良い宇宙人と悪い宇宙人の話NO57 地球編「神サタンのつぶやき」

 

俺たちは彗星の出現に合わせて地球のマントル層にパワーを送っているが、今は予期しない宇宙戦争が始まってしまったから、いそがしさにかまけてパワーをアップさせるのを忘れるところだったわい。

忘れなくてよかったぞ。

オッ! ここにノストラダムスの預言に 「空に彗星が走るとき、3人の王子が敵対する」 という預言があるぞ。

彗星とはおれたちがパワーを送る指標にしているものではないか。

すると3人の王子とは何を意味しているんだ。

おれたちは彗星の出現に合わせて月からマントル層に送るパワーを増加させているな。

マントル層と王子とは何の関係もなさそうではないか。

いや、ちょっと待て!

マントル層は3層あるではないか。

3層のマントル層!

わかった!

マントル層を3人の王子にたとえているんだ。

マントル層の上から長男、次男、三男というわけか。

そうするとその王子が敵対する、とはおれたちが送るパワーと惑星からのパワーによってマントル層にずれが始まる、と言いたいんだ。

俺様もノストラダムスの預言を解読する方法がわかってきたぞ。

俺様は解読キーなどもっていないが、俺様がしようとしていることが、どのように書いてあるかを知れば、ノストラダムスの表現方法がわかるぞ。

おや、ここには又違う預言があるぞ。

「人々に母のように愛されたセリンは 人々がおそれおののく存在になる。
その威力は 天「月」まで響き渡る−−」

セリンとは何だ?

はじめ愛されて、あとでおののく存在?

その威力は天まで響く?

こんなものは「都市攻撃」と「ノアの大洪水」しかないではないか。

ではどちらなんだ? 

はじめ愛される、と書いてあるから「都市攻撃」ではないぞ。

「都市攻撃」など、はじめからだれも愛さんからな。

そうするとこれは「ノアの大洪水」のことだ。

セリン−−−セリン−−セーリン−−セーラン−−セーラ

オッ! わかったぞ。

セリンは、セ−ラ(海兵さん)から海水/海/大洋などの意味だな。

そうすると、この予言は生命の母と人々に尊敬され愛された海は、ひとたび本性を現すと「ノアの大洪水」となって人々を滅ぼす。

それは、人々をおそれおののかせる存在になる。

そして、その大津波の破壊力は、誰一人として阻止することができない軍神/海神となって人々や人々の全てを流しさる。

と、こう言いたいんだ。

システム建設者の神サタンである俺様は 天「月」からもその破壊の荒々しさを、マンゾクして見ることができる。

おお、俺様にとってはこの預言の意味を知(し)るのは簡単ではないか。

ほかにこんな解読をしているやつは人間の中にはいるかな。

ざっと見たところ、誰もおらんな。

セリン(海)が「ノアの大洪水」となって破壊のかぎりをつくす、という事実を知っているのは悪い宇宙人の俺様たちしかいないから、解読できないのは無理ないな。

だが待てよ、もし太陽というやつなら、解読キーを持っているはずだから、これを「ノアの大洪水」のことだと解読するかもしれんぞ。

世界中のホームページを徹底的にしらべて、この預言が「ノアの大洪水」のことだと知らせているものを探そう。

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