本文へスキップ

フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

<ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの予言・・・カウントダウンの段階になったようですよ!?>
天空編11734~11740

http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11734.html

太陽(ミロク)さんのメール(2010年8月9日)

<ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの予言・・・カウントダウンの段階になったようですよ!?>
コメント===1~3===

{・・・ヒルデガルトは1098年、ドイツのバーメルハイムの大土地所有者の末娘として生まれた。
兄弟姉妹は、全員、司祭と修道女になる。・・・・}

の予言の中に終末に関する予言の描写があるようだ。
彼女の幻視による予言では 「世の終わりに大彗星が来る!?」と説明している。
この彗星が次のような地球物理的な現象を起こすようである。

「はかり知れぬ力を持つ大彗星が海から多くの水を押しだし、多くの国々に洪水を起こし、多くの飢饉と疫病を生む。
海岸沿いの都市はみな震えあがり、多くが津波によって破壊される。
生物のほとんどは死に絶え、免れた者さえ恐るべき病によって死ぬだろう」


この内容は 「ノアの大洪水を惑星Xが接近する時の様子を説明している」と良く似ている。

「大彗星が来る前に、善良な人々を除き、多くの国々の民が欠乏と飢えで清められる。
相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国は、地震、嵐、津波によって滅びる。
この国は二分され、その多くが海没する。
この国は、海辺で多くの悲劇に遭い、虎と獅子によって東洋の植民地を失うだろう」


以上の出来事については ノアの大洪水を理解していれば特別に難しい内容を含んでいない。
問題は 次ぎの予言の 「・・・・地球がその軌道を外れるときに到来する。・・・・」 と言う説明である。
分かりやすく言えば、地球が公転軌道をズラスほどの引力を地球に加えることを考慮すると、それは 大彗星の接近(大彗星と地球の大凡垂直に近い引力によって地球の公転軌道がズレルことを意味する)と関係があると考えられ、その彗星は特大の大きさと推察する他はない。
そのような超大彗星であればこそ、「・・・・はかり知れぬ力を持つ大彗星が海から多くの水を押しだし、多くの国々に洪水を起こし、・・・」とある予言の意味も理解出きるのである。
どうやら、この予言からは ももいちたろうの指摘する惑星Xを予言的に指摘していると結論されるのである。
面白いのは 相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国=アメリカのことのようであるが、滅びるようであるし、このことについては 以前から説明しているので特別目新しいものもない。
多分、ロシアと中国の例えかもしれない「獅子と虎=上海機構」によって、日本は アメリカから引き離されるようになるので、アメリカの経済を支えている植民地国の日本国民もその実体を理解して離れていくことを説明しているようである。
別の予言から、その前に、日本に巣くっている売国奴達が、沈没するアメリカを頼って、日本から逃げ出すようであるが・・・・

「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。
この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」


滅びの子=反キリストが活躍するのは 「・・・地球がその軌道を外れるときに到来する。・・・・」そうであるから、結構、このときは慌ただしい毎日ということになりそうですね。
それにしても、気に入らないのは 三項の<ビル・ゲイツ氏らの呼び掛けで、米資産家40人が財産寄付を“誓約”>の情報である。

「・・・・・資産の半分以上をなんらかの慈善事業に寄付すると宣言したと発表した。
・・・・・米国の資産家を対象に始めたこの取り組みは、今後世界に拡大していく計画だ。・・・・」


このように言われれば、お人好しは 慈善事業と感動するかもしれないが、種子の保存・地下都市の建設・惑星Xの接近などなどの情報と絡ませて受け取れば、奴らの守銭奴が地球の人類の貨幣や芸術資産など持っていてももうすぐに価値が無くなるので、偽善者ぶっていることが良く分かるのである。
言い換えれば、この予言の大彗星の接近がカウントダウンの段階に至っているということの傍証に他ならないからである。
もう少し我慢して待ちましょうね!!!

世の終わりに大彗星が来る!?
現代を語るこんな予言もある。

「大彗星が来る前に、善良な人々を除き、多くの国々の民が欠乏と飢えで清められる。
相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国は、地震、嵐、津波によって滅びる。
この国は二分され、その多くが海没する。
この国は、海辺で多くの悲劇に遭い、虎と獅子によって東洋の植民地を失うだろう」

「大洋の中」を“大洋に囲まれている”という意味に解釈するなら、「大国」とは太平洋と大西洋の間にある国ということになるだろう。
となると、アメリカのことか。
確かにアメリカは「相異なる家系と種族が共存する」多民族国家で、現在、地震やハリケーン、洪水などで悩まされている。
またかって戦時中、アメリカ領のフィリピン、つまり「東洋の植民地」を日本軍に奪われた歴史がある。
さらに「国が二分され」とは、二大政党の対立の激化を、また、「東洋の植民地」とは、じつは、アメリカの安保上重要な位置を占める日本のことなのかもしれない。
それにしても気になるのが、冒頭の「大彗星」がもたらす大災厄だ。

「はかり知れぬ力を持つ大彗星が海から多くの水を押しだし、多くの国々に洪水を起こし、多くの飢饉と疫病を生む。
海岸沿いの都市はみな震えあがり、多くが津波によって破壊される。
生物のほとんどは死に絶え、免れた者さえ恐るべき病によって死ぬだろう」

今のところ、アメリカをはじめ、世界のどの国々も、この予言にあるような大災厄を被っていない。
だが、彼女によれば、それは世の終わりに起こるという。
では、「世の終わり」はどんな形でやってくるのか?

http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11735.html
まず“反キリスト”が登場するらしい。
「∃ハネの黙示録」で人類に刻印を押すといわれている、あの「獣」だ。

「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。
この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」

反キリストは、イスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。
彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮し、「ユダヤ人の救世主」として、世界に迎え入れられるらしい。

「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。
健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。
自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」

この反キリストには強力なバックアップが現れるという。
「偽法王」だ。

「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。
そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し、自分を法王に選出させるだろう。
彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」

さらに予言はこう続く。

「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。
彼の刻印は地獄の洗礼。
人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。
この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。
そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」

偽法王と反キリストの結託。
それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまうという。
政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ち、人類は「この刻印を持たぬ者は売ることも、買うこともできなくなるほど」彼らによって、完全に支配されてしまうというのだ。

「キリスト者」に象徴される、反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」。

獣の完全な支配の前には、むなしいあがきにすぎないのである。
「世の終わり」はどんな形でやってくるのか?
まず“反キリスト”が登場するらしい。
「∃ハネの黙示録」で人類に刻印を押すといわれている、あの「獣」だ。

「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。
この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」

反キリストは、イスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。
彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮し、「ユダヤ人の救世主」として、世界に迎え入れられるらしい。

「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。
健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。
自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」

この反キリストには強力なバックアップが現れるという。
「偽法王」だ。

「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。
そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し、自分を法王に選出させるだろう。
彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」

さらに予言はこう続く。

「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。
彼の刻印は地獄の洗礼。
人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。
この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。
そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」

偽法王と反キリストの結託。
それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまうという。
政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ち、人類は「この刻印を持たぬ者は売ることも、買うこともできなくなるほど」
彼らによって、完全に支配されてしまうというのだ。
「キリスト者」に象徴される、反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」。
獣の完全な支配の前には、むなしいあがきにすぎないのである。

戦慄すべき反キリストが倒れた刹那、人々は正気に戻る。
その後の世界を予言はこう語る。

「荒廃と戦争に続き、キリストの再臨を前に、一時平和な時代が来る。
神は、最も豊かな祝福を人類に注がれ、豊作とまばゆいばかりの繁栄が地上に広がる」

真に平和な時代が来る……。
だが、これが結末ではない。
予言はさらに未来へ向けられているのだ。

「諸元素は突如、予期せぬ動きによって解き放たれ、全被造物が激しい動きに投げだされる。
火は燃えつき、風は分解し、水は涸れ、地は揺さぶられる。
閃光が炸裂し、落雷が起こり、山脈は砕け、森は倒れ……生き物はすべて死滅する。
火は大気を燃えつくし、水は全地を呑みつくす。
こうして……この世の汚れたものはみな消滅する」

じつにすさまじい光景だ。
これは大彗星の接触が引き起こす「ポール・シフト(極移動)」による大災厄を語ったものではないか。


http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11736.html

--- 参考文献 -----------

1。 <神の花嫁が見た“終末の幻” ビンゲンのヒルデガルト(『ムー』99年1月号)>
http://www.asyura.com/sora/bd6/msg/937.html

2。<ヒルデガルト・フォン・ビンゲン>出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%
E3%83%87%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%
83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%
BB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%B3

3。 <ビル・ゲイツ氏らの呼び掛けで、米資産家40人が財産寄付を“誓約”>
8月6日12時42分配信 ITmedia エンタープライズ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=
20100806-00000026-zdn_ep-sci

--- 参考文献(詳細)-----------


===1==============

http://www.asyura.com/sora/bd6/msg/937.html

神の花嫁が見た“終末の幻” ビンゲンのヒルデガルト(『ムー』99年1月号)

投稿者 SP' 日時 2000 年 5 月 18 日 18:34:59:

回答先: ノストラダムスの手紙からましな部分…? 投稿者 SP' 日時 2000 年 5 月 18 日 18:24:48:

文=林 陽

法王も認めた「真実の天啓」

 キリスト教世界で、“聖人”と呼ばれる人は数多い。しかし“予言者”となると、その数は限られる。しかも数百年後の事件までピタリと当てるほどの予言の才を持つ人となれば、さらに数えるほどしかいないだろう。
 聖ヒルデガルトはまさにそんな“聖人”だった。彼女はなんと、500年先、900年先のことまで正確に予言。それに照らし合わせてみると、どうも現代は「最終段階」に突入したようなのだ。
 詳しいことは後述するとして、まずその生い立ちを追ってみたい。
 ヒルデガルトは1098年、ドイツのバーメルハイムの大土地所有者の末娘として生まれた。兄弟姉妹は、全員、司祭と修道女になる。
 彼女は胎内にいるときのことを正確に記憶していたといわれ、5歳のころから、神を幻に見るようになったと伝えられる。8歳のときベネディクト派の修道院に入り、女隠者ユッタに師事。15歳で正式に修道女となり、38歳から女子共同体の指導者になった。
 早くからヒルデガルトの幻視と予言の才能に注目したのが、修道院の主任司祭ポルマール神父である。彼は彼女の口述を逐一記録にとり、長上に報告しつづけた。
 やがて彼女の幻視は、ときの法王エウゲニウス3世によって「真実の天啓」と認められたのである。
 1147年、ヒルデガルトはルペルツベルクに女子共同体を移し、初の女子修道院を設立。彼女はここで81歳の生涯を閉じるまで啓示を受けつづけ、多くの著作を残した。
 代表作のひとつ『各種被造物の微細性に関する9つの書』は、百科事典的な論理構成でつづられた自然科学書で、動物界、植物界、鉱物界についての“霊的な洞察”や、治療面での有効性を語る。
 また、姉妹編の『複合医学書』は、病気の原因と治療法をまとめた大著。最近、ここで論じられる自然医学の有効性が注目され、つぎつぎに翻訳されている。
 さらに彼女は、自分が聞いたという“天界の音楽”を譜面に移し、幻想的な聖歌をたくさん創作した。現在、それらはテープやCDとなって、世界中で販売されている。

現代の環境問題もずばり的中!

 ところで、数多い著作のなかでも、特に注目されるのが、『スキビアス』(主の道を知れ)と『リベル・ディビノルム・オペルム』(神業の書)というふたつの予言書だ。そこには天地創造から人類の最終的な救済に至る歴史が、幻視とその解釈という形で克明につづられているのである。
 ヒルデガルトはいったいどんな歴史を幻視したのか? 彼女の時代から見た未来に関する“予言”を具体的に見ていこう。『神業の書』に次のような予言がある。
「王子たちと国民が教皇の権威を否定する時代がくる。各国は教皇より自分たちの教会指導者をとるようになる。ドイツは二分される」
 この予言を残してから400年後、宗教改革によってプロテスタント教会が誕生。多くの国々が新教を奉じるようになった。つまり、「教皇より自分たちの教会指導者をとるように」なったのだ。
 さらに、宗教改革から400年後の1949年、その中心となったドイツは東西に「二分」されてしまう。そう、彼女の予言が現実化したのである。
 こればかりではない。なんと、戦後のヨーロッパの重工業化による悲惨な公害やあの環境ホルモンの問題をも予言していたのだ。
「神の命令によって、重たい霧と最も濃密な塵を運ぶ力強い風が北に起こり、人々の喉と目を冒す。……それから、7人の女がひとりの男をめぐって争うようになるほど、男の数が減る」
 ヒルデガルトの故国ドイツから見た「北」とは、北海から北極にかけての地域である。今や北海は地球最大の汚染地域だ。周辺河川から大量の汚染物質が流れ込み、それらが海底に溜まって硫化メチルを産みだし、これが大気中に放出され、欧州全域の酸性雨の3分の1を作りだしている。
 さらに北極は、北半球のスモッグが集中する場所だ。この黒く「重たい霧」(北極霞という)には、多量の重金属、窒素酸化物、硫黄酸化物が含まれていて、これが∃-ロッパに逆流する現象が起きているのだ。「目」と「喉」は、そんな公害によっていちばん冒されやすい粘膜である。
 また、最近では環境ホルモンの影響による「精子の減少、奇形」が問題になっている。まさに「男の数が減っている」のだ。

世の終わりに大彗星が来る!?

 現代を語るこんな予言もある。
「大彗星が来る前に、善良な人々を除き、多くの国々の民が欠乏と飢えで清められる。相異なる家系と種族の民が共存する大洋の中の大国は、地震、嵐、津波によって滅びる。この国は二分され、その多くが海没する。この国は、海辺で多くの悲劇に遭い、虎と獅子によって東洋の植民地を失うだろう」
「大洋の中」を“大洋に囲まれている”という意味に解釈するなら、「大国」とは太平洋と大西洋の間にある国ということになるだろう。となると、アメリカのことか。
 確かにアメリカは「相異なる家系と種族が共存する」多民族国家で、現在、地震やハリケーン、洪水などで悩まされている。またかつて戦時中、アメリカ領のフィリピン、つまり「東洋の植民地」を日本軍に奪われた歴史がある。
 さらに「国が二分され」とは、二大政党の対立の激化を、また、「東洋の植民地」とは、じつは、アメリカの安保上重要な位置を占める日本のことなのかもしれない。
 それにしても気になるのが、冒頭の「大彗星」がもたらす大災厄だ。
「はかり知れぬ力を持つ大彗星が海から多くの水を押しだし、多くの国々に洪水を起こし、多くの飢饉と疫病を生む。海岸沿いの都市はみな震えあがり、多くが津波によって破壊される。生物のほとんどは死に絶え、免れた者さえ恐るべき病によって死ぬだろう」
 今のところ、アメリカをはじめ、世界のどの国々も、この予言にあるような大災厄を被っていない。だが、彼女によれば、それは世の終わりに起こるという。では、「世の終わり」はどんな形でやってくるのか?
 まず“反キリスト”が登場するらしい。「∃ハネの黙示録」で人類に刻印を押すといわれている、あの「獣」だ。
「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」
 反キリストは、イスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮し、「ユダヤ人の救世主」として、世界に迎え入れられるらしい。
「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」
 この反キリストには強力なバックアップが現れるという。「偽法王」だ。
「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し、自分を法王に選出させるだろう。彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」
 さらに予言はこう続く。
「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。彼の刻印は地獄の洗礼。人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」
 偽法王と反キリストの結託。それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまうという。政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ち、人類は「この刻印を持たぬ者は売ることも、買うこともできなくなるほど」彼らによって、完全に支配されてしまうというのだ。
「キリスト者」に象徴される、反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」。獣の完全な支配の前には、むなしいあがきにすぎないのである。
 なんと恐ろしい予言だろう。もしかしたら、こうした事態は、もう進行しているのかもしれない。
 さて、完全な支配をはたし、地上最高の権力を握った時点で、反キリストは自分を「神」と宣言。最後の奇跡を試みるが、そこには意外な結末が待っているという。
「昇天の計画は、精巧な装置を巧みに操縦することによって準備された。その出来事が起こる瞬間、耐えがたい悪臭を放つ雲が発生する。昇天の瞬間に落雷が彼を襲い、打ち殺す。この事件を通して多くの人が正気に戻ることだろう」
 地球の支配を完成させた反キリストは、宇宙に飛び立ち、さらなる支配を全宇宙に広げようとでもいうのか? それとも、地上を完全に破壊すべく、恐ろしい兵器でも発射させようというのだろうか? いずれにせよ、何らかの形で、彼は神を騙る「最後の仕上げ」を試み、その絶頂で失敗する。

一時的な平和の後のほんとうの結末

 戦慄すべき反キリストが倒れた刹那、人々は正気に戻る。その後の世界を予言はこう語る。
「荒廃と戦争に続き、キリストの再臨を前に、一時平和な時代が来る。神は、最も豊かな祝福を人類に注がれ、豊作とまばゆいばかりの繁栄が地上に広がる」
 真に平和な時代が来る……。だが、これが結末ではない。予言はさらに未来へ向けられているのだ。
「諸元素は突如、予期せぬ動きによって解き放たれ、全被造物が激しい動きに投げだされる。火は燃えつき、風は分解し、水は涸れ、地は揺さぶられる。閃光が炸裂し、落雷が起こり、山脈は砕け、森は倒れ……生き物はすべて死滅する。火は大気を燃えつくし、水は全地を呑みつくす。こうして……この世の汚れたものはみな消滅する」
 じつにすさまじい光景だ。これは大彗星の接触が引き起こす「ポール・シフト(極移動)」による大災厄を語ったものではないか。
 さらに予言は続く。
「立ち上がれ、との神の命令が響くとき、死者の骨は、どこであれ、一瞬にしてつなぎ合わされ、肉に覆われる。こうして、万人が……瞬く間に甦る。このとき、選ばれた者は善行の光に照り輝き、罪深い者は悪行の黒を身に帯びる。彼らの行いは、……赤裸々に現れる」
 ヒルデガルトによれば、このときキリストが天の軍勢をともなって再臨。神に生きた人々は復活し、肉体のまま一瞬のうちに天に上げられ、栄光の世界に迎え入れられるという。それにしても、このようなことはいつ起こるのだろう。
 彼女の啓示によれば、世界は7日(7000年)で周期を完了するという。
「今や世界は第7の時代にあり、時の終わりに近づいている。7日の後に起こることについては、人間には知ることができない」
 じつはイエスの生きた1世紀が6日目の始まりだった。世界が終わるという7日目は、イエスから2000年、つまり20世紀である。彼女の最後の予言が実現するか否かが判明するのは、まさに時間の問題なのだ。


===2==============

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AB%
E3%83%87%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%
83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%
BB%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%B3

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

移動: 案内、 検索

『道を知れ』の挿絵。
神からの啓示を受けているヒルデガルトと、書記のフォルマール。
この絵は修道女達によって描かれたとされる。

ウィキメディア・コモンズには、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンに関連するメディアがあります。

ヒルデガルト・フォン・ビンゲンまたはビンゲンのヒルデガルト(独: Hildegard von Bingen, ユリウス暦1098年 - ユリウス暦1179年9月17日)は、中世ドイツのベネディクト会系女子修道院長であり神秘家、作曲家。

目次
[非表示] 1 概説
2 生涯
3 ヒルデガルトの幻視体験について
4 ヒルデガルトの思想について
5 著作品 5.1 著書
5.2 宗教曲

6 資料
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク


概説 [編集]

神秘家であり、40歳頃に「生ける光の影」(umbra viventis lucis)の幻視体験(visio)をし、女預言者とみなされた。50歳頃、ビンゲンにて自分の女子修道院を作る。自己体験を書と絵に残した。

医学・薬草学に強く、ドイツ薬草学の祖とされる。彼女の薬草学の書は、20世紀の第二次世界大戦時にオーストリアの軍医ヘルツカ(Gottfried Hertzka)により再発見された。才能に恵まれ、神学者、説教者である他、宗教劇の作家、伝記作家、言語学者、詩人であり、また古代ローマ時代以降最初(ギリシア時代に数名が知られる)の女性作曲家とされ、近年グレゴリオ聖歌と並んで頻繁に演奏されCD化されている。中世ヨーロッパ最大の賢女とも言われる。

生涯 [編集]

活動地 マインツ近郊

ザンクト・ディジボード修道院址(オーデルンハイム、ディジボーデンベルク)

活動地拡大
1098年、神聖ローマ帝国のドイツ王国、ラインラントのアルツァイ近く、マインツ大司教区・ベルマースハイム(Bermersheim)で、地方貴族である父ヒルデベルト(Hildebert)、母メヒティルト(Mechtild)の10番目の子供として生まれた。出生地についてはベッケルハイム(Böckelheim)という記述もあり、ディジボーデンベルク近くのベッケルハイム城の在った現在のシュロスベッケルハイム(Schloßböckelheim)と思われるが、詳細は不明である。

1106年より同大司教区オーデルンハイム(Odernheim)のディジボーデンベルク(Disibodenberg)にあるベネディクト会系男子修道院ザンクト・ディジボードの近くで庵を営む修道女ユッタ・フォン・シュポンハイム(Jutta von Sponheim)に育てられる。ユッタはディジボーデンベルク近くのシュポンハイム城の貴族(領主シテファン伯)で、兄弟にケルン大司教フーゴー・フォン・シュポンハイム(de:Hugo von Sponheim)がいる。姓については、シュパンハイム(Spanheim)とシュポンハイム(Sponheim)の両方の記述がある[1]。

後に、彼女の教育にはザンクト・ディジボード男子修道院の修道士フォルマール(Volmar)が加わった[2]。ユッタは敷地内に女子修道院を設立して院長となった。1136年にユッタが死去すると、ヒルデガルトが女子修道院の院長に就任した。

1141年、神の啓示を受けたとして、フォルマールと腹心の修道女リヒアルディス・フォン・シュターデ(Richardis von Stade)の援助の下、『道を知れ』 (Scivias) の執筆を開始し、自らの幻視体験(後の彼女自身の言葉によれば「生ける光の影」(umbra viventis lucis))を初めて公けに表明し、この頃から彼女の幻視体験がマインツ大司教ハインリヒの知るところとなる。

1147年、クレルヴォーの大修道院院長で、当時宗教界に非常に大きな影響力があった聖ベルナールに助言を求めて書簡を送る。同年、教皇エウゲニウス3世によって開かれたトリーアの教会会議において、ヒルデガルトの幻視体験がマインツ大司教ハインリヒによって俎上に載せられる。教皇使節が彼女の許に派遣され、執筆途中の『道を知れ』を持ち帰り、教会会議上でそれが披露され、多くの人に感銘を与えたとされる。この時同席していた聖ベルナールの取り成しもあって、教皇より執筆の認可が正式に彼女に与えられ、これによって彼女の名が広く知られるようになる。また、この頃から典礼用の宗教曲を作詞作曲し始める。彼女の作曲した典礼劇『諸徳目の秩序』(Ordo virtutum)は、作者の知られた典礼劇そして道徳劇としては最も古い。ヒルデガルトはユッタからプサルテリウムの演奏の手解きを受けており、合唱の伴奏楽器として使用したと思われる。

彼女の名声によって各地から修道女が集まり手狭になったため、1150年にビンゲン近郊のルペルツベルク(Rupertsberg)に新しい女子修道院を建設して移る。 ビンゲンとライン川の支流ナーエ川を挟んだ対岸の丘陵地は、ザルツブルクのベネディクト会修道士聖ルペルト(St.Rupert / Rupertus)の一族の所有地であり、その聖遺物が納められてルペルツベルクと名付けられた聖地であった。ヒルデガルトが新しく建設する女子修道院をこの地に定めたのは、聖ルペルトがドイツ圏で初めて女子修道院を建設した人であった事が念頭にあったと思われる。翌年、『道を知れ』が完成した。

年譜


出来事

1098年
誕生

1106年
ユッタのもとへ

1136年
ユッタ没。ヒルデガルト、女子修道院院長就任

1141年
『道を知れ』執筆開始

1147年
聖ベルナールへ書簡
教会会議にてヒルデガルトが話題に。教皇より執筆の正式認可

1150年
ルペルツベルクに新しい女子修道院を建設して移る

1151年
『道を知れ』完成。

1150年代後半
バルバロッサ謁見

1158-63年
ドイツ王国各地へ説教旅行(計3回)

1163年
ルペルツベルク女子修道院に対する保護勅令

1165年
アイビンゲンの修道院建設

1167-70年
病床

1170-71年
ドイツ王国各地へ説教旅行

1173年
フォルマール没。ゴットフリートが『生涯』を執筆

1176年
ゴットフリート没

1177年
ギベール・ド・ガンブルーが『生涯』を追補執筆

1178年
ルペルツベルク女子修道院へ聖務停止禁令

1179年3月
禁令解除

1179年9月17日
死去

1158年から63年にかけて、 ドイツ王国各地へ3回の説教旅行を行い、1150年代後半にはインゲルハイム宮廷 (de:Ingelheimer Kaiserpfalz)にてフリードリヒ1世・バルバロッサ(赤髭王)に謁見した。バルバロッサからは1163年にルペルツベルク女子修道院に対する皇帝による保護の勅令が出される。

1165年にアイビンゲン(Eibingen)に庶民階級のための新しい修道院を建設する。アイビンゲンはビンゲンとライン川を挟んだ対岸の、現在リューデスハイム(Rüdesheim)と呼ばれる丘陵地帯に位置する。1167年から70年は病床に臥すが、70年から翌年に再びドイツ王国各地へ説教旅行を行った。

1173年にフォルマールが死去し、後任に就いたザンクト・ディジボード男子修道院のゴットフリート(Gottfried)はヒルデガルトの『生涯』を執筆開始する。が、1176年にゴットフリートも死去し、翌年、ヒルデガルトとかねてから文通し共感していたベルギーのガンブルー修道院出身のギベール・ド・ガンブルー(Guibert de Gembloux)が彼女の秘書となり、『生涯』を追補執筆する。

1178年、破門された貴族を保護し、その死後同修道院敷地内に埋葬した件で、マインツの司教座聖堂参事会員達との間で確執が起こり、マインツ大司教クリスチャンよりルペルツベルク女子修道院に対し聖務停止(聖体拝領の禁止、聖歌唱の禁止)の禁令が出される。翌年3月禁令が解かれるが、同年9月17日に死去した。

ルペルツベルクの修道院は、17世紀の三十年戦争でスウェーデン軍によって破壊され放棄された。現在地図上にこの名は残っていない。一方、アイビンゲンの女子修道院は19世紀まで存在していたが、俗化が進み、また地所が没収されたために閉鎖された。20世紀になって同地に新しく聖ヒルデガルトの名前を付けた女子修道院が建てられている。

ヒルデガルトの幻視体験について [編集]


『道を知れ』の挿絵。
三位一体を象徴的に表現している。


『道を知れ』の挿絵。
教会の処女性を示す。
ヒルデガルトの幻視体験は対外的には40歳代の『道を知れ』で初めて示さたが、その序文で実は5歳頃から体験していることが述べられている。またその中で彼女は、この幻視体験が興奮状態(トランス)や瞑想状態ではなく、実に意識がしっかりしていて周囲の状況が分かっている正常な覚醒状態で生じ、それを受けている時も周囲で現実に生じている事象を同時に知覚していると述べている。そしてこの幻視体験を Visio(ヴィシオ、英:ヴィジョン)という言葉で表現している。

具体的な幻視の状況について、彼女は後にギベールへの書簡(書簡No.103r,1175年)の中で次のように述べている。


「生き生きした光の影」(umbra viventis luminis)が現れ、その光の中に様々な様相が形となって浮かび上がり輝く。炎のように言葉が彼女に伝わり、また見た物の意味付けは一瞬にしてなされ、長く、長く記憶に留まる。
また別の「生ける光」(Lux vivens)がその中に現れる事があるが、それを見ると苦悩や悲しみがすべて彼女から去ってしまい、気持ちが若返る。

これらの幻視が示す内容は、ほとんどがキリスト教に関わる事柄であり、彼女の基盤となったベネディクト会の規範の範疇で解釈され意味付けがなされている。またこれらを表した幾つかの絵画に見られるように非常に象徴的であり、中世修道会のもつ神秘主義的な面が強く現れているとして後のスコラ学と対比される点でもある。

ヒルデガルトの思想について [編集]

伝記、著作品、書簡などから伺えるのは、彼女がベネディクトの戒律を厳格に守る修道女であり、当時のベネディクト会派の中でも特に保守的であったということであろう。これは彼女の性格やユッタ・フォン・シュポンハイムの影響が大きかったということもある。

「教会」(エクレシア)という概念に対しては非常に強い愛着を示している。簡単にいえば「教会は神と一体であり、我々はその愛情に包まれている」という修道会特有の考え方に対して大きな共感をもっていた。彼女はマリアの処女性を投影し、「キリストの花嫁」を強調して、「教会」は一層女性的な性格を帯びることになる。ここにヒルデガルトのフェミニズムを見て取る事ができるとする考え方もある。聖母マリアについては、当時既にマリア崇敬が広まってきており、ベネディクト会の中でもそれを積極的に肯定する者も多く現れていた。一方ヒルデガルトは初期のキリスト教徒と同様に、マリアという対象そのものには無関心に近く、マリアの処女性という事に対してのみ非常に強い関心を表している。

特に宗教歌に目立つのが聖ウルスラに関するものである。ケルンの守護聖人でもある聖ウルスラを女子修道院の象徴としたのはヒルデガルトが初めてというわけではないだろうが、その処女性と殉教者という事に共感して多くの聖歌を作詞作曲した。そして、ここにもまた女子修道院の独自性を求めた姿が認められる。

また、神の世界での厳格な階層秩序(オルド)があるように、人間界にも階層があることを積極的に認めている。つまり貴族と庶民が違う階級で生活するのは当然の事であるという、貴族社会の考え方を修道院内でも実践していた。進歩的な他の女子修道院長からこの点について融和を図るべきだとの指摘の書簡に対しては、神はすべての階層に等しく愛を示している。生まれつき階層が分かれているのだからそのように生きるべきだとの回答をしている。

著作品 [編集]

著書 [編集]
"Scivias" 『道を知れ』(1141年 - 1151年) (1153出版)
"Liber Vitae Meritorum" 『生命の功徳の書』(1158年 - 1163年)
"Liber Divinorum Operum" 『神の業(わざ)の書』(1163年 - 1173年/1174年)

これら3つは幻視体験に基づく3部作とされる。
"Analecta Sacra" 『聖なる抜粋』
"Causae et Curae" 『病因と治療』(1151年 - 1158年) 複合的な医学書 (ヒルデガルトの著作ではないとする見解もある)
"Physica" 『自然学』(1151年 - 1158年) 単純な医学書
"Vita Sancti Disibodi"『聖ディジボード伝』
"Vita Sancti Reperti" 『聖ルペルト伝』


ポータル クラシック音楽
宗教曲 [編集]
Ordo virtutum 道徳劇『諸徳目の秩序』 作者の知られた典礼劇では最古。1150年頃作成。 『道を知れ』第3部13章(最後の章)の内容に則しているので、『道を知れ』に添付されたものとも考えられる。 Symphonia harmoniae celestium revelationum 聖歌集『天からの啓示による協和合唱曲』 1140年頃から作られ始めた宗教曲は、現在77曲が2つの写本、デンデルモンド写本(Dendermonde manuscript)、及びリーゼン写本(Riesencodex)に残されている。この内、1170年頃のデンデルモンド写本は、彼女自身が関わっているものと思われる。 曲種分類は次の通り(Olivia Carter Mather氏の分類に従う[3])


アンティフォナ
43曲
Cum erubuerint / Cum processit factura / Hodie aperuit clausa porta / Karitas habundat(Caritas abundat) / Laus trinitat / Nunc gaudeant / O beata infantia / O beatissime Ruperte / O Bonifaci / O choruscans lux stellarum / O cohors milicie floris / O cruor sanguinis / O eterne Deus / O felix apparicio / O frondens virga / O gloriosissimi lux vivens angeli / O magne pater / O mirum admirandum / O orzchis Ecclesia / O pastor animarum / O pulchre facies / O quam magnum miraculum / O quam mirabilis / O rubor sanguinis / O spectabilis viri / O speculum columbe / O splendidissima gemma / O successores fortissimi / O tu illustrata / O victoriosissim / O virgo Ecclesia / O virtus Sapientia / Quia ergo femina / Quia felix puericia / Spiritus sanctus vivificans /In matutinus laudibus (「朝課の讃歌集」、8つのアンティフォナ: Studium divinitatis / Unde quocumque / De patria etiam / Deus enim in prima / Aer enim volat / Et ideo puelle / Deus enim rorem / Sed diabolus)


レスポンソリウム
18曲
Ave Maria, O auctrix vite / Favus distillans / O clarissma mater / O dulcis electe / O Euchari columba / O felix anima / O lucidissima apostolorum / O nobilissima viriditas / O quam preciosa / O tu suavissima virga / O viriditas digiti Dei / O vis eternitatis / O vos angeli / O vos felices radices / O vos imitatores / Rex noster promptus / Spiritui sancto honor sit / Vos flores rosarum


イムヌス
5曲
Ave generosa / Cum vox sanguinis / Mathias sanctus / O ignee spiritus / O viridissima virga[4]


セクエンツィア
7曲
Columba aspexit / O ecclesia occuli tui / O Euchari in leta via / O Ierusalem / O ignis spiritus paracliti / O presul vere civitatis / O virga ac diadema


アレルヤ
1曲
Alleluia, O virga mediatrix


キリエ
1曲
Kyrie eleison


その他の合唱曲
2曲
O dulcissime amator / O Pater omnium


資料 [編集]

(書籍)
『ビンゲンのヒルデガルトの世界』種村季弘/著(青土社, 2002年) ISBN 4-7917-5978-8
『ビンゲンのヒルデガルト』H.シッペルゲス/著, (熊田・戸口/訳) (教文館, 2002年) ISBN 4-7642-6630-X
『ヒルデガルト・フォン・ビンゲン 女性的なるものの神学』バーバラ・ニューマン/著, (村本訳) (新水社, 1999年) ISBN 4-88385-002-1
『聖ヒルデガルトの医学と自然学』ヒルデガルト・フォン・ビンゲン/著,(トループ/英訳,井村/監訳)(ビイングネットプレス, 2001年) ISBN 4-434-06765-6
『聖女ヒルデガルトの生涯』ゴットフリート修道士他/著, (荒地出版社,1998年) ISBN 4-7521-0106-8
『Scivias(道を知れ)』第2部 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン/著(佐藤/訳),『中世思想原典集成』第15巻 上智大学中世思想研究所/編訳,(平凡社, 2002年) ISBN 4-582-73425-1
"The Letters of Hildegard of Bingen vol.1", Oxford University Press, USA (1998年) ISBN 0-19-512117-1
"The Letters of Hildegard of Bingen vol.2", Oxford University Press, USA (1998年) ISBN 0-19-512010-8
"The Letters of Hildegard of Bingen vol.3", Oxford University Press, USA (2004年) ISBN 0-19-516837-2

(CD)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:『シンフォニア-宗教歌曲集』・セクエンツィア(中世音楽アンサンブル)(日本BMG BVCD-1601)
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:『神々しい黙示録』・サマーリー指揮、オックスフォード・カメラータ(香NAXOS 8.550998)
Hildegard von Bingen : "Canticles of Ecstasy", Sequentia (BMG CD 05472 77320 2)
Hildegard von Bingen : "Voice of the Blood", Sequentia (BMG CD 05472 77346 2)
Hildegard von Bingen : "O Jerusalem" , Sequentia (BMG CD 05472 77353 2)
Hildegard von Bingen : "Symphoniae" , Sequentia (BMG GD 77020) (上記日本国内盤と同じ内容)
Hildegard von Bingen : "Ordo Virtutum" , Sequentia (BMG 2 CD 05472 77394 2)
Hildegard von Bingen : "Saints" , Sequentia (BMG 2 CD 05472 77378 2)

(DVD)
Hildegard von Bingen:"In Portrait/Ordo Virtutum", Vox Animae,The Virtues(英BBC Opus Arte : OA-0875-D)

脚注 [編集]
1.^ 現在シュポンハイムと呼ばれる地名は、当時シュパンハイムと呼ばれていたらしい。
2.^ ザンクト・ディジボード修道院は、アイルランドの聖コルンバ系修道士ディジボード(St.Disibod / Disibodus)が700年頃にこの地に教会を建設したのが始まり。1000年頃にマインツの大司教によって再整備された。16世紀の半ばに戦争や略奪で破壊され、現在は史跡として残されている。聖ディジボードの名前はヒルデガルトの記述によってのみ知られているに過ぎない。
3.^ On-line Reference Book for Medieval Studies/The Music of Hildegard von Bingen by Olivia Carter Mather
4.^ O viridissima virga はアンティフォナに分類されている場合もある。

関連項目 [編集]
中世西洋音楽
中世西洋音楽の作曲家一覧
聖人の一覧

外部リンク [編集]
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン 知恵の光から
The Life and Works of Hildegard von Bingen (1098-1179)
アイビンゲンの聖ヒルデガルト修道院



===3==============

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100806-00000026-zdn_ep-sci

<ビル・ゲイツ氏らの呼び掛けで、米資産家40人が財産寄付を“誓約”>
8月6日12時42分配信
ITmedia エンタープライズ
米Microsoftの共同創業者ビル・ゲイツ氏と著名投資家のウォーレン・バフェット氏は8月4日(現地時間)、6月に立ち上げた慈善的取り組み「Giving Pledge」の呼び掛けに対し、40人の米国の資産家が、資産の半分以上をなんらかの慈善事業に寄付すると宣言したと発表した。
Giving Pledgeは、米国の大富豪に、生存中あるいは死後に慈善事業に寄付するよう呼び掛けることで、社会問題の解決に貢献するという取り組み。
賛同者はGiving Pledgeのサイトに誓約(pledge)文を掲載する。
これは契約ではなく表明であり、寄付先は賛同者が選択する。
大富豪が率先して寄付を宣言することにより、慈善事業への社会の関心を高めるのが目的の1つという。
賛同者の40人には、米Oracleのラリー・エリソン氏やMicrosoftの共同創業者のポール・アレン氏、米eBay創業者のピエール・オミダイア氏、米Qualcommの共同創業者のアーウィン・ジェイコブズ氏などのIT関連者のほか、ベンチャーキャピタリストのジョン・ドーア氏、映画監督のジョージ・ルーカス氏、ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏らが名を連ねる。
米国の資産家を対象に始めたこの取り組みは、今後世界に拡大していく計画だ。
【佐藤由紀子,ITmedia】 .



=========================

(もも いちたろう)



>>戻る


ページナビゲーション
  投稿記事目次集 >>『天空編』バックナンバー目次>>目次10以降>>天空編NO11734~11740