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予言の検証ヒトラーの予言の分析

太陽の投稿記事

ヒトラーの予言 分析NO5

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{ヒトラーの予言}の分析(その5)
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★ 今まで、「ヒトラーの予言」の概略とその流れ・意味合いを検討してきました。
この項では ヒトラーの予言で検証されているものとして掲載されているものを簡潔に纏めてみます。
これ以外の予言も多数あるようですが、安直に手に入らないようですので、これらでヒトラ−の予言の信憑性を見てみたいとおもいます。
この文献から見る限り、結論としてヒトラ−は 大予言者(「あいつと呼ばれる存在」の忠実な僕であった)と云うことができますし、ヒトラ−の云う「あいつ」の能力の凄さが理解できると思います。
ヒトラ−の正しい姿を正確に理解できなかったのは ユダヤ系統のマスメデアの宣伝で政治家としての側面を偽って世界に流したためであるともいえます。
それはさておいて、その予言の的中率を羅列してみます。
この文献で取り上げているヒトラ−の予言の驚くべき的中率におどろかれされます。

1. 現代のコンピュータシステムを使った指揮系統

★ 多くは「ヒトラーの山荘」で予言されたようです。
この「ヒトラーの山荘」と「他のナチス幹部の山荘」とは 何重にも連結されていたようです。
そして、下記のようなことを云ったそうです。

「このように、最高の頭脳がシステム化して結合する。
それが未来の支配の形だ。
ひとつの意志がここから全国民を動かすのだ。
それが人間の頭脳であろうと、頭脳のような機械であろうと、やることは同じだ・・・」}
★ この内容から判ることは 現代のコンピュータシステムを使った指揮系統と同じ機能を持ったシステムを作ろうとしていたことがわかります。
ということは ヒトラ−は 「あいつ」から、現在の指揮系統のコンピ−タシステムの中枢の機能やインタ−ネットのシステムを見せられていたことを意味しています。

2. ロケットかミサイルの出現を見通した予言


「近い将来、男の性器そっくりの兵器ができるだろう。
私(ヒトラー)の勃起した男根を、何百倍にも大型化して小さな翼をつけたようなものだ。
それが将来の戦争と世界を支配する。
さしあたっては、それが飛んで行ってイギリスを焼き尽くす。
いずれはペルシャ湾にもインド洋でも飛ぶだろう。
愉快なことだ。
私の勃起した男根が地球を燃やすことになるのだからな」

★ 勿論、ロケットかミサイルの出現を見通した予言と考えられます。
ヒトラーはそれを予言しただけでなく、側近の前でその簡単なスケッチを描いてみせたようで、このスケッチにもとづいて、ぺーネミュンデ研究所(ナチス秘密兵器研究所)の科学者たちが作り上げたのが、V1号やV2号ロケットだった。

そういう男根型兵器が、将来、ペルシャ湾ばかりかインド洋でも使われる

★ アフガニスタン・イラクでの攻撃に既に使われていて、ここで指摘しているペルシャ湾・インド洋に展開しているアメリカ軍の空母やミサイル巡洋艦から発射されていますからこの予言にかんしては既に検証されています。
ナチス・ドイツが開発したV2ロケットは 敗戦までに約6000発が生産され、3000発以上が実戦で発射されたようです。

それが飛んで行ってイギリスを焼き尽くす。
いずれはペルシャ湾にもインド洋でも飛ぶだろう

★ イギリスへは ナチスドイツが、ペルシャ湾・インド洋では アメリカということになりますし、その時期も的確に指摘していることになります。

3. コンピュータやロボットの出現の予言


「私はまた、機械全体の未来もわかる。
男根兵器がひとつの例だが、未来の機械はすべて生物か生物の部分と酷似してくるのだ。
人間も含めた生物の部分の機能を、機械が代わって果たすようになる。
単純な労働はそういう機械がやるようになる。
人間の脳そっくりの機能を持つ機械も現われて、人間のほうがその機械にものを訊ねるようになるだろう。」

★ 明らかにコンピュータやロボットの出現の予言です。
この場合もヒトラーのヒント(「あいつ」に見せられた未来の機械システム)でぺーネミュンデ研究所が開発にはげみ、第二次世界大戦の末期、ナチスは初期のコンピュータとロボット兵器のテストにも成功していたようです。
ヒトラ−の予言の面白いところは 「ただ未来を見通して予言するだけでなく、そのひな型を命令で実際に作らせてみる。」ことにより未来の一部を実現してしまうところにあるようです。
このような意味でもヒトラ−が他の下ろしをベ−スにして予言している他の予言者と根本的に異なっているところです。
もっとも、大昔では それを実現するだけのベ−スの科学力がなかったでしょう。

4. 「国民車(フォルクスワーゲン)」と「アウトバーン」出現の予言


「そしてカブト虫。やがて赤や青や黒や白の、輝くカブト虫が動脈の上を走るようになる。世界中が、我々のカブト虫と白い動脈でいっぱいになる日が来る」


1933年に自動車設計のベテラン、ポルシェ博士に語られた、狂ったような言葉だが、「機械が生物と酷似するようになる」という先の予言を知っていれば、これは容易に解ける。
つまりヒトラーはこのとき、どんな形にするか未定だった「国民車(フォルクスワーゲン)」と、まだ設計の段階だった「アウトバーン」(制限時速のない世界最初の高速道路)のことを見通していたのだった。
「アウトバーン」はまもなく作られはじめ、たしかに“白い動脈”の名にふさわしい威容をそなえた。
反面、「フォルクスワーゲン」の開発は、まもなく第二次世界大戦が激しくなったため、中断してしまった。
だが戦後、すぐに再開され、“敗戦国・西ドイツの奇跡”と驚かれながら、その優れた性能と先進的な大量生産の技術で、世界市場に長いあいだ君臨した。
そして、そのボディ・デザインは、ヒトラーが見通した通りのカブト虫型だった。
(ヒトラー自身がデザインしたともいわれている)
★ この予言では 高速道路の建設は ヒトラ−自身で建設をしたのですが、クルマは 第二次大戦の終了をまってからということになったようです。
ヒトラ−の予言の特異なところは 「あいつ」から未来の姿を見せられて、それを作り上げるところにあります。
予言的に云えば、このことを検討すると大変な時間的な矛盾を含んでいることが判ります。
この矛盾を解消するには ヒトラ−が見たのは「あいつ」が示した未来でなくて、計画図のようなものをであったとかんがえればよいのです。
そうすると、結果的には それが完成すれば未来の姿となります。
このタイプの予言と云われるものでは 私は 「ヒトラ−は 計画・設計図を見せられ、それを製作するように指示された」と考えています。
従って、このような予言については この本の著者と根本的に理解・認識の方法が異なっています。

5. 宇宙旅行・月探検を予言


「そのあと、月から戻って来る者もいる。しかし戻って来ても、その者は、ここがそれ以前のドイツかどうか気づかない」

これは、西ドイツの有名なヒトラー研究家ヨアヒム・フェストが記録している言葉である。
★ この本の著者は この予言を「宇宙旅行か月探検を予言した言葉と見ていい。」と説明しています。
しかし、この内容では 「しかし戻って来ても、その者は、ここがそれ以前のドイツかどうか気づかない」の説明にならないことがわかります。
何故なら、この理由としては 下記のような原因が考えられます。
5−1.月面か宇宙船の中で何かが起こり、パイロットが記憶を失ってしまう。
5−2.そのとき地上に何かの破局が起こって、ドイツ一帯が以前の姿の原形をとどめていない。
などですが、核兵器が数十発程度撃ち込まれたとしても、ドイツの姿が原形をとどめないようになることは ないので、この破局は それ以外のものと考えられます。
現在、ノアの大洪水の後に地上へ戻ってきても、全てのものは無くなり跡形もなく、泥の海となっているので、そこがドイツであると認識できないのであると考えています。
勿論、私の理解では ノアの大洪水の頃に月人たちの救援をうけて、多数の人々が月に運ばれ蘇生させられていますので、この方たちの帰還のことではないかと考えています。

6. 同盟国日本の参戦に関する予言


「もっと差し迫った現実の見通しも言おう。
我々ナチスはまもなく第二次世界大戦に突入する。
世界を相手に戦う。しかし、我々に味方する国も現われる。
それは日本だ。
日本の戦力は 諸君が思っているよりずっと強い。
日本は 太平洋とアジアから、アメリカとイギリスの勢力を追い払う。
見ていたまえ。
『カリフォルニア』も『ネバダ』も『ウエールズの王子』も、日本の火薬で地獄へ吹っ飛ぶぞ」

これは予言というより、ヒトラーの作戦計画の一部だったと受け取ってもいい。
彼は1937年ごろから、当時の日本の才気にあふれる外交官・松岡外相や大島大使と、第二次世界大戦の日独共同作戦を何度も打ち合わせていたからだ。
そのため、上の言葉を聞いたヒトラーの側近たちは、勇気づけられはしたが、既定のプランと考えて別に驚きもしなかった。

「カリフォルニアもネバダもウエールズの王子も、日本の火薬で地獄へ吹っ飛ぶぞ」。

これもアメリカ西海岸の地名やイギリスの王族の称号を引用して、ヒトラーが米英を罵ったのだと受け取った。
ところが、実際に第二次世界大戦が始まって、日本が加わったとき、日本軍は まずハワイの真珠湾を襲い、戦艦「カリフォルニア」と「ネバダ」以下、多くのアメリカ軍艦を沈めた。
またマレー半島の沖で、当時、イギリスが世界最強を誇っていた巨大戦艦「プリンス・オブ・ウエールズ」も、僚艦「レパルス」とともに日本空軍に沈められたのだった。
(つまり、ヒトラーが予言の中で口にした名前は「戦艦の名前」だったのだ!)

7.原子爆弾に関する予言


「しかしその報復として、米英を背後で操るユダヤが、日本を絶滅させる恐れがある。
ユダヤの天才的な科学者たちが、炎の絶滅兵器を開発するからだ。
彼らはそれをアメリカ軍に与え、日本に対して使わせる。
日本の都市3つがこれで火星のような廃嘘になる。
そうさせる最初の契機に、イギリスが深いかかわりを持つ。
また決定段階ではユダヤの『真実の男』が、より深いかかわりを持つようになるだろう。」

読んで字の通り「原爆」の予言だと思われる。
原爆は1938年ごろ、イギリスにいたユダヤの原子物理学者レオ・シラードが思いつき、先輩のアインシュタインに知らせた。
アインシュタインは当時のユダヤ系のアメリカ大統領ルーズベルトに知らせ、ルーズベルトはオッペンハイマー博士などユダヤ系の天才科学者たちを動員して、1944年に最初の数発を完成させた。
しかも、それを実際に命令して広島・長崎に投下させたのは、ルーズベルトの後任者で、やはりユダヤ系のアメリカ大統領トルーマン(→Truman)だった。
「真実の男(→true man)」というつづりと、eひとつしか違わない。
と見てくると、上の予言のうち、外れたのは「日本の3つの都市がその兵器で廃嘘になる」というところだけ。
しかし、これもアメリカ軍の作戦では、広島・長崎の次に東京か仙台か松本、更には京都などが目標に挙げられていたという説もあり、本当は「3つ」になるところだったのかもしれない。
魔性的な予知能力者による予言と実際との関係──それを避けることはできないが、いくらか方向を変えたり、選択の幅をひろげることは受け手の意思でできる。
このことが、これでも少し裏づけられるだろう。
−−−日本に原爆を投下したトルーマン大統領−−−
それにしても、これほど明確にヒトラーが原爆を予知していたのなら、彼は、それを同盟国日本に知らせてくれたのか?
──知らせてくれた。
3年ほど前にNHKが放映した衝撃的なドキュメント、『ベラスコの証言』が、間接的にだが、それを語っている。
第二次世界大戦中、日独側に立って働いたベラスコという有能なスペイン人のスパイが、当時ナチスから受けた情報として、また自分でも調べて、『巨大な絶滅兵器をアメリカ軍が日本に落とそうとしている』と暗号無線で日本に知らせた。
が、精神主義と官僚主義でコリ固まっていた日本の政・軍の上層部はそれを無視し、広島・長崎の破滅が起こってしまったというのだ。
これも含めて、この原爆予言はバラバラの資料を集めて構成したもので、まとまった形では残っていない。
しかし、ヒトラーは驚くべきことに、以上の予告篇ともいえる鋭い予知を、若い頃の『我が闘争』下巻の中に(角川文庫374ページ)、既にはっきり書いている。
「ユダヤは日本に対して絶滅戦を準備するだろう、英国がそれにかかわるだろう」と。
さすがに、それを命ずるのが「真実の男だ」とまでは、その時点では記していない。

8. ソ連とゴルバチョン書記長に関する予言


「それでも、我々ナチスは 日本と協力して、ソ連とも戦う。
それが第二次世界大戦の最大の山の1つになり、我々は おそらく勝てるはずだ。
だが、もしソ連とアメリカが相反するはずの民主主義と共産主義が手を組んだら、我々が敗れる恐れもある。
そのときは ソ連とアメリカが、激しく競り合いながら、その後の世界の覇権を分け合うことになろう。
そうなれば、それにふさわしい強力な指導者をソ連は持つようになる。
それは、レーニンより強く、スターリンより賢明な指導者だ。
彼は 共産主義と民主主義を結合し、マルス(軍神)の座から世界を支配するだろう。
彼は額に『赤いしるし』を持つ男だ。」

しかし、当時のヒトラー側近たちは、これを対ソ戦への戒め以上のものとは思わなかった。
最後の行の「赤いしるし」も、「共産主義のシンボルということだな」ぐらいにしか理解できなかった。
だが、ご存じのとおり、現在(1988年)のソ連のゴルバチョフ書記長のおでこには、まさにこの予言通りの「赤いしるし」がちゃんとついているのだ。
ヒトラーがそれを見通していたのなら、「その男が共産主義と民主主義を結合して世界を支配する」も、強い意味で迫ってくる。
(ゴルバチョフ書記長。おでこに赤いアザがある。)
★ 現時点では この予言が的中したように思えない。
この予言は これからの出来事と思われます。
なぜなら、「その男が共産主義と民主主義を結合して世界を支配する」ようになっていないからです。
この予言については 今後のロシアと中国の推移を見ていく必要があります。

9. 第二次世界大戦の勝利と敗北を、的確に見通したもの

9−1.

「わがナチスは、一兵たりとも損わずにマジノ線を突破し、パリを占領する。」

マジノ線は、フランスの誇った強大な要塞線だったが、ナチス軍はヒトラーの霊感命令で、とても渡れないはずの湿地帯を迂回してパリに突入した。
9−2.

「アメリカ軍はノルマンディに上陸してくるだろう、必ずだ。」

他のナチス幹部たちは、アメリカ軍がカレー海岸に上陸すると信じていた。

10.戦争後の人類の運命・人間の行く末を見通した予言

10−1.

「たとえ戦争も災害もなくても、人間は21世紀、空気と水と食物の汚染だけで衰えていく。いや、その前に、肉食とアルコールとタバコでも衰える。
だから私は肉も食べないし、酒もタバコもやらない(これは事実そうだった)。
こうすれば、汚染で破滅する者よりは保つのだ。」

10−2.

人間はそのうち、外科手術で内臓をスゲ換えて、他人の心臓やブタの腎臓やサルの肝臓をつけてまでも生き延びるようになる。
最後は特別な光線の手術機械を使って、脳ミソまで他人のと入れ換える。
つまり、すっかり別人になってしまうのだ

★ これらのことは 言わずもがな現実化していますし、 「光線の手術機械」がレ−ザメスであることは 何方も承知しています。
現時点で、脳ミソの交換手術については 報告がなされていませんが、他は 大体現実化しています。

11. ゲーリングとヒムラーへきみらは私を裏切るぞ


「やあヘルマン、やあハインリッヒ。
ここの地下生活はどうかね。
私は不愉快を通り越して快適だ。
頭が前より冴えてきた。
きみらのことも、前よりよくわかるようになった。
きみらとゲッベルス博士(宣伝の天才は哲学博士でもあった)は、わがナチスの最高幹部だ。
私の忠実な友人だ。
しかしきみら2人は、私にははっきり見えているが、私の最後の日の7日前に、共謀して私を裏切るぞ。きみらはアメリカ人と気が合うからな!」

これは1944年12月ごろ、地下本営の昼食会で、ヒトラーがヘルマン・ゲーリングとハインリッヒ・ヒムラーに突然語った言葉だ。
ゲーリングはナチスの空軍大臣で、ヒトラー側近のナンバー2。
ヒムラーは親衛隊と秘密警察の総司令で、側近ナンバー3。
ともに第二次世界大戦の実質上の推進者であり、ヒトラーの献身的な部下だった。
にもかかわらず、2人は1945年4月23日、ヒトラーが自殺する敗戦の7日前、自分たちだけでも助かろうとして、ヒトラー抜きでアメリカに極秘の和平交渉を申し入れた。
「我々を逃がしてくれるなら、総統を捕えて米軍に引き渡す」という条件つきで。
これをヒトラーはその半年前に見抜き、上のような言葉で警告したのだった。
しかし、そのときはゲーリングもヒムラーも、まだナチスの勝利を確信しており、ヒトラーを裏切るようになるとは全く意識していなかった。
逆に言えば、まだ形になっていない半年後の深層無意識を言い当てられたことになる。
それだけに2人は真っ青になり、虐殺者ヒムラーも食物をのどに詰まらせ、豪快なゲーリングの2メートルの巨体も、15分ほど震え続けたという。

12. 侍医のモレル博士へ、ここには「長い壁」ができる


「モレル、きみは軍人じゃないから、なんでも話せる。
軍人に話せば気力を失くすようなことでもね。
・・・なあモレル、私の予知では、ナチスはまもなく負けるよ。
負けて何もかもなくなって、ここらへんは美しい芝生になる。
しかし誰も遊びにも見物にも来ない。
この近くには『長い壁』ができて、ドイツを真っ二つに裂く。そこへは今世紀の終わりまで、世界中から見物人が来るが、ここへは来ない。
芝生の隅には小さな看板が立って、そう、『ここにナチスの本拠があった』と書かれるようになるだろうよ。」

1944年12月ごろ、米軍機の爆撃の合い間に地上へ出たとき、ヒトラーがモレル博士に言った言葉。
モレルは 天才的な医者で、ヒトラーが激しいストレスや胃腸障害や不眠症で苦しんだ敗戦直前の時期、独特の治療でぎりぎりの健康を支えた。
それでヒトラーのあつい信頼を得、こうした話も聞かされたのだと思う。
モレル博士自身、あとで手記にそう書いている。
そして戦後、総統本営の跡は、まさにその通りになってしまった。
近くには、ソ連が作った東西ドイツを分断する「ベルリンの壁」。
そこからやや東ドイツ寄りの場所に、この“予言の芝生”があるが、訪れる人はほとんどいない。
「ここにナチスの本拠があった」と刻まれた小さな石碑が、隅に立っているだけ。
だから、この予言で当たらなかったのは、ここに“看板”が立つとヒトラーは言ったが、実際には“石碑”が立てられた、ということだけだった。
1961年に東ドイツが建設した「ベルリンの壁」。
ヒトラーが生まれてからちょうど100年目の1989年、東西両ドイツの国民の手によって打ち壊され、世界を驚かせた。
ヒトラーの予言通り1989年を境にして、戦後史は劇的に転換し、歴史は新たな歯車を回し始めた。
★ 東西冷戦の「ベルリンの壁」については その通りです。
”予言の芝生”については 私はドイツにいったことがありませんので判りませんが、そのように説明していますので、現実化したということになります。

13. 愛人エバとレニへ、子どもを生まない民族は滅びる

「レニ、こんな時期にこんな所へよく来てくれた。
でも、きみはここを去って、二度と戻っては来ないよ。
そして、それでいい。
きみは長生きして名声を得るだろう。
また、死ぬまで映像の美とともにあるだろう。
将来の今世紀末から来世紀はじめの文明国では、きみのように結婚もせず、子どもも生まず、一生、男以上の働きをする女性が増えるよ。
しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡──ひいては人類の破滅につながるワナなんだけどね。
そして、エバ、きみもここを去って二度と戻って来ないほうがいい。
しかし、きみは戻って来る。
それは、きみがエバだからだ。
それがきみの運命で、私の運命でもある。
きみは私との運命の秘儀のために戻って来るのだ。」

お気に入りの美女たちを集めた地下の新春パーティでの予言。
この1945年1月の新年会が、ヒトラーとナチスにとって、最後の華やかな宴になった。
モレル博士らの記憶では、10人ほどの美女が集まり、当時32歳のエバ・ブラウンがヒトラーと並んで座った。
エバはヒトラーの正式の愛人で、美しいが寂しそうな表情の女性で、このパーティのあと、空襲を避けてオーベルザルツベルグ(一説ではミュンヘン)へ疎開した。
だが、ヒトラーとベルリンに最後が迫ったとき、予言通り、ためらわずべルリンへ戻って来た。
そしてヒトラーと結婚式を挙げたあと、2人で謎の自殺を遂げた。
レニ・リーフェンシュタールは、エバ以上にヒトラーに強い影響を与えたとされ、彼の精神的な愛人ともいわれた多才な美女だった。
バレリーナで女優でモデルでシナリオ作家で、34歳のときには、永遠の傑作と謳われたベルリン・オリンピックの記録映画、『美の祭典』の監督もした。
その前、ナチスの発展期に民衆の前へ出るときは、いつも純白の長いドレス、背中まで垂れた栗色の髪。
神秘的な冷たい笑みをたたえ、大衆をナチスへ惹きつける巫女のような存在でもあった。
戦後は戦犯として裁かれるところを、不可解な強運と米ソへの何らかの取り引きで切り抜け、ヒトラー予言通り映像の仕事を続け、75歳でアフリカの奥地へ入って、秘境に住むヌバ族の写真集を出したりしている。
ある意味で、ヒトラー以上にすごい妖異の女王だった。
★ 「子どもを生まない民族は滅びる」このことは 特別な予言でもありませんで、単なる事実を説明しているだけですが、その後のエバとの運命のような説明については 予言としての意味があります。
もし、卵を産まなくなった鶏を貴方だったらどうするか?
近くの養鶏場では その鶏を鶏舎からだして自由にさせます。
そうすると、数日を待たずして居なくなっています。
狸・野良猫・野良犬の餌食となっていて、鶏の羽根しか道ばたには 残りません。
(卵を産まなくなった鶏の一番楽な処理の方法ですが・・・・)
さてさて、神は 子供を産まなくなった人々をどのように処理するのか?
大変に興味のもたれるところです。

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