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一二三神示
ツェルトとはビバーク用の簡易テントのこと。ドイツ語のツェルトザックの略。現在の登山用テントはドーム型が主流だが、ツェルトは屋根型テントと同じ形をしている。
ただし、底面・側面とも同じナイロン地でできており、正面の出入り口のほか、底面も開閉できるようになっている。ポール、ペグ、張り綱を使用すればテントと同様に張ることができるが、非常用として本体だけ携帯するのが本来の使い方だ。日だまりハイクに来たつもりが、稜線は冷たい風が吹き抜けて寒い。それでもランチをゆっくり食べたいなら、細引きを使って風上側に立木の間にツェルトを張れば風当たりを弱められる。あるいは冷気がしみる初冬の山、車座になってツェルトをかぶれば、中は別天地のように暖かい。ツェルトが本来の機能を発揮するのは何と言ってもビバークの時だ。
使い方には決まった形はない。十分なスペースがあれば、木の枝をポール代わりにして、テントのように張る。適当な枝が無ければ細引きを立木にして、そこにつり下げることもできる。スペースが狭い時にはツェルトを頭からかぶり、スソをザックの下に巻き込んで固定する。
また人数が多い時にはツェルトを横に張って上半身だけをおおうシェルターにすることもできる。テント泊ならツェルトはいらないわけだが、たとえば5人パーティで4~5人用のテントに寝るのはけっこう狭苦しい。そんな時はツェルトを荷物置き場として活用すると便利。このようにツェルトはいろいろと応用がきく装備だ。そして万一ビバークになれば、ツェルトのある無しで、雲泥の差が出る。一般縦走でもツェルトを持っていくことをすすめたい。
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