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実効線量係数 (じっこうせんりょうけいすう) |
体内に摂取された放射性物質から、組織や臓器の受ける線量を算出することは容易ではありません。なぜなら体内の組織や臓器に沈着している放射性物質の量を測定する必要があり、しかも、その量の時間的変化を追跡しなければならないからです。 |
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2011年3月27日 (日) 実効線量係数とは何か? ■ ichinoseshu twitter ■ ベクレルには時間の単位があるのにシーベルトからは消えているのは何故か?も参照ください。 実効線量係数とは何か? ■補足 2011.5.24 経口摂取 Bq->Sv変換の計算をするサイト http://www.mikage.to/radiation/internal_exposure.html ■補足 2011.3.29 理系の人向けの判りやすいページがありました。 [実効線量係数 線量預託]で検索をかけてみてください。 http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/ 預託実効線量とは? (Anaさん ありがとうございました。 ) 理系を自認する人びとのblogやtwitterを読むと、実効線量係数に混乱しているようだ。 ベクレルは、秒あたりの原子核崩壊数ってのは理解できた。 でも、ミリシーベルトへの換算の時に、「1 年間摂取し続けた」場合の被ばく量であったり、「半減期も考慮した、積算量」の表現であったりする、のでますます、混乱する。 まず、演習1として、原子力安全委員会が公開している計算例を見てみよう。
実効線量係数 1 . 3 ×1 0^(?5) [ミリシーベルト/ベクレル]の意味は、放射線(強度)1ベクレルのセシウム?137を「1 年間摂取し続けた」 摂取した場合に、内部被ばくにより、生涯で受ける放射線量が 1 . 3 ×1 0^(?5) [ミリシーベルト]である。 ということ。 生涯とは、「成人に対しては50年、子供や乳幼児に対しては摂取から70歳までの期間」。 |
■もう一つ演習
http://trustrad.sixcore.jp/food_monitoring.html
国立保健医療科学院 生活環境部 管理サイト
母親の摂取量が少ないので(300Bq/kgの水を1リットル飲んだ場合の乳児の母乳を介した線量は、2×10-2mSv)、乳児のリスクも十分に 小さく無視できると考えられます。 ?300Bq/kgの水を毎日2リットル母親が飲んだ場合には、乳児では一日の摂取あたり 4×10-2mSvの甲状腺の預託(=甲状腺に摂取されたI-131から将来にわたって与えられる) 等価線量(=放射線の種類を考慮した臓器の平均線量)ですので100日間飲み続けてはじ めて4mSvになります。 【※2011.3.27 4:30にご担当の方が誤記修正済みです。 40mSv→4mSv】 計算しなおしてみよう。 Q: I-131を摂取した母親の授乳により乳児が受ける線量 300ベクレル/kgの水を2リットル飲むと被ばく量は? [等価線量:5.4×10-5 mSv/Bq]=0.000054 ミリシーベルト/ベクレル 1リットルは1kgなので、 2*300*0.000054 = 6*0.0054=0.0324 ミリシーベルト 100日間飲み続けると、 100 * 0.0324 ミリシーベルト =3.24 ミリシーベルト。 ということで、国立保健医療科学院の記述、「40mSvになります。 」は間違いです(と思います)。 確認メールを出してみます。 ■2011.3.27 08:13 追記 間違いでは無いかなと思い、問い合わせ先にメールしたところ、 即答頂きました。 感謝です。 以下メール。
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食品による年齢別の内部被曝ベクレル(Bq)シーベルト(Sv)換算ツール食品による内部被曝に関して,ベクレル(Bq)からシーベルト(Sv)へ変換する計算が行えます.
ICRP・ECRRの考え方についてや,リスクをどう考えるかは 放射能の話~生きのびるための基礎知識 にわかりやすく解説されていますので,こちらを読まれることをお勧めします. それぞれの信頼性は,当ページ作者としては以下のように考えています.
経口摂取のベクレル・シーベルト換算計算に使った係数計算に使った係数は以下の数値を使っています.
計算はJavaScriptで記載していますので,計算方法の詳細はソースを見てください. 食品の暫定規制値飲食物の摂取制限に関する指標は, 放射能汚染された食品の取り扱いについてを参照してください. 食品の測定データ食品の測定データは食品の放射能検査データがよくまとまっています. |
もも いちたろう
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