リサ・ランドール女史(Lisa Randall、1962年6月18日 - )はアメリカの理論物理学者で、専門は、素粒子物理学、ひも理論、宇宙論等です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%
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NHKの「未来への提言」というテレビ放送で、リサ・ランドール博士が2007年7月に日本を訪れ、脳科学者・茂木健一郎との対談を兼ねて、東京大学・小柴ホールに於いて来日記念講演を行った様子が放映されました。
なんと、我々人類が住む世界は3次元ですが、それを取り巻く5次元(余剰次元)が存在すると提唱されました。
数式で表すと次のとおりだそうです。
5次元=e-klrl(縦+横+高さ-時間)+5次元方向への距離
例えで表すと3次元空間はシャワールームのカーテンで人間はカーテンにくっついている水滴です。
人間はカーテンという膜(3次元)の中で暮らし、カーテンの外の様子は認識できない状態にあるが、それらを取り巻いているのが5次元世界で、そこには3次元の様子を見ている5次元存在(水滴を見ている人間)がいる、という話が紹介されました。
私なりに解釈すると、まるい水を浸した金魚鉢があり、その中で泳いでいる金魚が、3次元にすむ我々人類としましょう。金魚鉢の内側は反射ガラスで出来ており、金魚は外界を見ることが出来ませんが、しかし金魚鉢を取り巻く外側の異次元世界の5次元(空間)は存在し、5次元から3次元を見ている存在(金魚を鑑賞している人間=5次元意識体)があると、比喩できます。
なにやら面白い話ですが、これらの実証実験が2008年9月からスイスのジュネーブで始まりました。欧州合同素粒子原子核研究機構(CERN)が総工費3500億円をかけて超高エネルギー粒子衝突加速器(円周27km)を使用し実験をするそうです。水素の原子核をつくる陽子を超高速で飛ばし、衝突した際にはじけて飛び散った粒子が、消えてなくなるはずのないはずなのにどこかに消えてしまうそうですが、その消える先が5次元ではないかとのこと