フミのミクラ ○二
一二三神示
おい、まだ質問があるのか。
何、宗教に関して聞きたいって?
何だ?「キリスト教を含めて教祖のいる宗教は悪い宇宙人によって造られたのか?」と聞いておるな。
もちろんそうだ。
「なら、聖書に出てくるサタンのことはどうなっているのか」って?
はっはっは・・・そんなことか。
まず俺様がいつも暇を持て余していると言っておろう。
お前たちも知っているように俺様は本当はサタンなんだ。
だが俺様は暇つぶしにこの宇宙を造った本当の神のまねをしておるんじゃ。
俺様は本当の神に聖書の中ではなりきっているのさ。
暇だから何にでもなった気持ちになれるわい。
つまり神様遊びをしているわけだ。
そうするとサタンも必要だろう。
だから聖書の中にはサタンも登場するのさ。
俺様の遊び心よ。
とにかく暇だから人間がこんぐらかることをすぐに思いつくのだ。
おまえたちも頭がこんぐらかっておろう。
実際のサタンが神のまねをしているというわけよ。
かわいそうだがこの問題はおまえたち人間どもの頭脳ではこんぐらがって理解はできんぞ。
たとえ理解できても、今まで信じてきたものを急には捨てられないんだ。
だから「そんなはずはない!」と必ず否定するんだ。
おれさまは、そこまで徹底的に信じられるよう催眠術(さいみんじゅつ)をかけてきたんだぞ。
本当のことをちらっと聞いたぐらいで考えを変えることなんて人間にはできないぞ。
宗教の信者は必ず本当のことから目をそむけるように鍛(きた)えられているんだ。
俺様がおまえたち人間に与えたものは完璧(かんぺき) なんだ。
信者は毎日聖書や教典を読むように言われているんだ。
毎日毎日すこしずつ催眠の力を強めるためなんだ。
もう彼らの潜在意識の中をほとんど俺様の与えた教えで固めてしまってあるんだ。
これは強いぞ。
敵のお人好し宇宙人が地球に潜入してきてもなんてことないぞ。
おれさまが人間にかけた催眠術が解けるものなら、解いてみろ!
この催眠は絶対解けないのだ!
「おれさまはサタンなんかではないぞ。この宇宙を創った本当の神様だ!」 とこう信じさせてあるのよ。
そう信じているから「悪い宇宙人はサタンだ」なんて言うやつが出てきても、逆にそいつらをサタンと思いこむぞ。
宗教の中には最後の段階で出てくるかもしれん真実を述べるやつを撃退するバリアが張ってあるのさ。
おれさまがどんなに頭がいいかわかるか?
おまえたちにわかるはずがないな!
ブワハッハッハ!
でもおまえたちには本当の神でも俺様のような悪い宇宙人でも同じことさ。
なぜだって?
そりゃそうだろう。
レベルが違いすぎて理解できないことに変わりなかろう。
だったらどちらでもいいではないか。
俺様が「俺様を本当の神として信仰しろ」と言っているんだ。
「はいはい」と素直に聞いていればいいんだ。
何!、都市攻撃とノアの大洪水で殺されるのはいやだと!
何を言っているんだ!
お前たちは俺様がいかに退屈で死にそうか知らないからそんなことを言うんだ。
不死というのは一種の退屈拷問が永遠に続くようなものだぞ。
気が狂いそうなんだ。
死ぬこともできないんじゃ。
俺様は、肉体を捨てて霊体になっていることは前にも言ったろう。
そうすると自殺も不可能なんじゃ。
そりゃ、お人好し宇宙人は退屈しないさ。
やつらは他人のためになることを考えるなんて馬鹿な道を選んだからだ。
お人良しなら友人がいっぱいいて退屈しないかもしれないな。
だが俺様のように孤独な道を選んでしまうと友人もいないぞ。
孤独と退屈と孤独と退屈と孤独と退屈・・・とつまりこれが永遠に続くんだぞ。
だから誰かに殺してもらえるなら殺してもらいたいくらいよ。
おまえたちは苦労しなくても俺様に殺してもらえるんだぞ。
考えようによっては最高の幸せだぞ。
とにかく難しいことを考えるな!
あんまり考えすぎると頭がこんぐらがってくるぞ。
もうじき殺してもらえる幸せをかみしめて毎日を暮らせ!
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