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良い宇宙人と悪い宇宙人の話地球編

クロスヘアーの謎

アポロの写真はどれを見てもクロスヘアーが写っている。
クロスヘアーはカメラの焦点面にセットされ、フィルムと 接触することにより、画像に記録される。
それならば、被写体がクロスヘアーの前の写っていること はありえない。
初めてこの問題を取り上げたのは、アメリカの研究者・ ラルフ・ルネだった。
露出が大きすぎてクロスヘアーが部分的に隠れると いったことはあるかもしれないが、露出が正常な物体の 後ろにクロスヘアーが隠れてしまっている異常な画像が アポロ写真にはたくさんあるのだ。
専門家はこのクロスヘアーを以下のように説明する。


われわれは、クロスヘアーのことを“レチクル”と呼んでいる。
0.5ミクロンの精度で位置を示す十字線だ。
レンズのゆがみを修正するもので、十字線間の長さを測り、 フィルムにゆがみがないかを判断する。
ゆがみがあればわずかに十字線間の距離がずれるのだ。
距離を測るのに使うものではない。
そしてレチクルは一つが必ず写真の中央にあるはずである」
つまり大きなレチクルはカメラにとって不可欠であり、 常に画像の中央になければならない。
レチクルが中央をはずれるということは技術的にも ありえないことである。
もしアポロの写真のいくつかに見えるようにレチクルが 中央をはずれているとしたら、それはレチクルなしで 撮影され、後から意図的に加えられたことになる。