■ 第02章第078編
 ■ 第02章第078編

■原書■

Le grand Neptune du profond de la mer,
De gent Punique & sang Gaulois mesle,
Les isles a sang,pour le tardif ramer,
Pluy luy nuira que l'occult mal cele.


■原書置換■

Le grand Neptune du profond de la mer,
De gentil Punique & sang Gaulois mesle,
Les iles a sang,pour le tardif ramer,
Pluie lui nuira que l'occult mal celebre.


■原書直訳■

偉大な海神は海の底深くにある。
異邦のカルタゴ人とガーリア人は血の交わり。
それから、島々は血脈の方向へ緩慢に船を漕ぐ。
雨が光を妨げ有名な災難は隠された。


■直訳を意訳■

偉大な海神(「ノアの大洪水」の大津波)は海の底深(海底の底深くマントル層)くにある。
異邦のカルタゴ人(アフリカ大陸)とガーリア人(フランス国=ヨーロッパ大陸)は血の交わり
(両大陸は強く結合する。両大陸は連結して連動する。)。
それから、島島(大陸)は血脈の方向(アフリカ大陸からヨーロッパ大陸の方向)へ緩慢に船を漕ぐ。
(「地球の極の滑り回転」を起こし緩慢に移動する)
雨が光を妨げ、有名な災難(大津波に依る殺戮と破壊)は隠された。


■平易意訳■

偉大な海神の「ノアの大洪水」の大津波は海の底深い、海底の底深いマントル層に原因がある。
アフリカ大陸とフランス国「ヨーロッパ大陸」の両大陸は強く結合する。
そして、両大陸は連結して連動する。
それから、大陸はアフリカ大陸からヨーロッパ大陸の方向へ緩慢に船を漕ぐ様に移動する。
「地球の極の滑り回転」を起こし、フランス国を南から北へ緩慢に移動する。
雨が光を妨げ有名な大津波に依る殺戮と破壊は隠された。


■解説と補足説明■

「ノアの大洪水」の発生による大殺戮の時期の説明である。
「地球の極の滑り回転」の回転方向について説明している。
「アフリカ大陸とヨーロッパ大陸」の表現に気が付けば、その意味は容易に理解できる。
「地球の極の滑り回転」の回転方向はフランス国を南から北へ移動するとある。
この内容は他の詩と合わせて解読すると良く理解できる。