地球編「神サタンのつぶやき」

神サタンのつぶやき良い宇宙人と悪い宇宙人の話

NO46「心優しい宇宙人の性格」

また何か質問があるのか。
2002年になって天使軍団の攻撃が少なくなってきたんだ。
俺様は最近暇だぞ。
だから質問を許すぞ。
何！　お人好し宇宙人の性格を知りたいって？
バカモン！
俺様と反対に決まっておるではないか。
俺様は生命を創ったが、創った生命をいたぶり、殺すのが趣味じゃ。
やつらはこの喜びが全然わからん馬鹿者どもの集団よ！
アメリカ人がバッファロー狩りで、「楽しみのためだけに多くのバッファローを銃の標的にして殺しただろう」
あれは俺様の性格そのものを表しておるのよ。
俺様はあのときからアメリカ人はなかなか見応えのあるやつだと感じていたのよ。
ああゆう生命をいたぶり殺すというのは、俺様がとっても好む性格なんじゃ。
お人好し宇宙人はこのすてきな性格がわからないらしいな。
やつらは馬鹿だから仕方ないか
退屈しのぎには生命をいたぶり殺すというのは一番良い方法なんじゃ。
石や土塊を粉々にしてみてもつまらんじゃろう。
生命を持つものは殺されそうになったら逃げ回るじゃろう。
逃げ回るやつらを殺しまくるんじゃ。
これがとってもおもしろいんじゃ。
お前たちにこれ以上ワクワクすることが見つけられるか？
もし見つけられたら俺様にこっそり教えてくれ。
退屈で退屈で気が狂いそうになれば、俺様の気持ちが理解できるさ。
キリスト教徒も良心を麻痺させて、異教徒・異人種に虐殺行為を繰り返してくれたぞ。
古くは十字軍の遠征だな。
それから、中世のユダヤ人迫害、異端審問があったぞ。
旧教徒と新教徒の殺し合いもしてくれたぞ。
まったく見事に良心を麻痺させてくれたぞ。
俺様をとっても喜ばせてくれたんじゃ。
前にも言ったが魔女狩りをしてくれたぞ。
これで大量に霊感人間を火あぶりにしてくれたしな。
そして近世から現代にかけては、見上げたやつらがいたぞ。
メイフラワー号に乗ってヨーロッパからやってきた連中よ。
アメリカに着いた時気候が寒かったぞ。
食べる物も無かったな。
そのときお人好しインディアンが馬鹿親切に彼らに食べ物を分け与えたんだ。
そのうえ作物の作り方や寒さのしのぎ方など教えたんだ。
だがさすが俺様が目をかけた連中さ。
親切を仇で返したぞ。
ほとんどのインディアンを殺しまくったな。
これもインディアンが異教徒だったから、良心の呵責を感じる必要がなかったんだ。
宗教とはすごいだろう。
これこそ俺様が大喜びした行為さ。
親切を仇で返す、なんて見上げた根性だ
又やつらは見上げたことに、アフリカ人をいっぱい奴隷にしたぞ。
床から天井近くまでぎっしり詰め込めるだけ船に押し込んだんだ。
そしてアフリカからアメリカまで運んできたんだ。
彼らアフリカの人間は運ばれる途中に船の中で10人のうち9人まで死んだんだ。
そりゃそうさ。
トイレも無い船倉に詰め込めるだけ詰め込んで運んだんだからな。
長い航海をアメリカ本土までたどりつく間に生きていただけでも奇跡に近いぞ。
彼らキリスト教徒にとって異教徒は牛・馬以下の存在だったのよ。
それもこれも俺様が発明した宗教の威力さ。
人間の良心を麻痺させるにはこれしか無いぞ。
俺様は宗教を考えついて本当に良かったと思っているぞ。
隣人愛なんてちらっと書いてあるな。
だが、あれはほんの付け足しさ。
いつも言うように俺様は宇宙を創った本当の神のまねをしているんだ。
神様ごっこをしている以上、多少は俺様の嫌いなものもまぜてあるのさ。
「右の頬を打たれたら,左の頬を出せ」だって？
自分でこれを言うことを部下のキリストに命じておきながら、自分ながら笑ってしまったぜ。
本当は「相手の右の頬を打ったら、同時に相手の左の頬も忘れずに打て」と言わせたかったんだ。
だが、多少はかっこうをつけたのさ。
これでわかったか！
お人好し天使連中は、他の生命をかわいがりすぎるのよ。
人間はくれぐれもそうゆう性格になってくれるな。
魂になって俺様が食べる時、全然うまくないんじゃ。
できるだけ俺様好みの味になってくれ。