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フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

諸世紀情報:11347~11368

天空編11347~11368(2009/11/24)より

http://www31.tok2.com/home2/slicer21/0-hl-space-11347.html
~ 0-hl-space-11368.html

<息子セザ-ルへの手紙_01/03>
コメント:===1~===

ノストラダムスの<セザールへの手紙>の邦訳は幾つかある。
http://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/n_index.htm
ノストラダムスサロンにおいて、『新釈ノストラダムス』22-30頁の高田勇の翻訳をアレンジして記載がある。
http://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/proph_text/Preface.htm
<ノストラダムス予言集 息子セザールへの序文>
ただ、この翻訳の転載だけで、その文意が無いので、予言集の予言のような難解な解読を必要としないが、それでも、予言の背景を知らないと、何を語りかけているかが理解できないところがある。
そこで、それらの注釈を加えながら、解説を試みてみる。
ただ、量が多いので、一報~三報の三回に分けて案内する。
この内容を読まれれば、「諸世紀」の予言集の一編一編からだけでは読みとれない内容について記載されていること、将来この予言集を取り扱う者に案内・誘導・解読する場合の注意をしていること、などが「息子セザ-ルへの手紙の形式で将来の解読者たち宛てに記載」してあることを理解できると思う。
ただ、注意しなければならないところは 大きな広がった内容の予言集の案内であるから、その予言集全体を鳥瞰して読まないと消化不良になる。
注釈するについて、<セザールへの手紙>という形式をとりながら、ノストラダムスは、 製作した予言集の解読と広める将来の予言解読者に宛てた内容となっている。
なぜなら、息子セザールへとなっているのに、セザールが死亡した未来の出来事や内容についても、「わが子よ」と云う表現になっているからである。
記述からそれを読み解くことも出来ると思っている。
それは 息子セザールが生きている時代の出来事などの説明のときは 「わが息子セザール・ノートルダム」と表現しているが、明らかに「息子セザール・ノートルダム」が死んでしまっていない時代の内容では 「わが子よ」と云う指摘説明になっているからである。
そこで、「わが子よ」と云う表現に対しては-->「わが予言の子」=「未来の予言の解読者・諸世紀の子」と置き換えている。
取り扱いの手順は 次のようにしている。
{原文}-->{翻訳}-->{意訳}+{意訳注釈}
原文は 一連のもので、翻訳解読するために、34片に分割されているので、通してみることが出来ない。
そこで、{意訳}+{意訳注釈}にまとめて変換する。
そして、通しの「{意訳}+{意訳注釈}」を「平易意訳」としてダイゼストすることにした。

 --- 一報・関連資料 -------

1。 <ノストラダムス3へ>
2。 ノストラダムスサロンの<ノストラダムス予言集 息子セザールへの序文と翻訳と意訳と注釈>
5。 <宝瓶宮>
6。 <巨蟹宮>
7。 <黄道十二宮>
8。 <ウゥルカーヌス>

--- 二報・関連資料 -------
3。 <「{意訳}+{意訳注釈」を「平易意訳」>

--- 三報・関連資料-------
4。 <「{意訳}+{意訳注釈」を「平易意訳」のダイゼスト>





===1===========

http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-entry-148.html#comment4409
ノストラダムスの予言書は「ヴェルブム・デミスム」というカバラの技法を使った宮廷言語で書かれています

イザヤ書の両義予言や、聖徳太子の三義予言などを参考にされて、四行詩の前後4つの詩を一つにまとめてみると解釈の幅が広がります。
http://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/proph_text/Preface.htm
引用>なぜなら、この先政府も党派も宗教もきわめて相反した、しかも現在と比べて正反対な変化をするだろうから、もし未来に起こることを叙述しておいたならば、統治にたずさわる人も党派人も宗教人も信者も自分たちの耳慣れた空想とそれがまったく一致しないと気づいて、これから数世紀先に目撃し納得することができるはずのことどもを断罪してしまうからである。
<セザールへの手紙>は、自分の息子に宛てたものではなく未来の予言解読者たちに宛てて書かれたものだと、一部では解釈されています。
2009/11/05(木) 12:27:47 | URL | Ku_uu #mQop/nM.






===2===========
http://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/n_index.htm
ノストラダムスサロン

http://www.ne.jp/asahi/mm/asakura/nostra/proph_text/Preface.htm

<ノストラダムス予言集 息子セザールへの序文と翻訳>

ノストラダムスが自分の息子セザールに宛てた書簡は、1555年にマセ・ボノムが刊行した予言集初版の巻頭に載せられ、序文の役割を担っている。
一般的には後世の読者が予言を読むための指針を盛り込んでいるといわれ、ノストラダムスの予言に対する思想が読み取れよう。
この中でノストラダムスは、3797年までの絶えざる予言を記したと述べている。
当時セザールはまだ生まれてまもない赤ん坊であった。
訳文は『新釈ノストラダムス』22-30頁の高田勇によるものが唯一フランス語原文からの全訳として利用できるが、原著者のジャン・シャルル・ド・フォンブリュヌの解釈が入り込んでいるので注意が必要である。
ここではフォンブリュヌの解釈である( )内の語句は敢えて削除した。
なお、この全訳は『時の旅人ノストラダムス』の資料(260頁以下)にも再録されているので参照されたい。
テキストは1557年アントワーヌ・ドゥ・ローヌ版のユトレヒト標本を収録しているGF フラマリオン社の『ノストラダムス 予言集、ブリュノ・プティ-ギラールによる紹介』を参照した。
段落の区分けはオリジナルのテクストには見られないが、ここではエドガー・レオニの校訂版に準じたことをお断りしておきたい。
また各段落の原文と訳文は厳密には対応していないので是非とも原文との対比を試みてほしい。


  PREFACE
DE M. MICHEL
NOSTRADAMVS
a ses Propheties
Ad Caesarem Nostradamum filium,
VIE ET FELICITE.

己れの予言に附したるM.ミシェル ノストラダムスの序文
息子セザール・ノストラダムスに献ず。

生と至福を。


01----------------
Ton tard advenement, Cesar Nostredame mon filz, m'a faict mettre mon long temps par continuelles vigilations nocturnes reserer par escipt toy delaisser memoire apres la corporelle extinction de ton progeniteur, au comun proffit des humains de ce que la Divine essence par Astronomiques revolutions m'ont donne cognoissance.

{01翻訳}
わが息子セザール・ノートルダム、おまえがおそまきながら誕生したので、神そのものが星辰の運行で私に知らせて下さった事どもを、人類共有の利益となるように文章で書き記し、おまえの父の肉体的消滅後の思い出としてその記録をおまえに遺しておくために、私は、不眠不休で夜を徹して永い間働き続けた。

{01意訳} 息子セザ-ルへ、
神が星座の運行で知らせてくれた予言の数々を、人類共有の利益と成るように、私が死んでから役立つように、その記録を残しておく。


02-----------------
Et depuis qu'il a pleu au Dieu immortel que tu ne sois venu en naturelle lumiere dans cette terrene plaige, et ne veux dire tes ans, qui ne sont encores accompaignez, mais tes mois Martiaulx incapables a recevoir dans ton debile entendement, ce que ie seray contrainct apres mes jours definer: veu qu'il n'est possible te laisser par escrit, ce que seroit par l'injure du temps oblitere: car la parolle hereditaire de l'occulte prediction sera dans mon estomach intercluse:

{02翻訳}
おまえは自然の光を浴びてこの地方に生れてこなければよかったのだから、私は将来の年代について述べるのではなく、おまえがおくる戦乱の月々について述べたいと思う。
この間、おまえの脆弱な理解力では、私が死後やむなく残さざるをえない事柄を受けとめられないだろう。
時の不正で打ち消されてしまう事柄を書き物の形でおまえに遺すのは不可能だから。
なぜなら、受け継がれるべき隠秘された予言の言葉は我が胸のうちにしまわれることになるから。

{02意訳} 
息子セザ-ル、この地方に生まれてこなければ良かった。
将来の出来事を述べるのではなくて、息子セザ-ルお前が送る日々の戦乱の月日について述べる。
時代の推移の間に、うち消そうとする出来事を、書き物の形で残すことが出来ないから、お前の脆弱な理解力では、私が死後に起きる出来事の説明を理解出来ないと推測する。
なぜなら、受け継がれるべき隠秘された予言の言葉は 我が胸のうちにしまわれ記述の形で残さないからである。

{02意訳の注釈-01}
ノストラダムスの予言の成就を妨害するものがあることを臭わせている。

{02意訳の注釈-02}
息子セザ-ル宛のようであるが、この記述からは「セザ-ル」にことよせて、誰かに説明しようとしているようにも思える文章である。


03----------------
considerant aussi les aventures de l'humain definement estre incertaines, et que le tout est regi et gouverne par la puissance de Dieu inestimable, nous inspirant non par bacchante fureur, ne par limphatique mouvement, mais par astronomiques assertions. Soli numine diuino afflari praesagiunt, et spiritu prophetico particularia.

{03翻訳}
人為の限られた出来事は不確かであり、森羅万象は無窮の神の力によって決定づけられ統べられていると考えるゆえ、バッカスの巫女の狂熱にも譫妄の行動にも私たちは鼓舞されず、天体運動が確認するものに鼓舞されるのだ。
「天体はただ神慮のみから、なかんずく予言の精神から鼓吹された予言を行なった。 」

{03意訳1}
自らの残した予言に関するものとして、人によって起こされた出来事は 不確かなものである。
森羅万象は 無窮の神の力によって決定づけられ統べられていると考えている。
従って、神の配慮の天体の運行から、「予言の精神」に基づき提起された中から予言した。

{03意訳の注釈-01}


04-----------
Combien que de long temps par plusieurs fois i'aye predict long temps auparavant ce que depuis est advenu, et en particulieres regions, attribuant le tout estre faict par la vertu et inspiration divine, et autres felices et sinistres adventures de acceleree promptitude prononcees, que depuis sont advenues par les climats du monde: ayant voulu taire et delaisser pour cause de l'injure, et non tant seulement du temps present, mais aussi de la plus grande part du futur, de mettre par escrit,

{04翻訳}
特定の地域で実際に起きたことを、私はずっと以前に万事を徳の力と神からの啓示によるものとして長い間繰り返し予言してきた。
世界の各地で実際に起こった他の幸せな出来事も、前もっていち早く私は予言していたのであるが、現在の不正ばかりか未来の大部分にはびこる不正のために、私は沈黙を守って書き記すのをやめようと思った。

{04意訳}
ノストラダムスは 神の啓示によって予言をしてきた。
が、現実でも未来でも、妨害が入るので、沈黙と予言の記述を止めようとすら思った。

{04意訳の注釈-01}


05--------------
pource que les regnes, sectes, et religions feront changes si opposites, voire au respect du present diametralement, que si je venois a reserer ce qu'a l'advenir sera, ceux du regne, secte, religion, et foy trouveroyent si mal accordant a leur fantasie auriculaire, qu'ils viendroyent a damner ce que par les siecles advenir on cognoistra estre veu et apperceu. Considerant aussi la sentence du vray Sauveur: Nolite sanctum dare canibus, nec mittatis margaritas ante porcos, ne conculcent pedibus et conuersi dirumpant vos. Qui a este la cause de faire retirer ma langue au populaire, et la plume au papier,

{05翻訳}
なぜなら、この先政府も党派も宗教もきわめて相反した、しかも現在と比べて正反対な変化をするだろうから、もし未来に起こることを叙述しておいたならば、統治にたずさわる人も党派人も宗教人も信者も自分たちの耳慣れた空想とそれがまったく一致しないと気づいて、これから数世紀先に目撃し納得することができるはずのことどもを断罪してしまうからである。
私は真の救世主の警句をも考慮した。
曰く「聖なる物を犬に与うな。
また真珠を豚の前に投ぐな。
恐らくは足にて踏みつけ、向きを反りて汝らを噛みやぶらん」。
この理由から、私は民衆の前から舌を引き、紙から筆を取りあげたのである。

{05意訳}
予言された内容が、意に添わない内容となるものは 自分たちが期待する予言では無いと断罪してしまう。
そこで、真の救世主の警句を考慮した。
「聖なる神の啓示の予言を無知なる犬に与うな。
また、聖なる神の啓示の予言の真珠を価値を評価出来ない豚の前に投じるな。
これら犬や豚たちは 恐らくは 聖なる神の啓示の予言を足にて踏みつけ、向きを反りて汝らを噛みやぶらん

{05意訳の注釈-01}


06--------------
puis me suis voulu estendre declarant pour le commun advenement, par obstruses et perplexes sentences les causes futures, mesmes les plus urgentes, et celles que j'ay apperceu, quelque humaine mutation qu'advienne scandalizer l'auriculaire fragilite, et le tout escrit soubz figure nubileuse, plus que du tout prophetique,

{06翻訳}
そうこうするうちに、万人に好ましい時代の到来のために、意味の隠された難解な文章で未来の、しかもごく近い未来の淵源を言明して広めたいと思った。
人間がどのように変化しようとも、私が知った淵源は脆い耳を乱しはすまい、すべてがまったく予言的というより曖昧な形で書かれたのだから。

{06意訳}
万人に好ましい時代の到来のため、意味を隠し難解な文章に予言を記述するが、極近未来の神の啓示した淵源の出来事を知らしめたいと考慮した。
将来、人類や人類の社会が変化したとしても、私が知った未来の出来事を語った・記述したとしても、その時代の人々の脆い耳を乱しはしないだろう。
全てが、予言的と云うより、曖昧な難解な形式で記述してある。

{06意訳の注釈-01}


07--------------
combien que, Abscondisti haec a sapientibus, et prudentibus, id est, potentibus et regibus, et enucleasti ea exiguis et tenuibus, et aux Prophetes: par le moyen de Dieu immortel et des bons Anges ont receu l'esprit de vaticination, par lequel ils voyent les choses loingtaines, et viennent a prevoir les futurs advenemens: car rien ne se peut parachever sans luy, ausquel si grande est la puissance, et la bonte aux subjects, que pendant qu'il demeurent en eux, toutesfois aux autres effects subject pour la similitude de la cause du bon genius, celle chaleur et puissance vaticinatrice s'approche de nous: comme il nous advient des rayons de Soleil, qui viennent gettans leur influence aux corps elementaires, et non elementaires.

{07翻訳}
もっとも、「それは学者や賢者、権力者や国王には隠匿され、身分卑しき人や貧しい人には啓示された」けれども。
さらに予言者たちにも不滅の神と善き天使を介して啓示された。
彼らは予言の精神を授かっており、それによって遠因を見、未来の出来事を予見するのであり、神なしには何事も成就しえない。
予言の対象である人間に対する神の力と好意がきわめて大きいので、予言者が己れのうちに閉じこもって瞑想する間に、彼らは良き霊と同じ起源をもつ他の結果に従属する。
この予言の活気と力は私たちに近づいてくる。
ちょうど太陽の光が私たちのもとに届き、単体や複合体にその影響を及ぼそうとしているようなものだ。

{07意訳}
神の啓示の予言の本質は 学者や賢者、権力者や国王には隠匿され、身分卑しき人や貧しい人には啓示されている。
他の予言者たちには 不滅の神と善き天使を介して掲示・予言されている。
この予言者たちは 予言の精神に基づくことにより、出来事の遠因を未来の出来事を予見するのであるから、神の啓示無しには何事も成就しない。
予言の対象である人間に対する神の力の好意は極めて大きい。
予言者が集中して瞑想するとき、予言者たちは 良き霊と同じ起源を持っている。
そして、私以外の予言の結果となる。
このようにしてなされた予言の活気と光が、我々人類に近づいてくる。

{07意訳の注釈-01}


08--------------
Quant a nous qui sommes humains ne pouvons rien de nostre naturelle cognoissance et inclination d'engin, cognoistre des secets obstruses de Dieu le Createur: Quia non est nostrum noscere tempora, nec momenta etc.

{08翻訳}
人間たる私たちについて言えば、私たちは創造主たる神の隠された秘密を、私たちの性来の認識や知的傾向からは、何も知ることができない。
「時、瞬間、その他のことを知ることも私たちの為すべきことではないからである」。

{08意訳}
「時、瞬間、その他のことを知ることも私たちの為すべきことではないから、人間たる私たちについて言えば、私たちは創造主たる神の隠された秘密を、私たちの性来の認識や知的傾向からは、何も知ることができない。

{08意訳の注釈-01}


09--------------
Combien qu'aussi de present peuvent advenir et estre personnages, que Dieu le createur aye voulu reveler par imaginatives impressions, quelques secrets de l'advenir, accordez a l'Astrologie judicielle, comme du passe, que certaine puissance et volontaire faculte venoit par eux, comme flambe de feu apparoit, que luy inspirant on venoit a juger les divines et humaines inspirations. Car les oeuvres divines, que totalement sont absolues, Dieu les vient parachever: la moyenne qui est au milieu, les Anges : la troisiesme, les mauvais.

{09翻訳}
しかし今や幾人かの来るべき人物の姿を見ることができるのである。
それは、創造主たる神が占星術にもとづいて、未来の秘密を過去の秘密同様に、印象に鮮やかな姿でもって啓示しようとした人物である。
火から炎が出るが如くに、或る力と必要な能力を彼らは授かっており、それによって霊感を得て、神の啓示と人間の啓示とを判断するにいたるのであった。
神は絶対そのものである神の御業を成就せんものと来給うからだ。
中間の御業は天使のものであり、第三の御業は悪人のものである。

{09意訳}
しかし、創造主たる神が占星術にもとづいて、未来の秘密を過去の秘密同様に、印象に鮮やかな姿でもって啓示しようとした人物、今や未来の幾人かの来るべき人物の姿を見ることができるのである。
彼等は 火から炎が出るが如くに、或る力と必要な能力を彼らは授かっており、それによって霊感を得て、神の啓示と人間の啓示とを判断するにいたるのである。
神は 絶対そのものである神の御業を成就せんものと来る・現れる・認識され活動をする。
中間の御業は天使のものであり、第三の御業は悪人のものである。

{09意訳の注釈-01}
神の御使いの活動、中間の天使の活動、悪人の活動がある・戦いがある。


10-------------
Mais mon fils je te parle icy un peu trop obstrusement: mais quant aux occultes vaticinations qu'on vient a recevoir par le subtil esprit du feu, qui quelquesfois par l'entendement agite contemplant le plus haut des astres, comme estant vigilant, mesmes qu'aux prononciations, estant surprins escrits prononcant sans crainte moins attainct d'inverecunde loquacite : mais quoy tout procedoit de la puissance divine du grand dieu eternel, de qui toute bonte procede.

{10翻訳}
けれども(わが予言の子)よ、私はいささか包み隠すような調子で話しすぎているようだ。
だが神秘の予言について言うと、予言者は天の火の精緻な精神によってそれを受け容れるのであり、火の精緻な精神は、夜を徹して天体の最高点を凝視するときに、理解力を掻き立てるものである。
それは刊行についても同様で、破廉恥な饒舌になるのを惧れず文書を刊行して人を驚かしめるのである。
しかしすべてはあらゆる慈愛の源である偉大なる永遠の神の聖なる力より発している。

{10意訳}
私はいささか包み隠すような・思わせぶりな調子で話し過ぎているようだ。
だが神秘の予言について言うと、「予言者は 天の火の精緻な精神によってそれを受け容れるのであり、火の精緻な精神は、夜を徹して天体の最高点を凝視するときに、理解力を掻き立てるものである。」
それは刊行についても同様で、破廉恥な饒舌になるのを惧れず文書を刊行して人を驚かしめるのであるが、全ては 「あらゆる慈愛の源である偉大なる永遠の神の聖なる力」より発していることを指摘しておく。

{10意訳の注釈-01}


11--------------
Encores, mon fils, que i'aye infere le nom de prophete, je ne me veux attribuer tiltre de si haute sublimite pour le temps present : car qui Propheta dicitur hodie, olim vocabatur videns : car Prophete proprement, mon fils, est celui qui voit choses loingtaines de la cognoissance naturelle de toute creature. Et cas advenant que le Prophete, moyennant la parfaicte lumiere de la prophetie luy appaire manifestement des choses divines, come humaines, que ne se peut faire, veu que les effects de la future prediction s'estendent loing.

{11翻訳}
(わが予言の子)よ、たとえ予言者の名称を取り入れたにせよ、私はこれほど崇高な称号が私にこそふさわしいと主張するつもりは現在のところない。
なぜなら、「今日予言者と言われる人はかつて先見者と呼ばれた」からである。
すなわち、予言者とは、(わが予言の子)よ、いわばあらゆる被造物が持つ生来の認識ではるか遠くの事物を見る人の謂である。
そして、予言の完璧な光明を用いて、予言者は神界のことも人界のこともはっきりと現出させることがありうる。
将来を予言する結果が時間上はるか遠くまで広がっているのだから、それ以外の方法がないのである。

{11意訳}
たとえ予言者の名称を取り入れたにせよ、私はこれほど崇高な称号が私にこそふさわしいと主張するつもりは現在のところない。
なぜなら、「今日予言者と言われる人は かつて先見者と呼ばれた」からである。
すなわち、予言者とは いわばあらゆる被造物が持つ生来の認識で遙か遠くの事物を見る人の意味であり、予言の完璧な光明を用いて、予言者は 神界のことも人界のこともはっきりと現出させることがありうるからである。
将来を予言する結果が時間上はるか遠くまで広がっているのだから、それ以外の方法がないのである。


12-----------
Car les secrets de Dieu incomprehensibles, et la vertu effectrice contingent de longue estendue de la cognoissance naturelle prenant leur plus prochain origine du liberal arbitre, faict apparoir les causes qui d'elles mesmes ne peuvent acquerir celle notice pour estre cogneues, ne par les humains augures, ne par autre cognoissance, ou vertu occulte, comprinse soubs la concauite du ciel mesme, du faict present de la totale eternite, qui vient en soy embrasser tout le temps. Mais moyennant quelque indivisible eternite, par comitiale agitation Hiraclienne, les causes par le celeste mouvement sont cogneues.

{12翻訳}
なぜなら、神の秘密は不可解であるし、因果関係を示す徳は生来の認識の広大な拡がりと接し、自由意志にそのもっとも近い源をもっており、さまざまな原因を明らかにするからである。
それらの原因そのものからは、人間の解釈によっても、また他の認識様態とか、現在から時全体を包含する全き永遠にいたるまでを天空の下に包括するような不可解な科学によっても、天啓を授かるための知識は獲得されないのであるが。
強力な癲癇状の興奮でこの不可分の永遠を手にすることで、諸原因は天体の運行とともに解明されるのだ。

{12意訳}
なぜなら、神の秘密は 不可解であるし、因果関係を示す徳は 生来の認識の広大な拡がりと接し、自由意志にそのもっとも近い源をもっており、さまざまな原因を明らかにするからである。
それらの原因そのものからは、人間の解釈によっても、また他の認識様態とか、現在から時全体を包含する全き永遠にいたるまでを天空の下に包括するような不可解な科学によっても、天啓を授かるための知識は 獲得されないのであるが、強力な癲癇状の興奮でこの不可分の永遠を手にすることで、諸原因は 天体の運行とともに解明されるからである。


13-------------
Je ne dis pas, mon fils, a fin que bien l'entendez, que la cognoissance de ceste matiere ne se peut encores imprimer dans ton debile cerveau, que les causes futures bien loigtaines ne soyent a la cognoissance de la creature raisonnable : si sont nonobstant bonement la creature de l'ame intellectuelle des choes presentes loingtaines, ne luy sont du tout ne trop occultes, ne trop reserees:

{13翻訳}
(わが予言の子)よ、おまえによく分かるように、こうした内容の認識がおまえの繊弱な脳裡にまだ刻みこまれないとか、はるか先の未来の出来事の素因が理性を備えた被造物には理解されえないとかを私は言うのではない。
けれども、もしこれらの素因が本当に理知的な魂をもつ被造物に理解されうるなら、目の前にある事柄もこれから先の事柄も対して秘匿されることにもならないし、啓示されるということにもならない。

{13意訳}
おまえによく分かるように、「こうした内容の認識がおまえの繊弱な脳裡にまだ刻みこまれえないとか」、「はるか先の未来の出来事の素因が理性を備えた被造物には理解されないとか」、を私は言うのではない。
けれども、もしこれらの素因が本当に理知的な魂をもつ被造物に理解されうるなら、目の前にある事柄もこれから先の事柄も秘匿されることにもならないし、啓示されるということにもならないからである。


14--------------
mais la parfaicte des causes notices ne se peut acquerir sans celle divine inspiration : veu que toute inspiration prophetique recoit prenant son principal principe mouvant de Dieu le createur, puis de l'heur, et de nature. Parquoy estans les causes indifferentes indifferetement produictes, et non produictes, le presaige partie advient, ou a este predit. Car l'entendement cree intellectuellement ne peut veoir occultement, sinon par la voix faicte au lymbe moyennant la exigue flamme en laquelle partie les causes futures se viendront a incliner.

{14翻訳}
ところが実際は、神からの天啓がなければ、これらの素因に対する完全な認識は得られないのである。
なぜなら、予言をもたらすいかなる天啓も、その主なる源を創造主なる神の起動力から、次いで偶然と自然から得ているからだ。
それゆえ、類似の出来事が起こるといっても、決して無差別に起こるものではないので、前兆は 予言したとおりに部分的に実現するのである。
小さな炎-そこで未来の出来事の一部は明らかになるのだが-を手に入れ、黄道帯の助けを借りて発せられる声でならいざ知らず、知性から作られる理解力では神秘的にものを見通すことはできない。

{14意訳}
ところが実際は、神からの天啓がなければ、これらの素因に対する完全な認識は得られないのである。
なぜなら、予言をもたらすいかなる天啓も、「その主なる源を創造主なる神の起動力から」、「次いで偶然と自然から」、得ているからだ。
それゆえ、類似の出来事が起こるといっても、決して無差別に起こるものではないので、前兆は 予言したとおりに部分的に実現するのである。
「神の霊の発する小さな炎」を手に入れ、そこで未来の出来事の一部は 明らかになるのだが、占星術十二宮の黄道帯の助けを借りて発せられる声でならいざ知らず、知性から作られる理解力では神秘的にものを見通すことはできない。


15--------------
Et aussi, mon fils, je te supplie que jamais tu ne vueilles employer ton entendement a telles resveries et vanitez qui seichent le corps, et mettent a perdition l'ame, donnant trouble au foible sens : mesmes la vanite de la plus qu'execrable magie reprouvee jadis par les sacrees escritures et par les divins canons,

{15翻訳}
そこでまた、(わが子)よ、脆弱な感覚をわずらわしてまで、体をやつれさせ魂を堕落させるような夢想とか絵空事におまえの理性を決して使わないでほしい。
ましてや、その昔、聖書や聖なる教会法が排斥した呪うべきこのうえない魔術の絵空事に。

{15意訳}
(わが予言の子)よ、脆弱な感覚をわずらわしてまで体をやつれさせ魂を堕落させるような夢想とか、その昔、聖書や聖なる教会法が排斥した呪うべきこのうえない魔術の絵空事におまえの理性を決して使わないでほしい

予言の解読する場合、魔術などの絵空事を使って解読しようなどとしないでほしい。


16-------------
au chef duquel est exepte le jugement de l'Astrologie judicielle : par laquelle, et moyennant inspiration et revelation divine par continuelles supputations, avons nos propheties redige par escrit. Et combien que celle occulte Philosophie ne fusse reprouvee, n'ay onques voulu presenter leurs effrenees persuasions: combien que plusieurs volumes qui ont este cachez par longs siecles ne sont este manifestez. Mais doutant ce qui adviendroit, en ayt faict apres la lecture, present a Vulcan, que cependant qu'il les venoit a devorer, la flamme leschant l'air rendoit une clarte insolite, plus claire que naturelle flamme, comme lumiere de feu d'eclystre fulgurant, illuminant subit la maison, comme si elle fust este en subite conflagration. Parquoy a fin qu'a l'advenir ne feussiez abuse, perscrutant la parfaicte transformation tant seline que solaire, et soubs terre metaux incorruptibles, et aux undes occultes, les ay en cendres convertis.

{16翻訳}
ただし、占星術の判断は 例外で、排斥されることはない。
占星術と神からの霊感と啓示のおかげで、夜なべ続きの予測によって、私は予言を文書にしてまとめあげたのである。
この神秘哲学は 排斥されるべきものではないが、凄まじい迫害をひき起こすことを断じて私は 望まなかった。
数世紀の永きにわたって隠されてきた数巻の書が知られるのを惧れて、またこれから何が起こるのかを惧れて、読み終えてから、私はそれらの書物をウゥルカーヌスに捧げてしまった。
火が書物をなめ尽す間、空を焦す炎は普通の火より明るい異常な光を発した。
それは、あたかも稲妻を放ち、家が突如大火にみまわれたかの如くに、家をいきなり照らし出す大異変から生じる火炎のようであった。
それゆえ、将来、月や太陽の全き変形や、地下や不可思議の波間に恒久不変の金属を探求したり、おまえが間違いを犯さないように、私はそれらの書物を燃やして灰と化したのだ。

{16意訳}
占星術による理解と判断は 例外で、排斥されることはない。
占星術と神からの霊感と啓示のおかげで、夜なべ続きの予測によって、私は予言を文書にしてまとめあげたのである。
この神秘哲学は 排斥されるべきものではないが、凄まじい迫害をひき起こすことを断じて私は望まなかった

数世紀の永きにわたって隠されてきた数巻の書が知られるのを惧れて、またこれから何が起こるのかを惧れて、読み終えてから、私はそれらの書物をウゥルカーヌス(火の神)に捧げてしまった。
火が書物をなめ尽す間、空を焦す炎は 普通の火より明るい異常な光を発した。
それは、あたかも稲妻を放ち、家が突如大火にみまわれたかの如くに、家をいきなり照らし出す大異変から生じる火炎のようであった。
それゆえ、将来、月や太陽の全き変形や、地下や不可思議の波間に恒久不変の金属を探求したり、おまえが間違いを犯さないように、私はそれらの書物を燃やして灰と化したのだ。

{16意訳の注釈-01}
予言を作るに付いて、占星術と神からの霊感と啓示に基づいている。
が、この神秘哲学は 否定し排斥すべきものではないが、凄まじい迫害をひき起こすことは明らかであった。
そのために、刊行された「諸世紀」の予言の他に、もっと深奥に迫った予言集の数巻の原稿があったようであるが、凄まじい迫害をひき起こすことを恐れて、焼却したようである。
その予言の内容に基づいて無用の探求をしないようにと考えた。
その焼却した予言の内容は 「月や太陽の全き変形」や、「地下や不可思議の波」や「恒久不変の金属」などである。


17---------------
Mais quant au jugement qui se vient parachever, moyennant le jugement celeste, cela te veux-je manifester : parquoy avoir cognoissance des causes futures, rejectant loing les phantastiques imaginations qui adviendront, limitant la particularite des lieux par divine inspiration supernaturelle : accordant aux celestes figures, les lieux, et une partie du temps de propriete occulte par vertu, puissance, et faculte divine, en presence de laquelle les trois temps sont comprins par eternite, revolution tenant a la cause passee, presente et future : quia omnia sunt nuda, et aperta, etc.

{17翻訳}
だが天の判断の助けではじめて完全なものとなる判断については、私はおまえにそれを明らかにしてやりたい。
すなわち、湧き起こる気紛れな想像力をかなたに排除し、超自然的な神的霊感によって場所の名という特殊性に限定し、神の徳、力、能力によって天象にさまざまな場所と隠秘な特性をもつ時間の一部を合致させることにより、判断力でもって未来に生ずる事柄を知ることができるのだ。
神の徳、力、能力が存在することで、三つの時間が過去・現在・未来の原因に繁がりのある展開をもつ永遠性から理解されるのである。
「すべては単純で明白だから」等等である。

{17意訳}
だが天の判断の助けで初めて完全なものとなる理解と判断については、私はおまえにそれを明らかにしてやりたい。
湧き起こる気紛れな想像力を排除しなさい。
そして、超自然的な神的霊感によって場所の名という特殊性に限定し、「神の徳、力、能力」によって天象にさまざまな場所と隠秘な特性をもつ時間の一部を合致させる。
そのことにより、理解と判断力でもって未来に生ずる事柄を知ることができるのだ。
神の徳、力、能力が存在することで、三つの時間が過去・現在・未来の原因に繁がりのある展開をもつ永遠性から理解されるのである。
「すべては単純で明白だから」等々である。

{17意訳の注釈-01}
予言を解読するには 超自然的な神的霊感によって場所の名という特殊性に限定してであるが、「神の徳、力、能力」によって天象にさまざまな場所と隠秘な特性をもつ時間の一部を合致させることにより、「神の徳、力、能力」の判断力でもって未来に生ずる事柄を知ることができる。
過去・現在・未来の原因に繁がり・原因があって結果がある因果律によって「すべては単純で明白だから」容易に解読理解出きる。


18--------------
Parquoy, mon fils, tu peux facilement, nonobstant ton tendre cerveau, comprendre que les choses qui doivent advenir, se peuvent prophetizer par les nocturnes et celestes lumieres, qui sont naturelles, et par l'esprit de prophetie : non que je me vueille attribuer nomination ny effect prophetique, mais par revelee inspiration : comme homme mortel, esloigne non moins de sens au ciel, que des pieds en terre. Possum non errare, falli, decipi : suis pecheur plus grand que nul de ce monde, subject a toutes humaines afflictions.

{18翻訳}
それゆえに(わが予言の子)よ、おまえの頭脳は幼くとも、おまえには起こるべきはずの事物が本然的な闇夜の天の光によって、また予言の息吹によって、予言されうるということが容易に理解できよう。
私は予言者の呼称を自らに当てるつもりはないし、予言者の行為を自らしているとも思いたくはない。
が、しかし、神から啓示される霊感によって、人間としては、私は両足が大地から離れているほど感覚が天空から遠く隔たっているとは思わない。
「私は欺いたり、誤りを犯したり、だましたりできない」。
私はこの世で他の誰よりも大罪人であり、人類のあらゆる苦悩を免れない者であるけれども。

{18意訳}
おまえの頭脳は 幼くとも、おまえには起こるべきはずの事物が「本然的な闇夜の天の光によって」、また「予言の息吹によって」、予言されうるということが容易に理解できよう。
私は 予言者の呼称を自ら名乗るつもりはないし、予言者の行為を自らしているとも思いたくはない。
が、しかし、神から啓示される霊感によって、人間としては、私は 両足が大地から離れているほど感覚が天空から遠く隔たっているとは思わない。
「私は 欺いたり、誤りを犯したり、だましたりできない」。

{18意訳の注釈-01}
予言の事象の前兆「本然的な闇夜の天の光によって」また「予言の息吹によって」によって、予言の内容を容易に理解できるようになる。
私を自ら予言者と思いたくも無いし、そのように振る舞ってもいない。
そうであっても、神から啓示される霊感があるからといって、人間として、自らの感覚が宙に舞ってもいない。
「私は 欺いたり、誤りを犯したり、だましたり、できないからである」。
たんたんとノストラダムスの心境を語っている。


19--------------
Mais estant surprins par fois la semaine limphatiquant, et par longue calculation, rendant les estudes nocturnes de souefve odeur, j'ay compose livres de propheties contenant chacun cent quatrains astronomiques de propheties, lesquelles j'ay un peu voulu rabouter obscurement : et sont perpetuelles vaticinations, pour d'icy a l'annee 3797.

{19翻訳}
しかし、週にときどきは狂気につかれたようになり、夜中の研究に快い香気をもたらす長い予測で、私はそれぞれ百篇の天体に関する四行詩を収める予言書数巻を書きあげた。
私は予言集をやや解し難く推敲しようとしたが、それは今日から3797年までの絶えざる予言から成っている。

{19意訳}
週に幾日かは 狂気につかれたように集中する、夜中の研究に快い香気をもたらす長い時代の予測で、私は それぞれ百篇の天体に関する四行詩を収める予言書数巻を書きあげた。
私は 予言集をやや解し難く推敲しようとしたが、それは今日から3797年までの期間の予言から成っている。

{19意訳の注釈-01}
週にときどきであるから、毎日というわけではなく、集中できる夜中に「神の啓示」をうけて予言集を完成したと説明している。

{19意訳の注釈-02}
今日から3797年であるから、、1555年3月1日を加えると5352年3月1日となるので、大凡2009年の現在から未来の3343年くらいまでの期間の予言を書いたことになる。
問題は 何故に・どんな出来事で未来の大凡3343年くらい未来に予言が終了しなければならなかったかということである。


20--------------
Que possible fera retirer le front a quelques uns, en voyant si longue extension, et par soubs toute concavite de la Lune aura lieu, et intelligence : et ce entendant universellement par toute la terre les causes, mon fils. Que si tu vis l'aage naturel et humain, tu verras devers ton climat, au propre ciel de ta nativite, les futures adventures prevoir.

{20翻訳}
時のかくも大きな広がりを知って、ある人びとは顔をそむけてしまうこともありうるだろう。
私の予言は月がくぼむときに実現して理解されるだろう。
そして(わが予言の子)よ、諸諸の原因が地上にあまねく納得されるだろう。
もしおまえが人の齢半ばにあれば、おまえの風土で、おまえの生まれた際の天空で、予知どおり未来の出来事が実現するのを目の当りにするだろう。

{20意訳}
予言された期間が、かくも大きな広がり・未来の出来事を知って、ある人びとは顔をそむけてしまうこともあるだろう。
私の予言は 月がくぼむときに実現して理解されるだろう。
諸々の原因が地上にあまねく納得されるだろう。
もしおまえが人の齢半ばにあれば、おまえの風土で、おまえの生まれた際の天空で、予知どおり未来の出来事が実現するのを目の当りにするだろう。

{20意訳の注釈-01}
「諸世紀」の予言を解読して、地球上だけに限らず未来の出来事を理解したとき、ある人々は 拒絶したり顔を背けたりする人々が現れることを説明。
私の予言は 「月が窪む」ときに実現して理解されると説明している。
諸々の原因が地上にあまねく納得されるだろう。
この内容は 「諸世紀」の予言が、人々に納得する形で理解されることを予言していることである。
ここで問題となるのが、「月が窪むとき」の表現である。
普通に考えると、惑星か何かが月に衝突して、凹むことであるが、物理的・機械的な現象を説明しているとは考えられない。
はっきりしていることは 月の何かが負けたりして撤退するような出来事を指し示しているとしか考えられないことである。

{20意訳の注釈-02}
もしおまえが人の齢半ばにあれば、おまえの風土で、おまえの生まれた際の天空で、予知どおり未来の出来事が実現するのを目の当りにするだろう。
この説明から、不思議なことに気が付く。
息子に宛てて書いたことになっているが、そうであれば月が窪み、予言があまねく納得されていなければならないが、2009年の現在、息子は 死亡していないし、その予言は成就していない。
このことから、この手紙が息子宛の形式をした、未来の誰かに宛てて書いたものであると考えられる所以である。
また、息子でないと考えられるのは 「息子が齢半ば(40~50歳代)、息子の風土・生活している国・地域、息子が生まれた時代の天空・宇宙から空の出来事、予知どおり未来の出来事が実現するのを目の当りにするだろう」、等の表現から、明らかに息子宛に表現形式にした未来の誰かに宛てているとしか考えられないことである。

21--------------
Combien que le seul Dieu eternel soit celuy seul qui cognoist l'eternite de sa lumiere, procedant de luy mesmes, et je dis franchement qu'a ceux a qui sa magnitude immense, qui est sans mesure et incomprehensible, a voulu par longue inspiration melancolique reveler, que moyennant icelle cause occulte manifestee divinement principalement de deux causes principales, qui sont comprinses a l'entendement de celuy inspire qui prophetise,

{21翻訳}
永劫不滅なる神のみが己が御身体より発する光の永遠性を御存知であるが、神の広大無辺で、測り知れぬ、理解し能わざる偉大さが、気の滅入るような永い神来の果てに啓示を与えようとした人びとに、私は率直に言おう。
神によって明かされるはずの隠秘なるこの原因の力を借りて、予言者の理性の裡に蔵されている二つの主要な原因が存在することを。

{21意訳}
永劫不滅なる神のみが己が御身体より発する光の永遠性を御存知である。
神の広大無辺で、測り知れぬ、理解し能わざる偉大さが、気の滅入るような永い神来の果てに啓示を与えようとした人々に、私は 率直に言おう。
神によって明かされるはずの隠秘なるこの原因の力を借りて、予言者の理性の裡に蔵されている二つの主要な原因が存在することを説明する。

{21意訳の注釈-01}
神の広大無辺で、測り知れぬ、理解し能わざる偉大さが、気の滅入るような永い神来の果てに神に選ばれて神が啓示を与えようとした人びとに、私は 率直に言っておく。
神の啓示を与えられるには 二つの主要な原因・要因が存在することを説明する。


22-----------------
l'une est que vient a infuser, esclarcissant la lumiere supernaturelle, au personnage qui predit par la doctrine des Astres, et prophetise par inspiree revelation, laquelle est une certaine participation de la divine eternite, moyennant le Prophete vient a juger de cela que son esprit luy a donne par le moyen de Dieu le createur et par une naturelle instigation:

{22翻訳}
その一つは、超自然の光を受けて、天体の学問によって予言する人の精神に注ぎこまれるものであり、もう一つは、神の永遠性のほんの一部でしかない霊感による啓示によって、予言することを可能ならしめるものである。
このような手段を用いて、予言者は神が自分に与えてくれたことを、創造主たる神を介して、また生来の才能でもって判断するのである。

{22意訳}
その一つは、超自然の光を受けて、天体の学問によって予言する人の精神に注ぎこまれるものである。
もう一つは、神の永遠性のほんの一部でしかない霊感による啓示によって、予言することを可能ならしめるものである。
このような手段を用いて、予言者は 神が自分に与えてくれたことを、創造主たる神を介して、また生来の才能でもって理解し判断するのである。

{22意訳の注釈-01}
要件は 次の二つと説明している。
1.超自然の神の光を受けて、天体の学問によって予言する人の精神に注ぎこまれる
2.神の永遠性のほんの一部でしかない霊感による啓示によって、予言することを可能ならしめる。


23-----------------
c'est a scavoir que que ce predit, est vray, et a prins son origine ethereement : et telle lumiere et flamme exigue est de toute efficace, et de telle altitude non moins que la naturelle clarte, et naturelle lumiere rend les Philosophes si asseurez, que moyennant les principes de la premiere cause ont attainct a plus profondes abysmes des plus hautes doctrines. Mais a celle fin, mon fils, que je ne vague trop profondement pour la capacite future de ton sens,

{23翻訳}
すなわち、予言される事柄は真であり、天空に源を発する。
このような光と小さな炎は何にもまして霊験あらたかであり、崇高である。
それは、自然の明るさと自然の光が、哲学者たちが第一原因の原理によってもっとも高邁な学問のもっとも深い深淵に辿りつけたほど、彼らに確信を植えつけるのと同様である。
けれども、わがの子よ、おまえの認識力からあまりに隔たることのないためにも、

{23意訳}
予言される事柄は 真実であり、天空に源を発する。
このような「神の霊の発する光と小さな炎」は 何にもまして霊験あらたかであり、崇高である。
それは、自然の明るさと自然の光が、哲学者たちが第一原因の原理によってもっとも高邁な学問のもっとも深い深淵に辿りつける様な、彼らに確信を植えつけるのと同様の認識である。
おまえの認識力からあまりに隔たることのない。
故に注意しておく。

{23意訳の注釈-01}
予言の事柄の認識は 天空・宇宙に源(みなもと)があり、ひらめきの炎は 崇高である。
で有るが故に、解読者の認識力から、予言の解読が余りにも隔たらない・外れてしまわない様に注意している。


24---------------
et aussi que je treuve que les lettres feront si grande et incomparable jacture, je treuve le monde avant l'universelle conflagration advenir, tant de deluges, et si hautes inundations, qu'il sera guieres terroir qui ne soit couvert d'eau et sera par si long temps qhors mis enographie et topographies que le tout ne soit pery : aussy avant telles et apres inundations, en plusieurs contrees les pluyes seront si exigues, et tombera du ciel si grande abondance de feu et de pierres candentes, qui n'y demeurera rien qu'il ne soit consumme : et cecy advenir en brief, et avant la derniere conflagration.

{24翻訳}
多くの大洪水と、水びたしにならないような国はほとんどないくらいの大浸水をもたらすはずの世界的な大災害が起こる前に、私が世界を究めてしまったその仕方を、文学者どもが前代未聞なほど大いに喧伝するだろうということを知っておいてほしいと思うのだ。
そしてこの大浸水は、歴史と場所を除いて、すべてが死滅するまで続くだろう。
ゆえに、このような大洪水の前後、幾らかの国では雨が乏しくなり、天から膨大な火と焼けただれた石が降ってきて、残らず焼き尽くされてしまうだろう。
そして、これは最後の大災害の直前に起こるだろう。

{24意訳}
「多くの大洪水と、水びたしにならないような国はほとんどないくらいの大浸水をもたらすはずの世界的な大災害」が起こる前に、私が世界を究めてしまったその仕方を、文学者どもが前代未聞なほど大いに喧伝するだろうということを知っておいてほしいと思うのだ。
そして、「この大浸水は、歴史と場所を除いて、すべてが死滅するまで続くだろう。」
ゆえに、このような大洪水の前後、「幾らかの国では雨が乏しくなり、天から膨大な火と焼けただれた石が降ってきて、残らず焼き尽くされてしまうだろう。」
そして、これは 「最後の大災害の直前に起こるだろう。」

{24意訳の注釈-01}
「この大浸水は、歴史と場所(歴史・神話伝説に記述された場所)を除いて、すべてが死滅するまで続くだろう。」の大浸水とは 私の説明する「ノアの大洪水」を指摘していると考えられる。
そして、この「ノアの大洪水」が有る前に、「ノストラダムスが予言する手法・仕方を文学者どもが前代未聞なほど大いに喧伝するだろう」と云う予言をしている。

{24意訳の注釈-02}
「幾らかの国では 干ばつで雨が乏しくなり、天から膨大な火と焼けただれた石・隕石群が降ってきて、残らず焼き尽くされてしまうだろう。 」と云う予言がされている。
これは 「都市攻撃」の事であろうと思われる。
分かりやすく云えば、最後の大災害の「ノアの大洪水」が発生する直前に起きると予言している。


25--------------
Car encores que la planette de Mars paracheve son cycle et a la fin de son dernier periode, si le reprendra-il : mais assemblez les uns en Aquarius par plusieurs annees, les autres en Cancer par plus longues et continues. Et maintenant que sommes conduicts par la Lune, moyennant la totale puissance de Dieu eternel, qu'avant qu'elle aye paracheve son total circuit, le Soleil viendra, et puis Saturne. Car selon les signes celestes, le regne de Saturne sera de retour, que le tout calcule, le monde s'approche, d'une anaragonique revolution:

{25翻訳}
なぜなら火星がその世紀を終了させるのだが、その最後の期間の終りに火星がその世紀を支配するからである。
これら異変のいくつかは数年間は宝瓶宮に、また他のいくつかはさらに長年月にわたり巨蟹宮に集中するだろう。
今、永劫不滅なる神の全能に助けられて私たちは月に統轄されていて、月がその周期を完うするや、太陽に続いて土星に統轄されることになろう。
というのは、天の徴にしたがうと、土星の統治が再びめぐって来るからだ。
いかように予測しようとも、世界は天地がひっくり返るような変革に近づいているのだから。

{25意訳}
なぜなら火星がその世紀を終了させるのだが、その最後の期間の終りに火星(戦の神・軍神=戦争に明け暮れる日々)がその世紀を支配するからである。
これら異変のいくつかは数年間は 次の二つに集中するだろう。
1. 宝瓶宮(獣帯の黄経300度から330度までの領域で、だいたい1月21日から2月18日の間まで太陽が留まる(厳密には、太陽通過時期はその年ごとに異なる)。 )、
2. また、他のいくつかはさらに長年月にわたり巨蟹宮(獣帯の黄経90度から120度までの領域で、だいたい6月22日から7月23日の間まで太陽が留まる(厳密には、太陽通過時期はその年ごとに異なる)。 )
今、永劫不滅なる神の全能に助けられて私たちは月に統轄されていて、月がその周期を完(まっとう・完了)うするや、太陽に続いて土星( 歴史と神話 :英名サターンはローマ神話の農耕神サトゥルヌスに由来。
太陽から遠く運行が遅いことから年老いた神の名が付けられた。
習合されるギリシャ神話の農耕神はクロノス。
クロノスは大神ゼウス(木星)の父で、ゼウスに殺されたとする説もある。)に統轄されることになろう。
というのは、天の徴にしたがうと、土星の統治が再びめぐって来るからだ。
いかように予測しようとも、世界は 天地がひっくり返るような変革に近づいているのだ。

{25意訳の注釈-01}
どんな仕方で予測しても、世界は 天地がひっくり返るような変革の時代に近づいている。

{25意訳の注釈-02}
大きな変革とは 次ぎのようになるようである。
火星(戦の神)-->月(サタンの時代)の統括が終わる-->太陽-->土星(サタンの時代)の統治
分かりやすく云えば、{月(サタンの時代)の統括が終わり、火星(戦の神)戦乱に次ぐ戦乱の時代が終わり、太陽の統治の時代が来る、
太陽の統治の時代が終わると、土星(サタンの時代)の統治に戻る。}と云うことである。


26-------------
et que de present que cecy j'escrits avant cent septante sept ans trois mois unze iours, par pestilence, longue famine, et guerres, et plus par les inundations le monde entre cy et ce terme prefix, avant et apres par plusieurs fois, sera si diminue, et si peu de monde sera, que l'on ne trouvera qui vueille prendre les champs, qui deviendront libres aussi longuement, qu'ils sont estez en servitude:
{26翻訳}
それは 私が今これを認めている現在から177年3ヶ月11日先までにわたっており、世界は疫病と長い飢饉と戦争と洪水で、現在からあらかじめ定められた期限までの間に、覆い尽くされることだろう。
前後、人類は 何度にもわたって減少し、ほとんど絶滅してしまうものだから、土地を占有しようとする人もいなくなり、土地はかつて耕やされていたのと同じくらい長期間、耕されなくなってしまうだろう。

{26意訳}
それは 私が今これを認めている現在(1555年3月1日)から177年3ヶ月11日先までにわたっており、世界は 疫病と長い飢饉と戦争と洪水で、現在からあらかじめ定められた期限までの間に、覆い尽くされることだろう。
前後、人類は 何度にもわたって減少し、ほとんど絶滅してしまうものだから、土地を占有しようとする人もいなくなり、土地はかつて耕やされていたのと同じくらい長期間、耕されなくなってしまうだろう。

{26意訳の注釈-01}
ここで、問題となるのが、「現在(1555年3月1日)から177年3ヶ月11日先までにわたっており」という内容である。
素直に受け取れば、1555年3月1日+177年3ヶ月11日=1732年6月12であるから、この説明は過去の事であり、実現していないので、意味不明となる。
しかし、ノストラダムスのこの時点で年代確認で、177年3ヶ月11日先までしか出来ていないということを説明しているのであれば、特別に年代を問題にする必要はないことになる。
このことを理解するには 「現在からあらかじめ定められた期限までの間に、覆い尽くされることだろう。」から容易に分かる。
前文では 177年3ヶ月11日先まで確認していると具体的に説明していながら、現在からあらかじめ定められた期限まで、と期限を特定していないからである。
同じ予言の時期を一つの文章の中に二通り説明していることから容易にその説明方法の罠に気が付く必要があるということである。
このことから、ノストラダムスが「神の霊たち」によって掲示をどのようにして受け、理解しているかがわかる。
まず、出来事のイメ-ジを時系列的に次々と見せられていて、「ノアの大洪水」など節目の出来事を見るのであるが、その地上界の人類の時期の特定には特別な特定作業が別途必要ということである。
このセザ-ルへの手紙を書いた時点では あらかじめ定められた期限は イメ-ジ的には分かっていても、具体的に時期を指定することは出来ていないことになる。
このことは 「不死の神の霊たち」と「有限の寿命の地上の人類」の違いに起因していて、不死の神たちにとっては その出来事の順番が問題であって、人類の時間は 特に必要がない。
不死の神にとっては 遅かれ早かれ、その出来事は必ず起きることであるのだから、それで良いということであるが、限られた寿命の人間にとっては 具体的に日時が問題となる。
そのために、人類であるノストラダムスは 見せられたイメ-ジと天体の運行と比較しながら具体的な日時を特定する作業が必要になる。
どうやら、神の霊たちは 日時を具体的にイメ-ジさせるまで親切でないようである。
このことは「神の霊」に限らず、他の預言者と呼ばれる人々に天啓したと云われる預言のイメ-ジに共通する内容である。

{26意訳の注釈-02}
{前後、人類は 何度にもわたって減少し、ほとんど絶滅してしまうものだから、土地を占有しようとする人もいなくなり、土地はかつて耕やされていたのと同じくらい長期間、耕されなくなってしまうだろう。}とあるが、2009年の現在、 ほとんど絶滅してしまうとあるが絶滅していない。
と云うことは これから絶滅に近いような状況に人類は これから見舞われるということを意味する。

{26意訳の注釈-03}
結論として、ノストラダムスは 「神の霊」によって、未来の出来事を天啓イメ-ジとして受け取っているが、神の霊たちの不死による時間感覚の欠如のために、人間世界の時期については、天体の運動によって推算していることが分かる。
占星術<黄道十二宮>をベ-スにして、神の霊たちが天啓イメ-ジと前後関係から推算し、それから月日の詳細を追跡しているとすると、大凡の年代の推算に12年一巡りとして計算しているのかもしれないと考えた。
下記は その例である。
1555年3月1日は このセザ-ルへの手紙の期日で起算日 2012年12月21日は 現在噂されている「ノアの大洪水」の始動日それまでの時間の隔たりは 次ぎのようになる。
  2012年12月21日-1555年3月1日=457年9月20日この間隔は 大凡(38.083*12年)で、大凡38回の天体の運行となる。
「・・・1999年07の月アンゴルモアの大王・・・」の予言について見ると、次ぎのようになる。
1999年07月-1555年3月=444年4月
オ-ル4と云う不思議な期間で、(37*12)となり、大凡37回の天体の運行と云うことになる。
1999年07月には何事も無かった。
それがノストラダムスが推算の途中であったか、意図的に減らしたのかは分からない。
ただ、もし12の天体の運行周期に意味があるのであれば、1999年07月を起算として、12の整数倍を加算するとしてみると、次ぎのようになる。
1999年07月+12年=2011年07月(38*12) 1555年の起算日して、(38)回目の初年度に都市攻撃と呼ぶ宇宙戦争があり、その翌年に「ノアの大洪水」の関係となっている。
計算していて、不思議に思うのは (38)回の天体の運行に何か意味があるのか?と見てみると、「ノアの大洪水」がおおよそ(38.083*12年)で、38083から38と83がゼロ0をはさんで対称の関係になったことである。


27--------------
et ce quant au visible jugement celeste, qu'encores que nous soyons au septiesme nombre de mille qui paracheve le tout, nous approchant du huictiesme, ou est le firmament de la huictiesme sphere, qui est en la dimension latitudinaire, ou le grand Dieu eternel viendra parachever la revolution : ou les images celestes retourneront a se mouvoir, et le mouvement superieur qui nous rend la terre stable et ferme, non inclinabitur in saeculum saeculi : hors mis que quant son vouloir sera accompli, ce sera, mais non point autrement:

{27翻訳}
天空の、目に見える判断について言うと、私たちは今すべてを終息させる7000年代にいるけれども、8000年代に近づいてもいるのだ。
そのとき、広大な次元にある第8番目の天球をもつ天空となり、そこで、偉大な永遠の神が変革を仕上げ、星座群は 自らの運動と、地球を揺るぎない安定したものにする超越的な運動とを再開するだろう。
「その運行はいつの世までも続くものではない」神の意志が果たされないというのはありえないのだから。

{27意訳}
天空・宇宙の、目に見える予言の理解と判断について言うと、私たちは今すべてを終息させる7000年代(西暦1000~1999年)にいるけれども、それらの変革が起きる8000年代(西暦2000~2999年)に近づいているのだ。
そのとき、広大な次元にある第8番目の天球・星座表をもつ天空・宇宙となり、そこで、偉大な永遠の神が変革を仕上げ、星座群は 自らの運動と、地球を揺るぎない安定したものにする超越的な運動とを再開するだろう。
「その運行は いつの世までも続くものではない」神の意志が果たされないというのはありえないのだから。

{27意訳の注釈-01}
8000年代(西暦2000~2999年)に入ったとき、天地がひっくり返るような異変がある。
このことは分かるのであるが、現段階で「第8番目の天球をもつ天空」の意味とイメ-ジが分からない。
ただ、「星座群は 自らの運動と、地球を揺るぎない安定したものにする」から、「偉大な永遠の神が変革を仕上げ」とは 星座群や地球の運行がポ-ルチェンジのようなことで揺らぐことを意味していることが理解できる。
「その運行は いつの世までも続くものではない」は 星座群や地球の運行がポ-ルチェンジのようなことで揺らぐことを意味していることであれば、「地球のノアの大洪水のシステム」は そのまま地球に組み込まれたままであるから、「ノアの大洪水」が終わったとしても次の「ノアの大洪水」があり、繰り返し繰り返し続くことを説明していることになる。
もっと、理解し難いのは 「神の意志が果たされないというのはありえない」であろう。
どうやら、ここで云う神とは 我々が説明する神サタンであるとすれば、「ノアの大洪水」を停止しようなどと試みてもダメということを説明していることになる。

{27意訳の注釈-02}
8000年代(西暦2000~2999年)に入ったとき、天地がひっくり返るような異変がある。
そのとき、広大な次元にある第8番目の天球をもつ天空となる。
そのとき、そこで、偉大な永遠の神が人類の認識と現実のありようの変革を仕上げる。
そして、その異変が完了のとき、揺れ動いた星座群と地球は 星座群と地球の自らの運動(自転)を揺るぎない安定したものにする。
そのとき、反転自転運動すると言う超越的な自転運動を再開するだろう。
そのために、揺らぎ動いた天空の星座群も安定した運行をするようになる。
「地表の滑り回転」の地球物理的な現象の説明と理解すると以上のようになる。

{27意訳の注釈-03}
ヤス氏のブログの「コルマン博士最新論文全訳」において下記のような記述がある。


{・・・・マヤカレンダーを刻印しているマヤのトトュグエロの遺跡には9つの宇宙の諸力が顕現するとはっきりと記されている。
また、現代科学が提示するさまざまな事実から見て、宇宙的な計画の9つの進化段階がすべて同時に終了するポイントに近づいていることは明らかである。・・・・}


もしかすると、ノストラダムは 「広大な次元にある第8番目の天球をもつ天空」をマヤカレンダーの9つの宇宙の諸力が顕現・宇宙的な計画の9つの進化段階と同じ様なことを説明しているのかもしれない。
広大な超宇宙の進化階梯の第8番目の天空・宇宙を指し示していると考えられるからである。
なお、進化階梯において、上位の9階梯・8次元の天空はそれ以下の1~8階梯・01234567次元の天空の宇宙を内包するので、その進化階梯の全てをも内包して、顕在化すると云うことになる。
0123456789~次元の天球・広がりを持つ天空・宇宙、 123456789~進化階梯、0次元と1進化階梯とその起源の開始数の表現の違いとも受け取れるからである。


28---------------
combien que par ambigues opinions excedants toutes raisons naturelles par songes Mahometiques, aussi aucunesfois Dieu le createur par les ministres de ses messagiers de feu, en flamme missive vient a proposer aux sens exterieurs mesmement a nos yeux, les causes de future prediction significatrices du cas futur

{28翻訳}
マホメットの夢想のようなあらゆる自然の理性を超える曖昧な説がどう言おうと、神の意志は果たされるのである。
だから、創造主たる神は幾度も、炎を携えた火の使者を仲介として、予知する人にはっきりと示されるはずの未来の出来事を明かす未来に関する予言の諸々の原因を、私たちの知覚と目に提示して見せるのである。

{28意訳}
マホメットの夢想のようなあらゆる自然の理性を超える曖昧な説がどう言おうと、神の意志は 果たされるのである。
だから、創造主たる神は 幾度も、炎を携えた火の使者を仲介として、予知する人にはっきりと示される。
その天啓の未来の出来事を明かして見せる。
未来に関する予言の諸々の原因を、私たちの知覚と目に提示して見せるのである。

{28意訳の注釈-01}
誰が何と云おうと、神の意志は 果たされることの説明である。
それ故に、その人類の創造主の神は 計画を目の前に実施してみせることの説明をしている。
そして、諸々の予言の出来事の原因・背後で人類を操る地球劇場のありようを、目の前に示してくれることを説明している。


29---------------
qui se doit a celuy qui presaige manifester. Car le presaige qui se faict de la lumiere exterieure vient infalliblement a juger partie avecques, et moyennant le lume interieur : combien vrayement que la partie qui semble voir par l'oeil de l'entendement, ce qui n'est par la lesion du sens imaginatif,

{29翻訳}
なぜなら、外部の光からなる予言は 外部の光を用いて、部分的に必ずものごとを判断できるようになるからである。
事実、眼で見て理解されるような部分は想像力を煩わす必要はない。

{29意訳}
神の天啓による予言は 予言を理解すると、予言の内容の部分的な出来事が事前に必ず判断理解出来るようになる。
事実、人々が目で見て理解出きるような出来事になれば、想像力が無くても分かるようになる。

{29意訳の注釈-01}
神の天啓による予言の理解の仕方に付いての説明である。


30---------------
la raison est par trop evidente, le tout estre predict par afflation de divinite, et par le moyen de l'esprit angelique inspire a l'homme prophetique, rendant joinctes de vaticinations le venant a illuminer, lui esmouvant le devant de la phantasie par diverses nocturnes apparitions, que par diurne certitude prophetise par administration Astronomique, conjoincte de la sanctissime future prediction, ne considerant ailleurs qu'au courage libre.

{30翻訳}
その理由は全く明白である。
聖別された予言を予言者にもたらし、天啓を授け、幾夜にもわたって現われる種々の幻で予言者から想像を取り除く、神の息吹きと予言者に鼓吹される天使の霊感とでもって、すべては予言されるのであり、予言者は、未来に関する聖なる予言と結びつく天文学の知識を駆使し、自由な意志だけを保持しながら、昼中の確実さでもって予言するのである。

{30意訳}
その理由は 次のことから全く明白である。
1.聖別された予言を予言者にもたらし、天啓を授け、幾夜にもわたって現われる種々の幻で予言者から人間的な余計な想像を取り除く。
2.神の息吹きと予言者に鼓吹される天使の霊感とでもって、すべては 予言されるのである。
3.予言者は、未来に関する聖なる予言と結びつく天文学の知識を駆使し、自由な意志だけを保持しながら、昼中の確実さでもって予言するからである。

{30意訳の注釈-01}
ノストラダムスの予言の作る過程の説明の理由の説明を重ねてしている。


31--------------
Viens a ceste heure entendre, mon fils, que je trouve par mes revolutions que sont accordantes a revelee inspirations, que le mortel glaive s'approche de nous maintenant, par peste, guerre plus horrible qu'a vie de trois hommes n'a este et famine, lequel tombera en terre, et y retournera souvent, car les Astres s'accordent a la revolution, et aussi a dict : Visitabo in virga ferrea iniquitate eorum et in verberibus percutiam eos.

{31翻訳}
わがの子よ、今こそ、啓示された霊感と一致する予測で私が見出したことを理解しに来たれ。
疫病と、三人の男が原因で起こるこのうえなくおぞましい戦争と飢饉のもとに死の剣が私たちに迫っているからだ。
そして、この剣は地上に振りおろされ、たびたびこれが繰り返されよう。
というのは、天体が変革に一致しているからだ。
これは主の言われたところでもある。
「私は彼らをその邪悪さゆえに鉄の棒で悩ませ、彼らに苔打ちを加えるであろう」。

{31意訳}
(わが予言の子)よ、今こそ、啓示された霊感と一致する予測で私が見出したことを理解するために我が予言集の基に来なさい。
(わが予言の子)よ、お前が我が予言を理解してその原因の「疫病と、三人の男が原因で起こるこのうえなくおぞましい戦争と飢饉によって現出する「死の剣」が、私たち人類に迫っているからだ。
そして、この「戦争と飢饉の死の剣」は 地上に振りおろされ、たびたびこれが繰り返されよう。
というのは、天体の運行から見える変革が一致しているからだ。
これは 主の言われたところでもある。
「私は 彼らをその邪悪さゆえに鉄の棒で悩ませ、彼らに苔打ちを加えるであろう」。

{31意訳の注釈-01}
ここで三人の男と云うのが誰であるか?が問題となる。
この三人を理解するには 「シオンの議定書」に書いてあることから理解出きる。
彼等が作る疑似ユダヤ人たちの専制国家の構造を支えるのは 三人の人物で、王を立てこれを操るというものである。
そして、この三人こそ、地球劇場を裏で操っている不死とも言える人型の生き物である
この内容から、陰の世界政府などを操る人型の存在が幾人いるかということが理解出きる。


32--------------
Car la misericorde de Dieu ne sera point dispergee un temps, mon fils, que la pluspart de mes Propheties seront accomplies, et viendront estre par accomplissement revolues. Alors, par plusieurs fois durant les sinistres tempestes, Conteram ergo, dira le Seigneur, et confringam, et non miserebor,

{32翻訳}
神の慈悲は、わがの子よ、私の予言の大部分が実現され、この実現が全きものとなるまでは、暫時広まることはないからである。
それで、不吉な嵐の最中に何度も、「私は彼らを打ち倒し、-と神は言う-打ち砕き、憐れみをかけない」。

{32意訳}
神の慈悲は、(わが予言の子)よ、私の予言の大部分が実現され、この実現するまでは、暫時広まることはない。
それで、不吉な嵐の最中に何度も、私は 彼らを打ち倒し、打ち砕き、憐れみをかけない」。-と神は言う-

{32意訳の注釈-01}
我が予言の大部分が現実となるまで、少しも人々に広がることはない。
が故に、人類が不吉な「死の剣」の嵐の最中、私(神)は 彼等をうち倒し打ち砕き、哀れみをかけないのだ。


33--------------
et mille autres adventures qui adviendront par eaux et continuelles pluyes, comme plus a plain j'ay redige par escrit, aux mienes autres Propheties qui sont composees tout au long, in soluta oratione, limitant les lieux, temps, et le terme prefix, que les humains apres venus verront, cognoissants les adventures advenues infailliblement, comme avons note par les autres, parlans plus clairement : nonobstant que soubs nuee seront comprinses les intelligences : sed quando sub mouenda erit ignorantia, le cas sera plus esclarci.

{33翻訳}
他に無数の出来事が、水と降り続ける雨によって起こるだろう。
そのことは私が他の予言のなかでいっそう十全に書き記したとおりである。
私の予言はすべからく、「散漫な文体で」書かれており、場所、時間、あらかじめ定められた期限を限定している。
後世の人びとがそれらを見て、私が他の予言についてはより明瞭な言葉で書き留めておいたとおりに、出来事が起こっていくのを悟ることであろう。
というのも、この不明瞭に思える外観にもかかわらず、これらの事柄が理解できるようになるからである。
”しかし無智が一掃されたときに”事情はさらに明白になるだろう。

{33意訳}
他に無数の出来事が、水と降り続ける雨によって起こるだろう。
そのことは 私が他の予言のなかでいっそう十全に書き記したとおりである。
私の予言は すべからく、散漫な文体で場所、時間、あらかじめ定められた期限を限定して書いている。
後世の人びとがそれらを見て、私が他の予言については より明瞭な言葉で書き留めておいたとおりに、出来事が起こっていくのを悟ることになるのである。
というのも、この不明瞭に思える予言の外観・内容の姿にもかかわらず、これらの事柄が理解できるようになるからである。
予言が現実となり、人々の無智が一掃されたとき、そのことは さらに明白になる。


34---------------
Faisant fin mon fils, prens donc ce don de ton pere Michel Nostradamus, esperant toy declarer une chacune prophetie des quatrains icy mis. Priant au Dieu immortel qu'il te vueille prester vie longue, en bonne et prospere felicite. De Salon ce I. de Mars 1555.

{34翻訳}
この贈物を受け、願わくは、ここに収められた四行詩から成るそれぞれの予言を世に知らしめんことを。
おまえが繁栄ある至福のうちに末永く生を享けんことを不滅の神に祈念し奉る。

{34意訳}
この手紙を終えるにあたって、(わが予言の子)よ、おまえの父親ミシェル・ノストラダムスのこの贈物の予言集「諸世紀」を受け、願わくば、ここに収められた四行詩から成るそれぞれの予言を世に知らしめんことを祈る。
おまえが繁栄ある至福のうちに末永く生を享けんことを不滅の神に祈念し奉る。
サロンにて、1555年3月1日





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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E7%93%B6%E5%AE%AE

<宝瓶宮>

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宝瓶宮(ほうへいきゅう)は、黄道十二宮の11番目である。
獣帯の黄経300度から330度までの領域で、だいたい1月21日から2月18日の間まで太陽が留まる(厳密には、太陽通過時期はその年ごとに異なる)。
四大元素の空気に関係していて、双児宮・天秤宮と一緒に空気のサインに分類される。
対極のサインは獅子宮である。
宝瓶宮のデータ [編集]
アストロロジカルシンボル - ゾディアックシンボル - 水瓶を垂れ流している男?
標準的な期間 - 1月21日-2月19日
2区分 - 男性
3区分 - 定着
4区分 - 風
居住の座 - 土星・天王星。
天王星の発見により、土星は宝瓶宮の副守護星になった。
高揚の座 - 今なそ。
占星術師によっては水星を宝瓶宮の高揚の座としていることもある。
占星術師によっては海王星や冥王星を宝瓶宮の高揚の座としている場合もあるが、これについては様々な議論がある。
障害の座 - 太陽
転落の座 - なし。
占星術師によっては海王星や冥王星を宝瓶宮の転落の座としている場合もあるが、これについては様々な議論がある。


神話 [編集]
みずがめ座はメソポタミア文明に由来があるらしく、はっきりしたギリシア神話がない。
必ず、ひっくり返った水を流し続ける水がめ、あるいはそれを持つ男性(ドイツ語ではみずがめ座は「水の男-ヴァッサーマン(英語の「ウォーターマン」に相当)」と呼ばれる)後として描かれる。
通常、ガニュメデス(わし座を参照)の持つ水がめであるとされる。
水がめから流れた水は、そのままエリダヌス川(エリダヌス座)の流れになっている。






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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E8%9F%B9%E5%AE%AE

<巨蟹宮>

提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』移動: ナビゲーション, 検索巨蟹宮(きょかいきゅう)は、黄道十二宮の4番目である。
獣帯の黄経90度から120度までの領域で、だいたい6月22日から7月23日の間まで太陽が留まる(厳密には、太陽通過時期はその年ごとに異なる)。
四大元素の水に関係していて、天蝎宮・双魚宮と一緒に水のサインに分類される。
対極のサインは磨羯宮である。
スロベニア発行の0.5ユーロ硬貨にはかに座が描かれている。
同国が独立を宣言した1991年6月25日のサン・サイン(太陽が位置していたサイン)が巨蟹宮だったことにちなむ。
実際には、太陽がかに座に位置していたわけではないので、かに座の星の並びを描いたのは誤りである。
巨蟹宮のデータ [編集]
シジル - ゾディアックシンボル - 蟹 標準的な期間 - 6月22日-7月23日
2区分 - 女性
3区分 - 活動
4区分 - 水
居住の座 - 月
高揚の座 - 木星。
海王星も占星術師によっては巨蟹宮の高揚の座とすることもあるが、これについては様々な議論がある。
障害の座 - 土星
転落の座 - 火星


神話 [編集]
ゼウスの子勇者ヘラクレス(ヘルクレス座)は、誤って自分の子を殺した罪を償うため、12の冒険を行うことになった。
そのうちの1つがヒュドラ(うみへび座)の退治である。
ヘラクレスはゼウスの愛人の子であり、ゼウスの妻である女神ヘラはヘラクレスを快く思っていなかった。
ヘラは、この冒険のとき巨大な化け蟹を使いに出し、はさみでヘラクレスの脚を切ろうとした。
しかし、ヒュドラとの格闘中のヘラクレスは、全く気付かずに化け蟹を踏み潰して殺した。
化け蟹は天に昇りかに座となり、同じくヒュドラもうみへび座になった。






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http://www2.ncc.u-tokai.ac.jp/suzuki/Zodiac/Zodiac.htm

<黄道十二宮>

黄道十二宮の名前(アラビア・ギリシャ・ラテン)
黄道十二宮の名前(日本・中国)
イブン=クタイバの黄道十二宮

現代の日本では、星占いの好きな人がたくさんいるようです。
テレビで毎朝、「今日運勢がいいのは、おひつじ座の人」などと言っています。
このような種類の星占いはメソポタミアで始まったもので、“おひつじ座”、“おうし座”、“ふたご座”、“かに座”・・・などの12個の“星座”を使うのが特徴的です。
これらの“星座”が、黄道十二宮です。
しかし、黄道十二宮は、普通に言う星座ではありません。
ある人が生まれたときの太陽(や月や惑星)の位置を示すために、特別につくられたものなのです。
太陽は星空の中を1年で1周しますが、その通り道が“黄道”です。
太陽はまっすぐに進みますので、その道筋は直線、ではなくて、円になります。
(元に戻ってきますからね。)
黄道十二宮は、その円を正確に12等分したものです。
(実は、黄道円そのものでなくて幅があってもいいのですが。
いずれにせよ、12等分というところがポイントです。 )
各宮の名前は、もともとそのあたりにあった星座の名前がつけられていますからややこしいのですが、星座とは別のものなのです。
(だから、“おひつじ座”ではなくて“おひつじ宮”のように言ったほうが、誤解を避けるという点でよいと思います。
「白羊宮」というような用語を使うべきだと主張する人もいます。 )
円の1周は360度ですから、1つの宮はどれも30度になります。
そこで、「今日の太陽はおひつじ座12度にある」などと太陽の位置を表すと、とてもわかりやすい、すっきりした表し方になります。
月や惑星は、黄道の付近を動きますが、太陽のように一定の道筋を通ることはありません。
多少北や南にもずれます。

● そこで、黄道を中心線として、月や惑星が通る範囲をふくむ帯を想像することができます。
これが“黄道帯”です。
(この黄道帯を12等分したもの、というのが、黄道十二宮の一番適切なイメージです。 )
月や惑星の位置は、この黄道帯の中で、黄道の方向にどれだけ行ったか、黄道から北や南にどれだけずれているか、ということで表すことができます。
「今日の火星はおうし座26度、北1度にある」などと言うわけです。
これをさらに空の全部に拡張すると、どんな星の位置も、黄道方向と南北方向の2つの度数で表すことができます。
これが“黄道座標”と呼ばれるもので、古代の天文学の発達に決定的に重要な役割を果たしました。
「これがあったからこそ、天文学は大きく発展できたのだ」とも言えるくらいのものです。
実際、メソポタミア・ギリシャ・アラビア・ヨーロッパの天文学は、黄道十二宮をこのように使った黄道座標によって成り立ってきました。
現代の天文学では“赤道座標”のほうがよく出てきますが、近代以前で天文関係の座標といえば、黄道座標だったのです。
黄道十二宮と似たものに“二十八宿”があります。
月の通り道に沿って設定された28個の星座です。
“月宿”とか“星宿”とか呼ばれることもあります。
月宿は主に中国、インド、アラビアで知られています。
こちらは、黄道十二宮と違って、月の通り道を28等分したものではありません。
(そもそも月の通り道は1つの円にはなりません。)

座標としての機能は黄道十二宮ほど徹底したものではありませんでしたが、中国では星の位置をあらわすのにこの二十八宿を使いました。






===8=============

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%82%B9

<ウゥルカーヌス>

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移動: ナビゲーション, 検索 この項目では、ローマ神話のウルカヌスについて記述しています。
その他の「ウルカヌス」については「バルカン」をご覧ください。

ヴァルカン像。
茨城県日立市かみね公園にて。
同市の姉妹都市であるアメリカ合衆国アラバマ州バーミングハム市から贈られたもの。
ウルカヌス(ウゥルカーヌス、Vulc?nus)は、ローマ神話に登場する火の神。
ムルキベル (Mulciber) とも呼ばれた。
後にギリシア神話の鍛冶神ヘパイストスと同一視される。
英語読みのヴァルカン (Vulcan) でよく知られる。
ロムルスあるいはサビニ人の王タティウスが信仰を始めたという。
祭日は8月23日のウルカナリア(Vulc?n?lia)であった。
ウルカヌスの神話はほとんどがヘパイストスのものであり、独自の神話は残っていない。


語源
ウルカヌスの語源説は複数があるが、どれも確実なものではない。
一般的に受け入れられているのはヴェーダ語のvarcas「輝き」、アヴェスター語のvar??ah「力、エネルギー」と同じインド・ヨーロッパ祖語に由来するというものである。
varcasはウルカヌスと同じ火の神アグニや太陽神スーリヤの持ち物であるとされた。
ほかにはエトルリアの神ウォルカヌスに由来するという説、前ギリシア文明期のクレタ島の神ウェルカノス(?ελχανο?)に由来するという説もあるが、どちらも意味的・神話学的にウルカヌスと共通点がなく、偶然の一致である可能性が高い。
またオセット人のナルト叙事詩に登場する鍛冶神クルダレゴン(Kurdalagon)の方言形Kurdalawargonを分解して得られるwargonには「狼」という意味があり、そしてウルカヌスと音声上一致するという説もある。
しかしこれにしても、ウルカヌスが鍛冶の神であるのはヘパイストスに関連付けられて以降だし、ウルカヌスと狼とは何の関係もない。


ももいちたろう




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