フミのミクラ ○二
一二三神示
やつらは同じ物を食べ、同じものを着ているぞ。
だから、互いに“身内”だと思ってしまうんだ。
一人にはめちゃくちゃ美味しいものを食べさせ、良い物を着せてやろう。
そうすれば、他の者はうらやましがるだろう。
そこから、敵対心が生まれるかもしれんぞ。
でもどうやって?
やつらは狩猟や木の実を集めて生活しているぞ。
あれだと、どうも
「貧富の差」
はできないぞ。
食べ物は食べきれないほど保存しておく方法が無いもんな。
食べ物はすぐ腐るから保存できないぞ。
でも何とか貧富の差を作らねば。
そうだ!
やつらに“貨幣”を持たせよう。
悪い宇宙人は、宇宙船に乗って人間の間に降りていって、
「どうやって貨幣を作るか」
を教えました。
人間は悪い宇宙人の計略など見抜けませんでした。
そこで、ありがたく“貨幣制度”を受け入れました。
これにより、だんだん貧富の差ができてきました。
こんどこそ、仲間割れが起こるぞ!
悪い宇宙人は、わくわくして観察しました。
でも、“仲間割れ”が起こりませんでした。
貧しい人間は、貧しいなりに満足して暮らしていきました。
ゲゲッ!
何で“仲間割れ”を起こさないだ!
おれなら、金持ちから奪ってでも自分が満足するぞ!
ちきしょ〜!
仲間割れを起こさせるのがこんなに難しいとは思わなかったぞ。
悪い宇宙人は、人間に仲間割れを起こさせることに没頭しました。
これで少し暇つぶしができました。
まてまて、もう一ついい考えがうかんだぞ。
>>次のページへ |
“神サタンのつぶやき” の目次へ |
“神サタンのつぶやき” の目次 |