良い宇宙人と悪い宇宙人の話NO53 地球編「神サタンのつぶやき」

 

おや、この預言詩も解読キーを持っていない俺様にも解けそうだぞ。

第一章第四十八編

 

{原書}

Vingt ans du regne de la lune passez,

Sept mil ans autre tiendra sa mon archie,

Quand le soleil prendra ses jours laissez,

Lors accomplit a fine ma Prohecie.

 

{原書置換}

Vingt ans du regne de la lune passez,

Sept mil ans autre tiendra sa mon archie,

Quand le soleil prendra ses jours laissez,

Lors accomplit a fine ma Prohecie.

 

月の支配の20年が過ぎ去る

7000年紀に別の者が彼の王国を築く

太陽が残された日々を理解したとき

その時我が予言の意図は完成する。

この詩は見ただけで気分が悪くなってきたぞ。

 

月の支配の20年が過ぎ去る

月の支配の20年が過ぎ去る、だと!

20年とはカバラでは2000年を意味することがあるではないか。

俺様が月から人類を支配したキリスト教世紀である2000年が終わる、などとふざけたことを預言しているぞ!

 

7000年紀に別の者が彼の王国を築く

何、又ノストラダムスのやつめ、ふざけた数え方をしているぞ。

人類の歴史7000年をここで持ち出してきているぞ。

何で2000年と書かずに7000年季、としたのだ?

ということはキリスト教世紀の数え方がこのとき終わってしまう、ということを言っているんだ。

「別のものが彼の王国を築く」とは?

これは、やつらお人好し宇宙人に指導された別の世界ができていますよ、と言っているんだ。

まったくふざけた預言だ!

俺様はまだお人好し宇宙連合に完敗したわけではないぞ。

この預言だと俺様が完敗することになるではないか!

完敗して、人類はキリスト教世紀を捨てることになってしまうではないか!

ちきしょ〜!

そうはさせるか!

 

太陽が残された日々を理解したとき
その時我が予言の意図は完成する

何、また太陽か!

やはり、この預言は俺様が推理したとおりだ。

つまり太陽と呼ばれる人物に宛てた暗号書なのだ。

お人好し宇宙人から送り込まれた潜入者を俺様は必死で探しているぞ。

そいつは超能力を持っているに違いないんだ。

だが見つからなかったぞ。

そこで
「その潜入者は強力な催眠術でその記憶をフリーズさせられた存在」だ。
「普通に探しては一般人とあまり大差がないので見つからないんだ」
と推理したぞ。

どうもこの推理は正しいらしいな。

つまりノストラダムスは、こう言いたいんだな!

この預言の受取人に指定された太陽という人物ががいる。

太陽にかけられた催眠術が解ける時が来る。

そして、もとの太陽の高い能力にもどる日が来る。

心がその偉大な元の能力をとりもどす時が訪れる。

その偉大な心による人類にたいする指導が完璧にできる時が来る。

そのとき、ノストラダムスの預言の目的が完了すると言いたいのだ。

ちきしょう!

つまり太陽とは俺様のように超科学を持っているんだ。

タイムワープもスペースワープもできる霊体の存在だったのだな。
そいつが普通の人間の中に忍び込んできたんだ。

今どこかでノストラダムスの預言の解読をしているというわけか!

ところが現在は強力な催眠術でその能力を眠らせてある。

つまり
「たとえ俺様につかまっても眠っているから宇宙連合については何も俺様に知られることはない」というわけだ。
「現在は能力が眠っていてふらふらしている」
「だがそのうち、その催眠が解けてくる」とノストラダムスは言いたいのだな!

それでわかった!

現在太陽の側に張りついてあっちへ移動したりこっちへ移動したりしているあの土星型超巨大宇宙戦艦のことが。

土星のあの輪をのばしたり短くしたりしているのは、あれは眠らされた太陽の能力が解除されていく過程を表現しているのかもしれんぞ。

この預言は俺様が読んで腹をたてることを目的にして造られた預言に違いない!

 

「この戦闘には大天使が参加しているぞ」

「つまり、地球に潜入した超科学を持った大天使にそんな強力な催眠術をかけられるのは、同じく超科学を持った大天使だ」

「そうゆう大天使が複数参加しているぞ」

「だから、たった一人の俺様に勝ち目は無い」

「早めにあきらめろ」

 

と脅しているんだ。 だから解読キーを持たない俺様にも簡単に予言が解読できるように書いてあるのだ!

ああ、ますます腹が立ってきた!

 

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