■ 第01章第090編
 ■ 第01章第090編

■原書■

Bourdeaux Poitiers,au son de la campane,
A grand classe ira jusques a l'Angon,
Contre Gaulois sera leur tramontane,
Quand monstre hideux naistra pres d'Orgon.


■原書置換■

Bourdeaux Poitiers,au son de la campane,
A grand classe ira jusques a l'Angon,
Contre Gaulois sera leur tramontane,
Quand monstre hideur naitre pres d'Orgon.


■原書直訳■

ボルドー、ポィチェ、鐘の音に依って。
偉大な同年兵はランゴンまでこれを含めて進軍する。
ガリアの軍はアルプス・ピレネー山脈からの北風に逆らって。
神話・伝説の巨大な怪物はオーガンの近くで醜悪に生まれる。


■直訳を意訳■

ボルドー、ポィチェ、(フランス西南の地方都市を破壊し飲み込みながら進む大津波)鐘の音(「ノアの大洪水」の開始のマントル境界層の破断音と振動)に依って。
偉大な同年兵(「ノアの大洪水」の初期大津波)はランゴン(フランス西南の地方都市)までこれを含めて進軍(初期大津波はフランスを縦断する。)する。
ガリアの軍(フランスを縦断する初期大津波)はアルプス・ピレネー山脈からの北風に逆らって。(詩的な比喩)
神話や伝説の巨大な怪物(「ノアの大洪水」の大津波)はオーガン(フランス西南のガスコーニュ地方)の近くで醜悪に生まれる。
(海岸の付近の都市を破壊し飲み込みフランス西南の地方へ大津波となって乗り上げてくる。)


■平易意訳■

ボルドーやポィチェ等のフランス西南の地方都市を破壊し飲み込みながら大津波は進む。
「ノアの大洪水」の開始のマントル境界層の破断音と振動に依って進軍を開始する。
偉大な「ノアの大洪水」の初期大津波はフランス西南の地方都市ランゴンまでも人々を含めて進軍する。
初期大津波はフランスを縦断して進軍する。
フランスを縦断する初期大津波のガリアの軍はアルプスやピレネー山脈からの北風に逆らって進軍する。
神話や伝説の巨大な「ノアの大洪水」の大津波はフランス西南のガスコーニュ地方の都市のオーガンの近くで醜悪に生まれる。
海岸の付近の都市を破壊し飲み込みフランス西南の地方へ大津波となって乗り上げてくる。


■解説と補足説明■

この予言詩はフランスを縦断する「ノアの大洪水」の初期大津波の移動を説明している。
フランスを滅亡させる「ノアの大洪水」への憎しみと嫌悪が語られています。
最後の行の「神話や伝説の巨大な怪物」の表現で「ノアの大洪水」の大津波である事に気が付くと理解出来ます。