■ 第01章第071編
 ■ 第01章第071編

■原書■

La tour marins trois fois prinse & reprinse
Par Espagnols,Barbarer,Ligurins,Marseille,
& Aix,Arles par ceux de pise
Vast,feu,fer,pille,Avignon des Thurins.


■原書置換■

La tour marins trois fois prise & reprise
Par Espagnols,Barbarer,Ligurins,Marseille,
& Aix(-en-Provence,-la-Chapelle,-les-Bains),Arles par celui de pise
Vast,feu,fer,pille,Avignon des Thuringien.


■原書直訳■

海の塔は3回襲い離れる
イスパニア、異邦人、イタリア、マルセイユ
(エクス・アン・プロバンス、エクス・ラ・シャペル、エクス・レーバン)、アルルピサから人々が
広大に、火災、剣、略奪、アンビニヨンからチュリンゲンまで


■直訳を意訳■

海の塔(海水の慣性回転の先頭の巨大津波)は3回襲い離れる(通過する)
イスパニア、異邦人(ここに記載していないすべての地域)、イタリア、マルセイユ(フランス南部、地中海地域)
(エクス・アン・プロバンス、エクス・ラ・シャペル、エクス・レーバンの地域名をまとめて示唆している)、アルルピサ(イタリア)から人々が流されていく
広大に(世界中)、火災、剣、略奪(「ノアの大洪水」の被害の表現の標準パターン)アンビニヨン(フランス)からチュリンゲン(ドイツ)まで


■平易意訳■

海水の慣性回転の先頭の巨大津波は3回襲い通過する。
イスパニア、ここに記載していない全ての地域、イタリア、フランス南部、地中海地域。
エクス・アン・プロバンス、エクス・ラ・シャペル、エクス・レーバン、イタリアから人々が流されていく。
世界中で、火災、剣、略奪がある。
「ノアの大洪水」の被害はアンビニヨン(フランス)からチュリンゲン(ドイツ)まである。


■解説と補足説明■

「ノアの大洪水」の海水の慣性回転の先頭の巨大津波と初期大津波の移動の違いを説明しようとしている。
その為やたらと地名等を羅列していて、これが一地域の事でなくて全ヨロッパから世界と広大な出来事であるを示唆しようとしている。
加えて、イタリアから以北の地名のみ羅列して、この詩で説明している大津波は初期津波が北から南なのに対して、南から北の方向の海水の慣性回転であるを説明している。
この予言詩の特徴は沢山の地名を示して被害の地域や方向や回数を説明しているのですが、この意味が理解されていないと意味不明の予言となる事です。
短い詩の中に盛りだくさんの地名を指定していただいて御苦労さまです。