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フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

その他の予言情報 NO 440022


MFコメント 2007/09/29

ルース・モントゴメリー女史の事を含め詳しくチェックする必要性を感じたので現状は この「来るべき世界」の翻訳本を手に入れようとしていたが、ようやく
手に入れることができた。
分析は 後ほど実施するとして、翻訳本の原本の記述をファイル化しているので、{翻訳本「来るべき世界」の第一章 あの世からのメッセージ}を案内する。

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<第一章 あの世からのメッセージ>

ガイドたちとわたしの毎日のコミュニケ↓ヨンは何年も続きました。
ただ、『旅の仲問』(Companions Along the Way)として形になった内容を筆記しはじめるまで、リリーは自分の正体を明かすことを拒みました.
この本には、マサー.フォトを見知っていた、わたしの10の過去生について書かれています.
そして、ついにリリーは自分の過去生について明らかにしたのです。
一つ過去生(五世紀)では、彼はサヴォナローフという名のイタリアのドミニコ会修道士であっをと、カトリック教会とメディチ家の堕落に批判的な本を書き、撤回を拒んでフィレンツェで十字架上で火刑に処せられたことが明らかになりました.
その事実を知っ時点では わたしはサヴォナ−フという名になじみがありませんでしたが、
---------------------[Page 23]---------------------
ガイドたちは彼についてこう書きました。

「サヴォナローラは神秘的な人物で、他人の意図と秘密にしている考えを察することのできる神秘主義者だったが、神の法の実践者で、全人類の自由と平等を切望し、私欲を満たすよりも自分の内にある神を探すよう、人々を導こうと真摯に取り組んだ。
彼を狂信者と見なす者もいた。
おそらくその見方は正しかったのだろう。
彼は国と国民を救済、改革しようと、燃えるような熱意を持っていた。
だが彼のメッセージとふるまいには非常に力強いものがあり、その結果、彼は歴史の道筋に影響を与え、自由を求めるよう人々に共感を持たせ、彼の言動は今でも伝え聞かれている。
国家や信条の境を超えたそうした理想に生涯を捧げた、敬神の男だ」


『ブリタニカ百科辞典』ですぐに見つけたのは、ガイドたちと同じくサヴォナローラについての賞賛でした。
一九五〇年代刊行の本では、サヴォナローラは「一四五二年に恵まれた家庭に生まれ、宮廷で生きることを潔しとせずにドミニコ修道会に入り、そこで教会ど宮廷の堕落に対する燃えるような義憤を詩の形で表現した」とあります。
さらに、「神秘主義者としての顔を持つ彼は予言的なビジョンを見、それは後に実際に起こり、かつ、彼は他人の心を読めたようだ」ともかかれていました。
また、一時彼はフィレンツェの立法者にまでなり、「飢える者たちの苦しみをやわらげ、平民の税金を減らした。非凡な知恵で一般の福利を守り」、一夜にして、快楽を好むフィレンツェに禁欲的な統治を行ないました。
そして「ヴァチカンとアレクサンデル六世の堕落を議論で攻め立てたため、ローマ教皇の聖座を買い取ったボルジアはサヴォナローラを破門し、四〇日の拷問の後、模擬裁判を行なった。しかしサヴォナローラは自説を公に取り消すことを拒み、勇敢に火刑に臨んだ。
彼の死後、信仰・道徳に関する彪大なエッセー、多数の訓話、いくつかの詩、フィレンツェの政府に関する政治論文が遺された」とあったのでわたしは驚愕しました。
サヴォナローラについてガイドたちが書いたメッセージの正しさが証明されたからです。
ガイドたちが書くところによると、アーサー・フォードは当時、サヴォナローラの親密な相談役・補佐で、「英知の高次元へと人類を上昇させる力を持ったサヴォナローラと運命を共にした」そうです。
ガイドたちによると、当時フォードはガブリエリ神父という名で知られていたものの、その恐ろしい時代に転生しなかったわたしはそのことを知らない、というこ
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とでした。
しかしガイドたちは『旅の仲問』のなかで、他の過去生ーリリーとフォードが共にわたしの父だった時について書いています。
その内容は、二人がなぜ進んで辛抱強くわたしに関わり、何十年もわたしとコミュニケートしたのかを説明してくれました。
ガイドたちは、夫とわたしが今生と同じく夫婦だった無数の過去生についても詳しく述べました。
わたしの一五冊目の本の出版後に夫のボブが激昂するまで、ガイドたちとわたしは共同で本を執筆し続けました。
「次の本を書くなら、僕は君と別れる」とボブはいいました。
彼の脅しがくだらないものであるとわかってはいましたが、その言葉はわたしの無意識に影響を与えました。
たぶん、目に見えないガイドたちの教えを顔の見えない読者たちに広める代わりに、もっと自分の夫に注意を払うべきだったのでしょう。
次の本の執筆をはじめるのは無理に思えました。
わたしは時折ガイドたちと交信しましたが、その内容を広めるよう鼓舞するものがなかったのです。
わたしたちは首都ワシントンからフロリダ州のネープルズに引っ越し、毎日が順調に過ぎていきました……
ボブが病気になるまでは……。
それは一九九三年一月三一日の日曜の夜のことでした。
私が寝入った頃、電話が鳴づたのです。
受話器をとり、ぽうっとしたまま何もいわずにいると、女性の声が聞こえました。
「モントゴメリー夫天、悲しいお知らせです。旦那様が亡くなられました」
「亡くなった?」ようやく言葉が口をついて出ました。
「はい」……。
ボブが最近入院した個人病院の看護師は言葉を続けました。
「少し前に巡回した時には特に変わったところはなかったのですが、たった今、旦那様が亡くなっているのを知った次第です。この個人病院ではご遺体を明日までお預かりすることはできません。どう手配致しましょうか?」
これで、ボブ・モントゴメリーとの五七年間の結婚生活が終わった……少なくともそう思えました。
奇妙なことに、頭はめまぐるしく働き続けているものの、一方で心はというと、ショックのあまり麻痺して留守になっていました。
わたしはインディアナポリスに住んでいる姉妹のマーガレット・フオリーに電話し、彼女は一番早い便の飛行機でこちらに向かうと答えました。
それから、また従兄弟のフィル・カニングハムに電話しました。
フィルとは、この前の
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冬、近くの別荘で一緒に過ごしたばかりでした。
親切な彼はすぐに病院に行き、ボブの遺体がホッジズ遺体安置所に移されるのを見届ける、と申し出てくれたのです。
翌朝、わたしはフィルと一緒に遺体を確認し、ボブの死亡記事の用意をしました。
その日の午後にマーガレットがきて、それからボブの遺体が茶毘に付された後の金曜日、親しい友人を呼んで追悼式を行なったのです。
そうしでいる問、わたしは何とかお決まりの雑務を片づけました。
弁護士と銀行、ボブの親戚に連絡をとり、親友のニネット・ピーターソンに会いました。
ニネットは、いざという時に追悼式をとり仕切ってもらえるよう、ボブとわたしが頼んでいた聖職者でした。
わたしは表向きではいつもどおりにふるまっていましたが、心のなかでは、まるで自動で動くロボットになったように感じていました。
わたしは泣くことも、悲嘆に暮れることもできませんでした。
実のところ、わたしはあえて悲嘆に暮れなかったというべきでしょう。
というのも、もう何年も昔、『真実の探求』の執筆中に、ボブがこうなること、その正確な時期について、ガイドたちから知らされていたからです。
その本の「悲嘆の自己中心性」(The Selfishness Grief)というタイトルの章の中で、過度に悲嘆に暮れる遺族によって、いかに死者がこの世に縛られ、霊界に新たに入った魂の霊的進化を妨げるかについて、ガイドたちが詳しく説明していました。
わたしの知る限り、ボブは最高の人でした。
ボブには、我が身を哀れみ、彼の死を悼み悲しむ寡婦よりももっとましなものがふさわしいと考えたのです。
ボブは今でも生きていると、わたしは確信していました。
ただし、異なった意識レベルでです。
また、ボブが新しい肉体に転生しても、過去生と同じく虚弱体質なままであることを「知って」いました。
彼が「死と呼ばれるもの」を経験する一年前の真夜中、彼は突然、多量に出血し、救急車が到着するまでの間に全体の三分の一の血液を失っていました。
診察した医師は血液感染を恐れて輸血せず、そのためボブは、失った体重をとり戻すことができませんでした。
エネルギーもです!出血は数年前の大動脈瘤とは無関係でした。
だいぶ昔、かかりつけの医師はボブに手術を勧め、わたしがボブの体力が手術に耐えられないと反対したにも関わらず、ボブは最終的に手術に合意しました。
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手術後五カ月間、彼は大病院と個人病院に入退院をくり返しました。
彼が望む我が家へ、わたしはボブを何度も病院から連れ帰ったのですが、それでも彼はすぐに心臓病か心不全になり、気づくとわたしは救急車を呼んでいました。
ボブが「死んだ」という連絡を受けたのは、彼が個人病院に再入院してたった三日後のことです。
ボブが亡くなった日曜日、わたしは彼と数時間一緒に過ごしました。
彼の車椅子を押して病院の庭の池に行き、アヒルがよたよたと歩くのを眺め、それから彼を病院内の新しい棟に運びました。
そこではずっと大きく明るい病室がちょうど使えるようになったところでした。
その病室のベッドに次の朝に移れる予定で、彼はそれを喜んでいる様子でした。
というわけで、彼の突然の死はわたしたちみなにとってショックだったのです。
ボブが病気だった、わたしにとって心の大きな痛手となった数カ月間、わたしは肉体的にも精神的にも疲れ切って、ガイドたちと交信できずにいました。
持っていたわずかな気力をボブの回復のために使うことが、時に厳格な「仕事割り当て係」のガイドたちに許されるだろうと確信していたのです。
そしてついにボブの死から一二日後、わたしは再びタイプライに向かい、びくびくしながらこうガイドたちに尋ねました。
『お願いです。ボブにまだ意識があるのか、ボブについて何か伝えていただけることがあるか教えていただけないでしょうか?」
それからわたしは瞑想し、守ってもらえるよう静かに祈ってから、ブラインドタッチできる姿勢をとりました。
そこでガイドたちは「仕事」をはじめ、わたしはタイプしはじめました。
「ボブの意識ははっきりしている。君の質問を笑い飛ばしている。ボブは君が彼について考えていることをすべて受信しており、君がどれほど愛しているかも知っている。彼はこういっている。『ねえ、ルース、何も心配しないで。君はすばらしかった。僕が苦しんでいる間ずっと、君はすてきだった。心から愛しているよ。ローダとバーク(ボブの姉兄)、それから父と母を含めたみんなと会ったよ。おまけにあらゆるものから解放されて苦痛のない状態は驚くべきことだよ。バーサとイラ(わたしの両親)も一緒だ。そうして僕たちは本当に再会を果たしたんだ。ねえ君、聞いて欲しい。
この世界はまさに君の本に書かれていた通りだよ。
君は何も心配する必要はない。ここでは何もかもがうまくいくだろう。君は、これまでずっ
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とそうしてき,たように、こちらの世界から多くの手助けを得られるだろう。
僕を許して欲しい。
君ならきっと許してくれるだろう。
僕が死ぬまでの数カ月、僕は君に面倒をかけっぱなしだったから。
僕の肉体がこれほどすぐにすり切れてしまうとは思わなかったよ。
だけどただの肉体に過ぎない。
そして問違いなく、僕と君は再び一緒になるんだよ』」ガイドたちはそこで話をやめ、またすぐに接触
するといい残しました。
わたしはガイドたちとのセッションを再開しました。
ただ、毎日ではなくたまに、です。
というのも、ボブとの共同財産についての処理をし、新しい遺言書を作り、心配してくれた友人たちからの手紙と電話に答え、自分が死ぬ前の身辺整理をきちんとすることに忙殺されていたからです。
わたしは不定期にガイドたちと交信しました。
再びボブについての質問をタイプするようになったのは三カ月も過ぎた頃でした。
「さて、じゃあボブについてもっと知らせて」瞑想後、指がタイプライターのキーを叩きはじめました。
「ボブはここにいて、こういっている。
『ハニー、愛してるよ。ここのところ疲れさせてしまって済まない。どうか許して欲しい。
僕の今の仕事は、全人生を顧みく自分が犯した実際の過ちについて理解することだ。
ただ、過ちのほとんどはそれと知らずにやったことだ。
全人生で僕は自分なりに善良な人問であろうと努力したつもりだ。
少しは成功していると良いんだが。
僕たちは一緒に良い人生を送ったと思わないか?それに僕は君を誇りに思うよ。
できるだけ努力して心を落ち着かせて平和な気分になるようにして、それから、必ず友達と一緒にどこかへ出かけるようにして欲しい。
家のなかに閉じこもってばかりじゃいけないよ。
なにしろ僕自身が死ぬ前の数年問そうだったからね。
外出しないでずっと過ごすのはあまり健康的とはいえないな。
ここで僕は、前生の子供時代の頃からの(ボブは何人かの名前をあげた)親類や友人たちに会ってるんだ。
大人になってからの共通の友人たちの多くにも会っている』」そう伝えると、ボブは愛情のこもった言葉で話をしめくくりました。
ボブの遺灰は、追悼式の後にわたしが家に持ち帰った、彫刻がほどこされた骨壺のなかにありました。
わたしたち夫婦は、ボブが亡くなる数年前に遺体を火葬にすることに決めていたのです。
さらにわたしたちの墓石は、すでにイリノイ州のサムナーにある墓地の、わたし
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たちの買った区画錘てられていました。
そこは、わたしの両親、祖父母などの先祖の墓がある
場所です。
その春・プロ・ジャーナリストたちの社交界である
「シグマ.デルタ.カィ」(Sigma Delta Chi)から、わた
しを正式にジ−ナリズム名誉殿堂に入れると知らせが
届き、さらにセレモニの為にディポ夫学に招待されま
した。
その名誉をありがたく思ったことはもちろんですが・
わたはこの旅が、ボブの遺灰を埋めるすばらしいチャ
ンスになると考えました。
というのは・サムすはインディアナ州のグリ↓キャッ
スルからそう遠くなく、そこには姉妹の了ガレットが
住んでいたからです。
そのわたしの出生地サムナも、他の親戚たちも会いに
こられるとのことでした。
出発の二週間前、わたしは自分の書斎で椅子に座り、
テレビを観ていました。
わたしのものとお揃いの色のボブの椅子は、サイドテ
ーブルと明かりを隔てただけのも」ろ縁ち養ていま
す。
その時わたしの頭のなかで、突如ボブの声が、生前い
っていた「ある口葉」をくり返すのが聞こえて発ので
す。
わたしはその言葉をすっかり忘れていました。
単調な、悲しに沈んだ口調は ポブ本人のものでし
た。
声はこういっていました。
「ル−ス、君がくるまで独りぼっちで墓のなかにいた
いかどうか、よくわからないんだ」
その通りです!
どうして思い出せなかったのでしょう?
何といっても結局は、あの墓地はわたしの先祖のもの
で、彼のものではないのです。
わたしはほんの小さな頃から先祖の墓参りに行ったこ
とがあるから、そこに埋められて安らかに眠ることが
できるけれど、ボブにはわたしと同じ記憶がないので
すから……。
いうまでもなく、ボブの遺灰が入った骨壷は、わたし
たちの家の玄関の広間にあるアンティーク・グラスの
キャビネットのなかに飾られています。
六月のわたしの誕生日に、ガイドたちにこう尋ねてみ
ました。
「遺灰をここに保管していることを、ボブは快く思っ
ているかしら?」すると、まずリリー(わたしの最も親
しいガイド)が現れ、それからボブを呼び出し、ボブは
こう書きました。
「誕生日おめでとう、ハニー。ああ、僕の遺灰を君と
一緒のところに置いてくれてとても嬉しいよ」それか
らボブは愛の言葉を続けました。
---------------------[Page 34-35]----------------
-----
三カ月後、.わたしは勇気をふりしぼり、ガイドたちへ
次の質問をすることからセッションをはじめました。
「ボブは霊の姿なの?それとも肉体を持っているの?ボ
ブは何をして過ごしているの?こちらの世界とそちらと
は何が違うの?」最後の質問は、数年前にリリーが述べ
たことへの問いでした。
リリーはこういったことがあるのです。
「わたしたちは向こう側にいるわけでも、別の場所に
いるわけでもない。わたしたちはここにいる」
わたしの質問へのボブの答に興味を持つ未亡人の方も
おられるかもしれません。
彼はこう書きました。
「ハニー、肉体を持った姿で君と一緒にいたいと思う
よ。でも、これが二番目に良い選択肢なんだ。現世で
は物事にわずらわされることはめったになかった。そ
れは、僕たちが物事を広い視野から見るようにしてい
たからだ。でも僕たちは、君のいる世界にまだ存在す
るたくさんのトラブルを気にかけているんだ。そして
もっと手助けできればと願っている。僕たちはここで
忙しく過ごしている。興味をそそるものがたくさんあ
るんだ。たとえば
『向こう側の世界』でアーサー・フォードが君に教え
た学校のことや、僕たちが欠点をあらため、霊的自己
をより良いものにしようと試したさまざまな「寺院」
と呼ばれる場所のことだ。
君のいる世界でほあり得ないから表現するのが難しい
んだが、僕たちは一瞬のうちに望む場所のどこにでも
行くことができる。実際、自分の「スケジュール」ガ
イドたちが君との自動書記を行なった時のようにーを
除けば、僕たちは時間を意識することはない。自動書
記を続けてくれ、ルース。何といっても僕らは「何が
起こるか」について、もう一冊読みたいと思ってるん
だ。そうさ、わかってるよ。あの時、僕は君に思いと
どまらせようとした。でも今では、ずっとずっと君を
理解しているつもりだ」まさに一八○度の変化でした!
ボブの一周忌に、わたしは瞑想前にこう書きました。
「ボブが霊になってから一年。わたしはボブに、彼の
死がどのようなものであったか、そして霊界で自分の
状態に気づいた時にどう思ったかを教えて欲しいと思
っている。もし今日、彼が準備できていないなら、あ
るいは近いうちに……」
「ボブはここにいる」と即座にガイドたちが答え、ボ
ブはこう書きました。

やあハニ−。君の言葉でいう〈死〉はいとも簡単なこ
とだったよ。肺に水がたまった時、僕は窒息しそうな
感覚にとらわれて、それから何度か咳込んだ。息が詰
まるような感覚が止んだ時の大いなる
---------------------Page 36-37]-----------------
----
平和。
頭上にひと筋の光があって、僕はただそれについてい
った。
そしていきなり、ローダやバークなど、他の家族の姿
がちらっと見えたんだ。
バーサ、アイラ、ポール(わたしの兄弟)もいた。
僕には全員を見分けることができた。
僕の言葉でいう〈普通の体つき〉と比べると、みな色
白に見えたけどね。
全員が大歓迎してくれたよ。
でも振り返ってみた時、看護師が君に電話しているの
が見えたんだ。
僕は君に強い愛を感じて、君の悲しむ姿を見て後悔し
たよ。
でも君は万事うまくやりとげた。
マージとフィリップを呼び、二人は細々したことをて
きぱきとこなした。
短い葬式を、僕はとても気に入ったよ。
それにニネットも大仕事をやりとげた。僕たちの望み
どおりにね


以来、僕はアーサーの言葉どおりに、いくつか研究し
ている。
また、自分の過去生を顧みているよ。
後悔が多いな。
でも、誘惑に負けず、礼儀をわきまえて生きたという
満足感も覚えてるんだ。
君も知っている通り、生前の僕は父の期待に応えよう
と努力していた(ボブの父親はメソジスト派の聖職者
で、わたしがボブに出会う前に他界しました)。
ここで父や母たちに再会できてすばらしいと思ってい
るよ。
ある意味で、僕は生前に両親と一緒に過ごせなかった
需間の場め合わせをじこでしているんだ.大きな障害や
解決すべき問題はここにはない。
もちろん僕たちはみな、地球にまもなく起こるさまざ
まな変化について知づているよ。
リリーはこういっている。
『〈シフト>が起こる時、たくさんの魂が巨大な雪崩の
ようにこちらに殺到する。
そしてわたしたちはそれらの魂の〈移住〉を楽にさせ
るよう準備しておかなくてはならない』とね。
今もこれからも、学ばなければならないことがたくさ
んあるよ。
君たちの手助けができるように最善をつくすつもり
だ。
愛してるよ。
ボブより

ボブの死後、治療費の額以外、担当医からは何も便り
がありませんでした。
七年間もその医師を二人で頼っていたにも関わらず、
です。
個人病院も同じく、誰からも連絡がありませんでし
た。
臨終の時、ボブは独りきりだったので、彼がどのよう
な死を迎えたのかを尋ねる相手もいませんでした。
死亡証明書が自宅に届き、そこには死因として「心室
細動」と書かれていましたが、いわゆる「末期の苦し
み」については何も触れられていませんでした。
ついに一年と五カ月後、わたしはガイドたちに、肉体
の死と霊体への移行についてのもっと詳しい説明をボ
ブに頼めるかどうか尋ねました。
ガイドたちはわたしのためにボブを呼ん
---------------------[Page 38-39]----------------
-----

でくれ、彼はこう書きました。

やあハニ−。
そうだな、死ぬ前の数分間は気持ちの良いものではな
かったよ。
僕は窒息しそうになってゼイゼイいいながら看護師を
呼んだ。
でも看護師はこなかった。
次の瞬間、一時的に意識を失ったんだ。
それから前方に光が見えて、てっきり僕は、自分が運
ばれて救急室に向かう廊下にいると思ったんだ。
でもそうじゃなくて、それは生前に耳にした〈トンネ
ル〉だった。
光がさらに明るくなって、キラキラした色が見え、音
楽が聞こえてきた。
ええっと、まずバークとローダに会った。
次には家族や親類の全員に会った。モントゴメリーお
ばあちゃん(ボブの少年時代に他界した)もいたな。
その時だよ、自分が肉体から離れて、君の言葉でいう
〈新しい冒険〉がはじまったんだと悟ったのは。
最初はわくわくしたよ。
でも君のことをふり返って、君が一緒にいないことが
ものすごく悲しくなった。
それから、いったいどうやって君が暮らしていくんだ
ろうってあれこれ考えたよ。
その時アイラとバーサがきてこういったんだ。
『ルースにはへこたれない根性があるわ。すべて上手
くいくはずよ』ってね。
そして二人の言葉が正しいってことがパッと頭にひら
めいたんだ」
『それから僕たちは、君の言葉でいう〈トレーニン
グ・プログラム〉に加わったけど、家族の何人かとは
定期的に会っているよ。
トレーニング・プログラムでは自分自身を評価して、
自分たちの進化のなかで何を達成したいかを決めるん
だ。
自分の肉体に未練はまったくなかったな。
健康な間、長いこと大いに役だってくれたけどね。
ここは美しいところだ。
それに望むものはすべて、愛と思いやりで満たされ
る。
でも君がいなくて寂しいよ。
けど、君が気づいている以上に多くの時問、僕は君と
一緒にいるんだ。
身体を大切に。そして僕が君を愛していることを忘れ
ないでくれ

タイプライターを打ち終わり、この長いメッセージに
ざっと目を通した時、わたしはボブの言葉の一つに引
き込まれました。
死の実体験を表現する際、ボブは「輝く光に向かう廊
下へ運ばれていくように思った」といいました。
「でもそれは、生前に耳にしたくトンネルだった」
と。
これは驚くべきニュースだわ!
しかもボブからの知らせ!
心霊現象の分野に関心を持っている方々は、臨死体験
についての最近の本を読まれていることと思います。
そうした
---------------------[Page 40-41]----------------
-----
本には、光に向かったトンネルを通ったという臨死体
験者の話が載っています。
しかしボブはそうした本を読んだことは一度もなく、
わたしもトンネルについて書いたり、そのことについ
てボブと議論したこともありませんでした。
論理的に思える唯一の説明は、「ボブが霊界で死の体
験について他の霊と情報交換した」というものです。
ボブの言葉は、死をさまよってから肉体内に再び戻っ
た生存者が報告した臨死体験を実証するものといえる
のではないでしょうか。
わたしの誕生日がまためぐってきました。
その日、ガイドたちからのすばらしいお祝いの言葉の
後、ボブはこう書きました。

ハニ−、君と一緒にそっちでお祝いができたら、と思
うよ。
肉体を持つ存在として歳をとるのはあまり気持ちのい
いものじゃないよね。
だけどガイドたちは、君が健康で、もう一冊を書くこ
とで〈寿命をしめくくる〉ことを望んでいる。
愛してるよ。
ここにバーサがいる

こちらの世界にいる問ずっと、わたしが霊的な分野に
ついて本を書くことにひどく反対していた母がやって
きて、こういいました。

ルーシー、あなたが信じていたことについてわたしは
あらゆる点で予想とは違っているけれど、とても興味
深いわ。
わたしたちはみな、正しいことを行なうよう常に努力
しているし、可能な限りの方法で人に手をさしのべる
よう心がけているの。
わたしたちはあなたを誇りに思っているわ。
そして愛しているわ。
ほら、ここにアイラがいるのよ

父はこう書きました。

やあ。
母さんのいう通りだよ。
わしらはうまくやっている。
こっちでわしらが行なっていることは、そっちの世界
でみながやろうとしたことの続きだ。」
つまり、善良で親切、そして人の助けになることだ。
というのも、わしらはみな、霊的進歩のために努力し
ているからだ。
こっちにはそっちの世界にあるような誘惑(金をもっと
稼ぎたいとか同僚よりも先に出世したいとか)は存在し
ない。
この言葉を書き記して善良でいるように努めなさい。
たくさんの愛をこめて。
パパより

家族の訪問を受けることはすばらしく、わたしたちよ
り先に霊になった親友や親戚たちの全員と話ができた
ら嬉しいに違いないと思いました。
しかし次第に、そうしたことが退屈に
---------------------[Page 42-43]----------------
-----
なりはじめました。
親友や親戚たちと交信することには、大学時代、それ
からワシントンで新聞記者としての長いキャリアで経
験した楽しさと興奮が欠けていることは確かです。
つまるところ、現世にも友人と親類はいますし、こち
らでは彼らと物理的に抱きしめ合うことができるわけ
です。
例によって、当然の報いがやってきました。
まさに翌日、ボブは誤解を正そうとしてこう書きまし
た。

こっちの世界で僕たちに肉体がないというのは事実じ
ゃない。
そっちのものと同じく霊的身体も僕たちにはリアルな
んだ。
ただ違うところは、こっちでは病気や怪我はないし、
身体を傷つけないよう注意する必要もないみたいだ。
僕たちはまさに〈ここ〉に存在していて、そっちの世
界でと同じように互いを知っている。
退屈だなんてとんでもない!
とても刺激的だよ。
それに学ぶべきことがたくさんあって、だらだらと時
間を過ごすことをみなが嫌がっている。
ほとんど全員が何かしらにいそしんでいるよ。
僕には学ばなきゃならないことがたくさんあるけど、
興味深いことだらけだ。
たとえば、さまざまなソースからの新しいアイデアを
自分のものにしたり、過去生での過ちをふり返った
り、これから達成したいことについて計画を立てた
り、といったことさ」ポブは「過去生』という単語を
単数形で使いました。
ガイドたちから、他の人々(拙著『旅の仲間』)と同じ
くボブと一緒に過ごしたいくつもの過去生について知
らされていたので、次のセッションで、ボブが過去の
生涯を覗いたことがあるかを尋ねてみました。
ボブはこう答えました。
「僕の他の過去生についてはまだ大して調べてはいな
いんだ。
たくさんの過去生があることは知っているけどね。
リリーに代わるよ」
わたしのガイドの長が引き継ぎ、こう書きました。
「ルース、自分の過去生について調べるのはもっと後
になってから一番新しい過去生についての吟味が完全
に済んでからだ。
ボブは自分なりのぺースで良く頑張っている」
『旅の仲間』の著述.が終わった後、ガイドたちは地球
上での人類の起源と失われた大陸、レムリアとアトラ
ンティスについて議論しました。
さらにガイドたちは、世紀末に地球のシフトが起こる
ことを予言しました。
ガイドたちがいうには、地球のシフトは歴史がはじま
る前に何度か起こっているとのことでした。
多数の地質学者と自然科学者による発見によって、
---------------------[Page 44-45]----------------
-----
ガイドたちの主張は裏づけられたように思われたの
で、わたしは『以前の世界』を執筆したのです。
その後、わたしは霊的領域について、もう語ることは
何もないと確信し、くつろいだ毎日を送るつもりでい
ました。
ところがガイドたちはわたしのために、まったく違っ
たシナリオを用意しでいたのです。
ガイドたちに(自動書記の)手はずをととのえてもらっ
たある若い女性がわたしに手紙を送ってきました。
手紙の文はこのような言葉からはじまっていました。
「あなたがウォーク・インについ-て本を書いてくださ
ることを願っています」
いったい全体ウォーク・インどは何なのか?それを尋ね
るべく彼女に返事を書くと、彼女はこう答えました。
「あなたのガイドたちに聞いてください」自らを戒
め、わたしは彼女の言葉にしたがいました。
そして自動書記を通じてよどみなく流れ出た情報は、
最終的に二冊の本という形になりました。
『我々のなかにいる見知らぬ人』と『明日への入口』
です。
その後にファンから受け取った手紙にわたしは圧倒さ
れました。
たくさんの人々から、臨死体験とその後の人となりと
生活態度の完全な変化について書かれた手紙を受け取
りました。
同時に、自分たちがウォ−ク・インなのかどうか訪ね
て欲しいと.手紙で請う内容が書かれていました。
そのためわたしは、もはやガイドたちがウォーク・イ
ンの正体を明らかにすることはできないだろうと後悔
しながら、同文の手紙を用意しなければなりませんで
した。
率直にいってその時は、ガイドたちに何千もの臨死体
験のケースについて尋ねるに適した時期ではありませ
んでした。
ガイドたちは、「そうした問いに答えることは自分た
ちの使命ではない」といったのです。
読者の多くから、ニュースで頻繁に報じられているUFO
目撃報告について尋ねる手紙を受け取りました。
ガイドたちに問いかけると、彼らは、地球を訪れてい
る複数の地球外の生命体についての彪大な量の秘密を
明かし、エイリアンからの地球人へのコンタクト、地
球人の肉体への侵入について知らせました。
それが『我々のなかのエイリアン』(Aliens Among Us)
の著述につながりました。
その後ガイドたちは、「シフトヘの準備とその後の対
応」というテーマに戻ろうと決めたようでした。
何度かわたしは、シフトについて人々を怖がらせるよ
うな本をこれ以上書くのは
---------------------[Page 46-47]----------------
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嫌だと主張しました。
確かに、ガイドたちとわたしは、シフトについて既刊
書のなかで十分に述べてあったからです。
ガイドたちは「ノー」という言葉を決して受け入れま
せんでした。
ガイドたちはあくまで固執しましたし、ファンからの
手紙に書かれたリクエストもシフトについてのことで
した。
ついに自暴自棄になったわたしは、次の言葉からセッ
ションをはじめました。

わたしは人々を心配させるような本を書くのは嫌で
す。
もし、もう一冊あなた方と本を書くのなら、怖がるこ
とは何もないと本のなかで強調したく思っています。
あなた方はわたしに教えてくれました。
肉体を持って、あるいは霊として、わたしたちは生き
続けると。
そして〈死〉などというものは存在しないと。
わたしの申し入れをどう思いますか?

わたしが瞑想を終えると、ガイドたちはこう書きまし
た。

シフトは我々がぜひともとり上げたいテーマだ。
シフトについて見聞きすることで落胆したり怖がった
りする人々は、自分たちが物質的肉体のなかであれ外
であれ、生き続けるのだということを理解すべきだ。
存在の本質は霊魂のなかにある。
肉体は時と共に使い古されるか、酷使され、滅びるも
のだ。
しかし肉体の死は 存在の本質ではない。
我々はみな永遠不滅の存在だ。
時と宇宙のはじまりの時に、創造主による生命のきら
めきとして創られた我々ぱ、滅びることはない。
善良な者はそのまま生き続け、悪い者は何度も物質的
形式内に戻って過ちを償い、必要な教訓を学ぶ。
真の生命は霊そのものであり、肉体ではない。
自分の物質的肉体に永遠にしがみついていたいと願う
人々がいる理由は、我々の領域では理屈に合わない。
というのも、我々はカルマに報い、新しい洞察を得、
徐々に物質的形式に戻る必要性を排除するからだ。
生命は霊のなかにある。肉体のなかではない」


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