本文へスキップ

フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

http://18.pro.tok2.com/~solht0920070/newmurmur_db/n470001/n470001.htm
より

宗教_イスラム教 NO n470001

−−−−コメント 2015/12/04−−−−

{新47_宗教_イスラム教_イスラム教の終末論_01}
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<:イスラム教の終末論:ダービクの戦い:突如として現れる」この世の終末:>

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
コメント:

 キリスト教は 順調に破壊工作が進行していて推移を検証するだけになっている
キリスト教(疑似ユダヤ教)とイスラム教と歯を合わせて戦わせることを彼の33階級のパ−クの予言にあるように、その計画も現状の推移をみると順調に推移しているように思える
これらの問題は いずれも適時予言者と「称するものたちが現れそれらを予言している」ということである
であるが故に、これらの予言の当事者たち全てを組み込んだ上位の存在達の計画を認識して置く必要がある
既に、バチカンの法王ペトロに関しては幾らか説明してきた
残るのはイスラム教であるが、どうやら「ダービクの戦い」がポイントであるようだし、問題は 話題のISISが、その予言であると連中は信じていることである

なお、「80の軍旗を掲げた背教徒(異教徒)の軍勢」から、80カ国の非イスラム教徒・キリスト教〜仏教と他の国々と考えられている
だた、現状の軍旗数は 日本も含め62カ国で、80カ国−62カ国=18カ国で不足している
もし、貴方がISISのメンバ−で予言を信じていたら何を考えるだろうか?・・・・勿論リダ−格のアメリカは 参加国を増やそうとするだろうがさしあたってはそんなに増えそうもない・・・そうなれば予言を成就する為に、テロ行為を仕掛けて不足している国を増やそうとする・・・立場こそ違え、両者は不足している軍旗数を減らそうとする・・・

帳尻を合わせるために、ISISの連中は所謂テロを仕掛け、最終的に数字合わせをすると考えられるので、今後とも注意しなければならない・・・

ここで、帳尻を合わせるためには テロを理由にして参戦する国の数を増やすと考えられ・・・具体的には 欧州・アメリカ・日本と指名されているそうである・・・となると、他の予言から、東京・名古屋・大阪などの諸都市と繋ぐ新幹線などへのテロが考えられ、2016年以降は地震などの天地異変以外の出来事にも注意が必要となる・・・

コーランで書かれている「突如として現れる」この世の終末の直前におこる「ダービクの戦い」を予言したものの様だとすると現在進行形の戦いの分析を急がなければならない
それにしても、「突如として現れるこの世の終末」とは何で在ろうか?・・・普通の人々にとってはそれは青天の霹靂と云うしかない出来事・・・ノアの大洪水の原因の惑星X?、宇宙戦争?、彗星爆弾?、・・・

−−ダービクの戦いの予言−−−
Crusader vs Muslim battle_thumb[1]預言者ムハンマド(Mohammed)の言行録には、太古のイスラム教スンニ派(Sunni)の預言で、シリアの町ダービク(ダビク:Dabiq、 マルジュ・ダービクMarj Dabiqダービク平原)で、80の軍旗を掲げた背教徒(異教徒)の軍勢がイスラムの軍勢と終末論的な戦いを繰り広げる(マルジュ・ダービクの戦いBattle of Marj Dabiq)
イスラム教徒たちは殺りくされるが、最後には勝利するという、終末の到来を告げる黙示録的予言apocalyptic prophecyがあるそうだ

−−−最後の時−−−
ローマ人たちがアウマーク、もしくは、ダービク(「ダービク」というのは現在のシリアのアレッポ北近郊の小さな町)に上陸してから
迎えうつためにマディーナを出発する 戦列を整えるとローマ人たちは、『彼らと戦おう』と言う
ムスリムたちも『アッラーに誓って!我々は決して退かずに戦う』と言う
『アッラーに誓って!我々は決して退かずに戦う』
と言う
ムスリムたちからみた戦況
戦いが始まると、程なく、軍隊の三分の一の兵は逃げ去ってしまう
別の三分の一は戦死する
残りの三分の一は戦傷を負うこともなく勝利し、コンスタンチノーブルを占領する

その後、「突如として現れるこの世の終末」・・・

−−−ムスリムたちからみた計画−−−

今のアブ・バクル・アル・バグダディの前の指導者であるザルカウイ(2006年アメリカの空爆で死亡)が2005年に公表した「行動計画」によります

2000年〜「目覚め」 9.11テロ
2003年〜「開眼」 各地で若者が「ジハード」に参戦
2007年〜「たちあがり」 各地でのジハード運動が広範に影響を及ぼす
2010年〜「復活と権力奪取と変革」 アラブ諸国の崩壊(アラブの春)
2013年〜「国家の宣言」 カリフ国家の宣言
2016年〜「全面対決」 世界のイスラム教徒と非イスラム教徒の戦い
2020年〜「最終決戦」
2020年〜「突如として現れるこの世の終末」

−−軍旗数−
米軍が主導する有志連合への参加国数──現在すでに60国以上(62)──
預言されている、地上での「80の軍旗」との戦い


2015/12/ 米軍が主導する有志連合への参加国数→62の軍旗
予言で指摘している参加国数         →80の軍旗



(米軍主導の部隊が)空軍力に失望したならば、われわれはダービクで待っている」と

語り継がれた預言の一部のバージョンでは、イスラムの軍勢は戦いの後、東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノープル(Constantinople、現在のトルコのイスタンブール、Istanbul)に進軍し、同市を陥落させるとされている

そのため、トルコが2014年10月上旬、対イスラム国の戦闘に参加することを決めた際には、一部のイスラム国支持者らから預言が現実になる前兆であるとして歓迎の声が上がった


語り継がれた預言の一部のバージョンでは、イスラムの軍勢はダービクの戦いの後、東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノープル(Constantinople、現在のトルコのイスタンブール、Istanbul)に進軍し、同市を陥落させるとされている
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「イスラム教の終末論」

イスラム教はコーランとともに預言書を重んじますが、ムハンマドが語ったとされる予言の中にこういうものがあります

「「“最後の時”は、ローマ人たちがアウマーク、もしくは、ダービクに上陸するまで、起ることはないであろう
その当時の地上で最良の兵から成る軍隊が彼らを迎えうつためにマディーナを出発する
戦列を整えるとローマ人たちは、
『我々と我々の中から捕虜を捕える敵(ムスリム)との間を狭めよ、彼らと戦おう』
と言う
一方、ムスリムたちも
『アッラーに誓って!我々は決して退かずに戦う』
と言う
しかし、戦いが始まると、程なく、軍隊の三分の一の兵は逃げ去ってしまう
このような彼らを、アッラーは決してお許しにならないであろう
別の三分の一は戦死するが、彼らはアッラーの目からみても優れた殉教者である
残りの三分の一は戦傷を負うこともなく勝利し、コンスタンチノーブルを占領する
…」

(宗教法人日本ムスリム協会のサイトで翻訳版をみることができます)
(ここで言われる「ダービク」というのは現在のシリアのアレッポ北近郊の小さな町です)

この部分は、コーランで書かれている「突如として現れる」この世の終末の直前におこる「ダービクの戦い」を予言したものだそうです

私は、全てのイスラム教徒がこの終末論や終末の前兆を信じているのかどうかは知りませんが、少なくともISILは「ダービクの戦い…最終決戦」を信じています

なにせ2014年7月に彼らが公開した「電子機関紙」の名前が「ダービク」です
その内容もこの終末論・終末前兆を繰り返し主張するものです
(池内恵「イスラーム国の衝撃」p.184〜「『ダービク』に色濃い終末論)

またニュース配信社のAFPBBも「イスラム国は今年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者を「カリフ」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった」とこの終末論をISIILが重視していることを指摘しています
http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=0

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今のアブ・バクル・アル・バグダディの前の指導者であるザルカウイ(2006年アメリカの空爆で死亡)が2005年に公表した「行動計画」によります

2000年〜「目覚め」 9.11テロ
2003年〜「開眼」 各地で若者が「ジハード」に参戦
2007年〜「たちあがり」 各地でのジハード運動が広範に影響を及ぼす
2010年〜「復活と権力奪取と変革」 アラブ諸国の崩壊(アラブの春)
2013年〜「国家の宣言」 カリフ国家の宣言
2016年〜「全面対決」 世界のイスラム教徒と非イスラム教徒の戦い
2020年 「最終決戦」

まあいまのところこの「行動計画通り」に事が進んでいます…
ISILとそれに敵対する全ての国との戦いも始まりかけていますから、バクダティに言わせれば「イスラム教徒と非イスラム教徒の戦い」となることでしょう

このように「真実味を帯びた」行動計画によって、具体的な2020年という「最終決戦」…すなわち「タービクの戦い」は、ISIL兵士の心の中に奥深く浸透していっていることでしょう

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
イスラム国を導くアラーの予言と終末論

Crusader vs Muslim battle_thumb[1]預言者ムハンマド(Mohammed)の言行録には、太古のイスラム教スンニ派(Sunni)の預言で、シリアの町ダービク(ダビク:Dabiq、 マルジュ・ダービクMarj Dabiqダービク平原)で、80の軍旗を掲げた背教徒(異教徒)の軍勢がイスラムの軍勢と終末論的な戦いを繰り広げる(マルジュ・ダービクの戦いBattle of Marj Dabiq)
イスラム教徒たちは殺りくされるが、最後には勝利するという、終末の到来を告げる黙示録的予言apocalyptic prophecyがあるそうだ
イスラム国の戦闘員たちが米国の主導する空爆を受けるなか、米シンクタンク、ブルッキングス研究所(Brookings Institution)のシャディ・ハミド(Shadi Hamid)氏は、「(イスラム国の)戦闘員の圧倒的多数がこういった話を信じていると推測してもよいだろう」と述べた
ソーシャルメディア上のイスラム国支持者の間でダービクは西欧との戦いの代名詞となり、イスラム聖戦士を爆撃する米国とその同盟国は現代の「十字軍(Crusaders)」背教徒として描かれ、イスラム65884-thumb国は公式雑誌の名称すら「ダービクDABIQ」と名付けた
「イスラムのライオンはダビクにカリフ(預言者ムハンマドの後継者)の旗を掲げた」とチュニジアのあるイスラム国支持者はマイクロブログのツイッターで最近、つぶやいた
「今、彼らは十字軍の到来を待っている」と、予言の戦いは今、目の前に迫りつつあると、本気で信じているようだ

米軍が主導する有志連合への参加国数──現在すでに60国以上──が、預言されている、地上での「80の軍旗」との戦いの兆候だと信じている人もいる
あるイスラム国支持者はツイッターでこう述べた
「(米軍主導の部隊が)空軍力に失望したならば、われわれはダービクで待っている」と
別地図

語り継がれた預言の一部のバージョンでは、イスラムの軍勢は戦いの後、東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノープル(Constantinople、現在のトルコのイスタンブール、Istanbul)に進軍し、同市を陥落させるとされている
そのため、トルコが2014年10月上旬、対イスラム国の戦闘に参加することを決めた際には、一部のイスラム国支持者らから預言が現実になる前兆であるとして歓迎の声が上がった

預言はイスラム国が、2006年に米軍の空爆で死亡したアブムサブ・ザルカウィ(Abu Musab al-Zarqawi)容疑者が「イラク聖戦アルカイダ組織」を名乗っていたころより、そのイデオロギーとしての役割を果たし、ザルカウィ容疑者は生前、「イラクに火がついた、 その炎はダービクで十字軍を焼き尽くすまで広がり続けるだろう」と述べていた

000_Nic6346167-1-635x357 イスラム国は2014年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者;右 が自らを「カリフ教主Caliph、Karif」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった

ムハンマドの預言のひとつは「預言の道のりの中でカリフ国」が立ち上がるというもので、バグダディ最高指導者によるカリフ宣言の少し前、イスラム国の広報担当者は「神の約束」は目前だと語っていた

「(ダービクの戦いは)今すぐ起きるかもしれないし、将来起きるかもしれない」と、イスラム国への支持を表明している英国のイスラム教説教師、アンジェム・チャウダリー(Anjem Choudary)師は「だが(ダービクの戦いを)何がなんでも実現しようとしているイスラム教徒はいないのではないか」と語った
、、
とはいえ、一部のイスラム国支持者は、預言された戦いが近いと信じている
「ダービクの戦いは必ず起きる
米国と同盟国は、空爆が失敗したと分かったとたんにシリアに進軍するだろう
それは神とその使徒により約束されている」
と、ある支持者はツイッターで述べた
参照記事より抜粋、編集、加筆 英文記事
(Islamic State Offensive Driven by Apocalyptic Prophesy:黙示録的予言に導かれたイスラムの戦い)

人類が最後の審判、終末をいずれ迎えるというのはどの宗教でも語っていることで、キリスト教の一部やイスラム教では根強い
それは人類の滅亡ではなく、神から人類へ罰が下るとの解釈もある
非科学的だろうか?
戦いは現実に毎日多くの血を流し、その最終決戦の日がイスラムは目前だといい、政治は、如何にその日を先送りしようかと、懸命になっているかの様に見える
予言の最終決戦の舞台は、ダービクに近いアレッポ、あるいは、コバーネやモースルを指しているのだろうか?
アラーの予言は今を言い当てているのか、それとも彼らは、予言に沿って生きてるどちらにせよ、世界はまんじりと、予言の日を、ダービクの戦いを待っているわけにはいかない

−−−終末の時期−−−

2000年〜「目覚め」 9.11テロ
2003年〜「開眼」 各地で若者が「ジハード」に参戦
2007年〜「たちあがり」 各地でのジハード運動が広範に影響を及ぼす
2010年〜「復活と権力奪取と変革」 アラブ諸国の崩壊(アラブの春)
2013年〜「国家の宣言」 カリフ国家の宣言
2016年〜「全面対決」 世界のイスラム教徒と非イスラム教徒の戦い
2020年 「最終決戦」

ISILが「もっとやっかい」なのは、その終末を2020年と「予定」しているきらいがあることなのです
終末より最終決戦のほうが気になっているようですが・・・

−−−ムスリムの評価−−−

イスラム国は今年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者を「カリフ」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった

ムハンマドの預言のひとつは「預言の道のりの中でカリフ国」が立ち上がるというもので、バグダディ最高指導者によるカリフ宣言の少し前、イスラム国の広報担当者は「神の約束」は目前だと語っていた

だがソーシャルメディア上のイスラム国支持者の一部は、バグダディ最高指導者を預言されたカリフとして支持しているものの、ダビクの戦いの到来についてはより慎重な姿勢を示している

「神のみぞ知る
もしかしたら(起きるのかもしれない)
ハディス(預言の書)には、敵は80の軍旗と書かれている
現在、確か60軍旗だったはずだ」
と、シリアにいるイスラム国の英国人戦闘員はAFPにツイッターで返答した

「(戦いは)今すぐ起きるかもしれないし、将来起きるかもしれない」と、イスラム国への支持を表明している英国のイスラム教説教師、アンジェム・チャウダリー(Anjem Choudary)師は語った
「だが(ダビクの戦いを)何がなんでも実現しようとしているイスラム教徒はいないのではないか」 とはいえ、一部のイスラム国支持者は、預言された戦いが近いと信じている

「ダビクは必ず起きる
米国と同盟国は、空爆が失敗したと分かったとたんにシリアに進軍するだろう
それは神とその使徒により約束されている」
と、ある支持者はツイッターで述べた

−−−関連−−−

1_<:イスラム国を導くアラーの予言と終末論:阿修羅:2015年11月15日:>

2_<:イスラム国を導くアラーの予言と終末論::2015年11月15日:>

3_<:いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに:阿修羅:2015年11月15日:>

4_<:日本ムスリム協会:wikipedia::>

5_<:いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに:AFP:2014年10月09日:>

===NO n470001:参考文献の目次===

001:イスラム国を導くアラーの予言と終末論:阿修羅:2015年11月15日:
002:イスラム国を導くアラーの予言と終末論::2015年11月15日:
003:いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに:阿修羅:2015年11月15日:
004:日本ムスリム協会:wikipedia:
005:いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに:AFP:2014年10月09日:

−−−−−−−−−−−−−−−

===NO n470001:参考文献の目次詳細===

===1===============

:イスラム国を導くアラーの予言と終末論:阿修羅:2015年11月15日:

案内 http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/808.html
翻訳 
原稿 http://open.mixi.jp/user/16101102/diary/1938208782

−−−−−−−−−−−−−−−−−
げにおそろしや「イスラム教の終末論」
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/808.html
投稿者 ピノキ 日時2015年11月15日

http://open.mixi.jp/user/16101102/diary/1938208782
mixi みんなの日記
2015年01月30日

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
※日本国政府が「イスラム国」をISILと呼称することを決めたようですので、1/29から私もこの表記にいたします

前回論考しましたのは、ISILが「信じる」イスラム教スンナ派のサラフィージハード主義でありました

この考えはたいそう危険なものであるのですが、それよりももっと危険な考えがあります
それが「イスラム教の終末論」です

イスラム教はコーランとともに預言書を重んじますが、ムハンマドが語ったとされる予言の中にこういうものがあります

「「“最後の時”は、ローマ人たちがアウマーク、もしくは、ダービクに上陸するまで、起ることはないであろう
その当時の地上で最良の兵から成る軍隊が彼らを迎えうつためにマディーナを出発する
戦列を整えるとローマ人たちは、
『我々と我々の中から捕虜を捕える敵(ムスリム)との間を狭めよ、彼らと戦おう』
と言う
一方、ムスリムたちも
『アッラーに誓って!我々は決して退かずに戦う』
と言う
しかし、戦いが始まると、程なく、軍隊の三分の一の兵は逃げ去ってしまう
このような彼らを、アッラーは決してお許しにならないであろう
別の三分の一は戦死するが、彼らはアッラーの目からみても優れた殉教者である
残りの三分の一は戦傷を負うこともなく勝利し、コンスタンチノーブルを占領する
…」

(宗教法人日本ムスリム協会のサイトで翻訳版をみることができます)
(ここで言われる「ダービク」というのは現在のシリアのアレッポ北近郊の小さな町です)

この部分は、コーランで書かれている「突如として現れる」この世の終末の直前におこる「ダービクの戦い」を予言したものだそうです

私は、全てのイスラム教徒がこの終末論や終末の前兆を信じているのかどうかは知りませんが、少なくともISILは「ダービクの戦い…最終決戦」を信じています

なにせ2014年7月に彼らが公開した「電子機関紙」の名前が「ダービク」です
その内容もこの終末論・終末前兆を繰り返し主張するものです
(池内恵「イスラーム国の衝撃」p.184〜「『ダービク』に色濃い終末論)

またニュース配信社のAFPBBも「イスラム国は今年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者を「カリフ」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった」とこの終末論をISIILが重視していることを指摘しています
http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=0

まあ、終末論を信じる者がどのような馬鹿をやらかすか…
これは1999年の終末を信じたオウム真理教の連中を見るまでもなく、今までも歴史の中で数々そのようなアホはいます
ISILが「もっとやっかい」なのは、その終末を2020年と「予定」しているきらいがあることなのです
(以降池内恵「イスラーム国の衝撃」P.77-86によります)

今のアブ・バクル・アル・バグダディの前の指導者であるザルカウイ(2006年アメリカの空爆で死亡)が2005年に公表した「行動計画」によります

2000年〜「目覚め」 9.11テロ
2003年〜「開眼」 各地で若者が「ジハード」に参戦
2007年〜「たちあがり」 各地でのジハード運動が広範に影響を及ぼす
2010年〜「復活と権力奪取と変革」 アラブ諸国の崩壊(アラブの春)
2013年〜「国家の宣言」 カリフ国家の宣言
2016年〜「全面対決」 世界のイスラム教徒と非イスラム教徒の戦い
2020年 「最終決戦」

(以上引用終了)

まあいまのところこの「行動計画通り」に事が進んでいます…
ISILとそれに敵対する全ての国との戦いも始まりかけていますから、バクダティに言わせれば「イスラム教徒と非イスラム教徒の戦い」となることでしょう

このように「真実味を帯びた」行動計画によって、具体的な2020年という「最終決戦」…すなわち「タービクの戦い」は、ISIL兵士の心の中に奥深く浸透していっていることでしょう

これはいわば、終末論を信じる「キチガイとの戦い」ということになります

誘拐事件の対応もそうですが、どうも多くの人は「論理的思考を相手もしている」との前提で対応したり、ISILの考えを推測しようとしていますが、これはどうでしょうか…
私はこのようなキチガイ相手の戦いでは、同様な者の行動から学べる事をもとにした「行動分析」「心理分析」に基づかなければならないと思います

ようは
クリミナルマインドの皆さんに出てきてもらわねばならないということです(ノ∀`)

それはさておき…
この終末論は正当なイスラム教の教えに含まれているもので、非イスラム教徒にとっては「トンデモ論」なのですが、イスラム教徒にとってはそうではありません

ここがISILの勢力拡大・兵士の世界的リクルートや、ISILのグローバル化(フランチャイズ的拡大)の危険性をはらんでいるところです

まともな・普通の・穏健なイスラム教徒を媒介として、ISIL「国民」や支持者が広がってしまう危険性は大きいと言わざるを得ません

戻り


===2===============

:イスラム国を導くアラーの予言と終末論::2015年11月15日:

案内 http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/807.html
翻訳 http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/4203390.html
原稿 

−−−−−−−−−−−−−−−−−
イスラム国を導くアラーの予言と終末論
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/807.html
投稿者 ピノキ 日時2015年11月15日

(回答先: いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに 投稿者 ピノキ 日時 2015 年11月15日)
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/4203390.html

イスラム国を導くアラーの予言と終末論

Crusader vs Muslim battle_thumb[1]預言者ムハンマド(Mohammed)の言行録には、太古のイスラム教スンニ派(Sunni)の預言で、シリアの町ダービク(ダビク:Dabiq、 マルジュ・ダービクMarj Dabiqダービク平原)で、80の軍旗を掲げた背教徒(異教徒)の軍勢がイスラムの軍勢と終末論的な戦いを繰り広げる(マルジュ・ダービクの戦いBattle of Marj Dabiq)
イスラム教徒たちは殺りくされるが、最後には勝利するという、終末の到来を告げる黙示録的予言apocalyptic prophecyがあるそうだ
イスラム国の戦闘員たちが米国の主導する空爆を受けるなか、米シンクタンク、ブルッキングス研究所(Brookings Institution)のシャディ・ハミド(Shadi Hamid)氏は、「(イスラム国の)戦闘員の圧倒的多数がこういった話を信じていると推測してもよいだろう」と述べた
ソーシャルメディア上のイスラム国支持者の間でダービクは西欧との戦いの代名詞となり、イスラム聖戦士を爆撃する米国とその同盟国は現代の「十字軍(Crusaders)」背教徒として描かれ、イスラム65884-thumb国は公式雑誌の名称すら「ダービクDABIQ」と名付けた
「イスラムのライオンはダビクにカリフ(預言者ムハンマドの後継者)の旗を掲げた」とチュニジアのあるイスラム国支持者はマイクロブログのツイッターで最近、つぶやいた
「今、彼らは十字軍の到来を待っている」と、予言の戦いは今、目の前に迫りつつあると、本気で信じているようだ

aebf54b86db32dd9a313194a613a6eb1ooiu 米軍が主導する有志連合への参加国数──現在すでに60国以上──が、預言されている、地上での「80の軍旗」との戦いの兆候だと信じている人もいる
あるイスラム国支持者はツイッターでこう述べた
「(米軍主導の部隊が)空軍力に失望したならば、われわれはダービクで待っている」と
別地図

語り継がれた預言の一部のバージョンでは、イスラムの軍勢は戦いの後、東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノープル(Constantinople、現在のトルコのイスタンブール、Istanbul)に進軍し、同市を陥落させるとされている
そのため、トルコが2014年10月上旬、対イスラム国の戦闘に参加することを決めた際には、一部のイスラム国支持者らから預言が現実になる前兆であるとして歓迎の声が上がった

預言はイスラム国が、2006年に米軍の空爆で死亡したアブムサブ・ザルカウィ(Abu Musab al-Zarqawi)容疑者が「イラク聖戦アルカイダ組織」を名乗っていたころより、そのイデオロギーとしての役割を果たし、ザルカウィ容疑者は生前、「イラクに火がついた、 その炎はダービクで十字軍を焼き尽くすまで広がり続けるだろう」と述べていた

000_Nic6346167-1-635x357 イスラム国は2014年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者;右 が自らを「カリフ教主Caliph、Karif」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった

ムハンマドの預言のひとつは「預言の道のりの中でカリフ国」が立ち上がるというもので、バグダディ最高指導者によるカリフ宣言の少し前、イスラム国の広報担当者は「神の約束」は目前だと語っていた

「(ダービクの戦いは)今すぐ起きるかもしれないし、将来起きるかもしれない」と、イスラム国への支持を表明している英国のイスラム教説教師、アンジェム・チャウダリー(Anjem Choudary)師は「だが(ダービクの戦いを)何がなんでも実現しようとしているイスラム教徒はいないのではないか」と語った
、、
とはいえ、一部のイスラム国支持者は、預言された戦いが近いと信じている
「ダービクの戦いは必ず起きる
米国と同盟国は、空爆が失敗したと分かったとたんにシリアに進軍するだろう
それは神とその使徒により約束されている」
と、ある支持者はツイッターで述べた
参照記事より抜粋、編集、加筆 英文記事
(Islamic State Offensive Driven by Apocalyptic Prophesy:黙示録的予言に導かれたイスラムの戦い)

人類が最後の審判、終末をいずれ迎えるというのはどの宗教でも語っていることで、キリスト教の一部やイスラム教では根強い
それは人類の滅亡ではなく、神から人類へ罰が下るとの解釈もある
非科学的だろうか?
戦いは現実に毎日多くの血を流し、その最終決戦の日がイスラムは目前だといい、政治は、如何にその日を先送りしようかと、懸命になっているかの様に見える
予言の最終決戦の舞台は、ダービクに近いアレッポ、あるいは、コバーネやモースルを指しているのだろうか?
アラーの予言は今を言い当てているのか、それとも彼らは、予言に沿って生きてる0bed0d5d-1a8c-4cb9-84ed-6b33d98d71f2_16x9_600x338のか?どちらにせよ、世界はまんじりと、予言の日を、ダービクの戦いを待っているわけにはいかない

世界はもう十分にイスラムの排他的な一神教の教えに振り回された
国連の世界食糧計画World Food Programは2014年10月13日、財源不足から、420万人のシリア人への食糧支援は40%カットせざるを得ないと発言している
写真はトルコのシリア難民 参照記事 過去ブログ:2014年9月イスラム国とサウジアラビアの関係とワッハービズム 「イスラム国:IS」の誕生とその表記、指導者の変遷 6月イスラム教とバグダッド シーア派 スンニ派 そして日本への影響

戻り


===3===============

:いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに:阿修羅:2015年11月15日:

案内 http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/806.html
翻訳 
原稿 http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=0

−−−−−−−−−−−−−−−−−
いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに
http://www.asyura2.com/12/bd61/msg/806.html
投稿者 ピノキ 日時2015年11月15日

http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=0
AFP BBNEWS
2014年10月09日 21:10 発信地:カイロ/エジプト

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【10月9日 AFP】
シリアの町ダビク(Dabiq)で、80の軍旗を掲げた背教徒の軍勢がイスラムの軍勢と終末論的な戦いを繰り広げる
イスラム教徒たちは殺りくされるが、最後には勝利し、終末の到来を告げる

この太古のイスラム教スンニ派(Sunni)の預言
──預言者ムハンマド(Mohammed)の言行録で言及されている──
はイラクとシリアで活動するスンニ派の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の「イスラム聖戦士」たちのスローガンとなってきた
8月にダビクを掌握して以降は、その声がさらに高まっている

ダビクは、イスラム国が掌握するシリアのラッカ(Raqa)やイラクのモスル(Mosul)と比べると軍事的価値はほとんどない
しかし、イスラム国の戦闘員たちが米国の主導する空爆を受けるなか、ダビクの象徴的価値の重要性が明確になってきた

「(ダビクは)士気を高める」と、米シンクタンク、ブルッキングス研究所(Brookings Institution)のシャディ・ハミド(Shadi Hamid)氏は語る
さらに同氏は、「(イスラム国の)戦闘員の圧倒的多数がこういった話を信じていると推測してもよいだろう」と述べた

ソーシャルメディア上のイスラム国支持者の間でダビクは西欧との戦いの代名詞となり、イスラム聖戦士を爆撃する米国とその同盟国は現代の「十字軍(Crusaders)」として描かれている
イスラム国は公式雑誌の名称すら「ダビク」と名付けた

「イスラムのライオンはダビクにカリフ(預言者ムハンマドの後継者)の旗を掲げた」とチュニジアのあるイスラム国支持者はマイクロブログのツイッター(Twitter)で最近、つぶやいた
「今、彼らは十字軍の到来を待っている」

ダビクの預言はいくつかのバージョンで語り継がれているが、どのバージョンでも、イスラムの軍勢と背教徒の軍勢の戦いが語られている
この数週間、イスラム国の支持者たちは、この預言が真実であることを示しているとして、さまざまな出来事を関連づけてきた

米軍が主導する有志連合への参加国数──現在すでに60国以上──が、預言されている「80の軍旗」に達するのを注視している人もいる
また、米軍のマーチン・デンプシー(Martin Dempsey)統合参謀本部議長が地上軍の投入の可能性を示唆したことが、預言されていた戦いの兆候だと信じている人もいる

■預言された「カリフ国」

あるイスラム国支持者はツイッターでこう述べた
「(米軍主導の部隊が)空軍力に失望したならば、われわれはダビクで待っている」

語り継がれた預言の一部のバージョンでは、イスラムの軍勢は戦いの後、東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノープル(Constantinople、現在のイスタンブール、Istanbul)に進軍し、同市を陥落させるとされている

そのため、トルコが先週、対イスラム国の戦闘に参加することを決めた際には、一部のイスラム国支持者らから預言の前兆であるとして歓迎の声が上がった

預言はイスラム国が、アブムサブ・ザルカウィ(Abu Musab al-Zarqawi)容疑者の下で「イラク聖戦アルカイダ組織」を名乗っていたころより、そのイデオロギーとしての役割を果たしてきた

ザルカウィ容疑者は、2006年に米軍の空爆で死亡する前──そして運動がイスラム国となるはるか以前から──、すでにダビクの戦いについて言及していた

「イラクに火がついた
その炎はダビクで十字軍を焼き尽くすまで広がり続けるだろう」
とかつて、ザルカウィ容疑者は述べていた

イスラム国は今年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者を「カリフ」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった

ムハンマドの預言のひとつは「預言の道のりの中でカリフ国」が立ち上がるというもので、バグダディ最高指導者によるカリフ宣言の少し前、イスラム国の広報担当者は「神の約束」は目前だと語っていた

だがソーシャルメディア上のイスラム国支持者の一部は、バグダディ最高指導者を預言されたカリフとして支持しているものの、ダビクの戦いの到来についてはより慎重な姿勢を示している

「神のみぞ知る
もしかしたら(起きるのかもしれない)
ハディス(預言の書)には、敵は80の軍旗と書かれている
現在、確か60軍旗だったはずだ」
と、シリアにいるイスラム国の英国人戦闘員はAFPにツイッターで返答した

「(戦いは)今すぐ起きるかもしれないし、将来起きるかもしれない」と、イスラム国への支持を表明している英国のイスラム教説教師、アンジェム・チャウダリー(Anjem Choudary)師は語った
「だが(ダビクの戦いを)何がなんでも実現しようとしているイスラム教徒はいないのではないか」 とはいえ、一部のイスラム国支持者は、預言された戦いが近いと信じている

「ダビクは必ず起きる
米国と同盟国は、空爆が失敗したと分かったとたんにシリアに進軍するだろう
それは神とその使徒により約束されている」
と、ある支持者はツイッターで述べた

戻り


===4===============

:日本ムスリム協会:wikipedia:

案内 
翻訳 
原稿 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A0%E5%8D%94%E4%BC%9A

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日本ムスリム協会

宗教法人日本ムスリム協会

−−−
設立年 1952年
種類 宗教法人
本部
日本の旗 日本・東京都渋谷区代々木2-26-5 バロール代々木1004号[1]
位置
北緯35度41分6.6秒 東経139度41分55.7秒
会長 徳増公明
ウェブサイト
http://jmaweb.net/(日本語)

宗教法人日本ムスリム協会(英語: Japan Muslim Association ; JMA)は、日本最初のムスリムの信徒団体である[2]
1952年に設立され、1968年6月に宗教法人として認可された[2][3]
「少数派のムスリムが日本社会と協調しながら、イスラームの教義を実践していく道筋をつくること」を目的としている[2]
−−−
歴代会長
初代会長 サディーク・今泉
二代会長 ウマル・三田了一 1960年-
三代会長 アブドルカリーム・斎藤積平
四代会長 アブーバクル・森本武夫
五代会長 アブドルムニール・渡辺正治
六代会長 オマル・五百旗頭陽二郎
七代会長 アブドルサラーム・有見次郎
八代会長 ズベイル・鈴木珀郎
九代会長 ハーリド樋口美作 1990年-
十代会長 徳増公明 2003年-現在[2]

−−−
脚注
1.^ アクセス
2.^ a b c d JMAとは
3.^ 佐藤茂 (2015年1月23日). “イスラム教徒200人、渋谷区内のモスクで邦人人質事件に祈りと憤り”. Bloomberg 2015年1月24日閲覧

戻り


===5===============

:いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに:AFP:2014年10月09日:

案内 
翻訳 
原稿 http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=0

−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=0 いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに
2014年10月09日 21:10 発信地:カイロ/エジプト

トルコと国境を接するシリア北部の要衝アインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)の丘にたてられたイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の旗のそばに立つ同組織の戦闘員とみられる人影(2014年10月6日撮影)
(c)AFP/ARIS MESSINIS 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら

【10月9日 AFP】
シリアの町ダビク(Dabiq)で、80の軍旗を掲げた背教徒の軍勢がイスラムの軍勢と終末論的な戦いを繰り広げる
イスラム教徒たちは殺りくされるが、最後には勝利し、終末の到来を告げる

この太古のイスラム教スンニ派(Sunni)の預言──預言者ムハンマド(Mohammed)の言行録で言及されている──はイラクとシリアで活動するスンニ派の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」の「イスラム聖戦士」たちのスローガンとなってきた
8月にダビクを掌握して以降は、その声がさらに高まっている

ダビクは、イスラム国が掌握するシリアのラッカ(Raqa)やイラクのモスル(Mosul)と比べると軍事的価値はほとんどない
しかし、イスラム国の戦闘員たちが米国の主導する空爆を受けるなか、ダビクの象徴的価値の重要性が明確になってきた

「(ダビクは)士気を高める」と、米シンクタンク、ブルッキングス研究所(Brookings Institution)のシャディ・ハミド(Shadi Hamid)氏は語る
さらに同氏は、「(イスラム国の)戦闘員の圧倒的多数がこういった話を信じていると推測してもよいだろう」と述べた

ソーシャルメディア上のイスラム国支持者の間でダビクは西欧との戦いの代名詞となり、イスラム聖戦士を爆撃する米国とその同盟国は現代の「十字軍(Crusaders)」として描かれている
イスラム国は公式雑誌の名称すら「ダビク」と名付けた

「イスラムのライオンはダビクにカリフ(預言者ムハンマドの後継者)の旗を掲げた」とチュニジアのあるイスラム国支持者はマイクロブログのツイッター(Twitter)で最近、つぶやいた

「今、彼らは十字軍の到来を待っている」

ダビクの預言はいくつかのバージョンで語り継がれているが、どのバージョンでも、イスラムの軍勢と背教徒の軍勢の戦いが語られている
この数週間、イスラム国の支持者たちは、この預言が真実であることを示しているとして、さまざまな出来事を関連づけてきた

米軍が主導する有志連合への参加国数──現在すでに60国以上──が、預言されている「80の軍旗」に達するのを注視している人もいる
また、米軍のマーチン・デンプシー(Martin Dempsey)統合参謀本部議長が地上軍の投入の可能性を示唆したことが、預言されていた戦いの兆候だと信じている人もいる

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=14572469&page=2
いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに
2014年10月09日 21:10 発信地:カイロ/エジプト

イラク・モスル(Mosul)のモスクでイスラム教徒を前に演説するイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」のアブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者
al-Furqan Mediaが2014年7月5日に公開した映像から
(c)AFP/AL-FURQAN MEDIA 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら

■ 預言された「カリフ国」

あるイスラム国支持者はツイッターでこう述べた

「(米軍主導の部隊が)空軍力に失望したならば、われわれはダビクで待っている」

語り継がれた預言の一部のバージョンでは、イスラムの軍勢は戦いの後、東ローマ帝国の首都だったコンスタンティノープル(Constantinople、現在のイスタンブール、Istanbul)に進軍し、同市を陥落させるとされている

そのため、トルコが先週、対イスラム国の戦闘に参加することを決めた際には、一部のイスラム国支持者らから預言の前兆であるとして歓迎の声が上がった

預言はイスラム国が、アブムサブ・ザルカウィ(Abu Musab al-Zarqawi)容疑者の下で「イラク聖戦アルカイダ組織」を名乗っていたころより、そのイデオロギーとしての役割を果たしてきた

ザルカウィ容疑者は、2006年に米軍の空爆で死亡する前──そして運動がイスラム国となるはるか以前から──、すでにダビクの戦いについて言及していた

「イラクに火がついた
その炎はダビクで十字軍を焼き尽くすまで広がり続けるだろう」
とかつて、ザルカウィ容疑者は述べていた

イスラム国は今年、イラクの広い地域を支配下に置き、アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者を「カリフ」と宣言して以降、支持者らを結集させるために再び預言に言及するようになった

ムハンマドの預言のひとつは「預言の道のりの中でカリフ国」が立ち上がるというもので、バグダディ最高指導者によるカリフ宣言の少し前、イスラム国の広報担当者は「神の約束」は目前だと語っていた

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://www.afpbb.com/articles/-/3028548?pid=14572469&page=3
いにしえの終末の預言、イスラム国のスローガンに
2014年10月09日 21:10 発信地:カイロ/エジプト

イラク・モスル(Mosul)のモスクでイスラム教徒を前に演説するイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」のアブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)最高指導者
al-Furqan Mediaが2014年7月5日に公開した映像から
(c)AFP/AL-FURQAN MEDIA 【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら

だがソーシャルメディア上のイスラム国支持者の一部は、バグダディ最高指導者を預言されたカリフとして支持しているものの、ダビクの戦いの到来についてはより慎重な姿勢を示している

「神のみぞ知る
もしかしたら(起きるのかもしれない)
ハディス(預言の書)には、敵は80の軍旗と書かれている
現在、確か60軍旗だったはずだ」

と、シリアにいるイスラム国の英国人戦闘員はAFPにツイッターで返答した

「(戦いは)今すぐ起きるかもしれないし、将来起きるかもしれない」と、イスラム国への支持を表明している英国のイスラム教説教師、アンジェム・チャウダリー(Anjem Choudary)師は語った

「だが(ダビクの戦いを)何がなんでも実現しようとしているイスラム教徒はいないのではないか」

とはいえ、一部のイスラム国支持者は、預言された戦いが近いと信じている
「ダビクは必ず起きる
米国と同盟国は、空爆が失敗したと分かったとたんにシリアに進軍するだろう
それは神とその使徒により約束されている」と、ある支持者はツイッターで述べた
(c)AFP/Samer al-Atrush

戻り


====参考文献終わり====



>>戻る


ページナビゲーション
  投稿記事目次集 >>40万代目次>>宗教_イスラム教 NO n470001