本文へスキップ

フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』より

その他の予言_アインシュタイン T NO n440020

−−−−コメント 2012/03/20−−−−

{新44_その他の予言_アインシュタイン_01}
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0535・アインシュタインの予言:それは果たして本物か?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 下記のアインシュタインの予言的な記述が昔話題になったことがある
ただ、この予言の真贋については 疑問があるようである
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない
一系の天皇を戴いていることが今日の日本をあらしめたのである
私はこのような尊い国が世界に一ヶ所ぐらいなくてはならないと考えていた
世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か争いは繰り返されて、最後の戦いに疲れる時が来る
その時人類は、まことの平和を求めて、世界的な盟主をあがなければならない
この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ
世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る
それにはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない
われわれは神に感謝する
われわれに日本という尊い国をつくっておいてくれたことを・・・・

祥伝社黄金文庫 「日本文明」の真価 清水馨八郎著より
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
要は 次の言葉が、この内容を生み出しというとのようである
{・・・・・・
今から80年も前に日本を訪れたアインシュタインが残した言葉である
日本人よ誇りと自信を持とうではないか
・・・・・・・}
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
アインシュタインの予言(アインシュタインのよげん)とは、アルベルト・アインシュタインの発言として流布されている約300文字程度の言葉である
「近代日本の驚くべき発展」を賞賛し、「来たるべき世界政府の盟主は日本が担うことになるであろう」と予言している
さらに、「そのような尊い国を作っておいてくれたことを神に感謝する」と続く
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
それより、ジョ−ク的な内容、れも真贋が疑われるところであるが・・・・

もう一つの「アインシュタインの予言」

「第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」というインタビューを受けたアインシュタインが「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります、石と棍棒でしょう」と答えたというもの
これは「予言」というよりはむしろ、第三次世界大戦は全面核戦争である故、人類文明の崩壊は必然であるという「警句」である
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日本の大数学者の岡潔博士の予言があると言う内容から、アインシュタインの科学的な予言・予想と異なる一般的な予言を調べてみたが、5_<ほとんど知られていない、「アインシュタインの予言」研究の後日談2011-05-18>
などを参考にすると、結論として、物理科学的な予言は別として、未来予言的な内容は 無しと考えていたほうがよさそうである

ただ、この内容は 何となくおもしろく、ジ−ョクとして好きですね(^^)
「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります、石と棍棒でしょう」

===NO n440020:参考文献の目次===

001:アインシュタインの予言
002:アインシュタインの予言wikipedia
003:アインシュタインが残した言葉
004:アインシュタインの予言
005:ほとんど知られていない、「アインシュタインの予言」研究の後日談2011-05-18

−−−−−−−−−−−−−−−

===NO n440020:参考文献の目次詳細===

===1===============

アインシュタインの予言

http://pedia.myjcom.jp/jc_wiki/wikipedia/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BA%88%E8%A8%80

アインシュタインの予言(アインシュタインのよげん)とは、アルベルト・アインシュタインの発言として流布されている約300文字程度の言葉である
「近代日本の驚くべき発展」を賞賛し、「来たるべき世界政府の盟主は日本が担うことになるであろう」と予言している
さらに、「そのような尊い国を作っておいてくれたことを神に感謝する」と続く
ただし、アインシュタインがこのような趣旨の発言をした例は一例も存在しないとする論証が2005年(平成17年)に提出された[1][2][3][4]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
目次

1 概要
2 偽書説
3 もう一つの「アインシュタインの予言」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
概要

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この文章の初出は明確ではないが、1950年代に遡ることができる
以降書籍・雑誌で引用・再引用が繰り返され、インターネットの普及後はウェブ上の記事においても多数引用されている
度重なる引用と孫引きによって、文章が一部抜け落ちていたり、一部の語句が書き換えられていたりと、現在様々なバージョンが流布しているが、大筋では大同小異である
以下に典型例の一つを挙げる[5]

近代日本の発達ほど、世界を驚かしたものはない
この驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかがなくてはならない
果たせるかなこの国の、三千年の歴史がそれであった
この長い歴史を通して、一系の天皇をいただいているということが、今日の日本をあらせしめたのである
私はこのような尊い国が、世界に一カ所位なくてはならないと考えていた
なぜならば世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か戦いは繰り返されて、最後には戦いに疲れる時がくる
その時人類はまことの平和を求めて、世界的な盟主を挙げねばならない
この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、凡ゆる国の歴史を抜き越えた、最も古くまた尊い家柄ではなくてはならぬ
世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る
それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない
吾々は神に感謝する、吾々に日本という尊い国を、作って置いてくれたことを
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
この言葉は「日本人の愛国心をくすぐる内容」と宣伝され、再三に渡って引用されており、古いものでは今村均の1956年(昭和31年)の著書『祖国愛』に、また、名越二荒之助の1977年(昭和52年)の著書『新世紀の宝庫・日本』においても存在が確認できる[2]
最近のものでは、2005年(平成17年)の『世界の偉人たちが贈る日本賛辞の至言33撰』で紹介されている[6][7]
しかし、この文章の出典とされる雑誌『改造』1922年(大正11年)12月号(アインシュタイン特集号)には、該当の文章は存在しない
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
偽書説

2005年(平成17年)、ドイツ文学研究者の中澤英雄・東京大学大学院・言語情報科学専攻教授は、この発言がアインシュタインのものであるという確定的な典拠は存在せず、またアインシュタインの思想とは矛盾する内容であると発表した
中澤は、この「予言」の原型を、宗教家田中智學が1928年(昭和3年)に著した本『日本とは如何なる國ぞ』の一節であると指摘した[1][2][3][4]
以下にそれを記す
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
故高崎正風氏が特に私に傳言して呉れと話された談に、曾て海外へ派遣された海江田子爵が丸山作樂氏を伴れて獨逸のスタイン博士を訪問した時、スタイン博士が、日本の歴史を訪ねられた所から、丸山氏は得意に日本開闢以來の歴史を要説して、日本君民の状況を話したら、博士は非常に驚いて、

『どうも日本といふ國は、舊い國だと聞いたから、これには何か立派な原因があるだらうと思ツて、これまで訪ねて來た日本の學者や政客等に就いてそれを訊ねても、誰も話してくれない、私の國にはお話し申す樣な史實はありませんとばかりで、謙遜ではあらうが、あまりに要領を得ないので、心ひそかに遺憾におもツて居たところ、今日うけたまはって始めて宿年の疑ひを解いた
そんな立派な?史があればこそ東洋の君子國として、世界に比類のない、皇統連綿萬世一系の一大事蹟が保たれて居るのである、世界の中にどこか一ケ所ぐらゐ、爾ういふ國がなくてはならぬ、といふわけは、今に世界の將來は、段々開けるだけ開け、揉むだけ揉んだ最後が、必ず爭ひに疲れて、きツと世界的平和を要求する時が來るに相違ない
さういふ場合に、假りに世界各國が聚ツて其方法を議するとして、それには一つの世界的盟主をあげようとなツたとする、扨ていかなる國を推して「世界の盟主」とするかとなると、武力や金力では、足元から爭ひが伴う、さういふ時に一番無難にすべてが心服するのは、この世の中で一番古い貴い家といふことになる、あらゆる國々の歴史に超越した古さと貴さを有ツたものが、だれも爭ひ得ない世界的長者といふことになる、そういふものが此の世の中に一つなければ世界の紛亂は永久に治めるよすがゞない
果して今日本の史實を聞いて、天は人類のためにかういふ國を造ツて置いたものだといふことを確め得た』

と言はれて、大層スばれたといふ事で、子爵が歸朝早々葉山なる高崎氏を尋ねて話されたといふことで、それを高崎氏の知人なる吾が門人某に托して私に傳へられた
私はこれを聞いて、左もこそと思った
田中巴之助, 田中 1928, pp. 30
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ただし、田中はこの言葉を、大日本帝国憲法制定に大きな影響を与えたドイツ人法学者ローレンツ・フォン・シュタインの発言として紹介しており、「予言」はアインシュタインのものではなかった
中澤は「シュタイン」と「アインシュタイン」という名前の類似性から、流布の過程ですり替わってしまったとし、また内容的にシュタインの思想とも食い違っており、シュタインの発言ではなく、田中による創作であると考察した
つまり、田中がシュタインを狂言回しに自らの思想を語ったものであり、それに細部の改変が加えられて「アインシュタインの予言」となり、現在に流布したのであると論証した
そして、『朝日新聞』の取材に「海外からみたらアインシュタインをかたってまで自国の自慢をしたいのかと、逆に日本への冷笑にもつながりかねない事態」だとしている[6][7]

この「予言」がアインシュタインのものではないという話は、2006年(平成18年)6月7日付の『朝日新聞』でも取り上げられ、その記事の中で、アインシュタイン研究をも行っている板垣良一・東海大学教授(物理学史)は、「アインシュタインはキリスト教徒でもユダヤ教徒でもなく、神にこだわらない人だった[8]」とした上で、彼が残した日記や文献の上でも日本の天皇制に言及したものはなく、この発言を「アインシュタインのものではない」と断言している[6][7]
またアインシュタインは、「ユダヤ教も含めて宗教は子供じみた迷信」だとはっきり書き残しており、信じてもいない神に感謝することなどありえない

また、原田実『トンデモ日本史の真相』では、ここに収録された『予言』とほぼ同じものが、大本教の教義解説書『大本のしおり』1967年(昭和42年)刊に、「スタイン博士」の言葉として見られると指摘している[9]

アインシュタインは日本の郷土や自然を愛した親日家であったため、日本の国体をも肯定していたとする誤解
広島市への原子爆弾投下・長崎市への原子爆弾投下に心を痛め、反核論を強く唱えた[10]事から、大日本帝国を擁護していたとする誤解
そういった誤ったアインシュタインの親日的価値観が附随して語られる事により、偽書の信憑性が高められていったとする説もある

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
もう一つの「アインシュタインの予言」

「第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」というインタビューを受けたアインシュタインが「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります、石と棍棒でしょう」と答えたというもの
これは「予言」というよりはむしろ、第三次世界大戦は全面核戦争である故、人類文明の崩壊は必然であるという「警句」である

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
脚注
^いろ中澤 2005a
^いろは中澤 2005b
^いろ中澤 2005c
^いろ中澤 2005d
^出典:中澤 2005b
原文は、河内正臣 『真実のメシア=大救世主に目覚めよ!』 山手書房新社、1992年(平成4年)11月、66頁
ISBN 4-8413-0074-0
^いろは 中澤 2006a
^いろは 中澤 2006b
^例えば、1926年12月にマックス・ボルンへの手紙の中で量子力学の確率による世界観(不確定性原理)を批判する文"独: Der Alte wurfelt nicht." は日本では和訳「神はサイコロを振らない」で広く知られているが、これも厳密には正確でなく、独: Alte(古きもの)という言葉に神という訳語を当てて意訳したものである
^原田 2007 p.213には、『世界の盟主』と題する別バージョンの『予言』も収録されている
^アインシュタインはフランクリン・ルーズベルト大統領に原子力とその軍事利用の可能性に触れた手紙を送った経緯があるため、結果として広島・長崎で民間人に対する無差別な核攻撃が行なわれることになり、その被害に大きなショックを受けている
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
参考文献
今村均 『祖国愛』 日本文化協会、1956年
今村均 『祖国愛』 甲陽書房〈国防新書 2〉、1967年
田中巴之助 『日本とは如何なる國ぞ』 天業民報社、1928年11月3日
- 巴之助(はのすけ)は智學の本名
名越二荒之助 『新世紀の宝庫・日本』 日本教文社、1977年5月
名越二荒之助 『新世紀の宝庫・日本』 日本教文社、1983年、増補版
ISBN 4-531-06076-8
波田野毅 『世界の偉人たちが贈る日本賛辞の至言33撰』 ごま書房、2005年(平成17年)10月
ISBN 4-341-08300-7
波田野毅 『世界の偉人たちが贈る日本賛辞の至言33撰』 ごま書房、2008年(平成20年)11月、新版
ISBN 978-4-341-17230-5
原田実 『トンデモ日本史の真相 と学会的偽史学講義』 文芸社、2007年(平成19年)6月
ISBN 978-4-286-02751-7
原田実 『トンデモ日本史の真相 史跡お宝編』 文芸社〈文芸社文庫 は1-1〉、2011年(平成23年)2月
ISBN 978-4-286-10302-0
- 原田 2007の文庫版・前編
「アインシュタインの予言」に関する記事は収録されていない
原田実 『トンデモ日本史の真相 人物伝承編』 文芸社〈文芸社文庫 は1-2〉、2011年(平成23年)4月
ISBN 978-4-286-10809-4
- 原田 2007の文庫版・後編
「アインシュタインの予言」に関する記事を収録
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
関連項目
偽書
田中智學
ローレンツ・フォン・シュタイン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
外部リンク
中澤英雄 (2005-02-28). “アルベルト・アインシュタインと日本”. 萬晩報. 2012年3月31日閲覧
中澤英雄 (2005-06-26). “アインシュタインと日本 Part 2”. 萬晩報. 2012年3月31日閲覧
中澤英雄 (2005-11-09). “(アイン)シュタインと日本 Part 3”. 萬晩報. 2012年3月31日閲覧
中澤英雄「視点・特別編 アインシュタインと日本 (PDF)」 、『致知』2005年11月号、致知出版社、2005年11月、 pp. 120-126
中澤英雄 (2006-06-06). “ネットで流行「アインシュタインの予言」 日本絶賛、「本人と無関係」 シュタイン教授と人違い? 東大教授がルーツ調査” (PDF). 朝日新聞(夕刊) (朝日新聞社) 2012年3月31日閲覧
中澤英雄 (2006-06-07). “ネットで流行「アインシュタインの予言」、人違い?”. 朝日新聞 (朝日新聞社) 2012年3月31日閲覧



戻り


===2===============

アインシュタインの予言wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BA%88%E8%A8%80

アインシュタインの予言(アインシュタインのよげん)とは、アルベルト・アインシュタインの発言として流布されている約300文字程度の言葉である
「近代日本の驚くべき発展」を賞賛し、「来たるべき世界政府の盟主は日本が担うことになるであろう」と予言している
さらに、「そのような尊い国を作っておいてくれたことを神に感謝する」と続く
ただし、アインシュタインがこのような趣旨の発言をした例は一例も存在しないとする論証が2005年(平成17年)に提出された[1][2][3][4]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
目次
1 概要
2 偽書説
3 もう一つの「アインシュタインの予言」
4 脚注
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
概要

この文章の初出は明確ではないが、1950年代に遡ることができる
以降書籍・雑誌で引用・再引用が繰り返され、インターネットの普及後はウェブ上の記事においても多数引用されている
度重なる引用と孫引きによって、文章が一部抜け落ちていたり、一部の語句が書き換えられていたりと、現在様々なバージョンが流布しているが、大筋では大同小異である
以下に典型例の一つを挙げる[5]
−−−−−−−−−−
近代日本の発達ほど、世界を驚かしたものはない
この驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかがなくてはならない
果たせるかなこの国の、三千年の歴史がそれであった
この長い歴史を通して、一系の天皇をいただいているということが、今日の日本をあらせしめたのである
私はこのような尊い国が、世界に一カ所位なくてはならないと考えていた
なぜならば世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か戦いは繰り返されて、最後には戦いに疲れる時がくる
その時人類はまことの平和を求めて、世界的な盟主を挙げねばならない
この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、凡ゆる国の歴史を抜き越えた、最も古くまた尊い家柄ではなくてはならぬ
世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る
それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない
吾々は神に感謝する、吾々に日本という尊い国を、作って置いてくれたことを
−−−−−−−−−
この言葉は「日本人の愛国心をくすぐる内容」と宣伝され、再三に渡って引用されており、古いものでは今村均の1956年(昭和31年)の著書『祖国愛』に、また、名越二荒之助の1977年(昭和52年)の著書『新世紀の宝庫・日本』においても存在が確認できる[2]
最近のものでは、2005年(平成17年)の『世界の偉人たちが贈る日本賛辞の至言33撰』で紹介されている[6][7]
しかし、この文章の出典とされる雑誌『改造』1922年(大正11年)12月号(アインシュタイン特集号)には、該当の文章は存在しない
−−−−−−−−
偽書説

2005年(平成17年)、ドイツ文学研究者の中澤英雄・東京大学大学院・言語情報科学専攻教授は、この発言がアインシュタインのものであるという確定的な典拠は存在せず、またアインシュタインの思想とは矛盾する内容であると発表した
中澤は、この「予言」の原型を、宗教家田中智學が1928年(昭和3年)に著した本『日本とは如何なる國ぞ』の一節であると指摘した[1][2][3][4]
以下にそれを記す
故高崎正風氏が特に私に傳言して呉れと話された談に、曾て海外へ派遣された海江田子爵が丸山作樂氏を伴れて獨逸のスタイン博士を訪問した時、スタイン博士が、日本の歴史を訪ねられた所から、丸山氏は得意に日本開闢以來の?史を要説して、日本君民の状況を話したら、博士は非常に驚いて、

『どうも日本といふ國は、舊い國だと聞いたから、これには何か立派な原因があるだらうと思ツて、これまで訪ねて來た日本の學者や政客等に就いてそれを訊ねても、誰も話してくれない、私の國にはお話し申す樣な史實はありませんとばかりで、謙遜ではあらうが、あまりに要領を得ないので、心ひそかに遺憾におもツて居たところ、今日うけたまはツて始めて宿年の疑ひを解いた
そんな立派な?史があればこそ東洋の君子國として、世界に比類のない、皇統連綿萬世一系の一大事蹟が保たれて居るのである、世界の中にどこか一ケ所ぐらゐ、爾ういふ國がなくてはならぬ、トいふわけは、今に世界の將來は、段々開けるだけ開け、揉むだけ揉んだ最後が、必ず爭ひに疲れて、きツと世界的平和を要求する時が來るに相違ない
さういふ場合に、假りに世界各國が聚ツて其方法を議するとして、それには一つの世界的盟主をあげようとなツたとする、扨ていかなる國を推して「世界の盟主」とするかとなると、武力や金力では、足元から爭ひが伴う、さういふ時に一番無難にすべてが心服するのは、この世の中で一番古い貴い家といふことになる、あらゆる國々の?史に超越した古さと貴さを有ツたものが、だれも爭ひ得ない世界的長者といふことになる、そういふものが此の世の中に一つなければ世界の紛亂は永久に治めるよすがゞない
果して今日本の史實を聞いて、天は人類のためにかういふ國を造ツて置いたものだといふことを確め得た』

と言はれて、大層スばれたといふ事で、子爵が歸朝早々葉山なる高崎氏を尋ねて話されたといふことで、それを高崎氏の知人なる吾が門人某に托して私に傳へられた
私はこれを聞いて、左もこそと思ツた
田中巴之助, 田中 1928, pp. 30
ただし、田中はこの言葉を、大日本帝国憲法制定に大きな影響を与えたドイツ人法学者ローレンツ・フォン・シュタインの発言として紹介しており、「予言」はアインシュタインのものではなかった
中澤は「シュタイン」と「アインシュタイン」という名前の類似性から、流布の過程ですり替わってしまったとし、また内容的にシュタインの思想とも食い違っており、シュタインの発言ではなく、田中による創作であると考察した
つまり、田中がシュタインを狂言回しに自らの思想を語ったものであり、それに細部の改変が加えられて「アインシュタインの予言」となり、現在に流布したのであると論証した
そして、『朝日新聞』の取材に「海外からみたらアインシュタインをかたってまで自国の自慢をしたいのかと、逆に日本への冷笑にもつながりかねない事態」だとしている[6][7]
この「予言」がアインシュタインのものではないという話は、2006年(平成18年)6月7日付の『朝日新聞』でも取り上げられ、その記事の中で、アインシュタイン研究をも行っている板垣良一・東海大学教授(物理学史)は、「アインシュタインはキリスト教徒でもユダヤ教徒でもなく、神にこだわらない人だった[8]」とした上で、彼が残した日記や文献の上でも日本の天皇制に言及したものはなく、この発言を「アインシュタインのものではない」と断言している[6][7]
またアインシュタインは、「ユダヤ教も含めて宗教は子供じみた迷信」だとはっきり書き残しており、信じてもいない神に感謝することなどありえない
また、原田実『トンデモ日本史の真相』では、ここに収録された『予言』とほぼ同じものが、大本教の教義解説書『大本のしおり』1967年(昭和42年)刊に、「スタイン博士」の言葉として見られると指摘している[9]
アインシュタインは日本の郷土や自然を愛した親日家であったため、日本の国体をも肯定していたとする誤解
広島市への原子爆弾投下・長崎市への原子爆弾投下に心を痛め、反核論を強く唱えた[10]事から、大日本帝国を擁護していたとする誤解
そういった誤ったアインシュタインの親日的価値観が附随して語られる事により、偽書の信憑性が高められていったとする説もある
[要出典] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
もう一つの「アインシュタインの予言」「第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」というインタビューを受けたアインシュタインが「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります、石と棍棒でしょう」と答えたというもの
これは「予言」というよりはむしろ、第三次世界大戦は全面核戦争である故、人類文明の崩壊は必然であるという「警句」である
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
脚注
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
関連項目



戻り


===3===============

アインシュタインが残した言葉

http://www.aiweb.or.jp/en-naka/column-5/column.htm

近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない
一系の天皇を戴いていることが今日の日本をあらしめたのである
私はこのような尊い国が世界に一ヶ所ぐらいなくてはならないと考えていた
世界の未来は進むだけ進み、その間幾度か争いは繰り返されて、最後の戦いに疲れる時が来る
その時人類は、まことの平和を求めて、世界的な盟主をあがなければならない
この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ
世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る
それにはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない
われわれは神に感謝する
われわれに日本という尊い国をつくっておいてくれたことを 祥伝社黄金文庫 「日本文明」の真価 清水馨八郎著より 今から80年も前に日本を訪れたアインシュタインが残した言葉である
日本人よ誇りと自信を持とうではないか


戻り


===4===============

アインシュタインの予言

http://toshidensetsu.3xai.net/2009/07/post_11.html

「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない
ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」

これは、あの天才アインシュタインが残した予言と言われています
どうゆうことかと言うと、ハチが消えると受粉ができなくなり植物がいなくなる
植物が消えれば酸素が供給されず、人間は野菜から必要な栄養分を摂取することもできなくなる
よって人間も地球上からいなくなると言うものです
しかし、2006年にアメリカで多くのミツバチが巣箱から失踪していることが確認され始めたのです
こうした現象は蜂群崩壊症候群(CCD)と呼ばれ、世界各国の専門機関で研究されているようですが、確実な原因は未だに不明のままと言います
さらにミツバチの失踪は拡大を続け、全米で180億匹のミツバチが短期間に巣から失踪していることが確認されたのです
しかも日本でも同様の現象が確認され始めています
2009年4月に行われた農林水産省の調査では、山形県、栃木県、静岡県、岡山県、鹿児島県など計21都県で、野菜を育てる上での受粉に必要なミツバチが不足していることが明らかになったのです
天才アインシュタインが残した予言が本当だとすれば、人間が絶滅するためのシナリオが着々と進んでいることになります
人間の未来は一体どうなってしまうのでしょうか?



戻り


===5===============

ほとんど知られていない、「アインシュタインの予言」研究の後日談

http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20110518/1305723111

2011-05-18

「日本が世界の盟主になる」という予言をアインシュタインがした、という有名な風説がある
そして西暦2006年6月、この風説についての中澤英雄氏の研究が、朝日新聞で紹介された
信用に足る出典が無い事と、1928年に出版された『日本とは如何なる国ぞ』にローレンツ・フォン・シュタインの発言として類似の予言が語られている事から、これがいつの間にか誤解されたのではないか、という仮説を、当時中澤氏は立てていた
ここまでは多くの人が知っている情報であり、知らなくてもちょっと検索すれば簡単に到達し得る情報である
日本語版ウィキペディアの「アインシュタインの予言」という記事(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%BA%88%E8%A8%80)にも、ここまでは載っている(最終閲覧は西暦2011年5月18日21時51分)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
だが実は、これには後日談がある

東京大学教養学部(http://www.c.u-tokyo.ac.jp/)は、『教養学部報』という媒体を発行している
国立国会図書館では、これは一応「新聞」の扱いになっているようだ
(参照→http://sinbun.ndl.go.jp/cgi-bin/outeturan/E_N_id_hyo.cgi?ID=001441)
さて、私が所持している2006年11月1日付の教養学部報第497号では、中澤氏自身が、新たに判明した事実を基に、半年前に発表された仮説の修正をしている

インデックス(http://www.c.u-tokyo.ac.jp/gakunai/gakubuhou/497/index.html)では、目次以外は学外からは読めない仕掛けになっているので、私がここでちょっと内容を紹介したいと思う

記事によると、中澤氏の調査が朝日新聞で紹介されたところ、フィルム・幻灯研究家の松本夏樹氏から、1930年代初めに『アインシュタインの豫言』と題された無声映画が制作されていたという情報が寄せられたらしい
そして実際にその映画を見たところ、例の「予言」が一種のSF映画に仕立て上げられていたとの事である
 この新知見により中澤氏は、「田中智学の本が出版されて間もないころに、何者かが意図的に「シュタイン」に「アイン」を付加し、アインシュタインの名前を国体意識発揚のために利用したのである」と、仮説を修正しているのである

この情報は前掲ウィキペディア記事には載っていない
「アインシュタインの豫言」で検索しても、情報はほとんど出てこない
そして、ネット上でアインシュタインの予言の風説を、これは捏造であるという立場から批判している人々は、私が見た限りでは誰もこの「新中澤説」を活用していなかった

 なお余談だが、前掲ウィキペディア記事では、中澤氏の旧説の紹介は「2006年(平成18年)6月7日付の朝日新聞」となっているが、教養学部報の中澤氏の文章では「朝日新聞六月六日夕刊」になっている
どちらかが単なる勘違いをしているのか、それとも地域等によって差があったのかは、不明である
他人の研究を紹介するだけでは芸が無いので、最後に本件についての感想を書いてみる
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今回改めて感じさせられた事は、全国紙のアカデミズムへの貢献の大きさである
前掲ウィキペディア記事によれば、中澤氏は2005年には既にアインシュタインの予言の研究成果を発表していたらしい
しかし翌年に朝日新聞が紹介したからこそ、ようやく松本氏に旧仮説が伝わり、研究が一歩前進したのである
 そしてまた、ネット上で新中澤説を活用する者の不在から、教養学部報の影響力の低さが窺い知れた
かく言う私も、一面の前半が尊敬する信原幸弘氏の文章だったからこそ、偶然この号を保存していただけである
 アカデミズムとは違う価値基準で読者数を追求する大商業紙が、長い目で見ると実はアカデミズムに貢献しているという、「脳科学と科学技術コミュニケーション」シンポジウムで学んできた考え方(参照→http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20110307/1299468089)が、本件を通じて私の中で一層強まった



戻り


====参考文献終わり====






 >>目次2012へ