{説明 5}
地球が極回転するには 地下400Kmの境界層を破断しなければ滑り回転を開始出来ません。何か気が付かない・見落とし安い理由があるはずです。この様な場合,原点に戻って考える必要があります。
結論として,地球の極回転の現象は 地球表面の地殻の断層地震と同じものであることに気が付くことです。
この地球表面の断層地震の原理を思い出して下さい,まず断層は 圧力を受けて長い時間かけて歪みを蓄積します。そして,限界を越える(最大静止摩擦力を越える)と断層を破断して滑りだします。これが,地球表面の地震です。海底の場合は 津波を誘発します。地球表面では 断層の滑りの距離は 断層の長さにもよりますが,たかだか数十メ−トルです。
もし,これと同じ原理で地下400Kmの境界層を破断しているとすると,上下のマントル層間に歪みが蓄積しない限り破断しません。そうすると,地下のマントル層の歪みの蓄積を検討する必要があります。
この歪みの蓄積の計算は 数式の嫌いな方達にとっては難解なものです。しかたないので,次のように理解して下さい。
太陽系の惑星は 地球の内部の各層に対して,引力を働かせ引っ張り・極回転させようとしています。この引力と極回転させようとしている力が,地球表面の断層に加わる圧力と同じ効果を,もっています。
「地球の地下のマントル層に加わる圧力の歪みは 地球の自転軸の傾斜にたいする惑星の位置と引力の時間・時間の集積に比例します」。
よけい分からなくなったと叱られそうです。簡単な例で説明しますと
月と地球の引力は 1878です。蓄積周期は 27.3日です。 蓄積量=108
木星と地球の引力は 18です。蓄積周期は 4331.8日です。 蓄積量=2604
となります。引力の月との比は 1%です。しかし,蓄積周期(期間)は 15870%ですので,蓄積量は 2410%となります。
皆さんは 地球の極回転を考える時に単純に引力を考えています。そうすると 月と比較すると合計しても数%にしかなりません。ですが,蓄積量(境界の破断力)は 10000%(100倍)以上となります。
地球の地下400Kmの境界層を破断力は 皆さんが理解しているより強大なのです。小さな引力も長い時間かけると強大な破断歪みを蓄積していくのです。
そのようにして惑星は 地下のマントル層に,ぼちぼちと破断エネルギ−を蓄積しています。バラバラの惑星配列の時は 蓄積の方向が相殺されて問題になりませんが,惑星が一方向に配列し,地球の自転軸の傾斜に対する方向が揃うと,強大な蓄積破断エネルギ−で境界層は 破断してしまいます。
一度境界層が破断すると滑り抵抗は 極端に小さくなり,月と太陽の引力で,地球の地下400Kmのマントル層を浮き上がらせ,境界層の上を滑り始めます。
「惑星の引力だけ計算すると,直列になっても極回転など出来ません。現実に,現代の人類の歴史の範囲では 回転していません。月と太陽による引力の周期が,月で27.3日,太陽で365日です。所が,地球の外惑星(特に,木星・土星・天王星・海王星)の周期は 月の周期の100倍以上です。月に比べて引力は小さくても長い時間,地球の内部に圧力加え続けられます。そうすると,集積されたマントル境界の歪は 月と太陽だけで考えるより巨大なものになります。増して,太陽系の惑星達が蓄積を最大にする地球の自転軸の傾斜と惑星の直配列になると,驚くほどの歪量となります。そして,地球の極回転を停止していたカンヌキ(境界の最大静止摩擦力を越える)を巨大な破断音・振動の発生して外します。」
「以上が,これから近い未来に皆さんが,経験する理由です。この事に気が付かなかつた故に,未来に向かえる悲しい不幸です。
{説明 6}
回転する惑星の配置は 「ノア−の大洪水」の項目の説明用の絵で説明しているので見てください。
地球の極回転が理解出来ましたら,地球義を持ち出して,東経5度の断面で回転させてみて下さい。西暦2000年5月9日,巨大な破断・振動音を開始の合図の後に,その様に回転し始めます。回転速度は 加速期間1/4回転40日,減速期間1/4回転140日です。
海水は 最初の地球の加速極回転と反対の方向に向かって移動します。(正確には 海水は静止しています,地表が海の下を極回転して移動していきます)
減速期間では 海水は 地球の極回転の速度と同じになっていますから,地球義の回転速度を下げると,地表からみて加速期間と反対の方向から海水が回転します。
{説明 7}
「ノア−の大洪水」というのは 早い話が,地下400kmのと所に有る断層(地球全面に渡っている)の破断と滑り現象の事で,原理は地表の地震と同じ事なのです。違いがあると言えば 次の点です。
- 1 断層の破断を起こす歪の蓄積が,地表のプレ−トの移動と異なり,地球の自転軸の傾斜角度と惑星達によってされる事です。(自転軸の傾斜角度に対する角度が重要です。)
- 2 惑星がバラバラに周回している時は お互いに歪方向が違うので問題ないのですが,特定の配列に集まると歪の方向が揃い,静止摩擦力を越えて断層の破断に至るのです。
- 3 地表の断層の破断の場合,伝ぱんが途中で停止するのですが,マントルの境界全体(地球全面)に波及してしまうことです。
- 4 破断すると地表から400kmのマントル層が,極極僅か浮き上がり急速に抵抗を無くして,普通の場合,全てのマントル層が同期して自転しているのに,月と太陽の極回転力で滑り移動することです。
- 5 この事は 宇宙では特別珍しい現象では無くて,普通に観測される現象ですが,地球の場合は 海水をわざわざ大津波に成るように集められている為に,地表の断層地震の津波と比較して桁違いの大津波となる事です。
それもこれも,これから起こる悲しい出来事は 皆さんが
- 確認もせず磁場が逆転すると結論してしまい。先人達の悲痛な叫びの記録の数々を無視して,地表の極回転の可能性を真剣に検討しなかった事実。
- 地球の上部マントル層が3段になっている事は 観測事実から当然なのに,今も重要性を理解しようとしなかった事実。
- 惑星の直列の引力の関係を単純に比較して,地球の内部のマントル層の断層歪のことを無視した事実。
- 例え引力の弱い惑星でも,月と比べて100倍から500倍の長い時間,こつこつと引っ張ると極回転は小さくとも,肝心の断層の破断エネルギ−は 巨大なものになることを無視した事実。
以上の結果なのです。