■ 第09章第064編
 ■ 第09章第064編

■原書■

L'Aemathion passer monts Pyrenees,
En Mars Narbon ne fera resistance,
Par mer & terre fera si grand menee,
Cap n'ayant terre seure pour de meurance.


■原書置換■

L'Aede+math+ion passer monts Pyrenees,
En Mars Narbonne ne fera resistance,
Par mer & terre fera si grand menee,
Cap n'ai+ant terre seure pour de meure.


■原書直訳■

ギリシャ神話の数学を良くするアオイドスはピレネー山脈を通る。
3月のナルボンヌ(オード県)は抵抗しない。
海と大地は偉大な鹿の逃げ道すら無い。
地球の頭は厳しさの代価として死ぬ。


■直訳を意訳■

ギリシャ神話の数学を良くするアオイドス(音楽と予言の神に例えて「太陽」)はピレネー山脈を通る。(フランスへ来るの比喩的な表現)
3月のナルボンヌ(オード県)(フランスへ来るの比喩的な表現に関連してフランス国の意味)は抵抗しない。
海と大地(「ノアの大洪水」の「地球の極の滑り回転」に依る大津波に依る滅亡)は偉大な鹿の逃げ道(極僅かの逃げ道の比喩的な表現)すら無い。
地球の頭(人類の代表となっている「太陽」)は厳しさの代価として死ぬ。(人類の滅亡への過程の対応にある理由で)


■平易意訳■

ギリシャ神話の数学を良くする音楽と予言の神のアオイドスの「太陽」はピレネー山脈を通りフランス国へ来る。
3月のフランスへ来るのにフランス国は抵抗しない。
「ノアの大洪水」の「地球の極の滑り回転」に依る大津波に依る滅亡のシステムを持つ「海と大地」は極僅かの生きる残る為の逃げ道すら無い。
人類の代表となっている「太陽」は人類の滅亡への過程の対応の理由で厳しさの代価として死ぬ。


■解説と補足説明■

この予言詩は「Aemathion」の造語を解読出来れば具体的で分かり易い詩です。
内容は太陽の未来の運命の説明とフランス国へ説明しに行くことの説明です。
解読のポイントは下記の通りです。

  • 一行目の「Aemathion」を「Aede+math+ion」の合成語と分解すると次ぎの意味になります。
    「Aede」は古代ギリシャ神話のアオイドス(吟遊詩人)の意味と分かりますが、十分では有りません。そこで、アオイドスを調べてみると次ぎの意味になります。
    アオイドスはアオイデでゼウスとティタン族のムネモシュネ「記憶の意味」の翼を持った子供のムサ達のことで、メレテ「実践」、ムメネ「記憶」、アオイドス「歌」の3姉妹の事です。この姉妹達は美術、音楽、文学から歴史、哲学、天文学の神と理解されています。そして、「音楽と予言の神」と考えられています。
    「math」は数学の意味です。
    また、「-ion」は「-iosn」で「行為」の意味です。
    そうすると、「Aemathion」は「ギリシャ神話の数学を良くするアオイドス(音楽と予言の神)」の意味になります。3姉妹、予言、数学的に取り扱うの意味から「太陽」の意味と解読しました。
    「ピレネー山脈を通る。」はノストラダムスが良く用いる「フランスへ来るの比喩的な表現」と考えられます。
  • 二行目の「3月」は西暦1999年か2000年の意味ですが、現在は分かりません。ただ、私は他の予言から西暦1999年3月と考えています。
    「ナルボンヌ(オード県)」はフランスへ来るの比喩的な表現に関連してフランス国の意味と考えられます。そうすると、「太陽の語ることに反対した人々」もフランスへ行くことに反対しないの意味になります。
  • 三行目の「海と大地」は地球全体の意味になり、少しの逃げ道も無いのですから、「ノアの大洪水」の「地球の極の滑り回転」に依る大津波に依る滅亡の意味になります。
    「偉大な鹿の逃げ道」は「極僅かの逃げ道の比喩的な表現」で、「無い」のですから滅亡の意味になります。
  • 四行目の「地球の頭」は「人類の代表となっている「太陽」」の意味と考えられますから、「宇宙からの都市攻撃」の後で人々が事の重大性に気が付く頃になります。
    「厳しさの代価として死ぬ。」は「太陽」の「人類の滅亡への過程の対応の理由」で死ぬことの説明となります。
    そうすると、時期は西暦1999年の11月頃から西暦2000年4月頃の予言になります。
  • この詩の本質は太陽に自らの運命を説明しているものです。