神が誕生します。
七代目が、アマテラスの両親であるイザナギ、イザナミです。
<WIKI神世七代(かみのよななよ)>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E4%B8%96%E4%B8%83%E4%BB%A3
このイザナギとイザナミが地球上に初めての陸地となる日本を創っていきます。
これがいわゆる国産み、日本の原型の誕生です。
<WIKI国産み>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%94%A3%E3%81%BF
<参照:淡路島と琵琶湖の謎>
http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-59.html
そして、皇室の祖(皇祖神)とされる神アマテラス(天照大神)が誕生します。
イザナギ、イザナミからアマテラス、そして初代神武天皇まではの系統図は次のとおりです。
現在では、学説により神武天皇から10代崇神天皇あたりまでは実在していないとされているようですから、アマテラスも当然神話の世界の話であり、実在などするはずがありません。
私も、当然、そのように思っていましたので、不可知様からアマテラスに繋がる人々がいたらしいと聞いた時は衝撃でした。
しかし、この古事記の天地開闢などは、旧約聖書の天地創造に通じるところがあります。
天地開闢や天地創造は、かつて国という概念がなく世界が一つの大きな大陸だった時代が、月の誕生による大洪水によって一旦、最初の文明が崩壊し、その後の新たな国づくりが始まる様子が伝承されている可能性が高いように感じています。
先日、紹介しましたヲシテ文献(ホツマツタヱ)では、日本国建国の様子が神話ではなく、実在の話として具体的に書かれています。
<漢字以前の世界>
http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-71.html
池田満氏のヲシテ文献の研究によれば、古事記に書かれている神話の時代は実際には次のような現実の歴史だったようです。
①天地開闢が、日本建国前のミナカヌシの時代(縄文時代初期)
②神代七代が、カミノヨ十二代で日本国建国、文化的になっていく時代(縄文時代中期)
③神武天皇以降が、ヒトノヨで漢字以前の文化があった時代(縄文時代後期以降)
ヲシテ文献では、カミノヨ初代クニトコタチ(古事記では神代初代)が日本国を建国したとしています。
三代トクンヌの頃には、階層の分化が進み、
四代ウビチニ、スビチニのときは稲作が開始されたとしています。
七代イサナギ、イサナミ(古事記のイザナギ、イザナミに当たるが、呼び名が違う)の頃には、水田稲作が広い地域に普及したようです。
そして八代アマテル(古事記のアマテラス)の頃には、水田稲作社会が確立し、生活水準が豊かになった事が書かれています。
アマテルの時代は3000年位前と推測しているようです。
不可知様からの情報では約5000年前でしたから、池田説とは2000年くらいの差がありますが、ヲシテ文献に西暦が書かれている訳がないので、数千年の誤差は生じると思います。
それだけ謎とされている縄文時代一万年はとてつもなく長い年代なのです。
私が真地球史で約6000年前を日本国建国とし、それから約3000年前までをアマテラス文明としたのは、こういった理由です。
この時代は、古事記では神話扱いにされていますが、これは大和朝廷を日本国建国としたい渡来人侵略者たちが捏造したからに違いありません。
世界的に一万年続く縄文時代のような文化を持つ時代はないようです。
世界史では、メソポタミア文明からギリシャ文明にあたります。
これらの文明以上のものがアマテラス文明として存在したと推測しています。
ヲシテ文献だけでなく、古い歴史を持つ神社にも多くの古文書があるようですので、学術的に解明されるのも近いのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。