フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

第十二章　他のパレスチナ人たち

ダラスに住むダン・ヘイリー(元ニューヨークの立法府議員)は、常に他人のために配慮の行き届いた行動をとっているように見えます。
そこでわたしは、パレスチナの過去生で彼がわたしを知っていたかどうかをガイドたちに尋ねました。
その質問をしたその時、わたしのなかで「テモテ」という名前がひらめいたのです。
その名前に聞き覚えはまったくなかったのですが、ガイドたちは落ち着いた調子でこう書きました。
「
その通り。ダン.ヘイリーは、君が感じとった通り、過去生ではテモテという名だった。
過去生での彼は、今生で代替医療のために活動しているのと同じくらい情熱的に、神の言葉を広める活動をしていた。
彼はこれまでずっと他人を助けることに熱心で、その大きな目標に少しでも近づくためにできることはすべて実行している。
君とボブ(当時のわたしの夫、ヨナタン)は、イエスのメッセージを携えてのパレスチナを巡る旅の間に彼を良く知るようになった。
さらには、君たち全員が、当時パウロを知っていたのだ
」
でもテモテって誰?
マイクロソフト・エンサイクロペディアではこう定義してありました。
「
聖テモテ、キリスト教の伝道師。聖パウロの親友かつ信頼された使徒」さらには、彼がトルコにある、古代リカオニア州のリストラ市の生まれで、異邦人の父とユダヤ人の母の息子、と書かれていました。
「パウロの補佐として、テモテはパウロに重要な使命をゆだねられ、パウロが創立したいくつもの教会を訪れた。
パウロがローマの牢獄から釈放された後、パウロは東方でテモテと一緒になり、のちにエフェソで、重大な責務を負う地位にテモテをつかせた」わたしが考えた以上に、テモテはさまざまな体験をしていたのです。
ダンを通じてわたしはドン・ロットという人物に会いました。
ダラスのビジネスマンかつユートピアン・プランナーである彼は、わたしと何度か会った後でしぶしぶながら、自分のガイドであるアマタマジから、彼がもっとも若い使徒ヨハネの魂の再来である事実を教えら
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れた、といいました。
質問を受けたガイドたちはこう答えました。
「
確かに彼はヨハネの魂の持ち主だ。
彼は天分に恵まれ、今もなお、聖ヨハネと同じように人々を助けようとしている。
彼はその過去生でテモテと知り合いだった。
だから二人は今も友人なのだ。
君もパレスチナでの過去生で二人を知っていたはずだ
」
ドンは、現在の医者であり、友人でもある人物が、パレスチナでの過去生では自分の兄弟ヤコブであったと確信している、といい、ガイドたちはそれを認めました。
しかしガイドたちは、現在の彼の親友の一人がユダだったとする彼のさらなる直感については否定しました。
それを知ってわたしは安心しました。
というのも、今生を生きている誰に関しても、裏切り者のユダの汚名をきせたくはなかったからです。
しかし、聖ルカと聖ラザロに加えて使徒ヤコブまでもが医者として今生に戻ったことには興味をそそられました。
彼らが医者として生きているのは、彼らの潜在意識に、癒しをもたらす聖職者の職にあったイエスについての記憶が残っているからなのでしょうか?
ガイドたらは聖書の登場人物を彼らだけにこだわりませんでした。
そしてわたしの現在の友人の多くが、パレスチナでの過去生でも友人であったことがわかったのです。
たとえば、ニネット・ピーターソン(占星術師で、ネープルズにアクエリアン・センターを創立して聖職位を授けられた)は当時ハンナという名前で、
「
ベタニヤでの実に良い隣人で、小さな共同社会全体の母親のような存在だった。
誰もが慰めと励ましを求めて彼女を頼りにした。
もちろん彼女はイエスを知っており、ラザロとは非常に親しかった。
当時の君の父親だったアーサー・フォードも彼女の知り合いで、彼女を愛していた。
(ベタニアの)マリアは君の一番年下の妹で、以前教えた通り、今、こちら側の世界で修道女として生きている。
ずいぶん前にエドガー・ケイシーは彼女とマルタの過去生を正確につきとめた
」
ということでした。
わたしは別の機会に、ネープルズ在住の親しい友人ベティこ、、ルズと過去生のどこかで知り合いだったかをガイドたちに尋ねました。
次がその答です。
「
我々はずっとそれについて調べ、事実がわかった。
つながりとなったのは、彼女がパレスチナでの過去生で、ベタニヤで君の近所に住んでいたことだ。
彼女の家族と君の家族は親しい友人同士だった。
君がエジプトから戻った時にも彼らはまだそこにいた。
ただし、彼らは家族の一人(最初に生まれた息
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子ではない)を病気で失った。
君はベティ(当時の名前はエリザベス)に深く同情したものだ。
彼女はマリアとマルタのことも知っていたが、ただ、彼女は君と同じく二人よりも年上だった
」
わたしの既刊の著作でガイドたちは、
「
前生での親友や親戚同士は、次の生で互いを見知る環境の下に一緒に転生する傾向がある」
といいました。
そこでわたしは尋ねました。
過去半世紀にわたる大親友で首都ワシントンに住むホープ・ライディングズこきフーは、パレスチナでの過去生に存在したのか?テキサス州ゲインズヴィルに住み、美しいコスチューム・ジュエリーをデザインし、気前よく人に与えているポリー・クラックストンはどうなのか?
ガイドたちはこう書きました。
「
察しの通り、パレスチナでの過去生で、君は二人を知っていた。
ホープは君が大好きだった従姉妹で、ベタニヤで君の近所に住んでいた。
彼女の父はアーサー・フォード(エレミヤ)の兄で、彼らは互いに献身的に接していた。
君とホープはいつも互いを一番の遊び友だちに選んだ。
当時の彼女の名前はアンナだ。
今のポリーは当時ヘブロンに住んでおり、そこにいた親戚を通じて君を知っていた。
当時の彼女の名はミリアきたムで、芸術面に優れた非常にクリエイティブな人問だった。
そのパレスチナでの過去生は、来るべき時代のために、君たち全員の性格を作り上げ、さらには現在の君たちにとって深い意味を持っている。
救世主との出会いは偶然ではない。
そして人は、急に永遠に変わることはできない。
それを可能にしたのは、非常に強力な救世主の教えと個性だった
」
あまりにも突然に、マリアン・ウィリアムソン(精神世界の分野で人気のある作家・講演者)から電話がかかってきました。
タイミングがあまりに良いので、わたしはパレスチナでの過去生で彼女と知り合いだったかをガイドたちに尋ねました。
ガイドたちは断言するような調子でこう書きました。
「
彼女の魂は高次に進化しており、大多数の人々に霊感を与え、この世界に永続する感銘を残すだろう。
彼女もイエスの信奉者の一人だった当時、君と知り合いで、高潔、そして生まれながらの指導者だった。
彼女は君と同じ時期にベタニヤに住み、ラザロなど多くの使徒の知り合いだった。
今生と同じく当時も傑出した存在だった」