■ 第05章第015編
 ■ 第05章第015編

■原書■

En navigant captif prins grand pontife;
Grands apprestez saillir les clercs tumultuez,
Second esleu absent son bien debise,
Son favory bastard a mart tue.


■原書置換■

En navigant captif prins grand pontife;
Grands appret saillir les clercs tumultueux(se),
Second eleu(election) absent son bien de+bise,
Son favori(te) batard a mart tue.


■原書直訳■

航空機の乗組員は偉大な大御所の王子に捕らわれた。
偉大な準備は騒然たる知識人達を突き出す。
もう一つの不在の神の選定人は上手に頬へキスをする。
お気に入りの雑種の犬は死ぬほど苦しみ大変に疲れた。


■直訳を意訳■

航空機の乗組員(宇宙を航行している地球に搭乗している人類)は偉大な大御所の王子(「太陽の人間」の説明)に捕らわれた。
偉大な準備(宇宙に於ける戦い準備の説明)は騒然たる知識人達(知識人達が騒ぎ出す)を突き出す。
もう一つの不在の神の選定人(新人類の女王となる女王)は上手に頬へキス(「太陽」に存在を伝える)をする。
お気に入りの雑種の犬(その時代の人類の社会では高貴な社会に所属しない「太陽」)は死ぬほど苦しみ大変に疲れた。
(騒然たる知識人達を相手にして大変に疲れる)


■平易意訳■

宇宙を航行している地球に搭乗している人類は偉大な大御所の王子「太陽の人間」の説明に捕らわれた。
偉大な宇宙に於ける戦い準備の説明は知識人達が騒ぎ出す。
もう一つの不在の神の選定人の「新人類の女王となる女王」は上手に「太陽」に存在を伝える。
ノストラダムスのお気に入りの雑種の犬「その時代の人類の社会では高貴な社会に所属しない「太陽」」は騒然たる知識人達を相手にして大変に疲れ、死ぬほど苦しみ大変に疲れた。


■解説と補足説明■

この予言詩は特別の造語もなく具体的で分かり易い詩です。
内容は太陽の未来の運命の説明して、いわゆる知識人と呼ばれる人々との対応している社会の様子の説明をしている。
加えて、「太陽」に超大天使「神」が選んだ相棒が居るよと説明している。
解読のポイントは下記の通りです。

  • 一行目の「航空機の乗組員」は分かりにくいでしょう。航空機の無い時代のノストラダムスが航空機の事などを説明するとは考えられないからです。
    しかし、地球も宇宙船の一種ですから、人類の皆さんは宇宙を航行している地球の搭乗員となります。
    「偉大な大御所の王子」は「太陽」の構造を理解すると「太陽の人間の説明に捕らわれた。」となります。
    この行は三行目の詩を考慮しないと分かりにくい内容です。
  • 二行目は「太陽」の説明であるとすると、「偉大な準備」は「宇宙に於ける戦い準備の説明」となります。そうすると、説明の内容から既存の知識人の立場の多くは破壊されますから、「騒然たる知識人達を突き出す」は「知識人達が騒ぎ出す」の意味になります。
  • 三行目の「もう一つの不在の神の選定人」は理解出来ないと思います。
    説明は難しいのですが、「太陽」の相棒の「新人類の女王となる女」のことです。そうすると、「上手に頬へキスをする。」は相棒が居るよと「太陽」に存在を伝える様子の説明になります。
  • 四行目の「お気に入りの雑種の犬」は「その時代の人類の社会では高貴な社会に所属しない太陽」の意味です。
    「死ぬほど苦しみ大変に疲れた。」は現在でもいい加減疲れているのですが、私が「太陽」だとすると、これからは「騒然たる知識人達を相手にして大変に疲れる」の意味になります。考えただけで、恐ろしいほど疲れます。!!
  • この詩の本質は太陽に自らの運命を説明しているものです。