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一二三神示
====「ノアの大洪水」の考察NO2===
ノアの大洪水の必要十分条件が満たされていることを説明しました。
その折りに、 「海水が地球の表面を回転している」 と短絡的に説明しました。
ここで、 「何故、海水が地球の表面を回転していると結論できるか?」と云うことを説明しましょう。
常時・現在の地球では 海流などはありますが、ノアの大洪水のように海水は、陸地を乗り越えて地球全体を回転していません。
これは「地表面と海水が常時同じ速度で同じ方向=自転している」為です。
このような安定した条件では、「海水も川の水も同じ高いところから低い所へ」流れていきます。
このような様子は、常時見ている風景ですから、どなたも疑問は持ちませんし、否定もしません。
普通ですと、地表は、大陸の山々もあり・海も海底もあり大変に凸凹です。
このような条件下で、「3000m位の平均化された水位」を地球全体に作ることは出来ません。
凸凹の地形で3000m位の平均化した水位を作るのは、「海水と地表のズレが増速加速しているか・減速加速しているとき(海水に勢いがついているとき)」=「流れとなっている時」しかありません。
もし、地表と海水の速度差が一定であると、「直ぐに、地表の速度に海水の速度が追いつき一致して、常時みている風景のような状態になってしまう」からです。
皆さんもバケツなどでテストしてみると判りますが、一定速度で移動すると増加加速しているときに波立っていても、平らな水面に戻ってしまいます。
この現象は、「逆の一定速度で移動している平らな水面であっても減速加速すると逆の方向に波立ち」同じようになります。
要点は「増速加速と減速加速」と「一定速度と同期した速度」では明らかに異なるということです。
ここで、通常見かけるように低いところへ流れる・移動する海水のような流動体が、「地表の凸凹に関係なく海水が移動していくには、地表と海水の移動ズレが増速加速しているか・減速加速して」いないと、海水は、「凸凹を無視するように移動できない」と云うことになります。
あるていどの凸凹(高い山などは除いて)を越えて、海水が陸地などで3000m位の平均化した水位になるには、「ズレが増速加速・減速加速していて海水に勢いをつけて陸地へ乗り上げている時」しか無いということです。
ここで問題となるのは、ズレは永遠に続きませんので、「増速加速したら増速されたズレで」一定した速度になりますし、「その後は減速加速をしてズレをゼロにする」ように働くことです。
これは、いいかえれば、「増速加速している時は、ズレの増速加速の方向と反対の方向に海水が乗り上げている」ことを意味しますし、減速加速している時は、「ズレの減速加速の方向と反対の方向に海水が乗り上げている」と云うことです。
もちろん、増速加速して減速加速をする間の一定速度のズレの間は、「乗り上げた海水も通常の状態に戻ろう」としますので、「急速に乗り上げた海水は、海へ戻り」始めます。
もう一つ重要なことは、「地球が丸い」と云うことです。
地球が丸いと、乗り上げた海水は、当然のことですが、「地球の表面を一周するように移動する」他はないのです。
その為に、ノアの大洪水のような3000mを越える水位になり、長い期間維持するということは、「その大洪水が通常の洪水の氾濫のようなものでなく、その大洪水の海水は、地球の表面を回転している」と云うほかは説明しようがないのです。
もちろん、平均的な3000m位の水位になるわけですが、地形によってその水位には、違いがありますが、「乗り上げていく海水の行く先は、地球の表面を一周して、元にもどる」ということになります。
これを地球の外から見ていると、「増速加速している時に北極から南極の方向へ一周するように回転する」ように流れますし、「減速加速していると南極から北極の方向へ一周するような回転をする」ように流れます。
結論として、ズレが加速方向または減速方向に加速している時のみ、海水は、陸地に乗り上げてきますし、「その状況の時のみしか約3000m位の水位を維持できない」と云うことになります。
もちろん、その時の乗り上げた海水は「地球は 円いですから」自ずから回転しているようになる・と表現するほかはないのです。
以上のように、「ノアの大洪水」の伝説を分析すれば、それが「地球の自転方向と異なる・地表と海水の加速ズレが発生している」ことを説明していることが、難しいことを云わなくても容易に理解出来るのです。
少し、おまけの分析をしてみましよう。
「ノア大洪水」の伝説では、「洪水は 45日と125日位あった」と記載されています。
大洪水は「二度あった、二度連続して有った」ということを指摘していることになります。
ここで、皆さんは、大洪水が地表のズレの増速加速と減速加速している時しか無いことを理解出来ているとおもいます。
そうすると、容易に「45日位ズレが増速加速していたし」「125日位ズレが減速加速していた」ことになることを容易に理解出来ると思います。
そして、期間は記載されていませんが、「45日と125日の間に洪水のお休みがあった」=「加速が停止して一定速度でズレは移動していた」=「海水は、引いた=水位が下がった」ことになります。
従って、容易に、「ノアの大洪水」の伝説とは、「海水と地表の間に地球の自転方向と別の方向に移動をしたズレがあった」ことにより発生した地球の物理現象の説明をしていると云うことがわかります。
「ノアの大洪水」の伝説は、この様に分析すれば、その正体は、誰でも容易に理解出来る内容を記述しています。
「諸世紀」の預言では 「・・・増速加速は早いが、減速加速して、ズレが停止するまでは老婆のように歩みが遅い・・・」と記載されています。
この預言で、「加速に45日間くらいであるが、減速には125日位と三倍くらい時間がかかる(なかなか停止せず老婆のようにノロノロと減速する)」ことを容易に理解出来るとおもいます。
また、ホピの預言では 「・・・二匹の水蛇が動きだす・・・・・」とあります。
これも容易に、回転している海水の流れを例えていることを推測できます。
もっとも、二匹の水蛇は「お互いの尻尾を追いかけるように繋がって、地球を一周するほどの長い胴体を持っている」ことに気が付くには、素直な心がないと気が付きにくいものです。
以上、特別な地球内部の物理を知らなくても、中学生でならう物理程度の知識で「ノアの大洪水」の正体を容易に分析できることがお分かりいただけたとおもいます。
もっとも、地球の表面と海水のズレの発生原因・表面といってもどの程度の厚みの層が移動するのかとなると、高校生程度の物理が必要になりますが・・・・何かの参考になれば・・・・