■ 第04章第099編
 ■ 第04章第099編

■原書■

L'aisne vailland de la fille du Roy,
Repoussera si avant les Celtigue,
Qu'il mettra foudres,combien en tell arroy,
Peu,& loing puis profondes Hesperique.


■原書置換■

L'aine vaillant de la fille du Roi,
Repousser si avant les Celtigue,
Qu'il mettre foudre,combien en tell arroi,
Peu,& loing puis profondes Hesperides.


■原書直訳■

王妃の勇敢な年長の娘。
ケルト人の前へ撃退する。
大樽を用いてそれほど多くの遺丘の行列を作る。
極僅かの間に、遠い過去、そして深層のヘスペリデス


■直訳を意訳■

王妃の勇敢な年長の娘。(地球の一番表面のマントル層)
ケルト人の前(ドイツ人の住む地域)へ撃退する。
大樽(「ノアの大洪水」の大津波)を用いてそれほど多くの遺丘の行列(累いるいたる死体と墓の配列の例え)を作る。
極僅かの間に(数日で人類は滅亡する。)、遠い過去(太古に製作した「ノアの大洪水」のシステム)、そして深層のヘスペリデス。
(ギリシァ神話;ヘスペリス姉妹は黄金のリンゴを大蛇ラドンの助けを受け守っているが、ヘラクレスに11または12の課題として盗まれた。)


■平易意訳■

地球の一番表面のマントル層はドイツ人の住む地域の方向へ進行する。
「ノアの大洪水」の大津波を用いて、大変に多くの死体と墓の配列を作る。
極僅かの間、数日で人類は滅亡する。
太古に製作した「ノアの大洪水」のシステムである。
そして、深層のヘスペリス姉妹は黄金のリンゴを大蛇ラドンの助けを受け守っているが、ヘラクレスに11または12の課題として盗まれた。


■解説と補足説明■

この詩は「ノアの大洪水」について説明しているのであるが「ギリシァ神話」を知らないと解読しにくい予言詩である。
解読のポイントは「ヘスペリデス=ギリシァ神話;ヘスペ リス姉妹」である事に気が付く事である。
そして、ヘスペ リス姉妹=3姉妹、 黄金のリンゴ=地球、大蛇ラドン=地球の重力による圧力、ヘラクレス=惑星の直列、リンゴ=マントル層間を滑らないようにしている最大静止摩擦力、盗む=最大静止摩擦力を取られ地球は滑り回転を始める、等に例えられている事である。
「ヘラクレスに11または12の課題」で「ノアの大洪水」の原理の説明に用いている。
「諸世紀」では「ノアの大洪水」の説明に多数用いていが、この例えに気が付かないと解読出来ません。
「遠い過去、そして、深層のヘスペリデス」と短い詩の中に、「ノアの大洪水」のメカニズムと位置と遠い過去に組み込まれたものである事を語っている。
ノストラダムスさん凄い詩人だね!!!−−