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一二三神示
日当たりの良い南向きの斜面を選んでテントを張ればその周りすべてが山菜の宝庫である。
枯れ草の間を縫ってワラビが顔を出しているだろう。
さっとゆでて、しゅうゆとワサビで食べる。
天然のワサビが群生している渓流の小さな沢があるかもしれない。
目の粗い石を拾ってきて、その上ですりおろし、とりたてでサッとゆでただけのワラビのサシミ、少しカツオブシをかけたりすると珍味である。
ふきのとうはいたるところに出てくる。
ようやく土の中から芽を出したぐらいのやつを取って、焼いたり、みそ汁に入れたり、刻んで香りを楽しんだりと各種の楽しみ方がある。
ゼンマイはちょっと湿った山の急斜面に多く出る。
オス・メスがあって、綿をかぶった柔らかいメスゼンマイでなければ、食べてもうまくない。
学術的にはそんな区別の仕方はないのかもしれないが、オスゼンマイの見た目はまったくのキンタマである。
これは固くてまずい。
ゼンマイは保存食として一級品で、山に住む人たちの重要な栄養源になっている。
まず大きな鍋で煮立てて、柔らかくしてから天日で干す。
水分を或る程度抜いてからさらに灰をまぶしてよくもんで、なじませ、水を切る。
天日でさらにカラカラになるまで乾かして完成。
食べるときは水で戻してから使う。
ウド、タラの芽、ヨモギ、ツクシ。
その他いくらでも春の野山には山菜があふれている。
料理法のわからない人はそのまま食べてしまえばごてごて味付けする必要はない。