メール87にて、このような「八卦」が作られました。
八掛 |
もしこの「八卦」が完全体である「ひふみ九九算表」のDNAを失っていないのであれば、この中の一つを取り出しても、「ひふみ九九算表」を復元できるはずです。
では、この中の一つ
の表を「A」とします。
横の数列は、000・012・024・036・048となっています。
この数列群が示すものから、以下のように01234…という「ひふみ…天地の数歌」の等差を導けます。
0 0 0 V V 0 |
0 1 2 V V 1 |
0 2 4 V V 2 |
0 3 6 V V 3 |
0 4 8 V V 4 |
よって、この流れから云えば、次に示すような数列が後に続くことが推測されます。
000(等差0)・012(等差1)・024(等差2)・036(等差3)・048(等差4)・051(等差5)・063(等差6)・075(等差7)・087(等差8)・000(等差9)
つまり「A」には、見えないが下記の様な数の流れを推測できます。
そしてこの数列群である
000(等差0)・012(等差1)・024(等差2)・036(等差3)・048(等差4)・051(等差5)・063(等差6)・075(等差7)・087(等差8)・000(等差9) |
は、数列の流れから推測し以下のような数列となるはずです。
(等差0)⇒「000000000」
(等差1)⇒「0123456780」
(等差2)⇒「0246813570」
(等差3)⇒「0360360360」
(等差4)⇒「0483726150」
(等差5)⇒「0516273840」
(等差6)⇒「0630630630」
(等差7)⇒「0753186420」
(等差8)⇒「0876543210」
従って数表「A」は、見えないが下記の様な数列を陰に保有しているということになりそうです。
これを見れば一目瞭然、「ひふみ九九算表」を復元できています。
復元法としては、「ひふみ…天地の数歌」と「0=9(9=0)」を用いるのみでした。
残りの分裂された表も同じように復元が出来るのでしょうか。
下記の表「B」はどうでしょうか。
縦の「03603」数列は「等差3」のひふみ数なので、それ以下の数列「63060」を導けます。「04837」も同様に陰の数列「26150」を導けます。
しかし、横の数列は、二つしかなくひふみ数かどうかがはっきりしません。
三つの数が「ひふみ」と続いてくれればそれ以後も「ひふみ…天地の数歌」の流れであることを推測可能なのですが、この場合は確定が出来ないという状態です。
この場合は、表「A」との関連性を見ない事には、完成形の「ひふみ九九算表」を導けないようです。
左に表「A」を配置し結びつけることで、やっと「ひふみ九九算表」を導くことに成功しました。
↓
同様にして すべての分裂された表から「ひふみ九九算表」を導くことを確認すると、以下のような形式となりました。
これを見るとどれも始めの表「A」が必要となっています。
この「0」から始まる数列である、「012」が始めに無ければ、「ひふみ九九算表」とは ならないということなので、表「A」は必要不可欠な「元(根元)」の役割をはたしていると考えられます。
このように始めである「元」に「0=神(魂)」があり、次にオリジナル性を持つ「1」が出てきて次に「2」が出てくれば、完全な姿となりうるが、ない場合は無理が生ずるということかも。
従って、「012」を持たない分裂された表(事柄)は、「0」から生ずる元の流れを探し、結びつけねばならないという宿命があるようです。
例えば「歴史を途中から認識しても結局わからない」ということと同じではないかと思うのです。