師匠の「2012年3月の記」によれば、
「宇宙次元原理表(ひふみ九九算表)」は「方陣」の母体でもあり、『易』の本当の姿である『神の易陣』〈原図〉でもある。 |
ということですので、「ひふみ九九算表」から、本物の「太極・両義・四象・八卦」が現れるようです。
その辺りを図解しながら解いていきたいと思います。
こちらのサイト⇒東洋精神文化研究所によれば、以下のような森羅万象の図が掲載されています。
http://toyobunka.main.jp/wiki/index.php
中国古来の宇宙生成論では、八卦を使って万物と人類の発祥についてこう説明しています(図2参照)。 「宇宙の元気、諸々を包含する混沌『太極たいきょく』からすべては発生する。 『太極』は、陰陽の流れによつて四象ししょうに分けられ、四象は八卦に分けられ、それらが宇宙を形成する。 まず、乾けん(天)と坤こん(地)が生ずることによって、森羅万象が存在するための空間が作られた。 万物の源は炊かん(水)と離り(火)であり、陰陽変化により震しん(雷)と巽そん(風)がそれらを動かす。 そしてできたのが艮ごん(山)と兌だ(沢)である。 艮ごん(山)と兌だ(沢)の間にすべての生命は生まれ、その生命の豊かな流れが人類を生んだのだ」 これが、八卦で古来、説明されてきた東洋ならではの人類誕生の過程です。 |
こればやはり、「ひふみ九九算表」の原理そのものではないかと考えられます。
では実際に「ひふみ九九算表」を分化していきましょう。
佐藤師匠の言葉より
ここにあるのはまさに「神の芸術」の表れであり、「神の意志」の存在の記録である。それはどう見ても偶然とか、たまたまと言う表現ではとても解決出来るものではない。そこには間違いなく何者かの意思が大きく働き、呼びかけているのである。
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この表の数の流れはの姿を持っています。
この大極図の「陰」と「陽」を二分化すると「両義」が生まれるようです。
「ひふみ九九算表の天地の現れ」は上半分が「天」で下半分が「地」でしたので、以下のような「両義」が生み出されました。
『両義』 |
更に真ん中から引き裂くと、「四象」が生まれ、
『四象』 |
又、更に真ん中から引き裂くと、「八卦」が生まれる。
八掛 |
ここに数で示されたものこそ、本質を表す「八卦」ではないでしょうか。
「ひふみ九九算表」が表す森羅万象の理をそのまま受け継いだものであるからです。
はたしてどのような真理を我々に訴えかけているのでしょうか。