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フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

政治・経済・軍事~一般:イシヤ計画10882~10896

天空編10882~10896(2009/08/30)より

太陽(ミロク)さんのメール
<大流行「第1波」終わり、大流行「第2波」へ・・・>
コメント:==1~9==

 今回は 裏読みについて考えてみよう。
世界保健機関(WHO)が、<大流行「第2波」に備えを=新型インフルで警鐘-WHO>を流している。
最近の情報の要旨は おおよそ次のようになる。

1表. 28日、インフルエンザが発生しやすい冬場を迎える北半球の各国に対し、「新型インフルエンザの大流行の第2波への備え」を講じるよう勧告
2表. 新型インフルエンザの大流行が「今後、数カ月間続く」と予測。
3表. これまでのところ「ウイルスが変異し、毒性が強まる兆候は見つかっていない」
4表. 大流行の第2波が起れば、感染者増大を招く恐れがあると警鐘を鳴らした。
5表. 日本の状況について触れ、「日本は季節的な流行の初期段階に入った」と警告した。

以上であるが、ほとんどが勧告と警告である。
今回に限らず新鳥インフルエンザ、人新鳥インフルエンザの根源は 世界保健機関(WHO)の背後にいる奴らの計画であるから、これを裏の形で言い換えてみよう。
そうするとおおよそ次のようになる。

1裏. 28日、インフルエンザが発生しやすい冬場を迎える北半球の各国に対し、「新型インフルエンザの大流行の第2波」用の細菌を投入する。
2裏. 新型インフルエンザの大流行が「今後、数カ月間続く」、言い換えればポアソン分布となるように細菌を散布する。
3裏. これまでのところ「ウイルスが変異し、毒性が強まる兆候は見つかっていない」、2009年08月下旬の段階では 強毒素の細菌の投入はしていない。
4裏. 細菌の散布の第1波に続いて、近い内に第2波の強毒性の細菌の散布を開始すると大流行の第2波が起き感染者増大と大量の死者を生み出す計画である。
5裏. 特に日本は 第2波の重点攻撃目標であるので、重点的に細菌を散布している。
その成果として日本の状況は 「日本は季節的な流行の初期段階に入った」状況になった。

以上であるが、この裏読みをしていくと、陰で暗躍している奴らの動きが手に取るように分かると思う。
大凡、次ぎのようになる。

{2009年09月以降、「新型インフルエンザの大流行の第2波用の細菌を投入する。
この投入は 数ヶ月間(09月10月11月12月)と年末に掛けて、死者3000万人以上の目標を達成するまで続けられる。
特に、日本については 重点攻撃目標として、在日アメリカ軍を使い実施する。 }

今回の爆発感染と云う言葉の脅しに騙されて、感染経路についての追跡がほとんどないことである。
感染源が分からず、あたかも空から細菌が降ってきたかのように、沖縄のアメリカ軍関係以外は 突然関係のない地域で突然発生することである。
(もっとも、日本のアメリカ軍が、これらの細菌を散布しているとの噂がしきりで、そうであれば、特別に海外に行かなくても、既感染者の側にいなくても、確率的に今のような感染経路の分からない突然の発生も当然であるが・・・・)
そこで、下記のように一般情報をベ-スにした統計数値を作って行く。
そうして、今回の大殺戮計画の推進機関のWHO(世界保健機関)とCDC(アメリカ疾病センタ-)のデ-タと比較しながら見ていけば、良く現実を理解出きると思うのである。

-----一-----------------
一般情報からの2009年08月22日現在統計
-----------------------  
 
  地域   確認死亡数(人)  期日       推定羅患者(人)数 確認羅患者数(人)
アメリカ      522 (2009年08月22日現在)  1,000,000人
ブラジル      557 (2009年08月22日現在)
アルゼンチン    439 (2009年08月22日現在)
チリ        128 (2009年08月22日現在)
日本         5 (2009年08月26日現在)
------------------------
確認屠殺数計    1、651(2009年08月26日現在)
屠殺目標     30,000,000以上
残屠殺目標数  29,998,349以上
2009年08月26日現在目標達成率0.0055%
 
 
---------------------
世界保健機関(WHO)2009年08月06日現在統計
---------------------
  
 地域名            確定例  死亡例 
WHOアフリカ地域 (AFRO)    591     1 
WHOアメリカ地域 (AMRO)   102,905    1,274 
WHO東地中海地域 (EMRO)    2,346     7 
WHOヨーロッパ地域 (EURO) 32,000以上  53 
WHO東南アジア地域 (SEARO) 11,432     83 
WHO西太平洋地域 (WPRO)   28,120    43 
-----------------------
総計            177,457   1,462


{・・・・世界保健機関(WHO)によると、パンデミック(世界的な感染拡大)が終息するまでに3人に1人が感染すると推定されている。
つまり、世界全体で約20億人の感染者が出る計算だ。
2009年08月22日現在致死率0.4%・・・}

2009年08月22日現在致死率・最終目標死者数=2,000,000,000×0.004=8,000,000人{・・WHOによりますと、新型インフルエンザによる死者の数は今月23日現在で2185人となり、WHOの集計として初めて2000人を超えました。
・・・}

参考資料の1項2項3項4項は 一般情報、5項6項7項は WHO情報である。
現段階での彼等の説明では 目標の三千万人以上の死者数にはほど遠い。
現在の人新インフルエンザ以外の強力な次の細菌が用意されていて、鳥インフルエンザに紛れ込ませて屠殺しないと目標達成が難しい。
現在、その内容について調査中であるが、分からない。
現在の私の推測は 奴らが過去炭素菌を使った騒ぎ を幾つも起こしているし、この炭素菌の流出事故などの噂も流されてくる。
もしかしたら、この炭素菌と人新鳥インフルエンザ関連の遺伝子合成が完了していて投入されるかもしれないと思い、8項に炭素菌の情報を集めている。
完成していて、投入されたなら、即死者を大量に生産する恐ろしいものと成るはずであるからである。
新しい原因不明の症例が報告・流れるかもしれないからである。
9項は 日本では問題視されていないが、中国で <「未知のウィルス」=エイズに似た怪病、中国で急速に拡散か> と騒がれているようなので、関連として追跡を開始した。

--- 参考資料------

0。<<前コメント>>
1。<新型インフル「流行」、患者数は推計約11万人-感染研>
2。<集団感染1週間で2割増 新型インフル、全国に拡大>
3。<ブラジル死者最多の557人=新型インフル>
4。<新型インフル、米でもパンデミック警戒Brian Handwerk>
5。<WHO発表の症例数(累計) update 61(原文)>
6.<新型インフル死者、世界で2千人超>
7。 <大流行「第2波」に備えを=新型インフルで警鐘-WHO>
8。<炭疽菌>
9・<「未知のウィルス」=エイズに似た怪病、中国で急速に拡散か>





===0===前コメント========

日本政府は 足りないワクチンを輸入することに決めたようだ。
1項と4項は その情報であるが、いろいろと問題があるようだ。
3項によればイギリスでは 集団墓地を作り始めているようである。
今回の新型インフルでは 大量の死者が出るのを必然として、その死者の処理・棺桶の大量発注、具体的には火葬・土葬、死体の土葬エリアの確保・火葬した灰のドラム缶投入など気持ち悪いくらい早手回しであることである。
前にも案内したように、日本でも処理オーバーの死体の火葬場の処理のマニュアルや火葬員の防護服の配布など、既に進行していることである。
もっと、分かりやすいのは 問題のWHOが偽情報を流すと共に、これらの死者が予測の形式をとりながら規定の事実とでも表せざるを得ないようなコメントになっていることです。


{・・・The report suggests unequivocally that there will be countless deaths resulting from the level 6 WHO pandemic, which require the development of mass graves:
レポートはレベル6のWHO世界的パンデミックが原因になっている無数の死者が出ることを明解に示唆します。
そして、それは集団墓所の開発を必要とします:

Within weeks of a full-blown pandemic emerging, the number of burials could more than double. Inner city areas “may experience a shortage of grave space”, the report stated.
既に発生している十分に発達した世界的パンデミックで、埋葬の数は、2倍以上になることが結論されました。
都心地域は「重大なスペースの不足になるかもしれません。」と、レポートしています・・・・。}


何も知らずにいれば、善意の勧告とも受け取れますが、裏を読めば、どうしてそんなに確信的に言えるのか?
そのことを陰で実施しているのであれば、もっともと云うことになりますが・・・・。
例えば、三千万人が死亡しそうだと云う予測を出したら、裏の本当の意味は 三千万人以上殺す・ホロコ-ストすると宣言していることと受け取ることである。
「・・・先の奴らの会議で、現在の世界経済の力では 50億人しか維持できない・現在世界の人口は 約65億人であるから、15億人が経済的にオーバーロードである=従って、さしあたって15億人減らさなければならない。
特に有色人種たちを・・・ということである」
(経済が約65億人を養えるように、至急、建設的に経済を拡大しようなんてことを奴らは考えていない)
日本も含め世界的に医療関係者にワクチンの強制投与が計画されているが、何故なのか世界的に実施されようとしています・・・。
何かおかしいと感じる方たちも多いと思います・・・。
そのワクチンの確認もなしにです・・・・。
アメリカにおいては 薬品会社の法的なトラブル免責事項付きの法律まで付いてです・・・・。
これらの不可解なやりように、多くの現場の勘の良い方たちは 危惧・危険を感じているようで、「英国では、看護婦の1/3は ワクチン投与の強制投与を拒絶する」と云う結果になっているようである。
さてさて、日本の医療関係者たちは どうであろうか!

-- 参考文献 ----------
1。 <新型インフル:予備費使いワクチン輸入…河村官房長官【毎日JP】>
2。 <Fear, Intimidation & Media Disinformation: U.K Government is Planning Mass Graves in Case of H1N1 Swine Flu Pandemic><恐れ、脅迫とメディア偽情報:英国政府は、H1N1豚インフルエンザ世界的流行病の場合には集団墓所を計画しています>
3。 <A third of nurses will refuse to have the swine flu jab><看護婦の3分の1は、豚インフルエンザを投与してもらうことを拒否します>
4。 <新型インフル ワクチン緊急輸入 政府方針 安全性に疑問も>






===1===========

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090821-00000006-cbn-soci

<新型インフル「流行」、患者数は推計約11万人-感染研>

8月21日17時48分配信 医療介護CBニュース
新型インフル「流行」、患者数は推計約11万人-感染研

 新型インフルエンザが急激に広がっている。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、全国に約5000か所ある定点医療機関から今年第33週(8月10-16日)に報告されたインフルエンザ患者報告数は7750人で、定点当たり報告数は1.69。
全国的な流行開始の指標である1.00を大幅に上回った。
定点以外を含む全国の医療機関を1週間に受診した患者数は、約11万人に上ると推計されるという。
【詳細なグラフの入った記事】
 同センターによると、第28週(7月6-12日)以降、地方衛生研究所などで検出されているインフルエンザウイルスのほとんどが新型インフルエンザウイルスで、報告があった患者のほとんどが新型と推定される。
 都道府県別の定点当たり報告数では、

沖縄(29.60)、
奈良(2.96)、
滋賀(2.48)、
福島(2.45)、
東京(2.14)、
大阪(2.14)、
茨城(2.11)、
高知(2.10)、
埼玉(1.91)、
長野(1.83)
の順。

 警報レベルを超えている保健所地域は沖縄の2か所で、注意報レベルを超えている保健所地域は、沖縄で3か所、長野で2か所、大阪で1か所あった。
また、北海道、富山、熊本を除く44都府県の264保健所地域で、定点当たり報告数が1.00を超えているという。

■厚労省「流行シーズンに入った」
 これを受けて、厚生労働省は「新型インフルエンザの流行シーズンに入った」との認識を示した。
厚労省の担当者によると、10月以前に「1.00」を超えたのは、1987年の調査開始以降で初めて。
 3-9日の報告数は「0.99」で、この時点で舛添厚労相は、19日に会見を開き、「本格的な流行が、既に始まったと考えていい」との認識を示していた。






===2=============

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082601000503.html

<集団感染1週間で2割増 新型インフル、全国に拡大>

 厚生労働省は26日、学校や医療・福祉施設などで確認された新型インフルエンザの集団感染の発生件数が、今月17日から23日までの1週間で794件に上り、前週から2割増加したと発表した。
19日から25日までの1週間に入院した患者数は105人。
うち7人が急性脳症になったり、人工呼吸器を装着する状態になったりしたという。
7月下旬の調査開始から、集団感染は4週連続で増加し、総数は2522件に達した。
23日までの1週間だけでみても、自治体側から臨時休業・休校などの要請を受け、実施に踏み切った学校や社会福祉施設などが134に上ったことも判明。
全国に感染が拡大している現状があらためて浮き彫りになった。
 一方、名古屋市は26日、新型インフルエンザ感染の疑いがある同市の70代女性が25日に肺炎で死亡したと発表。
厚労省は、同じ病院に入院していた患者2人と職員1人の新型感染が確認されたことから、この女性について国内4人目の死者とみなすとしている。
また岐阜県は26日、甲子園ベスト4の県立岐阜商業高校で、集団感染の疑いがある生徒が96人いると発表。
7月下旬以降の集団感染としては全国最大規模。
 厚労省は、新学期スタートが本格化する来週以降、さらに感染者が急速に増える可能性もあるとみて引き続き監視を強化する構えだ。
 都道府県別にみると、23日までの1週間に集団感染が確認された中で、最も発生件数が多かったのは沖縄の56件。
次いで千葉40件、兵庫36件、京都34件、東京、大阪、熊本がいずれも31件、茨城と新潟が30件などとなっている。






===3=============

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000053-jij-int

<ブラジル死者最多の557人=新型インフル>

8月27日12時44分配信 時事通信

 【サンパウロ時事】ブラジル保健省は26日、新型インフルエンザ感染による死者が今月22日までに557人に達したと発表した。
一国の死者数としては、米国(522人)を抜き世界最多となる。
 死者は首都ブラジリア連邦地区と13州に広がっているが、サンパウロ州やパラナ州など南東部や南部に集中している。
政府はワクチン調達や集中治療室のベッド増床などの費用に充てるため、総額21億レアル(1070億円)を拠出する方針を示した。
 冬を迎えた南米では新型感染の勢いが止まらず、アルゼンチン(439人)やチリ(128人)でも多くの犠牲者が出ている。






===4=============

<新型インフル、米でもパンデミック警戒Brian Handwerk>

for National Geographic News
August 26, 2009

 新学期が始まる季節となったが、アメリカ大統領の諮問機関である科学技術諮問委員会が発表した最新報告によると、アメリカではこの秋冬にH1N1新型インフルエンザの感染者が最大で国民の半数に達し、死者は3~9万人に上ると推計されている。
 アメリカでは、従来の季節性インフルエンザの場合でも、毎年約3万6000人の死者が出ており、数十万人が入院している。
人々は新型のウイルスに対して免疫がないため、H1N1は国民全体の健康に対する深刻な脅威となるという。
 米国疾病予防管理センター(CDC)によると、アメリカでは既に2009年4月15日~7月24日の段階で、新型インフルエンザの患者は4万3000人を超え、死者は302人となっている。
 また、南半球が冬の間に感染範囲は地球規模に拡大し、世界でおよそ1500人が命を落としている。
世界保健機関(WHO)によると、パンデミック(世界的な感染拡大)が終息するまでに3人に1人が感染すると推定されている。
つまり、世界全体で約20億人の感染者が出る計算だ。
 ただ、新型インフルエンザの人体への影響は季節性インフルエンザとおおむね同程度で、大半の人は感染しても特別の治療なしに回復する。
 新型インフルエンザの感染を避ける方法はまずワクチン接種が考えられるが、必要量が確保できるかが問題となる。
CDCの広報担当トム・スキナー氏は、「ワクチンの生産・配給が遅れており、当局が予定していた予防接種スケジュールは立て直しが必要となるだろう」と話す。
 当初の予定では2009年10月中旬には1億人分のワクチンが準備できるはずだった。
ところが現状では、期日まで準備できるのは4500万人分程度にとどまり、残りは12月まで毎週2000万人分を追加していくことになるという。
 したがって、インフルエンザが流行する寒冷な季節に入っても、ワクチンの行き渡らない人が多く残っている可能性が高い。
従来の季節性インフルエンザのワクチンも、今回の新型インフルエンザには効き目がないと考えられている。
 新型インフルエンザ用ワクチンは9月初旬に臨床試験が完了する予定で、CDCは、「それまでワクチンの効果は実証されない」としているが、開発は順調に進んでいるようだ。
体質に合えば感染予防にも重症化予防にも効果的だという。

 CDC発行の予防接種のガイドラインでは、優先対象として、妊婦、6カ月未満の乳幼児の保護者、患者とじかに接する医療従事者、6カ月~4歳までの子ども、ぜんそく・心臓病・腎臓病・糖尿病などの慢性疾患を持つ5~18歳までの子ども・若年者、というグループが設定されている。
「こういったグループが優先されるのは、インフルエンザの深刻な合併症にかかる危険性が高いというだけでなく、感染を拡大する危険性も高いためだ」とスキナー氏は話す。
この優先順位リストでは、高齢者グループが入っていない点が注目される。
 季節性インフルエンザでは高齢者が特に危険となるが、新型インフルエンザでは25歳未満の若者に対する影響の方がはるかに大きい。
60歳以上の人は、20世紀前半に流行したH1N1ウイルスの影響で今回も免疫性をある程度持っていると考えられるからだ。
 インフルエンザ感染の危険性を最小限にとどめるにはどうすれば良いのか。
おそらく既に耳に入っているだろうが、あらためて確認しておこう。
まず、せっけんと水、あるいはアルコール消毒液で手をきれいに洗うこと。
ウイルスを拡散する危険性があるので口や鼻をあまり触らないこと。
 また、インフルエンザをほかの人にうつさないようにするため、せきやくしゃみが出そうなときには常に口を覆うこと。
感染してもすぐに症状が出るわけではないので、知らず知らずのうちに人にうつしてしまうことがある。
 感染患者の主な症状としては、発熱、せき、鼻詰まり、のどの痛み、悪寒、極度の疲労感、頭痛などが報告されている。
感染したのが季節性ではなく新型インフルエンザだと確実に判断するには、病院での検査が必要となる。
 専門家たちは、「もしインフルエンザにかかったら、熱が下がった後でも最低24時間は家から出ないように」と勧告している。
 感染が本格化すると学校や職場での長期欠席が広範囲で生じるとみられるが、アメリカでは、政府当局から経営者や学校管理者に対して柔軟な対応を取るよう要求が出ている

 かなり厳しいインフルエンザ流行が予想されるが、急速に広がっているH1N1がさらに危険なウイルスに変異するかどうかは誰にもわからない。
専門家らは「現在まではその兆候はない」としているが、スキナー氏は「従来のインフルエンザにも危険性があることを忘れてはならない」と話す。
「今回の新型インフルエンザに対しては大きな注目が集まっているが、これは毎年発生するインフルエンザの流行がいかに深刻なものかを思い起こす教訓としなければならない」。
Photograph by C. S. Goldsmith and A. Balish






===5=============

http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/case2009/090806case.html

<WHO発表の症例数(累計) update 61(原文)>

20090806更新履歴

   
 地域名          確定例  死亡例 
WHOアフリカ地域 (AFRO)    591     1 
WHOアメリカ地域 (AMRO)   102,905   1,274 
WHO東地中海地域 (EMRO)    2,346     7 
WHOヨーロッパ地域 (EURO) 32,000以上  53 
WHO東南アジア地域 (SEARO) 11,432     83 
WHO西太平洋地域 (WPRO)   28,120    43 
----------------------
総計            177,457   1,462 


update 61
前回の更新(更新60)以降、8月6日までに、新型インフルエンザの初発患者を報告した国や地域は以下の通りである。
東チモール、パキスタン、キリバス、モルディブ、フランス領ギアナ、フォークランド諸島、ウォリス・フツナ

※各地域における更新情報については下記のページをご覧ください
WHOアフリカ地域(AFRO:Regional Office for Africa) WHOアメリカ地域(AMRO:Regional Office for the Americas)
WHO東地中海地域(EMRO:Regional Office for the Eastern Mediterranean)
WHOヨーロッパ地域(EURO:Regional Office for Europe)
WHO東南アジア地域(SEARO:Regional Office for South-East Asia)
WHO西太平洋地域(WPRO:Regional Office for the Western Pacific)

世界の最新疫学情報と南半球の冬季インフルエンザシーズンのプレリミナリーな概要(2009年8月6日)

新型インフルエンザH1N1は、これまでに170の国と地域から報告されている。
症例報告数が実際の病気の発生を反映していない期間であっても、WHOは活発にWHO Regional Officesと加盟国との緊密に連絡を取り合い世界的流行の進捗をモニターしています。
現在の注目すべき点は、現在冬季に突入している南半球の温暖な地域の国々の状況です。
南半球の今シーズンにおいて、南アフリカを除き、パンデミックH1N1は南半球の主な地域の支配的なインフルエンザウイルスです。
オーストラリアと南米の多くの国々では、冬季の初期からパンデミックインフルエンザの症例が急速に増加しています。
これらの地域では、現在、入院や病院を受診する人々の数が減少を報告し始めています。
初期に患者発生が顕著でなかった地域などに移行し、ウイルスはこれらの地域では依然として流行していますが、全体として患者発生は下降に向かっています。
対照的に南アフリカでは、初期の季節性インフルエンザの流行はインフルエンザA(H3N2)です。
南アフリカの今シーズンのインフルエンザの流行は、6月初旬から中旬にピークに達しその後減少し始め、現在はパンデミックインフルエンザH1N1が増加し、これらの地域の主要なサブタイプになりつつあります。
北アメリカとヨーロッパの国々を含む、パンデミックH1N1の流行の初期を経験した北半球の温帯地域では、ウイルスが新しい地域に拡大し、地域流行を引き起こしています。
しかしながら、アメリカ大陸では、全体として減少傾向にあります。
 熱帯地域では、例年、年間を通して複数回のピークと流行を経験しますが、現在、例えば、中米や南米、また、南アジアや東南アジアでは症例数の増加が認められています。
 要約すると、南アフリカを除き、世界的な感染状況の全体像は、南半球の温帯地域では減少傾向にあります。
これらの地域では、通常のインフルエンザシーズンに見られるように呼吸器疾患患者数の急激な増加と減少に特徴づけられています。
これらの地域における症例の重症化の比率の影響と重要性、医療体制への負担は現在もなお評価中だが、基本的には、多くの場面で入院期間に呼吸管理を必要とする状況は通常のインフルエンザシーズンよりも若干悪化が認められている。
北半球では、依然としてウイルスの拡大が認められているが、初期にパンデミックの影響を受けた地域では、ウイルスの活動が低下していることが観察されている。
世界の熱帯地域では、通常のインフルエンザシーズンの現れる時期に患者数の上昇を今経験している。
現在、世界の多くの地域でパンデミックH1N1インフルエンザウイルスが主要な株となっているため、北半球のこの冬に来るインフルエンザシーズンでもパンデミックH1N1インフルエンザウイルスの流行が継続すると予想される。
加えて、アジアやアフリカでは地域感染が発生することにより、人口密集地域では一層のウイルス拡大のリスクが存在する。






===6=============

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20090829/20090829-00000011-jnn-int.html

<新型インフル死者、世界で2千人超>

8月29日6時42分配信 TBS

WHOによりますと、新型インフルエンザによる死者の数は今月23日現在で2185人となり、WHOの集計として初めて2000人を超えました。
死者の内訳は米州地域が1876人と最も多く、日本を含めた西太平洋地域は64人となっていますが、WHOは日本の状況について触れ、「日本は季節的な流行の初期段階に入った」と警告しました。
 実際のインフルエンザによる死者の数はこの集計よりもさらに多いとみられていて、WHOは南半球ではウイルスの活動のピークは過ぎたものの、今後は北半球でウイルスの活動が活発になるとの見方を示し警戒を呼び掛けています。
(29日04:12) 最終更新:8月29日12時22分






===7=============

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090829-00000015-jij-int

<大流行「第2波」に備えを=新型インフルで警鐘-WHO>

8月29日6時2分配信 時事通信【ジュネーブ時事】

世界保健機関(WHO)は28日、インフルエンザが発生しやすい冬場を迎える北半球の各国に対し、「新型インフルエンザの大流行の第2波への備え」を講じるよう勧告した。
また、既に冬場に入っている南半球の諸国にも警戒を続けるよう訴えた。
WHOは、新型インフルエンザの大流行が「今後、数カ月間続く」と予測。
これまでのところ「ウイルスが変異し、毒性が強まる兆候は見つかっていない」としながらも、大流行の第2波が起きれば、感染者増大を招く恐れがあると警鐘を鳴らした。






===8==============

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E7%B4%A0%E8%8F%8C

<炭疽菌>

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(炭素菌 から転送) 移動: メニュー, 検索 ?炭疽菌
炭疽菌の電子顕微鏡写真

分類
ドメイン : 細菌 Bacteria
門 : ファーミキューテス門
Firmicutes
綱 : バチルス綱 Bacilli
目 : バチルス目 Bacillales
科 : バチルス科 Bacillaceae
属 : バチルス属 Bacillus
種 : 炭疽菌 B. anthracis

学名
Bacillus anthracis
Cohn 1872

炭疽菌(たんそきん、Bacillus anthracis)は、炭疽(炭疽症)の原因になる細菌。
病気の原因になることが証明された最初の細菌であり、また弱毒性の菌を用いる弱毒生菌ワクチンが初めて開発された、細菌学の歴史上で重要な位置付けにあたる細菌である。
また第二次世界大戦以降、生物兵器として各国の軍事機関に研究され、2001年にはアメリカで同時多発テロ事件直後に生物テロに利用された。


目次 [非表示]
1 歴史
2 生物学的分類と特徴
3 病原性
3.1 治療
3.2 予防
4 病原因子
4.1 莢膜
4.2 外毒素
4.2.1 防御抗原
4.2.2 浮腫因子
4.2.3 致死因子
5 細菌学における歴史的位置付け
6 生物兵器としての位置付け
6.1 生物兵器に関連するとされる事件
7 参考文献
8 関連事項
9 外部リンク


歴史 [編集]
1850年、フランスのピエール・フランソワ・オリーブ・レイエとカシミール・ジョセフ・ダヴェーヌが炭疽症に罹患した羊の血液中に細菌を発見した。
1855年、ドイツのフランツ・アロイ・アントン・ポレンダーはレイエとダヴェーヌの発見を再確認し、この菌が炭疽症の原因であることを予測した。
1857年、ドイツのフレドリック・アウグスト・ブラウエルは、健康な動物の血液からは決してレイエとダヴェーヌの細菌が見つからないことを確認した。
さらに妊娠している家畜が炭疽症に罹患しても胎児には伝染しないことを発見した。
1866年、ダヴェーヌは、汚染された血液を健康な動物に注射し、炭疽を発症することを確認した。
1876年、ロベルト・コッホによってレイエとダヴェーヌの細菌が動物の炭疽症の病原体であることが証明された。
コッホの原則に基づいて、初めて細菌と病原性の関係が証明されたものである。
1881年、ルイ・パスツールが、世界初の弱毒生菌ワクチンを、弱毒化した炭疽菌を使って開発した。
1946年、イギリススコットランドのグリュナード島で、連合軍が炭疽菌爆弾の投下実験を行う。
この後43年間、グリュナード島は炭疽菌芽胞で高度に汚染された状態となり、その後消毒処理によって回復された。
1979年、ソビエト連邦のスヴェルドロフスクの生物兵器施設から、炭疽菌の漏出事故が発生し、住民が肺炭疽を発症。
1979年、ローデシアとジンバブエでの炭疽流行
1993年、日本でオウム真理教が生物テロを試みるが、弱毒化していたために失敗に終わったとされる。
2001年9月11日からのアメリカ同時多発テロ事件に引き続き、粉末化した炭疽菌芽胞が郵便物として送付され、肺炭疽が発生した。
2007年8月中国河北省藁城市九門郷地区で炭疽症感染により牛数十頭が死亡、人への感染も確認されている。


生物学的分類と特徴 [編集]
炭疽菌の構造炭疽菌(Bacillus anthracis)は、バシラス属に分類されるグラム陽性の芽胞形成桿菌である。
種小名のanthracisは「炭疽(anthrax)」を意味する。
この語はギリシャ語の「炭(?νθραξ)」に由来し、炭疽の病変部が炭のような黒色に変色することにちなんで付けられた。
大きさは約 1 - 1.2 μm × 5-10 μmで、病原性細菌の中では最大の部類である。
顕微鏡で観察すると、個々の桿菌は円柱状で、竹の節を直角に切り落としたように見え、これが直線上に配列した連鎖桿菌として観察される。
その周囲を莢膜(きょうまく)と呼ばれる構造が取り囲んでいる。
炭疽菌の莢膜は、他の細菌が持つものと比較すると境界が鮮明である。
鞭毛や線毛は持たない。
炭疽菌は芽胞形成菌で、生育環境が悪化すると菌体の中央付近に卵円形の芽胞を形成する。

芽胞は熱や化学物質などに対して非常に高い耐久性を持つ構造体であり、このため炭疽菌が生息している環境から菌を除去することは極めて難しい。
第二次世界大戦後に連合軍が行った炭疽菌爆弾の実験では、少なくとも投下後40年以上にわたって、多数の炭疽菌が土壌に残存しつづけるということが判明した。
2002年以降、細菌の種の分類にはDNA - DNA分子交雑法を用いた遺伝学的な方法が採用されているが、この方式に従うと、炭疽菌(B. anthracis)とセレウス菌(B. cereus)、卒倒病菌(B. thuringiensis)の3種の遺伝子はそれぞれ70%以上の相同性を持つため同一の生物種という扱いになる。
しかしながら医学的な観点からは、この3者が混同されたときの危険性が大きいため、医学における重要性を考慮してそれぞれ別々の種として命名・分類されている
(危険名と呼ばれる)。
炭疽菌は土壌に生息、あるいは芽胞の形で存在し、またヒツジなどの動物の体毛にも土壌由来の菌や芽胞が付着して存在しており、世界中で分離される普遍的な自然環境の常在細菌である。
ただし、特に炭疽の発生が多い地帯は世界に2カ所存在しており、この地帯では炭疽菌の生息密度が特に高いと考えられている。
一つは、スペイン中部からギリシャ、地中海を挟んでトルコ、イラン、パキスタンに至る地帯であり、特にトルコからパキスタンにかけては炭疽ベルトと呼ばれることがある。
もう一つは、赤道アフリカ地帯である。
また、ジンバブエでは1979年に記録的な炭疽の地域的流行が発生して以降、高度に炭疽菌汚染した地域になっていると言われている。


病原性 [編集]
ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。
免責事項もお読みください。
詳細については炭疽症の項で述べる。
炭疽菌は土壌中の常在細菌であるが、家畜やヒトに感染して炭疽(症)を発症させる。
そのもっとも多い例は、皮膚の傷口から侵入して皮膚で発症する皮膚炭疽である。
この疾患は特に中世ヨーロッパでは、家畜の屠殺・解体・鞣革を行う者に多く見られた

また炭疽菌の芽胞が呼吸器を介して肺に到達すると、肺炭疽と呼ばれる極めて重篤な疾患を起こす。
肺炭疽は羊毛を扱う者に見られた疾患である。
また稀な例として、炭疽により死亡した動物の肉を食べたとき、腸管の傷口から侵入して起きる腸炭疽を起こす場合もある。
いずれの場合もヒトからヒトへの伝染は起きない(言い換えれば、危険な感染症だが伝染病ではない)。
炭疽は人獣共通感染症であり、日本では感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症新法)において、四類感染症に指定されている。


治療 [編集]
グラム陽性桿菌であり、多くの抗生物質に感受性(抗生物質による治療が有効)で、薬剤耐性を自然に獲得したものは稀であると言われる。
しかし、生物兵器として開発されているものには薬剤耐性遺伝子を組み込んだものが存在する可能性が指摘されている。
なお、日本ではペニシリン系抗生物質が、アメリカではシプロフロキサシン、ドキシサイクリンが炭疽症治療の第一選択薬とされる。


予防 [編集]
動物とヒトにおいて、それぞれ有効なワクチンが開発されている。
動物に対しては弱毒生菌ワクチンが用いられる。
これはパスツールが開発したものをヒントに、スターンが1930年代に作り出したものである(細菌学における歴史的位置付け、莢膜の節を参照)。
一方、ヒトに対しては成分ワクチンが用いられており、これは外毒素の一つである防御抗原(PA)を用いたものである(防御抗原を参照)。
しかし、いずれもヒトに対する副作用や有効性では問題が残っているため、新しいワクチン開発が続けられている。
なお日本においては、ヒトに対する成分ワクチンが認可されていないため、生物テロに対する備えが不十分ではないかと指摘されている。


病原因子 [編集]
炭疽菌の病原性に関わる因子として、莢膜と3種類の外毒素が知られている。
これらは、それぞれ莢膜プラスミド(pXO2)、毒素プラスミド(pXO1)と呼ばれる、炭疽菌ゲノムとは独立したプラスミド上に存在する遺伝子から作られる。


莢膜 [編集]
炭疽菌の莢膜は、ポリグルタミン酸ペプチドを主成分とする。
バシラス属以外の細菌で莢膜を持つものには多糖類を主成分とするものが多く、この点は炭疽菌莢膜の特徴の一つであるといえる。
またこの分子を構成するアミノ酸が、L体だけでなくD体の光学異性体(D-アミノ酸)を多く含んでいる点でも特徴的である。
一般に莢膜は、細菌が動物の体内に侵入した際、白血球の貪食などから逃れる役割を担っており、炭疽菌の莢膜もこの役割を果たしている。
莢膜によって宿主の免疫機構による排除を逃れて、生体内への定着が容易になると考えられている。
1930年代にスターンが開発して以来使用されている炭疽ワクチンは、培養を繰り返すうちに莢膜を失った弱毒生菌ワクチンであり、これは莢膜をコードしているプラスミド pXO2 が欠落したものである。
莢膜を失った炭疽菌は白血球による貪食などを受けやすくなって弱毒性になるため、比較的安全に炭疽菌に対する免疫を獲得することが可能であるが、ヒトに対して十分安全とは言えないため、この炭疽ワクチンは動物にのみ用いられている。


外毒素 [編集]
炭疽菌外毒素の作用機序炭疽菌は3種類の毒素タンパク質を菌体外に分泌しており、これが炭疽によって起こる諸症状の直接の原因になっている。
外毒素はそれぞれ、防御抗原(PA, protective antigen)、浮腫因子(EF, edema factor)、致死因子(LF, lethal factor) と呼ばれている。
これらをコードする遺伝子はすべて毒素プラスミド pXO1上に存在する。


防御抗原 [編集]
防御抗原(PA)は、標的になる細胞の細胞膜に存在する受容体タンパク質(炭疽毒素受容体、anthrax toxin receptor, ATR)と結合する性質を持つ。
PA自身も神経などの機能を阻害する毒素としての働きを持つが、それ以上に、浮腫因子(EF)と致死因子(LF)を標的細胞内に送り込む役割が大きい。
PAは細胞膜上の受容体に結合した後、細胞膜表面にあるフリン(furin)と呼ばれるプロテアーゼによって切断を受けて活性型になる。
活性型になったPAは、互いに相互作用して集まり、細胞膜上でPAが7つ集まった7量体を形成する。
PAの7量体は、細胞膜上の脂質ラフト(細胞膜を構成する脂質分子のうち、ある種のものが集まった部分)に移動し、そこからエンドサイトーシスの機構によって、細胞の内部にエンドソーム小胞として取り込まれる。
さらに7量体になったPAは、EFまたはLFと結合する活性を持っているため、PAが細胞内に取り込まれると同時にEFやLFが細胞内に取り込まれる。
細胞内に取り込まれたエンドソームは、異物を分解する酵素などを含んだリソソームと融合するが、このとき小胞内のpHが酸性に変わる。
この刺激によって、PA7量体はエンドソーム膜に入り込み、イオンチャネル分子として働くようになり、細胞質にEFやLFが放出される。
すなわち、PAは炭疽菌によって毒性が現れる際、もっとも重要な役割を担う分子だと言える。
このことは、逆に言えば、PAの働きを阻害することで炭疽菌による発病を治療、あるいは予防することが可能であるとも言える。
そもそもPAは「防御抗原」の名が示すとおり、このPAに対する抗体が炭疽から宿主を防御することから名付けられたもので、唯一ヒトに対して用いることが可能な炭疽ワクチン(成分ワクチン)として利用されている。
ただしPA自体にも弱い毒性があり、一過性に神経や心臓血管の機能障害が現れる。
この理由はよく判っていないが、7量体PAがチャンネル型の分子として細胞膜の透過性を高めるためだという説がある。
この毒性による副作用が現れること、また十分な免疫を獲得するには複数の接種が必要なこと、免疫の持続時間が比較的短いことなどから、より優れた代替ワクチンの開発が続けられている。


浮腫因子 [編集]
浮腫因子(EF)は、カルモジュリン依存アデニレート・サイクラーゼ活性を持つ毒素である。
細胞質にはカルモジュリンが存在するので、EFは上述したPAの働きによって細胞質内に取り込まれた後、アデニレートサイクラーゼとしてアデノシン三リン酸(ATP)からサイクリックAMP(cAMP)を生成する。
これによって、細胞質内のサイクリックAMP濃度が上昇すると、上皮細胞などでは細胞膜のイオンチャネルが活性化して細胞内からの電解質や水の分泌が起こり、その結果、組織レベルでは浮腫などの病変が現れる。


致死因子 [編集]
致死因子(LF)は、メタロプロテアーゼ(金属プロテアーゼ)としての活性を持ち、亜鉛イオン(Zn+)を触媒として、特定の標的タンパク質を分解する。
LFもまた、上述したPAの働きによって取り込まれた後、細胞質でプロテアーゼとして働くが、LFの標的分子はMAPKK(MAPキナーゼキナーゼ)と呼ばれる、重要な細胞内シグナル伝達(情報伝達)に関与しているタンパク質リン酸化酵素である。
MAPKKは、MAPK(MAPキナーゼ)をリン酸化し、さらにMAPKが他の多様なタンパク質(c-Mycなど)をリン酸化することで、細胞の増殖や生存に必要なタンパク質の合成を制御している。
LFはこのMAPKKを分解してしまうため、LFが作用した細胞は死んでしまい、その結果、組織レベルでは出血や壊死などの病変が現れる。
炭疽症のときに見られる病巣部の黒変も、このLFの働きによって組織が出血性壊死を起こすためである。


細菌学における歴史的位置付け [編集]
炭疽菌は、1876年、ロベルト・コッホによって動物の炭疽症の病原体として発見された

当時は、病気が発生する原因が何であるかということに対して、汚れた空気(瘴気、ミアズマ)が原因であるとするミアズマ説と、伝染性の病原物質との接触が原因であるとするコンタギオン説の二つの学説で争われていた。
コッホは、今日コッホの原則として知られる考え方に則って、炭疽症の動物から炭疽菌を分離し、それが健康な動物に炭疽を発症させること、さらにその病変部から炭疽菌が再分離されることを示すことで、細菌などの微生物がコンタギオンとして病気を媒介することを証明した。
これは、細菌が病原体であるということを示した最初の発見であり、その後医学分野において細菌学、感染症学が発展するきっかけとなった。
1881年、ルイ・パスツールは、実験室で高温(40℃)培養した炭疽菌を実験動物に接種すると、炭疽を発生しないばかりか、その動物に後で新鮮な炭疽菌を接種しても炭疽を発生しないこと、すなわち炭疽菌に対する免疫が獲得されることを見出した。
特定の病原体に対する免疫を、弱毒性の病原体を予め接種することで人工的に得るという考え、すなわちワクチンの概念は、すでにエドワード・ジェンナーが種痘で実用化していたが、ジェンナーが用いた手法は天然に存在する牛痘ウイルスをヒトに接種することで、ヒト痘瘡ウイルスへの免疫をつけるものであった。
これに対してパスツールは、このような天然の弱毒病原体が存在しない場合でも、何らかの方法で病原体を弱毒化することでワクチンとして使えるということを発見したのであり、この手法は他のさまざまな病原体にも応用されていった。
特にパスツールが開発した、生きた弱毒性細菌を接種する手法は弱毒生菌ワクチンと呼ばれる。
パスツールの炭疽菌ワクチンは外毒素を失ったものであり、これは外毒素をコードしているプラスミドが欠落したものであった。
しかしながら、この弱毒菌で得られる免疫はごく弱いものであったため、このパスツールの炭疽ワクチンは今日ではすでに利用されなくなっている。


生物兵器としての位置付け [編集]
生物兵器への利用が可能な病原体には、
1.短期間で致命的な感染症を起こす 2.ヒトからヒトに感染(伝染)しない
1.有効な治療薬・ワクチンがある
4.使った後での環境修復が容易
という性質が特に重要視される。
これは兵器としての有効性と、使用した場所に後で自軍の兵士が入ったときの安全性の確保につながるからである。
炭疽菌は1-3の条件を満たしており、さらにその培養も比較的容易なので、第二次世界大戦の頃から各国の軍事機関によって生物兵器としての応用が考えられ、積極的に研究された細菌の一つであった。
しかし国際法(生物兵器禁止条約)に基づいて生物兵器が禁止されたのに加えて、炭疽菌の特性が明らかになるにつれて、芽胞形成によって土壌汚染が半永久的に持続するため、使用した後の土地への移入などができなくなる(上記4の理由を満たせない)
ワクチンの効力が十分とは言えない
などの欠点も明らかになったため「いわゆる戦争(国家間の大規模なものや内戦など)」では、少なくとも「公式には」実戦への投入は行われなかった。
しかし2001年のアメリカ同時多発テロで実際に用いられたのをきっかけに、特に生物テロに利用される危険性が注目され、重要視されている。
炭疽菌は生物兵器に使われる可能性がある病原体としては、
{世界中どこにでもいる常在菌であるため入手可能 培養が比較的容易で安価に行える}
という特長を持つため、貧困国や比較的小規模なテロ集団によっても使用される危険性が指摘されている。
ただし致命率の高い肺炭疽を発症させるために炭疽菌芽胞をエアロゾル化したり、治療薬が特定できないように薬剤耐性遺伝子を導入するなど、生物兵器としてより危険なものにするためには高度な科学技術が要求されると言われている。
日本ではバイオセーフティレベル3 (P3) の病原体として扱われ、また研究施設での使用、保管状況が厳重に監視されている。


生物兵器に関連するとされる事件 [編集]
● グリュナード島の実験
1946年に連合軍は、スコットランド西岸のグリュナード島を買い取り、そこで炭疽菌爆弾の投下実験を行った。
当初の予定では、計画した除染作業によってグリュナード島の汚染は除かれると期待していたが、炭疽菌は芽胞として残存しつづけ、島内に生息している動物には高頻度で炭疽が発生した。
結局1986年と1987年に島全体をホルマリンで消毒し、1990年に炭疽の発生が終息した。
その後グリュナード島は持ち主に返還されたが、それ以降もずっと無人島である。
● スヴェルドロフスクの研究所事故
ソビエト連邦のスヴェルドロフスクには、1946年に第二次世界大戦中に旧日本軍から持ち帰った資料を元に作られた、生物兵器研究所があったが、1979年、この研究所で炭疽菌の漏出事故が発生した[1]。
これは研究所から出る粉塵を回収するためのフィルターを交換する際、誤って新品の取り付けが行われなかったという作業ミスによるもので、さらにその後、流出した炭疽菌を除染しようとした処理が適切でなかったため、炭疽菌芽胞を含むエアロゾルを発生して肺炭疽を起こし、被害を拡大したと言われている。
この事故で周辺住民96名が感染、うち66名が死亡した。
● ローデシア(ジンバブエ)の炭疽流行
1979年から1980年にかけて、ローデシアで大規模な炭疽の流行が発生した。
当時ローデシアは内戦状態にあり、その終結後に国名をジンバブエに変更したが、その内戦地域で炭疽患者が約1万人発生するという、これまでにない大規模の流行が起きた。
内戦前のローデシアでの炭疽の年間発生数が10数件であったことと比べると、極めて高い発生率であり、発生が内戦の激しかった地域に多く見られたため、内戦中に炭疽菌が生物兵器として用いられたのではないかとも疑われている。
ただし、公式には生物兵器が使用されたということは認められておらず、内戦の激化した地域では動物への炭疽ワクチン接種が行われなくなったことが大規模発生の原因であるという説もあり、その真偽は明らかではない。
炭疽流行は内戦終了後にほぼ終息したものの、その後もジンバブエは炭疽発生率が比較的高い地帯の一つになっている。
● オウム真理教による炭疽菌テロ未遂(亀戸異臭事件)
地下鉄サリン事件で化学兵器によるテロを行ったオウム真理教は生物兵器の研究も行っていた。
特に土壌からの分離も可能な炭疽菌に注目して、1993年には東京亀戸の新東京総本部から散布を行っている。
しかし培養した炭疽菌が弱毒性であったため、実際の被害を出すにはいたらなかったが、悪臭があたり一面に漂った。
● アメリカの炭疽菌テロ事件 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の発生に続いて、複数の場所に炭疽菌芽胞入りの郵便物が送付されるという生物テロが発生した。
この事件は9月27日に発覚し、最終的に皮膚炭疽12名、肺炭疽11名の被害者を出した。
炭疽菌は侵略戦争などで使用する場合、半永久的な芽胞の残存や使用者自身の安全面などに問題があるものの、いわゆる「自爆テロ」ではこのような問題点を無視して使われる危険性があることが、現実に被害を伴う形で再認識される結果になった。
この事件直後には、アメリカ国内のみならず、世界各国で「白い粉」に対する一種のパニック状態になり、日本においても郵便物の配達・開封のさいには厳重な注意が呼びかけられた。
白い粉を用いた悪戯をする者なども世界各地で現れた。
またこの事件後、炭疽菌をはじめとする危険な病原体の研究を問題視する風潮も高まり、主要な科学雑誌でもテロへの応用可能な論文を公表すべきかどうかの議論が行われるなどの社会的な動きが生まれた。


参考文献 [編集]
山内一也「人獣共通感染症連続講座」第79回(1999)


関連事項 [編集]
ロベルト・コッホ
コッホの原則
ルイ・パスツール
人獣共通感染症
生物兵器
大量破壊兵器
アンスラックス

外部リンク [編集]
炭疽菌-低真空走査電子顕微鏡像 東京都健康安全研究センター病原細菌研究科
炭疽(炭そ)菌(Anthrax)に関する情報
炭疽 メルクマニュアル家庭版 炭疽 (2005年第12号) (国立感染症研究所 感染症情報センター)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%AD%E7%96%BD%E8%8F%8Cより作成






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<「未知のウィルス」=エイズに似た怪病、中国で急速に拡散か>

 【大紀元日本6月7日】中国でエイズによく似た症状を見せる怪病が急速に広がっている。
続々と死亡者も出ているようだが、病原菌やウィルス源が究明されないまま、感染経路も極めて多様で、そのスピードの速さには広範囲の感染被害が憂慮される。
 類似の症状を見せる感染者らはブログで情報交換を行っている。
このころ、彼らは温家宝首相宛に公開書簡を送り、治療方法および研究分析を要求した。
衛生当局は未だに何の反応も見せていないという。
2月に開設された感染者らのブログhttp://blog.sina.com.cn/s/articlelist_1586483495_0_1.htmlには、自らの症状や感染経路、連絡先などを載せた掲示文が続々とアップされている。
感染者らの症状は大体似たような感じのようだ。
 ある感染者は温家宝首相にあてた公開書簡にこの怪病を「未知のウィルス」と称し、症状を次のようにまとめた。
 1.微熱が続く(37度前後)、多発性リンパ種
 2.舌の先に赤い斑点、厚いこけと感染症状
 3.下痢が続き、便がゆるい。
腹鳴と発汗
 4.鼻がつまり、頻繁に上部呼吸器が感染
 5.歯茎が腫れ、炎症が起こりやすい
 6.皮膚の押し痕が長く続き、筋肉の痙攣が頻繁
 初期症状が主に性行為の後に出るため、感染者らはHIV感染と疑っているが、検査結果は陰性。
 医療関係者はこれらを「エイズ恐怖症」と診断し、神経精神科の治療を勧めているという。
 感染者の死亡者数が増えるに連れ、患者らは自己診断で各種の薬を服用しているという。
CDC(疾病管理局)などの政府機関も「陰性なので問題ない」との反応だという。
 最近の感染者らの報告によると、性行為以外にも、唾液、汗などの経路からも感染するという。
感染者らは正確な情報が発表されていないため、家族や職場の同僚のほとんどが感染し、中国全域に感染者が蔓延していると見ている。
 ある感染者は、「私たちを診療した医者が感染した可能性もあり、感染者自身が感染を知らず献血や唾液を通じ、他に広めている可能性が高い」と指摘し、中国だけでなく、全世界に被害を与えると憂慮している。
(翻訳編集・明吉)
(09/06/07 09:06)


もも いちたろう




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