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太陽(ミロク)原理・ひふみ解読編

フミのミクラ ○二

一二三神示

天空編情報資料11

終末と太陽の検証

ファティマの奇跡

http://slicer93.real-sound.net/shiryou-11.html
より

時は1917年5月13日。
ポルトガルのファティマという小さな寒村でのこと。
ファティマというのは、ポルトガルの首都リスボンの北東にある小さな村の名前だ。
貧しい羊飼いの牧童が、近くの村の草原で羊の世話をしていた。
5月13日、その日は雲ひとつ無い晴天だったという。
兄妹のフランシスコ(8歳)、ジャシンタ(7歳)といとこのルシア(10歳)がこのとき起きた事件の主役であった。
突然天に閃光が走った。
恐れおののき逃げ出した三人が背の低い柊(ひいらぎ)の木の近くまでやって来た。
そのとき、それは起こった。
木の上に卵形の物体がゆっくり降下して閃光が走ったかと思うと、金色に輝く貴婦人が現れたのだ。
貴婦人は、背の低い柊の少し上の空中に静かにたたずんでいた。
彼女は3人に優しく語りかけた。
彼女はいろいろ話をした後で、
「これから6カ月の間、毎月13日にここに来なさい」
「わたしも必ずここに来ますから」
彼女はこれを告げると姿を消した。
3人はこの事件を村に帰ってからみんなに話した。
だが誰もこれを信じなかった。
しまいには悪い冗談を言うと牢屋にまで入れられてしまった。
それでも3人の言うことは変わらなかった。
そこで、ようやく牢屋からは出してもらえた。
翌月の6月13日、3人の話を確かめるため数人の村人が3人についてきた。
村人は卵形の光る物体がゆっくり降下してくるのを見ただけであった。
しかし、3人の少女には前と同じように柊(ひいらぎ)の木の上に天女が立っているのを見ることができた。
疑心暗鬼の村人達も、卵形の物体を見たため、何か超自然現象が起こったと信じるようになっていった。
次の7月13日にはさらに多くの村人が集まった。
そうゆうことが同じように8月13日にも起こった。
噂は噂を呼び、国中にその話は広まっていった。
6月から9月まで計5回、毎月13日に三人は貴婦人と出会い、会話を交わした。
だが、周りで見ていた何千人という群集には何も見えなかった。
ただ卵形の物体が降下するのを見ただけであった。
天女はルチアに
「10月には、誰もが信じることができる奇跡を起します」
と告げたと言う。
最後に奇跡を見ることができるという噂で10月13日は、国中から10万人もの人々が集まった。
彼らは今か今かと待ちかまえた。
約束の正午頃になると、太陽が7色に輝いて、大衆の上空で跳ね回り乱舞した。
それは人々の上に急に落下してきた。
人々はあまりの恐怖にひきつったという。
だが回転する太陽は人々の中にまで落下しなかった。
それは人々のすこし上でピタリと止まった。
そして又高く舞い上がっていった。
舞い上がり、またもは天空を縦横無尽にかけめぐり乱舞したという。
途中で大雨になったが、不思議なことにすぐ乾いたという。
これは集まった10万人の人々に一部始終が目撃された。
これがファティマの奇跡であり、カトリック当局より公式に奇跡として承認された。
その後広く巡礼者がこのファティマの地を訪問するようになった。
礼拝堂は初めは質素なものだったらしいが、現在では立派な殿堂に変わっている。
フランシスコ、ジャシンタ兄妹は第一次大戦後肺炎で二人とも他界している。
6月の出現の時、すでに天女はフランシスコとジャシンタを天に連れて行くと予言していた。
どちらも、間もなく病気になり、全ポルトガルで肺炎が流行した頃に他界した。
ファティマにおける一連のでき事が有名になったのは、1981年5月2日、ファティマ第三の預言と呼ばれる預言書の存在が公にされた事による。
あの三人の牧童たちが三回目の会見の際、貴婦人から宣託されたという言葉であった。
それがファティマの預言である。
第一の預言は第一次大戦の終結。
第二の預言は第二次大戦の時期と核兵器の出現を見事に言い当てていた。
ところが残る第三の預言は封印され、その内容は今もって明らかにされていない。
時のローマ法王パウロ6世が、読んだ途端にあまりの恐ろしさに失神したと伝えられる。
そのため、内容を公開せよという世論が強く、飛行機のハイジャック事件まで起こっている。
しかしバチカンは頑として公開を拒否している。
その内容はいかなるものだったのか。
第三の部分はルチア(ルシアデジェズス)さんと歴代法王らしか知らず、未だ公表されていない。



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