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フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』より

政治・経済・軍事〜一般 NO n200003

−−−−コメント 2012/04/26−−−−

{新20_政治・経済・軍事〜一般_EMP兵器_北朝鮮_特別行動_01}
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0549・スーパーEMP兵器を完成させたのか?:米国を攻撃できる兵器を保有した:「特別行動」の正体:「米国を一撃で破壊できる移動式兵器」の真意:こんなこと皆さんは 認識しているのかなあ〜:
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 スーパーEMP兵器を日本へ投下されると、日本の全ての原子力プラントが、電子機器破壊により停止する
プラントをCONTROLしている電子機器停止すると言う意味は 原子力プラント・核燃料の冷却プラントのポンプなども停止することである
原子力プラント・核燃料の冷却プラントのポンプなども停止することは 核燃料が早晩臨界状態になり、核爆発することを意味している
この場合の臨界爆発は 日本の原子力プラント・核燃料処理プラントの全てが対象となり、大凡広島級の核爆弾20000発の規模となることを意味する
もし、北朝鮮がスーパーEMP兵器を開発完了しているとすると、そして日本上空に対して使われると、電気機器の破壊により車・列車・化学プラント等々はいうに及ばず、全ての科学的・化学的破壊と20000発相当の核爆発が起きることを意味していることになるのである
残念ながら、適当な目標の上空で、スーパーEMP兵器の核爆発を実施すれば、日本だけでなく北半球の人類の文明的と言われるシステムは 停止することを理解しておかなければならないのである
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ピンポイントの精密攻撃がエレガントな攻撃と考えるかもしれない
しかし、このスーパーEMP兵器は 精密な攻撃目標は要らないし、精密なミサイルなどの必要でない
北朝鮮には これらの技術は無いと考えられているが、スーパーEMP兵器では その問題は無いのである
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少し前、 北朝鮮は 日本上空を通過する多段ミサイルの発射実験をした
おおくの見解は 失敗で、技術的に未熟と結論して舐めているところがある
しかし、スーパーEMP兵器では 日本上空を越えてアメリカ上空へ至れば良く、大凡の位置と高度の上空で核兵器・スーパーEMP兵器を爆発させれば、地上のアメリカは 完全に近く近代文明の産物は 停止して復旧に時間が掛かり、原始生活に戻ってしまうことである
ミサイルは 上空で爆発または爆破されたということは 核兵器・スーパーEMP兵器を爆発させると言う意味に通じるから、このような意味で、過日のミサイル発射実験は 大成功であったと言うことである
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最近、人工衛星を飛ばすと強行して実験した
これも人工衛星にならずに、途中で爆発したとされている
技術の未熟を指摘している
しかし、逆に、200キロくらい飛行して爆発または爆破されたということは 発射地点から大凡200キロの位置の都市上空で爆破できることを意味している
そのような意味では この爆発が韓国のソウル上空になることに注目する必要がある
なぜなら、核兵器・スーパーEMP兵器を爆発させれば韓国の国家機能は 停止するし、加えて、韓国の原子力発電プラントもその原理から核爆発を誘発する
日本海側と九州・中国地方の日本の原子力プラントなど、その他の科学プラントも巻き添えを食い停止するからである
心された方が良い
このミサイル・人工衛星の実験は そのような意味で大成功であったのである
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北朝鮮が攻撃開始3分で目的地を焦土化させるという「特別行動」の正体は 核攻撃であると思われるがピンポイントを狙った攻撃ではない
上空であるから、直接にその核爆発で朝鮮人が殺されることはない
しかし、その影響で実質的に地上の核発電プラントが核爆弾となり、間接的に核攻撃を受けるという図式となることである
加えて、韓国は 原始時代に戻されてしまうことを意味していることに注目する必要があるのである

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{・・・・
たとえば、金正恩は衛星打ち上げが失敗に終わった後に、すぐに失敗を認めたではないですか
こういうことは金正日の時代にはなかった
金正恩は透明性を高めようとして国際的な規範に少し近づいた上で動いたという意味ではないでしょうか
・・・・・}

おめでたく受け取るのも自由だが、ソウル上空と等距離で爆発させたと受け取ることもできる
なにせ、誰も打ち上げるときの様子を公開して見ていないのであるから、公開された三段ロケットがそれである保証は無いのである
もし、以上の推論と認識が正しいとするのなら、北朝鮮は南朝鮮・韓国の人民を核攻撃で直接殺したり設備全般を破壊することは無い
しかしながら、核爆発にともなう巨大なEMP攻撃によって、韓国の全ての電気設備は使用不能になり復旧にきわめて長い期間、原始生活、日本が韓国を併合した時の朝鮮民族の原始レベルの生活実態に戻る
最悪の場合、韓国の原子力プラントは 福島原発と同様に核爆発して、あたかも核攻撃されたような惨状になると考えられることである
直接に日本をEMP攻撃されないにしても、九州や中国地方の原発なども同様に破壊される
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現段階で「特別行動」の正体は 解らない
しかし、発言の様子から、北朝鮮の報道によればインタ−ット攻撃ともうけとれるが、ミサイル核兵器を使ったEMP攻撃を意味していることも濃厚である
そこで、何か予言の中に、この様な記述があるか調べているが、アジアの地方のロ−カルな話のか現在の段階では 見つけることができなかった
何かご存知の方がしましたら連絡ください
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===NO n200003:参考文献の目次===

001:北朝鮮はスーパーEMP兵器を完成させたのか?:2011年06月27日:
002:北朝鮮が攻撃開始3分で目的地を焦土化させるという「特別行動」の正体:2012年04月23日:
003:朝鮮人民軍総参謀長が述べる「米国を一撃で破壊できる移動式兵器」の真意:2012年04月26日:
004:北の参謀総長の「米国を攻撃できる兵器を保有した」の正体は?:2012年04月26日:
005:北の衛星「はりぼて」か、箱形機械に不自然さ:

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===NO n200003:参考文献の目次詳細===

===1===============

北朝鮮はスーパーEMP兵器を完成させたのか?:2011年06月27日:

http://oka-jp.seesaa.net/article/212075829.html

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In Deep では以前から、現在の文明生活上で使用された場合に、もっとも厄介な武器として、「EMP爆弾」のことを何度か取り上げていました

過去記事:
・朝鮮半島発のアルマゲドンを懸念する米国: 北朝鮮の EMP (電磁パルス)兵器の完成が近い (2011年03月12日)
・米国の保守系シンクタンクが「米国は電磁パルス攻撃で壊滅する」と報告 (2010年11月30日)

これは平たく言うと、高高度で核爆弾を爆発させて、対象地域のインフラ(電気・通信など)を全滅させる武器で、「超巨大な太陽フレアやCME=コロナ質量放出」とほぼ同じ効果を武器で達成することができるものです

これはもう使われてしまった場合はほとんどその国はどうにもならず、対策の取られていない国では一時的に(数十年)文明がストップする可能性さえあります
そして、これを防衛する手段は現在まったくありません
そして、どうやら北朝鮮はもしかしたら、「ついにその完成」を成し遂げている可能性が出て来ました

6月25日に、産経ニュースの日本語記事に「北朝鮮の小型核、電磁パルス兵器用か? 元CIA専門家が「ロシアから技術流出」」というものがあり、そこには、北朝鮮が、核爆発による強力電磁波で通信や兵器運用コンピューター網を破壊する電磁パルス(EMP)爆弾の開発に成功した可能性が浮上してきた
米中央情報局で核問題の専門家として勤務したピーター・フライ氏が24日、米ラジオ「ボイス・オブ・アメリカ」に明らかにした

とありました
この場合、とりあえずもっとも脅威を抱くと思われる韓国ではどのように報道されているのか興味を持って、韓国語の記事を探してみましたところ、今朝の韓国統一ニュースというところに、統一学研究所所長のハンホソクさんという人が、見解を述べていました

それをご紹介します
論文は大変長いもので、前半は南北朝鮮と米国の間の軍事的関係の一般論でしたので、後半の「米国を青銅器時代に戻す巨大な電子雲」という部分をご紹介します

タイトルにありますように、 EMP 爆弾の特徴は、北朝鮮のような小さな国家でも米国を相手に対等に戦える武器である点があります

この文章では、EMP爆弾が「米国に使用された場合」を非常に細かく書いていて、その被害想定を、「回復に約 160兆円の費用がかかり、送電網の回復だけでも最短 3年から最長 10年かかる」としています
大げさに聞こえますが、これは米国政府自らの試算からのもののようです

また、「日本が攻撃された場合」の想定も書かれています

日本は国土面積が狭いですので、名古屋上空が狙われた場合、ほぼ全土のインフラが麻痺します
ちなみに、その場合は、攻撃開始から爆発までは4分間です
戦争としてもっとも短い時間で終結するもののひとつと言えます

対処できる時間はありません
そして、その方法もありませんし、そもそも攻撃後にはすべての日本の軍事力が消えています(現代の兵器はほとんどが電気と電子部品と通信が必要
それが破壊される)

こういうようなことが使われる戦争になった場合、私たち民間人にはほとんど対処の仕様がありませんので、CME の直撃を受けた場合や、停電時、通信停止時の基本的に対処法に従って乗り切っていくということになりそうです

参考記事:
太陽フレア等による電磁パルス(EMP)に見舞われた際の通信手段 (2010年12月13日)

基本的には、
・電磁パルスのループを断つ
・簡易ファラデーケージを用意しておく
・食糧と飲料水を確保しておく
などです

通常の核兵器と違い、EMP 攻撃は、攻撃自体で人が死ぬわけではありませんが、国家のダメージは通常の核兵器よりかなり大きいように思われます

何しろ、太陽黒点最大期ではあるわけで、どんなに世の中が全体的には良いほうに進んでいったとしても、戦争を止められるわけでも、この世から武器が消えるわけでもないですので、「攻撃は多分ある」と思って生活していたほうが気楽なような気がします

なお、この EMP 武器の最大の特徴である「インフラの完全破壊」は、3月の日本震災と発電施設等の関連のことを考えいただくと、それがどれだけの大惨事を招きかねないことかは容易に想定できるかと思います
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ここから翻訳です

韓国統一ニュース 2011.06.27

北米大陸を覆う巨大な電子雲
米国を青銅器時代に戻す巨大な電子雲

北朝鮮の核兵器と大陸間弾道ミサイル等の実験に対しての米国の高官や米国の軍事専門家たちは常にそれを過小評価していた
しかし、この過小評価を打ち消す評価が最近出てきた
北朝鮮が2年前に実施した地下核実験を、最近、新たな視点で眺めたのだ
そして、それは単なる地下核実験ではない可能性が浮上している

2009年6月15日、アメリカ政府の中の16個の情報機関を総括するホワイトハウスの国家情報局長室( ODNI )は、3つの章からなる短い声明を発表した
声明は、北朝鮮側の地下核実験を続けて分析するという言葉で締めくくられていたが、その後、米国は北朝鮮の地下核実験の分析結果をついに公開しなかった

なぜ公開しないのだろうか?

北朝鮮の地下核実験に対する米国の分析結果が公開されていない理由を明らかにする手がかりは、アメリカ中央情報局( CIA )の核兵器分析の分析官を務めたピーター・プライ博士が、つい最近の 2011年6月23日、米国のボイス・オブ・アメリカの記者と行った対談の中に見つけることができる

プライ博士の言葉によると、北朝鮮側が 2009年5月25日に実施した地下核実験は、3キロトン級の核爆発実験だった
当時、米国は、北朝鮮側が 10〜12キロトン級の核爆発実験を実施すると予想したが、北朝鮮側はそのような予想を覆し、 3キロトン級の核弾頭を地下核実験を実施した

上記で引用した軍事専門家の発言に出てくる「初歩的なレベルの核弾頭」というものは、当時のアメリカが予想していた 10〜12キロトン級の核弾頭だったが、北朝鮮側は、初歩的なレベルではなく、最先端の 3キロトン級の小型核弾頭を地下核実験を実施した
それでも、米国の軍事専門家たちは、北朝鮮の核弾頭は初歩的なレベルだと過小評価する発言を続けている

10〜12キロトン級の核弾頭と 3キロトン級の核弾頭は、どのように違うのか

小型の核兵器よりも中型の核兵器の破壊力のほうがより強く、そして、中型の核兵器よりも大型の核兵器の破壊力が強いという認識があるために、「核兵器は爆発力が大きければ大きいほど威力的だ」と見るのが一般的だ

核兵器の威力を、従来の核攻撃の形だけで判断すると、そのような一般認識も正しいと思われるが、しかし、核兵器の威力を「従来の核攻撃とは異なる新たな核攻撃の側面」から判断すると、そのような常識はもはや適合しないのである

ここでいう「新たな核攻撃」とは、通常の核兵器との比較がされたことがなく、また、破壊力がより強い高高度電磁波兵器(high - altitude electromagnetic pulse weapon =通称 EMP )を使用した核攻撃を意味する

まず、高高度電磁波兵器についての情報から調べる必要がある

波長が非常に短い電子ガンマ線は、酸素原子や窒素原子などと衝突すると原子の外殻にある電子が分離される電離現象が起きる
大気中で電離現象が起これば、電が巨大な電子雲を形成していく上で、電子雲が地球の磁場に引きつけられて、らせん運動をしながら超強力な電磁波を放出する
また、電子が大気中の酸素分子と結合するとマイナスイオンを生じ、この時にマイナスイオンが陽イオンと混合され、プラズマを生成し、そして、プラズマは電磁波を放出する
このように電磁界から放射される電磁波とプラズマが放出した電磁波が地上に影響を与えてしまうことが高高度電磁波兵器の動作原理だ

電子雲を引き起こすその先端武器を「高々度電磁兵器」( EMP )と呼ぶ理由は、高高度で爆発させるものではない非核電磁波兵器と区別するためだ

高高度電磁波兵器は、400km以上の高高度で核爆発を起こす第2世代の核兵器だ

その効果については、たとえば、もし、アメリカ大陸の中央部にあるネブラスカ州オマハの上空 400kmの高さから高高度電磁波兵器が爆発させると、その爆発と放射能は地上に達しない
その代わりに、巨大な電子雲が空中に形成され、その電子雲から強力な電磁波が放出されるのだ

1997年7月16日、米連邦下院国家安全委員会の公聴会に提出された資料によれば、電磁波兵器が、北米大陸の
中央部上空 50kmの高さで爆発した場合、半径 770kmに及ぶ地域が破壊され、 上空 200kmの高さで爆発すれば半径 1,600 kmに至る地域が破壊され、 上空 480kmの高さで爆発すれば半径 2,360 kmに及ぶ地域が破壊される
ことが示された

ニューヨークからサンフランシスコまでの直線距離は 4,140 kmであり、北米大陸中央部の上空 480kmの高さから高高度電磁波兵器が爆発すれば、北米大陸は巨大な電子雲に完全に覆われるのだ

北米大陸を覆う巨大な電子雲は、アメリカ全土に点在する約 5,000カ所に及ぶ変電所から同時に電気スパークを起こし、発電所と変電施設を破壊し、アメリカ全土にクモの巣のように広がっているいる送電網を破壊する
そうなれば、アメリカは破壊された変電所と送電網を回復するためだけに最初の年は2兆ドル(約 160兆円)を費やす必要があり、回復期間は最短 3年から最長 10年かかる
また、送電網に接続されたあらゆるネットワークと交通網も破壊され、半導体電子部品が組み込まれたあらゆる種類のミサイルや戦闘機や空母や戦艦も破壊され、机の上に置かれたコンピュータと携帯電話もすべて破壊される
これは、米国の軍事力と産業システム、そして、都市空間が全面的に破壊されることを意味する
送電網の回復だけでも最長10年かかると試算されているので、軍事力や産業システムと都市空間の両方を回復するには、50年は優にかかるだろう
そうなれば、ハワイとアラスカを除く米国全土では50年の間、青銅器時代に戻される
回復期間を50年と推定しているのは、数字上の計算なので、米国が50年間の修復事業を行い、21世紀のコンピュータ時代に戻れるかどうかは懐疑的だ

回復の可能性よりも、そのまま米国が滅びる可能性が大きいのかもしれない

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日本への攻撃

国土面積が狭い日本には大陸間弾道ミサイルは必要なく、中距離ミサイルを高高度電磁波兵器を乗せて日本列島中央部にある名古屋上空 45kmの高さで爆発させることで、九州西端の長崎から、青森まで、日本列島が電子雲に完全に覆われる

北朝鮮の西海にある衛星発射場を距離測定の基準点にするとそこから北米大陸中央部までの距離は 9,800 kmで、名古屋までの距離は 1,200 km

発射された高高度電磁波兵器が北米大陸中央部上空に達するまでの時間は 30分、名古屋上空に達する時間は、発射からたった 4分だ

北朝鮮と敵対関係に固執してきた日本の運命は、その4分にかかっている
そして、日本と米国にとって困ったことには、高高度電磁波兵器を開発する技術は難しいものではないという点だ
小型核弾頭の製造技術と大陸間弾道ミサイルの製造技術があれば、高高度電磁波兵器を作り出すのは簡単だ

高高度電磁波兵器は、韓国軍が開発中の非核低高度電磁波兵器とは比較などできないほど破壊力が強く、軍事戦略の拠点に設置された電磁波防護施設まで破壊してしまう恐るべき威力を発揮する

高高度電磁波兵器からの防御手段は存在しない

高高度電磁波兵器から守る防御手段が事実上存在しないという点で、これは「絶対兵器」と言える

通常だと、敵国が米国を核兵器で攻撃した場合には、米国は直ちにその国に対して、核兵器で反撃するだろうが、しかし、高高度電磁波兵器で米国を攻撃した時には、米国はすでに完全に麻痺状態に陥っており、反撃能力が喪失しているため、反撃することができないのだ

上記のプライ博士の指摘によると、北朝鮮が 2009年5月25日に地下核実験で決めた 3キロトン級の小型核兵器は、 25メガトン級水素爆弾よりもはるかに多くのガンマ線を放出する超強力な電磁波兵器( スーパー EMP 兵器 )だったということだ

この話を聞いて、米国が北朝鮮の地下核実験についての分析結果をついに公開しなかったことに関しての疑問が解ける

米国は3年前、北朝鮮側が 3キロトン級の小型核兵器で実施した地下核実験を精密分析した結果、北朝鮮側が高高度電磁波兵器を保有したことを知って、その衝撃と恐怖の結果として、北朝鮮の地下核実験について分析の結果をついに公開しなかったのだ

注目するのは、北朝鮮が 2009年5月25日、地下核実験を実施する 30日前の 2009年4月5日に、人工衛星「光明星2号」を搭載したロケット銀河2号を打ち上げたという事実だ

北朝鮮側がこのように宇宙発射体の発射や地下核実験を一ヶ月の間隔をおいて連続で行ったことは、 3キロトン級の小型核弾頭を改良した第2世代の高高度電磁波兵器を大陸間弾道ミサイルに乗せて、北米大陸の上空高くを持つものとして打ち上げる能力を実際に立証したものと思われる




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===2===============

北朝鮮が攻撃開始3分で目的地を焦土化させるという「特別行動」の正体:2012年04月23日:

http://oka-jp.seesaa.net/article/266303507.html

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(訳者注) また北朝鮮関係ですが、報道そのものは日本語報道でもすでに多く記事になっているものです
下は時事通信の記事です
・李明博政権に「聖戦」通告=「特別行動で焦土化」−北朝鮮軍
時事通信 2012.04.23
上の「特別行動」という単語が気になりました
今まで北朝鮮の使用する単語としては聞いたことのないものだったからです
しかし、日本語の報道はどれも短いもので、その説明がありませんでしたので、朝鮮日報の韓国語版を見てみると、朝鮮中央放送の発表では以下のように表現されていたようです
「われわれの革命武力の特別行動は、いったん開始されると、3〜4分間、いや、それよりもっと短い瞬間に、今まで誰も見た事がないような珍しい手段と我々流の方法により(攻撃目的地を)焦土化してしまうことになるだろう」

3〜4分という具体的な数字が気になります
「今まで見た事がないような珍しい手段」もです

こういう表現も今までの北朝鮮軍の発表ではほとんど見ないものです

ちなみに、「3〜4分」という数字は、たとえば北朝鮮が先日ミサイル発射実験をおこなった北朝鮮のトンチャリ(東倉里)という場所にある「西海衛星発射場」から日本の中心部の位置にある名古屋上空まで大体3〜4分程度でミサイルが到達します
先日、「失敗」したミサイル実験は発射後 81秒で空中分解・爆発しており、つまり1分20秒程度の飛行でしたが、衛星写真を分析シミュレーションした下の写真でその距離がわかります

下の図は、上の衛星シミュレーションを参考にして即席で作ったものですので、不正確ですが、おおまかの位置や距離関係がわかるかと思います
これ・・・図を作ってみて初めてわかったのですけど、先日のミサイル実験の失敗って、ちょうどソウル上空で爆発させるのと同じ程度の距離で「失敗」していますね

まあ、今回北朝鮮が発表した「特別行動」というのが何なのかは私には推定もできないですが、資料的な意味として、朝鮮日報を翻訳して載せておきます
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朝鮮日報 (韓国) 2012.04.23

北朝鮮「韓国に対しての革命武力の特別行動がすぐに開始される」
▲ 北朝鮮の朝鮮中央放送の女性アナウンサーが 「革命武力の対南(韓国)の特別行動がすぐに開始されるだろう」という内容の朝鮮人民軍最高司令部からの通告内容を読んでいる

北朝鮮は、 4月23日、韓国に対して「革命武力の特別行動がすぐ開始される」と事実上の韓国への挑発を予告した

朝鮮中央通信によれば、朝鮮人民軍最高司令部・特別作戦行動の一団は、この日、テレビでの通告を通して、「李明博ら鼠野郎どもに対する私たち軍隊と人民の怒りは天にまで達してしまった、逆賊一味の分別のない挑戦を粉砕してしまうための我々の革命武力の特別行動がすぐに開始される」とした

朝鮮人民軍は 、「我々の革命武力の特別行動は、いったん開始されれば、 ものの3〜4分、いや、それよりもっと短い瞬間に、今まで誰も見た事がないような珍しい手段と我々流の方法ですべての鼠野郎どもと、その挑発の根源(韓国の都市という意味)を点滅するかのごとく焦土化してしまうことになるだろう」と脅した

北朝鮮が特別行動を「すぐ開始」と時間を指定した内容と共に、「開始されれば、3〜4分で」、「珍しい手段と我々流の方法で」などのように、以前より具体的に明示しているという点で、これは局地的な挑発を予告したものと考えられる

▲4月20日、平壌の金日成広場で、李明博(イ・ミョンバク)政権を糾弾する平壌市軍民大会の様子

朝鮮人民軍は、「特別行動は、怒号した民心と怒りの爆発であり、私たちの最高尊厳を死守するための一千万軍民の聖典である
特別行動の対象は主犯である李明博逆賊一味であり、公正な大衆の世論を操作する保守系メディアを含む鼠野郎どものすべてである」とした

北朝鮮人民軍は、李明博大統領が 4月20日におこなった特別講演の内容と、4月19日の大田国防科学研究所での大統領の発言などを取り上げ、「実際には、逆賊一味の挑発の狂気はすでに分別を失っていることを示している」と主張した

(訳者注)上の「実際には〜」の部分は「韓国側が最初に挑発した」という意味のようです
大統領は、4月20日に、統一教育院の特別講堂で講演し、そこでは北朝鮮に農地改革を促した
その前日は、大田(テジョン)にある国防科学研究所で研究員たちと話し合う席で、「私たちが強いと北朝鮮も挑発できないだろう」と力説したという経緯があり、北朝鮮はこれらの発言を取り上げたようだ
一方、私たち韓国軍の軍当局は、「現在、韓国軍は北朝鮮軍の動向を注視している、北朝鮮のどんな挑発に対しても完璧な報復ができるように万全の態勢を取り揃えている」と述べた
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(訳者注) 私が日々気になっていることもそうですが、昨日の記事「我々は毎日、戦争の数インチ先にいる」と懸念している米国のパネッタ国防長官などもそうかもしれないですが、どうしてこんなに気になるかというと、

・金正恩という人がどんな人か誰もわからない

ということのように思います

先代の金正日元国防委員長の時代は、「こうすれば問題はこれ以上悪化しない」という方法論が、ある程度確立していたと思うのですが、先日のミサイル実験の強行によりアメリカとの協定を反古にした金正恩第一書記の行動を見て、「彼のしようとしていることがわからない」と感じているというような気がします



戻り


===3===============

朝鮮人民軍総参謀長が述べる「米国を一撃で破壊できる移動式兵器」の真意:2012年04月26日:

http://oka-jp.seesaa.net/article/266971430.html

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(訳者注) 昨日、ロシアニュースの「ロシアの声」の日本語版を見ていましたら、「北朝鮮:米国を一撃で破壊できる (2012.04.25)」という見出しがありました

これだけではあまりよくわからなかったので、韓国の国内メディアを調べてみると、4月25日に北朝鮮の国軍(人民軍)の総参謀長が朝鮮人民軍創建80周年を記念した式典で述べたものだということがわかりました
すなわち、個人的な談話ではなく、国内でとはいえ、公的な発表といえます
このことが掲載された韓国の記事をご紹介します
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さて、北朝鮮軍は、先日の記事、

・北朝鮮が攻撃開始3分で目的地を焦土化させるという「特別行動」の正体
 2012年04月23日

でご紹介しましたように、これまでの北朝鮮軍にはなかった表現で、韓国に対しての挑発予告をしました
それは、

・今まで誰も見たことがないような特異な手段で
・目的地を3〜4分間以内に焦土化させる

という表現でした

今回も先日の「特別行動」と同様に「移動式兵器」などの具体的な表現が出ています
確かに最近の北朝鮮軍の演説は以前とは変わった感じを強く受けます
これに関して、韓国のメディアは、韓国統一部の元長官のイ・ジョンソクという人に「特別行動の意味」に関して、インタビューしたものがあります
先日、訳していたんですが、紹介する機会がなかったですので、今回の記事の後に抜粋して載せておきます
「統一部」とは、韓国と北朝鮮の南北統一に関して担当する韓国の国政機関です

ところで、韓国のネット住民たちの間では、こういう軍事的な問題よりも、1枚の写真が話題となっています
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ピョンヤン 2012年4月15日の人文字

その写真は 4月15日の金日成元主席の生誕100周年行事の日の平壌(ピョンヤン)の光景を、人工衛星から撮影したものです
下の写真です
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右下に「赤地の中の黄色い文字」がある場所がありますが、これはピョンヤンの中央広場(金日成広場)のようで、そして、これは「人文字」なんです
つまり、赤いカードと黄色いカードを持った人たちが作っている

広場の面積は相当なもので、どのくらいの人が動員されてこの文字が描かれたのかわからないですが、ここまで大きな人文字だと、ナスカの地上絵みたいなもので、地上からはほとんど誰も見えないですので、「空から撮影されることが前提となっているイベント」だというのが興味深いです

ちなみに、黄色で書かれてある文字は「平和」
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では、ここから本記事です
ちなみに、今回記事の総参謀長の発言からも、この「移動式兵器」が EMP 兵器を念頭に置いているというように思えて仕方ありません
かつて、米国のヘリテージ財団という保守系シンクタンクが、「イランが民間船を装って EMP を米国上空に放つシミュレーション」について米国議会に提出した意見書には次のようにありました

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過去記事「米国の保守系シンクタンクが米国は電磁パルス攻撃で壊滅すると報告 (2010年11月30日)」より

「EMP 攻撃は、それほど高いレベルの技術を持たなくとも可能なものなのだ
たとえば、敵が米国へ EMP 攻撃を実行しようとする場合、その敵は長距離弾道ミサイルを持つ必要はない
EMP 攻撃は、高高度に核弾頭を高く打ち上げればいいため、たとえば、米国の海岸沖で貨物船を使って、短距離か中距離のミサイルを使えばできてしまうのだ」

イランは Shahab-III というミサイル実験で EMP 攻撃と一致する高度で高高度爆発させていますが、その状態は今回の北朝鮮のミサイル実験の「失敗」と同じ様相でした
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では、ここからソウル新聞の記事です

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ソウル新聞 (韓国) 2012.04.25

北の参謀総長の「米国を攻撃できる兵器を保有した」の正体は?

▲4月15日、ピョンヤンの金日成広場でおこなわれた金日成主席生誕100周年を祝う大規模な閲兵式で、リ・ヨンホ(李英鎬)朝鮮人民軍総参謀長(手前)とチェ・ブイル(崔富日)副総参謀長が、金正恩(キム・ジョンウン)国防第1委員長に閲兵報告をしている

北朝鮮の高官であり実力者である人民軍のリ・ヨンホ総参謀長は、「米国を一撃で破壊することが可能な移動式の兵器システムを保有している」と述べた
しかし、兵器に関しての具体的な言及はなかった

朝鮮中央通信は 4月25日、平壌の人民文化宮殿で開かれた朝鮮人民軍建軍 80周年を祝う中央報告大会で、米国の攻撃に対応するための防御態勢の重要性を強調しながら、リ・ヨンホ総参謀長がそのように述べたと伝えた

報道によると、総参謀長はこの日、人民文化宮殿を訪問した席で「移動式の兵器で米国を一撃で破壊することができる」と語った
しかし移動式武器の名称などは具体的に明らかにしていない

先立って、北朝鮮は 4月23日、「逆賊一味の分別ない挑戦を完全に壊してしまうための私たちの革命武力の特別行動がまもなく開始されることを告知する」と、韓国を威嚇した

その威嚇の内容は、「人民軍最高司令部 特別作戦行動隊」の名義で発表された内容によれば、「特別行動の対象は主犯の李明博(イ・ミョンバク)とその逆賊一味であり、かつ、公正な世論の大黒柱をにいる保守報道機関らを含んだ鼠野郎ども」とし、その報道機関の対象を、「ソウル真ん中に位置している東亜日報、そして、KBS、MBC、YTNらと同じ報道機関ども」と明らかにした

この日の行事には金正恩国防委員会第1委員長など党指導部が大挙参加した
北朝鮮の正規軍である人民軍は1948年2月8日政権樹立を控えて建軍された
北朝鮮は1977年までは 2月8日を建軍節で記念してきたが、それ以後は 4月25日を「人民軍創建記念日」とした
北朝鮮では、故金日成主席が 1932年4月25日に中国吉林省で抗日パルチザン部隊の「朝鮮人民革命軍」(当時の名称は「反日人民遊撃隊」)を組織したと喧伝されてきている

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(訳者注) ちなみに、先日の北朝鮮のミサイル実験の時にも留2しましたが、以前から「ミサイル迎撃」というような文字を見ますが、正直、それは現実的な話ではないと思います
大国の軍産複合体などが「防衛できますよ」と自国と他の国に植え付けた幻想を引きずり続けている「アニメ的ヶな話のように感じます
「来るコースがわかりきっているもの」を「そこで待ち受けて迎撃する」というようなことならともかく、実際の戦争はそういうように親切ではないです
しかも、仮に EMP 攻撃なら、さほど大げさな発射装置も必要とせず、移動式兵器として民間の船を装えば、どこからでも発射可能です
そんな「未知の場所から突然発射されるミサイルに対処できる」と考えるほうがおとぎ話のように感じるのです

ここからは前記した、数日前の韓国の YTN といメディアに掲載されていた、イ・ジョンソク元韓国統一部長官へのインタビューから抜粋です
ちょっと長くなるかもしれないですが、単独した記事にするほどのものでもないので、こちらに載せておきます
ちなみに、元長官は、「特別攻撃」は「サイバー攻撃」ではないかと推測しているようです

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YTN 2012.004.24

北の特別行動の開始が挑発ではなく、実際の行動につながる可能性はあるのか
年初から南北関係がさらに急激に危機局面に駆け上がっており、特に北朝鮮の長距離ロケット発射を契機に、南北の関係はさらに悪化している状況だ

挙句の果てに、昨日、北朝鮮軍は「韓国に対しての特別行動がすぐに開始される」として、事実上の韓国への挑発の予告までした
韓国では大統領選挙を控えていることもあり、ニュースが政治上の懸案に埋没しており、もう少し南北関係を慎重に探ってもいいのではないかと感じる

今回、イ・ジョンソク元韓国統一部長官に電話でお話を伺った

記者:4月13日に、北朝鮮は光明星3号を発射して全世界の耳目を集中させました
その衛星打ち上げは失敗に終わりましたが、国連安全保障理事会は、北朝鮮を糾弾する議長声明を採択しています
2009年にも長距離ロケット発射と安保理議長声明、そして核実験ということがありました
現在の状況は、2009年のようになると予想されますか?

イ・ジョンソク:現在は、 2009年のように北朝鮮が国連議長声明に反発した状態ではありません
しかし、過去のように核実験に進む可能性は大きく、その可能性を排除することはできません
ただ、おそらく金正日時代とは違い、金正恩体制になって北朝鮮の変化があるのではないかと考えます

たとえば、金正恩は衛星打ち上げが失敗に終わった後に、すぐに失敗を認めたではないですか
こういうことは金正日の時代にはなかった
金正恩は透明性を高めようとして国際的な規範に少し近づいた上で動いたという意味ではないでしょうか

だから、今回一応は議長声明に反発した北朝鮮が出してきた声明でも、宇宙の平和的利用のための自主権を強調しています
まだ正確には分からないですが、統治スタイルが金正恩と金正日では違うようです
そのような状態ですので、今後、核実験ににつながっていく可能性については、半々くらいでないかと考えています
国際社会がどのように北に対応するのか、あるいは、中国が北朝鮮をどのように説得するのかによって、核実験の実施の行方はあるかもしれません

記者:金正日と金正恩の統治スタイルが違うとおっしゃいましたが、具体的にどのような変化を見せていると思われますか? 金正恩体制になり、すでに4カ月を越えています
権力継承がスムーズにいっているのか、あるいは、何か問題が存在しているのか??に関してはいかがでしょうか?イ・ジョンソク:確かに、金正日と金正恩の統治スタイルは若干違うようです
この前の閲兵式で、金正恩は公開演説をおこないました
しかし、金正日の時は、最初の第一声では「朝鮮人民軍に栄光あれ」と一言叫んだだけでした
ところが、金正恩は出てすぐに、いわゆる指導者としての 20分間の演説する姿をそのまま公開した
その次に前回の韓米合同軍事訓練の時にも、ここに対抗して軍事訓練をAP通信に公開したのも彼だった
また衛星の打ち上げも公開した
このあたりを見ると、金正恩のスタイルが政策の透明性を見せたがる側面があるというのは事実のようです
金正恩の現在の権力継承は確実にされているようです
それは、金正恩が、衛星の失敗後にすぐに失敗を認めたことに現れています
また、金正恩の公開演説は、全国に生中継されましたが、演説の経験が全くない若い立場では、いくつかのミスが出てくることがあります
それらのリスクをすべて我慢したということは、ある程度の権力基盤があると見るのが妥当だと思われます
記者:昨日、北朝鮮軍が 「北の特別行動がまもなく開始されることを発表する」と明らかにしましたが、これは韓国への挑発でしょうか
各社の報道を見てみると、「これは単なる脅しだ」という脅迫論と、そうではなく、実際の行動があるという議論が入り乱れている現状ですが、イ・ジョンソク元長官はどのように判断されていますか?イ・ジョンソク:北朝鮮軍は今回、「まもなく開始される」という具体的な表現をしています
そのため、単純な脅しと見るのは難しいと思います
実際に何らかの形で北が行動する可能性が高いと思われ、それに関しては心配です
今は非常に危険な状況だと思います
記者:それなら、北朝鮮が主張する「特別行動」はどのようなことを意味しているのでしょうか?

イ・ジョンソク:北は、自分たちの短い瞬間に「今まで誰も見た事がないような珍しい手段と我々流の方法により焦土化する」と話しています
この発言だけで、それがいったいどのような方法であるのかを探ることは難しいです
ただし、いくつかの状況を見た時、戦争に発展するような武力挑発ではないような気がするのですけれどね

記者:正面きっての挑発ではないと?

イ・ジョンソク:もちろんこれは推測ですが、サイバー攻撃や、あるいは、通常の兵器や武力を使わない挑発ではないかという推測はできますが、やはり推測でしかありません
明らかなことは、何らかの形での挑発を北朝鮮は予告したわけで、実際に挑発してくる可能性は高いと思っています

記者:たとえば、 DDoS 攻撃などのサイバーテロの形になる可能性があるということですか?

イ・ジョンソク:サイバーテロの形やハッキングなどの形をとるのかはとともかく、それらにより、制御装置やコントロール装置を機能麻痺をさせるような攻撃をおこなうなど、もちろん、それは分からないですが、今までよく話されているような古来からある軍事的な挑発のような形ではない様相でおこなわれるのではないかと考えています

記者:この点について、わが韓国側の対応を考えてみたいと思います
韓国の態度としては、今後、どのように北との対話を進めるべきでしょうか

イ・ジョンソク:今、北のこのような脅威発言が出てくることについての、たとえば、私たち韓国側の対応についでてすが、北朝鮮がロケットを発射した時に、それに対しての非難や対応といったものをとることは当然なんですが、ところが、その過程の中で、われわれ韓国側から本質から外れた論調が出ていたりしたのが実際です

たとえば、金正恩をターゲットにする罵詈雑言がメディアに公開されたりとか、あるいは、李明博大統領が北朝鮮を刺激する発言をするとか、このように双方が敏感になっている時期に、そのようなことをおこなうということは、むしろ北に争いの口実をつくりだす材料となっているような気がするのです
なので、結局、金正恩体制の発足以来、韓国と北朝鮮の間の感情的な争いや、あるいは口論が激化していく現在の状況というものは、とても危険な状況に来ていると言いたいのです

記者:北の挑発には断固たる対応が必要だという意見が多いですが、ここにつきましては、どう思われますか?

イ・ジョンソク:もちろん、断固として対応するべきです
しかし今現在、北朝鮮の最も重要な挑発はロケット発射だったはずなんです
なので、ロケット発射について、我々は厳重な対処をしてきたはずなのです
韓国政府は声明も発表し、国会の韓国国防委員会での糾弾決議も出た
そして、国連安保理の議長声明も出ました

ところが、最近の韓国で話されていることは、我々のロケットに対しての厳重対応についてではなく、まったく別の方向、つまり、本当に責任のある人たちがこの敏感な時期に、北への批判発言や金正恩への侮辱発言などをし、そこから相手(北朝鮮)がここまでの態度を見せることになってしまったのではないかと思えるのです
責任のある人々が問題への本質的な取り組みをしていれば、このようなことにならなかったとも思います
本質を外れたところから派生したことだけに心配なのです

記者:消耗的な感情論の対立になることが多すぎると

イ・ジョンソク:相手に挑発の口実と大義名分を与えてここまで来てしまったのですが、これで果たして実益があるのかと思います
今の韓国の「ならず者国家と話している」というような北朝鮮との対応が、さらに国際社会も同じように行動するようになった場合、あるいは、わが国の安全保障を担当する大統領が先頭に立ってこの鋭敏な時期に北に挑発的な言動を繰り返した場合、これは本当に危険かなと思います
最も重要なことは、この激化した北朝鮮の挑発と脅迫の連鎖を直ちに断たなければなりません
韓国の当局者も北朝鮮を刺激する行動をせずに、いったん南北が激化した対立を自制するのが一番重要ではないかと思います
そして、南北対話をする必要があります
李明博政府の強硬政策の4年間で私たちが得たものはなく、葛藤や紛争、傷だけが積み上がった
北朝鮮もこの4年、南北対立の立場をとってきましたが、北は核能力を強化しているかもしれないですし、また、空腹の多くの国民がいます
今は南北両方が対決する政策で損失を計上している場合ではないと思います
お互いに相手を尊重し、対話する上でいくしかないと思うのです




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===4===============

北の参謀総長の「米国を攻撃できる兵器を保有した」の正体は?:2012年04月26日:

http://oka-jp.seesaa.net/article/266971430.html

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▲4月15日、ピョンヤンの金日成広場でおこなわれた金日成主席生誕100周年を祝う大規模な閲兵式で、リ・ヨンホ(李英鎬)朝鮮人民軍総参謀長(手前)とチェ・ブイル(崔富日)副総参謀長が、金正恩(キム・ジョンウン)国防第1委員長に閲兵報告をしている

北朝鮮の高官であり実力者である人民軍のリ・ヨンホ総参謀長は、「米国を一撃で破壊することが可能な移動式の兵器システムを保有している」と述べた
しかし、兵器に関しての具体的な言及はなかった

朝鮮中央通信は 4月25日、平壌の人民文化宮殿で開かれた朝鮮人民軍建軍 80周年を祝う中央報告大会で、米国の攻撃に対応するための防御態勢の重要性を強調しながら、リ・ヨンホ総参謀長がそのように述べたと伝えた

報道によると、総参謀長はこの日、人民文化宮殿を訪問した席で「移動式の兵器で米国を一撃で破壊することができる」と語った
しかし移動式武器の名称などは具体的に明らかにしていない

先立って、北朝鮮は 4月23日、「逆賊一味の分別ない挑戦を完全に壊してしまうための私たちの革命武力の特別行動がまもなく開始されることを告知する」と、韓国を威嚇した

その威嚇の内容は、「人民軍最高司令部 特別作戦行動隊」の名義で発表された内容によれば、「特別行動の対象は主犯の李明博(イ・ミョンバク)とその逆賊一味であり、かつ、公正な世論の大黒柱をにいる保守報道機関らを含んだ鼠野郎ども」とし、その報道機関の対象を、「ソウル真ん中に位置している東亜日報、そして、KBS、MBC、YTNらと同じ報道機関ども」と明らかにした

この日の行事には金正恩国防委員会第1委員長など党指導部が大挙参加した
北朝鮮の正規軍である人民軍は1948年2月8日政権樹立を控えて建軍された
北朝鮮は1977年までは 2月8日を建軍節で記念してきたが、それ以後は 4月25日を「人民軍創建記念日」とした

北朝鮮では、故金日成主席が 1932年4月25日に中国吉林省で抗日パルチザン部隊の「朝鮮人民革命軍」(当時の名称は「反日人民遊撃隊」)を組織したと喧伝されてきている

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(訳者注) ちなみに、先日の北朝鮮のミサイル実験の時にも留2しましたが、以前から「ミサイル迎撃」というような文字を見ますが、正直、それは現実的な話ではないと思います

大国の軍産複合体などが「防衛できますよ」と自国と他の国に植え付けた幻想を引きずり続けている「アニメ的ヶな話のように感じます

「来るコースがわかりきっているもの」を「そこで待ち受けて迎撃する」というようなことならともかく、実際の戦争はそういうように親切ではないです

しかも、仮に EMP 攻撃なら、さほど大げさな発射装置も必要とせず、移動式兵器として民間の船を装えば、どこからでも発射可能です
そんな「未知の場所から突然発射されるミサイルに対処できる」と考えるほうがおとぎ話のように感じるのです

ここからは前記した、数日前の韓国の YTN といメディアに掲載されていた、イ・ジョンソク元韓国統一部長官へのインタビューから抜粋です
ちょっと長くなるかもしれないですが、単独した記事にするほどのものでもないので、こちらに載せておきます
ちなみに、元長官は、「特別攻撃」は「サイバー攻撃」ではないかと推測しているようです

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YTN 2012.004.24

北の特別行動の開始が挑発ではなく、実際の行動につながる可能性はあるのか

年初から南北関係がさらに急激に危機局面に駆け上がっており、特に北朝鮮の長距離ロケット発射を契機に、南北の関係はさらに悪化している状況だ

挙句の果てに、昨日、北朝鮮軍は「韓国に対しての特別行動がすぐに開始される」として、事実上の韓国への挑発の予告までした
韓国では大統領選挙を控えていることもあり、ニュースが政治上の懸案に埋没しており、もう少し南北関係を慎重に探ってもいいのではないかと感じる

今回、イ・ジョンソク元韓国統一部長官に電話でお話を伺った

記者:4月13日に、北朝鮮は光明星3号を発射して全世界の耳目を集中させました
その衛星打ち上げは失敗に終わりましたが、国連安全保障理事会は、北朝鮮を糾弾する議長声明を採択しています
2009年にも長距離ロケット発射と安保理議長声明、そして核実験ということがありました
現在の状況は、2009年のようになると予想されますか?

イ・ジョンソク:現在は、 2009年のように北朝鮮が国連議長声明に反発した状態ではありません
しかし、過去のように核実験に進む可能性は大きく、その可能性を排除することはできません
ただ、おそらく金正日時代とは違い、金正恩体制になって北朝鮮の変化があるのではないかと考えます

たとえば、金正恩は衛星打ち上げが失敗に終わった後に、すぐに失敗を認めたではないですか
こういうことは金正日の時代にはなかった
金正恩は透明性を高めようとして国際的な規範に少し近づいた上で動いたという意味ではないでしょうか
だから、今回一応は議長声明に反発した北朝鮮が出してきた声明でも、宇宙の平和的利用のための自主権を強調しています
まだ正確には分からないですが、統治スタイルが金正恩と金正日では違うようです
そのような状態ですので、今後、核実験ににつながっていく可能性については、半々くらいでないかと考えています
国際社会がどのように北に対応するのか、あるいは、中国が北朝鮮をどのように説得するのかによって、核実験の実施の行方はあるかもしれません

記者:金正日と金正恩の統治スタイルが違うとおっしゃいましたが、具体的にどのような変化を見せていると思われますか?
金正恩体制になり、すでに4カ月を越えています
権力継承がスムーズにいっているのか、あるいは、何か問題が存在しているのかに関してはいかがでしょうか?

イ・ジョンソク:確かに、金正日と金正恩の統治スタイルは若干違うようです
この前の閲兵式で、金正恩は公開演説をおこないました
しかし、金正日の時は、最初の第一声では「朝鮮人民軍に栄光あれ」と一言叫んだだけでした

ところが、金正恩は出てすぐに、いわゆる指導者としての 20分間の演説する姿をそのまま公開した
その次に前回の韓米合同軍事訓練の時にも、ここに対抗して軍事訓練をAP通信に公開したのも彼だった
また衛星の打ち上げも公開した
このあたりを見ると、金正恩のスタイルが政策の透明性を見せたがる側面があるというのは事実のようです

金正恩の現在の権力継承は確実にされているようです
それは、金正恩が、衛星の失敗後にすぐに失敗を認めたことに現れています
また、金正恩の公開演説は、全国に生中継されましたが、演説の経験が全くない若い立場では、いくつかのミスが出てくることがあります
それらのリスクをすべて我慢したということは、ある程度の権力基盤があると見るのが妥当だと思われます

記者:昨日、北朝鮮軍が 「北の特別行動がまもなく開始されることを発表する」と明らかにしましたが、これは韓国への挑発でしょうか
各社の報道を見てみると、「これは単なる脅しだ」という脅迫論と、そうではなく、実際の行動があるという議論が入り乱れている現状ですが、イ・ジョンソク元長官はどのように判断されていますか?

イ・ジョンソク:北朝鮮軍は今回、「まもなく開始される」という具体的な表現をしています
そのため、単純な脅しと見るのは難しいと思います
実際に何らかの形で北が行動する可能性が高いと思われ、それに関しては心配です
今は非常に危険な状況だと思います

記者:それなら、北朝鮮が主張する「特別行動」はどのようなことを意味しているのでしょうか?

イ・ジョンソク:北は、自分たちの短い瞬間に「今まで誰も見た事がないような珍しい手段と我々流の方法により焦土化する」と話しています
この発言だけで、それがいったいどのような方法であるのかを探ることは難しいです
ただし、いくつかの状況を見た時、戦争に発展するような武力挑発ではないような気がするのですけれどね

記者:正面きっての挑発ではないと?

イ・ジョンソク:もちろんこれは推測ですが、サイバー攻撃や、あるいは、通常の兵器や武力を使わない挑発ではないかという推測はできますが、やはり推測でしかありません
明らかなことは、何らかの形での挑発を北朝鮮は予告したわけで、実際に挑発してくる可能性は高いと思っています

記者:たとえば、 DDoS 攻撃などのサイバーテロの形になる可能性があるということですか?

イ・ジョンソク:サイバーテロの形やハッキングなどの形をとるのかはとともかく、それらにより、制御装置やコントロール装置を機能麻痺をさせるような攻撃をおこなうなど、もちろん、それは分からないですが、今までよく話されているような古来からある軍事的な挑発のような形ではない様相でおこなわれるのではないかと考えています

記者:この点について、わが韓国側の対応を考えてみたいと思います
韓国の態度としては、今後、どのように北との対話を進めるべきでしょうか

イ・ジョンソク:今、北のこのような脅威発言が出てくることについての、たとえば、私たち韓国側の対応についでてすが、北朝鮮がロケットを発射した時に、それに対しての非難や対応といったものをとることは当然なんですが、ところが、その過程の中で、われわれ韓国側から本質から外れた論調が出ていたりしたのが実際です
たとえば、金正恩をターゲットにする罵詈雑言がメディアに公開されたりとか、あるいは、李明博大統領が北朝鮮を刺激する発言をするとか、このように双方が敏感になっている時期に、そのようなことをおこなうということは、むしろ北に争いの口実をつくりだす材料となっているような気がするのです
なので、結局、金正恩体制の発足以来、韓国と北朝鮮の間の感情的な争いや、あるいは口論が激化していく現在の状況というものは、とても危険な状況に来ていると言いたいのです
記者:北の挑発には断固たる対応が必要だという意見が多いですが、ここにつきましては、どう思われますか?

イ・ジョンソク:もちろん、断固として対応するべきです
しかし今現在、北朝鮮の最も重要な挑発はロケット発射だったはずなんです
なので、ロケット発射について、我々は厳重な対処をしてきたはずなのです
韓国政府は声明も発表し、国会の韓国国防委員会での糾弾決議も出た
そして、国連安保理の議長声明も出ました
ところが、最近の韓国で話されていることは、我々のロケットに対しての厳重対応についてではなく、まったく別の方向、つまり、本当に責任のある人たちがこの敏感な時期に、北への批判発言や金正恩への侮辱発言などをし、そこから相手(北朝鮮)がここまでの態度を見せることになってしまったのではないかと思えるのです
責任のある人々が問題への本質的な取り組みをしていれば、このようなことにならなかったとも思います
本質を外れたところから派生したことだけに心配なのです

記者:消耗的な感情論の対立になることが多すぎると

イ・ジョンソク:相手に挑発の口実と大義名分を与えてここまで来てしまったのですが、これで果たして実益があるのかと思います
今の韓国の「ならず者国家と話している」というような北朝鮮との対応が、さらに国際社会も同じように行動するようになった場合、あるいは、わが国の安全保障を担当する大??統領が先頭に立ってこの鋭敏な時期に北に挑発的な言動を繰り返した場合、これは本当に危険かなと思います
最も重要なことは、この激化した北朝鮮の挑発と脅迫の連鎖を直ちに断たなければなりません
韓国の当局者も北朝鮮を刺激する行動をせずに、いったん南北が激化した対立を自制するのが一番重要ではないかと思います
そして、南北対話をする必要があります
李明博政府の強硬政策の4年間で私たちが得たものはなく、葛藤や紛争、傷だけが積み上がった
北朝鮮もこの4年、南北対立の立場をとってきましたが、北は核能力を強化しているかもしれないですし、また、空腹の多くの国民がいます
今は南北両方が対決する政策で損失を計上している場合ではないと思います
お互いに相手を尊重し、対話する上でいくしかないと思うのです



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===5===============

北の衛星「はりぼて」か、箱形機械に不自然さ:

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120409-OYT1T00501.htm?from=main1

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
北朝鮮

ミサイル発射予告で国際的に批判を受ける北朝鮮が8日、一部の外国メディアに発射場で「人工衛星」や「衛星打ち上げ用ロケット」などを公開した
だが、映像を見た専門家からは「衛星は『はりぼて』ではないか」「かえって不自然さが目に付いた」などの指摘が続出
発射の正当性を訴えようという北朝鮮の意図は、国際社会に簡単には通じそうもない
報道によると、北朝鮮北西部の東倉里トンチャンリのミサイル発射場では、「銀河3」を意味するハングルが書かれたミサイルが設置された
北朝鮮は「光明星3号」と名付けた衛星と称する箱形の機械も公開し、「平和的な人工衛星の打ち上げ」をアピールした格好だ
しかし、専門家からは疑問の声が上がった
宇宙航空研究開発機構の的川泰宣名誉教授は「衛星の形はしているが、普通はロケットの組み立て前に衛星を内部に組み込む
これから入れるというのはあまりにも非効率」と指摘
さらに「北朝鮮の言う実用レベルで使うにはサイズも小さすぎる」と疑問を呈す
科学ジャーナリストの松浦晋也さんも、「全面に太陽電池を貼った衛星は太陽光を受けるため回転させて使用する
公開された衛星は縦長で、外部に重りなどのバランスを取る装置が必要
北朝鮮にそうした技術があるかどうかは不明で、なければ姿勢が安定しない
『はりぼて』の可能性が高い」と切り捨てた
(2012年4月9日14時32分 読売新聞)




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====参考文献終わり====






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