良い宇宙人と悪い宇宙人の話NO50 地球編「神サタンのつぶやき」

 

おいおい、俺様の餌となる人間ども、餌になる前に俺様の軍隊と盛大に戦ってくれよ。

おれさまの部下たちがおまえたちと戦うのをながい間楽しみにしてきたんだ。

おれたちにとっては、楽しいゲームの一つなんじゃ。

そのためにはお前たちは、すこしは強くなくてはならんぞ。

かんたんに「負けました!」なんて言わせないぞ。

おまえたちは必死で抵抗せねばならんのだ。

人類始まって以来の最大の防御軍を今すぐ構築するのだ。

俺様たちは暇で暇で死にそうなんだ。

おまえたちを殺しに行く時にも、お前たちがうんと抵抗してほしいんだ。

俺たちの遊び心を多少なりとも満足させてくれ。

そのためにアメリカ合衆国の軍隊を鍛えに鍛えて強くしてあろう。

俺たちの軍隊は月から地球に向かうとき、ゆっくりゆっくりと地球に接近するからな。

なぜだかわかるか?

お前たちの軍隊が少しでも準備できるように時間をやるんだ

その間にできる限りの防衛力を構築するのだ。

だが本来ならそれぐらいの短い期間では急には軍備を増強できんぞ。

アメリカ合衆国には月にいるおれたちを常に観測している「月の監視人」がおろう。

そいつらは、一刻も早く人類に「おれたちが攻撃してくる」という情報を流さねばならぬぞ。

さもないと、えらいことになるぞ。

おれたちが月から攻撃に向かいだしたときに世界に発表しても遅すぎるぞ。

彼らは「月に悪い宇宙人がいることがわかっていて常に観測していたのなら、なぜもっと早くわれわれに教えてくれなかった!」と全世界からうらまれるぞ。

「もう少し早くわかっていたら、重要な人類の文化遺産も食料も備蓄できたのに!」

「今となっては何もできないではないか」とめちゃくちゃ責められるぞ。

「月に悪い宇宙人が住んでいたなんて、知らなかった」

なんて言い訳を信じてもらえるほど甘くはないぞ。

アポロ計画以後、30年間も月に人間を送り込まなかっただろう。

そのときになったら、このことを世界中の人間は思い出すぞ。

「アメリカ合衆国は月に悪い宇宙人が住んでいたことを知っていたんだ」

「だから月に行けなかったんだ」とみんな理解するぞ。

アメリカ合衆国も大英帝国も軍隊を持っている間は世界中の人間に責められても大丈夫だぞ。

だがその軍隊もおれたちの「都市攻撃」で壊滅するのだ。

そのときアメリカ合衆国国民と大英帝国国民、ならびに裏から彼らに圧力をかけていると信じられているイスラエル国民の運命は言う必要が無いな

人類は全てを破壊されてしまうんだ。

生き残ったやつらはほとんどが気が狂う寸前の精神状態になっておるぞ。

すぐに生き残ったやつらはアメリカ人、イギリス人、イスラエル人の責任を追求するぞ。

彼らの精神状態なら連中を見つけ次第虐殺して食料にするぞ。

当然だろう。

アメリカ合衆国が情報を公表しなかったお陰なんじゃ。

全世界の人間が建物も食料倉庫も破壊され飢え死寸前となったのは。

アメリカ人が食料の替わりになるのは当然だ!

狂いかけている人類はそう思うぞ。

前にも言ったように俺たちはゆっくり地球に近づくぞ。

もうその時からアメリカ人は恨まれだすぞ。

たとえそのときまだ軍隊があっても海外在住の連中の身は危ないぞ。

俺たちはいつも言っておるように、人間が人間を虐殺するのが大好きなんじゃ。

この時アメリカ人がいかに殺されるか見物じゃわい。

おれたちは今みんなで賭をしておるところじゃ。

もしこうなったらアメリカ人のうち、何人生き残れるかだ。

まあ、生き残るのは多分数人だな。

都市攻撃の後で軍隊をすべて破壊されてしまうぞ。

そうなったらアメリカ人は何の抵抗もできんぞ。

「なぜもっと早く教えてくれなかった」と本当に恨まれるぞ。

今何も知らされていない国民は気の毒じゃが、仕方ないな。

政府が教えなくても、「その政府はアメリカ人が選んだ政府だ」という理屈になるぞ。

「政府の責任は国民・市民の責任だ」という理屈になるぞ。

とにかく「都市攻撃」の後は世界中の連中は1/3はその精神的ショックで発狂してしまうんだ。

残った者も発狂寸前だぞ。

そうゆう連中がすることだ。

ひとかけらの理性も残っていないぞ。

アメリカ市民は今から覚悟がいるぞ。

政府が秘密にしたことで、市民が虐殺されるのだ。

これはとっても楽しい見物ができるぞ。

そのときには親切なアメリカ人も冷酷なアメリカ人も見境なく虐殺されてしまうぞ。

なにせ発狂寸前の人間のことだ。

見分けるための理性なぞ残っていないぞ。

アメリカ国民はアフリカ奴隷もインディアンも平和に暮らしていたバッファローも過去にそうやって虐殺してきたんだ。

それまで追求されるぞ。

市民は今すぐにでもデモ行進でも何でもしないとえらいことになるぞ。

政府の秘密主義を追求しないと大変だぞ。

何もしなければ自分たちが殺されるんだぞ。

アメリカ軍隊がイラクを攻撃するのを国内でのほほんとニュースで見ている時ではないぞ。

まず政府の秘密主義をたたかないと、結果は自分たちが食料になるんだぞ。

なぜ俺様がこんなことを教えるか、わかるか。

俺様はアメリカ人が世界中の人間に食べられるのを見たい気持ちは十分あるんじゃ。

だが早くアメリカ合衆国政府によって「おれたちの攻撃が間近である」ことを発表してもらいたい気持ちもあるんじゃ。

発表されたら「地球防衛軍が必要だ」と人類は思うぞ。

そうして世界中がアメリカの意見を受け容れ、その工業力を総動員して欲しいんじゃ。

つまりもっともっと防衛力を増強してほしいんじゃ。

人類がこれ以上は無理というぐらいすごい地球防衛軍を構築してほしいんじゃ。

俺様の言っていることがわかるか?

俺様は人類相手に少し派手に戦いたいのよ。

人類は戦う相手としてはあまりにも弱すぎるんだ。

だから少しでも強くなって欲しいのよ。

でも人類が弱くてアメリカ人が食べられるところも見たい気持ちもあるんだ。

だからどちらでもかまわんのだ。

アメリカ人やイギリス人、イスラエル人が全員食料にされるところを見るのがおもしろいか。

地球防衛軍が増強されて、われわれの「都市攻撃」のとき地球の戦闘機とドッグファイトを盛大に楽しむか。

どちらにしても俺たちは楽しめるのじゃ。

どちらが楽しいか、俺たちの間で賭をしているやつらがだいぶいるぞ。

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