本文へスキップ

フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

<最近、惑星Xが再度話題になってきたようですが・・・ちょと検討して追加してみました!>
天空編11660~11667

http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11660.html
太陽さんのメール(2010/04/20)

<最近、惑星Xが再度話題になってきたようですが・・・ちょと検討して追加してみました!>
コメント:===1~2===
惑星Xについて、少し検討してきました。
今回は 少し展開してみる。
惑星Xの影響は 直接地球に与えるケ-スと地球以外の惑星や衛星などに与えるケ-スについて検討する必要がある。
その為に、幾つかの仮定をしてでも、惑星Xの正体を推測でも算定しなければならないからである。
特に、惑星Xが地球に最接近する大凡の座標を決める必要があり、 「地球の公転軌道と火星の公転軌道の中間の軌道」を惑星Xは 黄道面と直交するとき通過すると考えた。
その理由

1.火星の観測画像によると、通常の河の流れの痕跡より、火星全面に渡って巨大な流れの地形の画像がある。
この為に、火星でも「火星版のミニ・ノアの大洪水」が存在したその時の痕跡地形と考えられるのである。
2.惑星Xが黄道面と直交する場合の軌道として、金星側・内惑星側を通過するのか? 火星側・外惑星側を通過するか?が問題となるが、火星に「火星版ノアの大洪水の痕跡」のようなものがあり、どうやら、「地球版のノアの大洪水」も「火星版ノアの大洪水の痕跡」もあり、観測事実から、火星と地球の中間を通過していると考えられる。
3.火星と地球の中間を通過するにも、極端に火星側に近づけば、巨大と推定される惑星Xによって火星が破壊される可能性がある。
このことは、地球側によりすぎても同様であるが、地球も火星も壊れていない。
壊れていないのに、地球版と火星版のノアの大洪水があるということは 大凡中間の距離を通過しているとしても良いと考えられるのである。
4.例え惑星Xが中間の軌道を黄道面と直交するように通過しても、そのタイミングに火星も地球も太陽の反対側に居たりすれば、その影響は 極めて少ない。
そこで、注目するのは 火星の場合は 「太陽-惑星X-火星」 、地球の場合は 「太陽-地球-惑星X」 と大凡直線の位置関係にある場合である。
もし、このおおよそ直線の配置関係にないと、それぞれの惑星は 壊滅的な被害は軽減されることである。
なお、火星には水が無いと言われるかもしれないが、ノアの大洪水が起こされるのは「流動体の水・海水」の存在があるからで、水・海水が無いか!個体の氷!であれば「ノアの大洪水の大津波」は 生成されない。
火星には 高度な科学文明が有ったようで、「火星版のノアの大洪水」を起こした水・海水を冷却して個体の氷の状態にして上から土を被せて断熱状態の地下に埋設している可能性があることも考慮する必要がある。

以上のことを考慮して惑星Xの軌道要素を以下検討する。

● 軌道関連の検討
太陽・地球間距離=約1億5000万km(公転軌道半径=1天文単位)
太陽・火星間距離=約2億3000万Km(公転軌道半径)
地球と火星の公転軌道半径は 上記の通りであるから、惑星Xが地球と火星の中間を通過するとすると、惑星Xの黄道面と交差する公転軌道半径形式の表示をすると下記のようになる。
太陽・惑星X間距離=(約1億5000万km+約2億3000万km)÷2
=約1億9000万km(黄道面との垂直交差軌道半径)
従って、地球と惑星Xとの最接近した距離は下記の様になる。
地球・惑星X間距離=約1億9000万Km-約1億4000万km=約4000万Km
月と地球の距離=約38万4400kmであり、直径が約3476kmであるから、予言の{太陽の視角の直径=月の視角の直径=惑星Xの視角の直径}を用いると、惑星Xの直径を求めることができる。
距離比=地球・最接近惑星X間の距離÷地球・月の距離=約4000万km÷約38.44万km=約104.06倍
(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11661.html
従って、惑星Xの直径は 下記のようになる。
惑星Xの直径=距離比×月の直径
=約104.06×約3476Km=36万171256km

以上で惑星Xの直径の推算値が求まった。
この直径を木星と土星で比較してみよう。
木星の直径=約14万2984kmであるから、直径比は次ぎのようになる。
木星との直径比=惑星Xの直径÷木星の直径
=36.171256万km÷約14.2984万Km=約2.529倍
分かりやすく言えば、惑星Xは  木星の直径の約2.5倍で、結構大きな天体であることに気が付くし、約4000万kmの距離を通過するだけでも地球や火星に対して甚大な影響を与えることは容易に理解出きると思う。
地球の公転座標と惑星Xの黄道面との交差座標が離れていることを願うばかりである。
質量は三乗に比例するので質量比は次のようになる。
惑星Xが木星タイプだとした場合の質量比=(木星との直径比)^3
=(約2.529倍)^3=約16.188倍
分かりやすく言えば、木星の16倍の質量があると言うことであるから、その引力・引き剥がそうとする力は 相当なものと推測されるのである。
木星の質量は地球の317.83倍であるから、地球と月の質量比を計算すると分かりやすいと思う。
惑星Xが木星タイプだとした場合の地球質量比=317.83倍×約16.188倍=5145 となり、地球の5145個分の質量となる。
地球は 月の約80個分であるから、月換算では次ぎの様になる。
惑星Xが木星タイプだとした場合の月質量比=地球5145個分×80=4万1160 となり、月の4万1160個分の質量となる。
土星との比較をしてみよう。
土星の直径=約12万0536kmであるから、直径比は次ぎのようになる。
土星との直径比=惑星Xの直径÷土星の直径=36万1712.56km÷約12万0536km=約3.0009倍
質量は三乗に比例するので質量比は次ぎのようになる
惑星Xが土星タイプだとした場合の質量比=(土星との直径比)^3
=(約3.0009倍)^3=約27倍
土星の質量は地球換算の27倍であるから、地球質量比は次のようになる。
惑星Xが土星タイプだとした場合の地球質量比=95.16倍×約27倍=2569 となり、地球の2569個分の質量となる。
地球は 月の約80個分であるから、月換算では次ぎのようになる。
惑星Xが土星タイプだとした場合の月質量比=地球2569個分×80=2万0552 となり、月の2万0552個分の質量となる。
惑星Xが木星タイプであるとすると、木星の直径比で約2.529倍、質量比で約16.188倍と推算された。
予言からは、木星より巨大であると言われているようであるが、この推算でも約2.5倍巨大である。
このくらい巨大となると、木星が第2の太陽になれなかったと言われているが、惑星Xは 内部・中心部に太陽ほどでないが核融合反応をしているのかもしれないし、恒星になり損ねた「褐色矮(わい)星」の可能性もある。
もし、そうであるとするのなら、惑星Xは 低温の暗い赤・低赤外線を発光しているが可視光線が少ない・暗いと予言されている内容とかなり一致していると思われる。
(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11662.html
{・・NASAが新たに打ち上げた広域赤外線探査衛星WISEが観測開始以降に撮影した最初の画像の1つで、2010年2月17日に公開された・・・}

そうであるし、最期の方に申しわけ程度に

{・・・恒星になり損ねた「褐色矮(わい)星」も探す。
褐色矮星は星の中心部で核融合反応が続かず、徐々に冷えて暗くなり、可視光線ではほとんど見えない。
・・・・}

とも説明しているが、惑星Xの探査と言う意味で言えば、このついでの説明の方が本命と理解している。
惑星Xの大きさについて、予言と探査衛星の観測事実から推算してきた。
次ぎに必要なのは その軌道の推算である。

● 軌道推算
惑星Xは太陽を焦点とした楕円軌道を取っていると考えられるので、
e=離心率(0~1)とa=長半径(km)とb=短半径(km)は
次ぎのようになる。

e=((a^2-b^2)/a^2)^(1/2)=(1-(b^2/a^2)^(1/2)
e=離心率(0~1)
a=長半径(km)
b=短半径(km)

それぞれの中心、焦点などの関係は次の式で計算出来る。
O=中心
E=短側の焦点
E'=長側の焦点
E=短側の焦点と近日点Aの距離EA q=a・(1-e)(km)
E=短側の焦点と遠日点A'の距離EA' Q=a・(1+e)(km)
a=(Q+q)/2(km)
e=(Q-q)/(Q+q)(0~1)
r=L/(1+e・cosα)(km)
r=線分EP
P=楕円上の任意の点
E=近日点・E短側の焦点
A=近日点
α=角AEP(rad)
L=長軸に焦点Eから楕円への垂線と交点Dとの線分EDの長さ(=太陽と惑星Xの黄道面での距離)は 次ぎの式で求められる。
L=a・(1-e^2)(km)
周期との関係は 次ぎの式で求めることが出来る。
a^3/P^2=(1/4π^2)G・M(1+m/M)
M=焦点の質量(太陽)
m=天体の質量(惑星X)
G=万有引力常数6.673・10^(-11)m^3/kg・sec^2
P=周期(sec)
ここで、m< a^3/P^2=(1/4π^2)G・M
G・M=1.32712438・10^20m^3/sec^2
惑星Xの質量は 惑星Xが木星タイプであるとすると質量比で約16.188倍であるから、太陽の質量の比を計算すると次のようになる。
惑星Xの質量=317.83*16.188*地球質量=5145*地球質量
太陽の質量=332946*地球質量
惑星Xの質量、太陽の質量=5145*地球質量÷ 332946*地球質量、
=0.01545(64.7倍)
従って、分母の(1+m/M)は 1.01545となる。
分かりやすく言えば、近似計算すると1.5%位の誤差が出ることを意味するが、推算であるから、適用できるので、以後は この近似推算式を用いていくことにする。
海底の磁場の逆転周期の最小公倍数の周期を12500年であるから、上式の周期は 秒に換算すると、下記のようになる。
P=12500・365・24・60・60=1.25・3.65・2.4・3.6・10^10=39.42・10^10(sec)
(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11663.html
万有引力常数と太陽質量G・Mと惑星Xの周期を計算すると下記のようになる。
a^3=P^2・(1/4π^2)G・Mから
a^3=P^2・(1/4π^2)G・M=(39.42・10^10)^2・(1/39.438)・1.32712438・10^20
=(1553.9・10^20)・(1/39.438)・1.32712438・10^20
=52.285・10^40
従って、惑星Xの長軸の半径を計算すると次ぎのようになる。
a=(52.285・10^40)^(1/3)=(522.85)^(1/3)・10^13=8.055・10^13(m)=8.055・10^10(km)
aは長軸の半径であるから、直径は 倍にする必要がある。
惑星Xの長軸の直径=2・8.055・10^10(km)=1.611・10^11(km)
=1.611・10^7(万km)=1.611・10^3(億km)
=約1611(億km)

太陽・地球間距離=約1.5000億km
太陽・火星間距離=約2.3000億km
惑星Xが地球と火星の中間を通過するとすると太陽・惑星X間距離=(約1.5000億km+約2.3000億km)÷2
=約1.9000億km
海王星の軌道長=太陽・地球間距離約1.5000億km×30.11=45.165億km
であるから、外惑星の海王星の軌道を突き抜け約1611億km÷45.165億km=35.67から海王星の公転軌道の約35倍の距離の外へ移動・軌道していることになる。
次に、惑星Xの超長楕円軌道の離心率を算出する。
L=長軸に焦点Eから楕円への垂線と交点Dとの線分EDの長さ(=太陽と惑星Xの黄道面での距離)とすると、下記の様になる。
L=a・(1-e^2)(km) から離心率を算出してみる。
ここで、Lは 黄道面における太陽・惑星X間距離=約1.9000億kmである。
長半径a=805.5億km
従って、1.9=805.5・(1-e^2)(km)
e^2=1-1.9/805.5=1-0.0023587=0.99764
e=(0.99764)^(1/2)=0.99882
離心率から、短半径を算出する。
e=((a^2-b^2)/a^2)^(1/2)であるから (a^2-b^2)=e^2・a^2
b^2/a^2=1-e^2
b^2=(1-e^2)・a^2
短半径b=((1-e^2)・a^2)^(1/2)となる。
それぞれの数値を代入して惑星Xの長楕円短半径は次ぎのようになる。
惑星Xの短半径b=((1-0.99882^2)・(8.055・10^10)^2)^(1/2)
=((1-0.99764)・(8.055・10^10)^2)^(1/2)
= (0.002359)^(1/2)・(8.055・10^10)
         =0.04857・(8.055・10^10)
=0.39123・10^10km=39億123km
おおよそ、長半径と短半径は805.5億kmと39億123kmとなり、20:1位の長いキュウリのような超長楕円軌道の周回軌道をとっていることが分かる。
問題となるのは この超長楕円軌道が黄道面と交差して、太陽の周囲を飛翔して外惑星へ向かって移動するのであるが、太陽を焦点としてどのくらいの位置となるかである。
この太陽側の長半径上の「太陽-惑星Xの移動距離」qは 次の式で求められる。
太陽側の長半径上の「太陽-惑星Xの移動距離q=a・(1-e) それぞれ数値を代入すると次ぎのようになる。
太陽側の長半径上の「太陽-惑星Xの移動距離」q=805.5億km(1-0.99882)
=805.5億km(0.00118)
           =0.9505億km
この距離と水星と金星の距離と比較する。
水星の場合水星の太陽との公転軌道の距離=0.387・約1.5000億km=0.585億km
金星の場合
金星の太陽との公転軌道の距離=0.723・約1.5000億km=1.0845億km
水星0.585億km<惑星X0.9505億km<金星1.0845億km
惑星Xは金星の軌道半径の中に入っていくので、もし、惑星Xが黄道面を並行して移動しているとすると、金星は 惑星Xと衝突する確率が存在しているので破壊されるが、金星は 破壊されていないので、少なからず惑星Xが存在するのであれば、その軌道は 黄道面に対して垂直に近い軌道を取っていると考えられる。
参考のため、太陽から最長はなれた距離Qを求めてみよう。
太陽から最長はなれた距離Q=a・(1+e)
= 805.5億km(1+0.99882)
=805.5億km(1.99882)
=1610億km  
=約1073天文単位(1億5000km=1天文単位)
以上で、惑星Xの基本的なパラメ-タについての推算は終わる。
(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11664.html
次ぎは 地球を筆頭にして、太陽系の全ての惑星への影響を検討しなければならないが次回に検討したいと考えている。
NASAが新たに打ち上げた広域赤外線探査衛星WISEの能力での観測能力は次の様である。

{・・・・・WISE、その温度が低すぎるため、エッジワース・カイパーベルトの天体は検出することはできないが、内部に熱源を持つものは検出することはできる。
太陽の重力圏内にいる場合、海王星程度の大きさの天体は700天文単位から、木星程度の大きさの天体は1光年から検出することができる。
2-3木星質量程度の小さな褐色矮星は、2-3パーセクの距離から見ることができる[10]。 ・・・・・}

上記の注目すべきは  「内部に熱源を持つものは検出することはできる。 」と言うところである。
惑星Xが予言のように存在するとすると、明らかに内部に太陽ほどではないにせよ予言から熱源を持っていると考えられることで、観測能力を持たせてあると言うとこである。
また、観測能力の例えから、木星の約35%の海王星(惑星Xの約15%)換算で、検出距離700天文単位を確保しているようであるから、惑星X換算での検出距離では5000天文単位となり、惑星Xの最遠地点の約1073天文単位(1億5000km=1天文単位)を十分にカバ-していることが分かる。
もし、ボイジャ-計画で惑星Xのパラメ-タを確保していれば、当然、検出能力は 十分に必要な分解能力を持たせた観測能力で設計されていなければならないから、・・・

 米航空宇宙局(NASA)は米東部時間14日午前9時9分(日本時間同日午後11時9分)、広域赤外線探査衛星「WISE」を搭載したデルタ2ロケットをバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)から打ち上げ、衛星を軌道に乗せることに成功した。

バンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)から打ち上げ・・・と言うのが意味深ですね。
(つづく)

--- 参考文献 ---------

1。 <広域赤外線探査衛星(Wide-field Infrared Survey Explorer、WISE)>
2。 <米航空宇宙局(NASA)は米東部時間14日午前9時9分(日本時間同日午後11時9分)、広域赤外線探査衛星「WISE」を搭載したデルタ2ロケットをバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)から打ち上げ、衛星を軌道に乗せることに成功した。 >

===1==========

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%83%E5%9F%
9F%E8%B5%A4%E5%A4%96%E7%B7%9A%E6%8E%
A2%E6%9F%BB%E8%A1%9B%E6%98%9F
<広域赤外線探査衛星
(Wide-field Infrared Survey Explorer、WISE)>
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: ナビゲーション, 検索広域赤外線探査衛
星(Wide-field Infrared Survey Explorer、WISE)は、2009年12月14日に打ち上げられた、アメリカ航空宇宙局の出資する赤外線天文衛星である[1][2][3]。
口径40cmの赤外線望遠鏡を備え、3-25μmの波長で全天を6ヶ月かけて観測する。
IRAS、あかり、COBE等、以前の同様の機器よりも少なくとも1000倍の感度を持つように設計されている[4]。
このミッションが終了すると、正確性を増すために軌道上の8つの地点から撮影された、全天の99%以上をカバーする画像が得られる。
衛星は地球から525kmの太陽同期軌道をほぼ円を描いて進み、10ヶ月のミッションで11秒ごとに150万枚の画像を撮影する[5]。
それぞれの写真は47分の範囲をカバーし、各エリアは10回ずつスキャンされる[6]。
出来上がった画像ライブラリーには、太陽系、銀河系やもっと遠い宇宙の領域が含まれる。
他に、WISEでは小惑星、褐色矮星、赤外線銀河等の観測が行われる。
(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11665.html
この衛星の製造は、Ball Aerospace & Technologies Corp(宇宙船)、DRS technologiesとロックウェル・インターナショナル(焦点面)、ロッキード・マーティン(低温保持装置)、Space Dynamics Laboratory(実験装置、試験装置)等でそれぞれ行われ、ジェット推進研究所がそれらを取りまとめた。
また、WISEは1999年3月に軌道投入に失敗した広域赤外線観測衛星WIREの代替の機能も持っている[7]。

目次
1 宇宙船
2 ミッション
2.1 太陽系小天体
3 マイルストーン
4 状況
5 出典
6 外部リンク

宇宙船
水素冷媒の冷却装置WISEの宇宙船は、コロラド州ボールダーのBall Aerospace & Technologies Corpで、RS-300、特に2007年3月9日にOrbital Expressを打ち上げるのに持ち至れたNEXTSatを改良して開発された。
質量は推定560kgである。
3軸安定性で、太陽電池パネルを備えている。
静止衛星TDRSSを介して地上に情報を送るため、高利得アンテナを用いている。

ミッション
WISEは、赤外線帯の4つの波長で超高感度の掃天観測を行っている。
検出器の感度は、3.3、4.7、12、23μmで、それぞれ120、160、650、2600μJyである[4]。
これは、1983年に行われたIRASの12、23μmの感度の1000倍、1990年のCOBEの3.3、4.7μmの感度の50万倍である[4]。
バンド1 - 3.4 μm - 恒星や銀河を広く検出
バンド2 - 4.6 μm - 褐色矮星等の内部の熱源による熱放射を検出
バンド3 - 12 μm - 小惑星からの熱放射を検出
バンド4 - 22 μm - 星形成領域の塵を検出
ミッションは10ヶ月続き、1ヶ月は点検、6ヶ月は全天観測、さらに3ヶ月は冷却剤が尽きるまで追加の観測を行う[8]。
2007年11月8日、アメリカ合衆国下院科学技術委員会の宇宙航空学部会は、アメリカ航空宇宙局の地球近傍天体探査プログラムの状況についてヒアリングを行れ、NASA当局よりWISEを使用する可能性が提案された[9]。
NASA当局は委員に対して、NASAはWISEを科学的な観測の他に地球近傍天体からの防衛にも用いることを計画していることを離した。
WISEは1年間のミッションで、地球近傍天体の約2%にあたる400個を検出することができるとされた。
WISE、その温度が低すぎるため、エッジワース・カイパーベルトの天体は検出することはできないが、内部に熱源を持つものは検出することはできる。
太陽の重力圏内にいる場合、海王星程度の大きさの天体は700天文単位から、木星程度の大きさの天体は1光年から検出することができる。
2-3木星質量程度の小さな褐色矮星は、2-3パーセクの距離から見ることができる[10]。

太陽系小天体
WISEは30万個程度の小惑星を検出できるはずであり、そのうちの約10万個は新たに発見されるものになると考えられる。
また、地球近傍天体は約700個を検出しそのうち300個は新しく発見するものになると見られている。
この衛星は1日当たり1000個弱の新しいメインベルト小惑星、1-3個の地球近傍天体を発見している。
地球近傍天体の光度は、ジョンソンのUBVシステムのピークが21-22である[6]。

マイルストーン
WISE計画は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校のエドワード・ライトに率いられている。
ライトの努力によって長い歴史を持ち、1999年にNext Generation Sky Survey(NGSS)と呼ばれるNASAの一連の中型探査機計画(MIDEX)の一環としてNASAの負担により開発された。
1999年からの計画の歴史は、要約すると以下のようになる。
1999年1月 - NGSSは、フェーズAに進んだ5つのミッションの中の1つに選ばれた。
そのうち1つが2003年に、もう1つが2004年に立ち上がった。
ミッションの予算は当時1億3900万ドルと推定された。
1999年3月 - WIRE赤外線宇宙望遠鏡が軌道への投入に失敗した。
1999年10月 - MIDEXの受賞者が表彰された。
NGSSは選に漏れた。
2001年10月 - NGSSの提案がNASAのMIDEXのミッションとして再認可された。

(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11666.html
2002年4月 - NGSSの提案が、MIDEXのための事前研究を行なう4つのプログラムの1つに選ばれた。
2002年12月 - NGSSはWide-field Infrared Survey Explorer (WISE)に改名した。
2003年3月 - NASAは、WISEが次の段階の研究に進み、2004年にミッションとするか否かの決定がなされると発表した。
2003年4月 - WISEの宇宙船の受注先がBall Aerospaceに決定した。
2004年4月 - WISEがNASAの次のMIDEXミッションに決定した。
WISEの費用はこの時点で2億800万ドルと見積もられた。
2004年11月 - NASAはWISE用の望遠鏡の受注先にSpace Dynamics Laboratoryとユタ大学を選定した。
2006年10月 - NASAによるWISEの開発が承認された。
この時点での費用は3億ドルと推定された。
2009年12月14日 - カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地からの打上げが成功した。
2009年12月29日 - WISEのカバーを外すことに成功した。
2010年1月6日 - WISEのファーストライトの画像が公開された。
2010年1月14日 - 4つの波長を使った観測が開始された。

状況
打上げの様子の赤外線画像
WISEからのファーストライトデルタIIロケットによる打ち上げは、当初2009年12月11日が予定されていたが、ブースターロケットのステアリングエンジンの不調によって延期された。
打上げは2009年12月14日に再設定され[11]、14時9分33秒(UTC)にカリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地からの打上げが成功した。
地球から326kmの予定された極軌道への投入にも成功した[3]。
WISEは現在、1カ月の自己点検を行なっているところであり、これまでのところ全てのシステムは正常に動いている。
装置のカバーも2009年12月29日に無事外された[12]。
WISEのファーストライトの画像は2010年1月6日に公表された。
WISEの4つの波長のうち、3.4(青)、4.6(緑)、12(赤)μmの波長で8秒間露光した、りゅうこつ座の方向の画像だった[13]。
2010年1月22日、WISEの観測によりアモール群の小惑星2010 AB78の発見が発表された[14]。

出典
^ Ray, Justin (2008-12-14). “Mission Status Center: Delta/WISE”. Spaceflight Now. http://www.spaceflightnow.com/delta/d347/status.html 2009-12-26 閲覧。
^ Rebecca Whatmore; Brian Dunbar (14 December 2009). "WISE". NASA. 2009-12-26 閲覧。
^ a b Clavin, Whitney (14 December 2009). "NASA's WISE Eye on the Universe Begins All-Sky Survey Mission". NASA Jet Propulsion Laboratory. 2009-12-26 閲覧。
^ a b c (August 10, 2005)“Preliminary design of the Wide-Field Infrared Survey Explorer (WISE)” (PDF): 262?273. December 15, 2009 閲覧。
^ Griggs, Brandon (14 December 2009). “NASA launches infrared telescope to scan entire sky”. CNN (Turner Broadcasting). http://www.cnn.com/2009/TECH/space/12/14/wise.spacecraft.launch/index.html 2009-12-26 閲覧。
^ a b Posting on Minor Planet Mailing List by Amy Mainzer, principal investigator (WISE NEO Section) ^ William Graham (2009-12-14). "ULA Delta II Successfully Launches with WISE". NASASpaceFlight.com. 2009-12-26 閲覧。
^ Rebecca Whatmore (10 December 2009). "NASA's Wide-field Infrared Survey Explorer". NASA Jet Propulsion Laboratory. 2009-12-26 閲覧。
^ United States House Committee on Science and Technology (7 November 2007). “Hearing Charter: Near-Earth Objects: Status of the Survey Program and Review of NASA's 2007 Report to Congress”. SpaceRef Canada. http://www.spaceref.ca/news/viewsr.html?pid=25960 2009-12-25 閲覧。
^ Lakdawalla, Emily (27 August 2009). "The Planetary Society Blog: "WISE Guys"". The Planetary Society. 2009-12-26 閲覧。
^ Whitney Clavin (December 10, 2009). "Mission News: WISE Launch Rescheduled for December 14". NASA. 2009-12-23 閲覧。
^ Whitney Clavin (29 December 2009). "NASA's WISE Space Telescope Jettisons Its Cover". NASA. 2009-12-29 閲覧。
^ "WISE 'First-Light' Image". NASA (06 January 2010). 2010-01-06 閲覧。
^ "First of Many Asteroid Finds". NASA (22 January 2010). 2010-01-22 閲覧。

(つづく)
http://slicer93.real-sound.net/0-hl-space-11667.html
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、広域赤外線探査衛星に関連するカテゴリがあります。
Official Project Page WISE Mission Profile by NASA's Solar System Exploration
WISE mission Fact Sheet
WISE Press Kit
Ball Aerospace Passes WISE CDR
In Search of Dark Asteroids (and Other Sneaky Things)
WISE Passbands
Comparison of WISE resolution with that of COBE and IRAS (with movie)


===2============

米航空宇宙局(NASA)は米東部時間14日午前9時9分(日本時間同日午後11時9分)、広域赤外線探査衛星「WISE」を搭載したデルタ2ロケットをバンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)から打ち上げ、衛星を軌道に乗せることに成功した。
地球に接近する恐れのある小惑星などをリストアップするほか、可視光線では見えない 暗い天体や遠くの銀河を観測する。
「WISE」は高度520キロの上空で地球を周回しながら赤外線望遠鏡で、約9カ月間にわたり天体が放出する赤外線や熱を探知する。
小惑星やすい星の大きさや組成、分布を調べ、地球に接近する危険度の分析に役立てる。
また、恒星になり損ねた「褐色矮(わい)星」も探す。
褐色矮星は星の中心部で核融合反応が続かず、徐々に冷えて暗くなり、可視光線ではほとんど見えない。
NASAは「何億もの天体を地図に落とし、惑星や星、銀河の起源の疑問を解くのに役立てたい」としている。

ソース:時事通信社
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009121500064

NASA's WISE Eye on the Universe Begins All-Sky Survey Mission

http://www.nasa.gov/mission_pages/WISE/news/wise20091214.html

ももいちたろう




>>戻る


ページナビゲーション
  投稿記事目次集 >>『天空編』バックナンバー目次>>目次10以降>>天空編NO11660~11667