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太陽(ミロク)さんのメール(2010/06/06)
<最近、惑星Xが再度話題になってきたようですが・・・ヤス氏の掲示板に2項から5項の案内があったので少し寄り道をしてみました。!>
コメント:===1~5===
惑星Xが存在するとして、幾つかの予言と地球物理学的な知見を参考にして、惑星Xの軌道などの諸元を推算した。
その結果、大凡の軌道が推算出来た。
次にしなければならないのは惑星Xと太陽系におけるそれぞれの惑星との関係であるが、ヤス氏の掲示板に2項から5項の内容の案内があったので少し寄り道をして検討してみることにした。
惑星Xと地球ひいては太陽系の惑星たちとの関係を検討する場合注意しなければならないのは惑星Xの軌道であるし、その軌道と地球の位置関係を検討してあるかということである。
地球上で惑星Xが大破壊をするには 月の引力と必ず比較しなければならない。
なぜなら、月は 潮に見られるように地球に対して大変な影響を与えているが地球上に大破壊を与えていない。
従って、地球に大破壊現象を与えるには 「月の引力<惑星X引力」の関係になっていない限り、影響があったとしても大破壊は発生しないことを意味している。
引力はその質量が同じなら距離の二乗に反比例する。
例えば、2項から5項に記載されていることからその位置は おおよそ下記のようである。
2009年5月15日-太陽との距離は11AU
2011年5月15日-太腸との距離は6.4AU
2012年12月21日-太陽との距離は3.0AU
そして、惑星Xの大きさは 地球の5~6倍の大きさであると説明しているようである。
この記述で困るのは 直径が5~6倍なのか質量が5~6倍であるのかが分からないことである。
条件のきつい直径が5~6倍であるのなら、体積は 三乗の125~216倍となるから、地球は月の約80倍の質量であるから、惑星Xの質量は 月の質量の10000倍~17280倍となる。
従って、「月の引力=惑星Xの引力」となる距離は この質量比をル-トすると100~131.5倍となっていないといけない。
月と地球の距離は 384400kmであるから、その距離は 3844万0000~5054万8600kmとなるのである。
記述によれば、2012年12月21日-太陽と惑星Xの距離は3.0AUであるから、太陽と地球の距離1.0AUをマイナスすると地球と惑星Xとの距離は 最悪2.0AUとなる。
1.0AUは 1億5000万kmであるから2.0AUは 3億0000万kmとなる。
そうすると、予想距離との比率は 次のようになる。
3844万0000~5054万8600km÷3億0000万km=0.128~0.1685倍
月との引力の比率は 万有引力から距離の二乗の関係にあるから、惑星Xが地球に与える引力の月との比率=0.0157~0.0284倍となる。
分かりやすく言えば、この惑星Xのデ-タからは最悪でも、月の引力の1~3%位しか地球に影響を与えることは 出来ない。
言い換えれば、この記述の惑星Xの地球への影響は 月の地球への影響の35~64倍小さい。
例えば、月の引力による潮の高低差が2mとすると、惑星Xの潮は 0.03m~0.057mとなり、方向成分が直角で合成すると少し異なるが、単純計算しても2.0mが2.03m~2.057m程度となるだけである。
このサイトに記述してあるデ-タでは惑星Xは地球への影響は 無視してもよく、通常の彗星の天体ショ-として楽しむことが出来ると言う結論になる。
記述してある地球上への大厄災は 軽微であるので無視して良いと言うことになる。
問題は 惑星Xの移動方向が南極から北極の方向へ移動するので、月の赤道方向と異なり南極から北極へ・北極から南極方向に回転するように「ノアの大洪水」と同様の流れを起こすことである。
「ノアの大洪水」は 山脈を越えて回転するが、この場合は 山脈を越えることが出来ず陸地に衝突して通常の津波に比して大津波になる程度の出来事にしかならない。
勿論、視角は 月や太陽の遙かに小さい値と成るので、太陽や月と同じくらいの大きさに見えることは無いという結論になる。
(太陽と地球の距離は 1.0AU、最接近した地球と惑星Xの距離は 2.0AUである。
この条件で、惑星Xの直径が地球の5~6倍では 太陽と地球では109倍であるから、惑星Xは 太陽の視角に比べて、0.023~0.0275倍となり、どうやっても、月や太陽と同じ様な大きさに見えない。
逆に、同じに見えるためには、最接近した地球と惑星Xの距離2.0AUが、0.043~0.056AU{645~840万km}の位置まで接近しなければならない)
雑誌「ム-」の2003年01月号の特集「予言された惑星が地球に迫る」の2003年05月に惑星Xが地球に接近して大破壊が起きると予想してある。
現実には そのようにならなかった。
ただ、惑星Xの候補を幾つか取り扱っていて、どうやらシッチンの ニビルをたたき台にして原本を記述した方たちは 検討しているようでると推測された。
(つづく)
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この特集の問題なのは 惑星Xの天文学的な検討は無く、なにやら危険を煽っている。
必要なのは 惑星Xの候補が幾つかあったにしても、月の引力の影響と惑星Xの引力の影響を最低でも比較しないと、論旨の適否を間違って説明することになる。
今回は ヤス氏の掲示板に2項から5項の内容の案内が有ったので、検討内容を割り込ませた。
少し寄り道したが、次の検討へと続けたいし思っていたら、「2012年に地球最接近」と言うタイトルの本が届いたので、これにも次回は少し立ち寄りしたいと考えている。
1。 <惑星Xの影響の試算式>
2。 <2011年5月15日の惑星Xを予測する>
3。 <2012年12月21日の惑星Xを予測する>
4。 <アメリカ政府が探索する惑星Xテーマ>
5。 <2009年5月15日の惑星Xを予測するテーマ>
===1=============
<惑星Xの影響の試算式>
太陽系の惑星の座標を計算しなければならないが、厳密に計算しようとすると複雑になるので、黄道面(X軸、Y軸、Z軸z=0)で真円を描いているとする。
(真円と近似しても、この場合は 有効と考えている)
そうすると、n番目の惑星の座標は次のようになる
X軸、Xn=Rn・cosαn・t
Y軸、Yn=Rn・sinαn・t
Z軸、Zn=0
ここで、太陽系のn番目の惑星は次の様である。
軸の座標Xn、Y軸の座標Yn、公転軌道の半径Rn、角速度αn、時間t
Z軸、Zn=0
太陽=s,or 0
惑星X=x、or 10
水星=1、
金星=2、
地球=3、
火星=4、
木星=5、
土星=6、
天王星=7、
海王星=8、
冥王星=9、
月=m,or 11
惑星Xの軌道は次の様である。
rx=ax・(1-ex^2)/(1+ex・cosαx)(km)
rx=線分EP
Px=楕円上の任意の点
Ex=近日点・E短側の焦点・太陽
Ax=近日点
αx=角AEP(rad)
Lx=長軸に焦点Eから楕円への垂線と交点Dとの線分EDの長さ(=太陽と惑星Xの黄道面での距離)
ex==(0.99764)^(1/2)=0.99882 長軸半径ax=8.055・10^10(km)=805億5000万km を代入すると
rx=ax・(1-ex^2)/(1+ex・cosαx)(km)
=1.8999/(1+0.99882・cosαx)(億km)
αは 角AEP(rad)であり、r=線分EPであり、円軌道と異なり楕円軌道の場合、角度αによって、太陽からの距離は 変化する。
この軌道を直角座標に変換する。
Y軸は 0としたので、Z軸とX軸の座標だけを検討すればよい。
惑星Xのそれぞれの座標は次の式でもとまる。
太陽のZ軸の座標Zx=rx・cosαx(億km)
太陽のX軸の座標Xx=rx・sinαx(億km)
ここで、太陽の座標は次ぎのようになる。
太陽のZ軸の座標Zx=0
太陽のX軸の座標Xx=0
(つづく)
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惑星Xとn番目の太陽系の惑星との距離は次で表せる
Rxn^2=(Xx-Xn)^2+(Yx-Yn)^2+(Zx-Zn)^2
=(rx・sinαx- Rn・cosαn・t)^2+(Yx-Rn・sinαn・t)^2+(rx
・cosαx-Zn)^2
ここで、Yx=0 Zn=0であるから =(rx・sinαx- Rn・cosαn・t)^2+(Rn・sinαn・t)^2+(rx・cosαx)^2
恒星、惑星、衛星の引力は 万有引力で表せるので次ぎの式となる。
万有引力Fnm=M・(Mn・Mm/Rnm^2)
ここで M=万有引力常数:6.673・10^(-11)m^3/kg・sec^2
Mn=n番目の恒星、惑星、衛星の質量
Mm=m番目の恒星、惑星、衛星の質量
Rmn=m番目とn番目の恒星、惑星、衛星の間の距離
ここで、m=xであるから万有引力Fnx=M・(Mn・Mx/Rnx^2)
Fnx=M・(Mn・Mx/((rx・sinαx- Rn・cosαn・t)^2+(Rn・sinαn・t)^2+(rx・cosαx)^2))
例えば、次の式は 地球と太陽の引力となる。
万有引力F03=M・(M0・M3/R03^2)
M0:n=0太陽の質量
M3:m=3地球の質量
R03:n=0太陽とm=3地球との距離、約1億5000万km=1天文単位
前にも説明したが、太陽系の恒星・太陽、惑星、衛星の万有引力についての影響を理解するには 貴方に対してどのような引力が加わるかである。
上の式で言えば、M3:m=3地球の質量が、Mman:m=man貴方の質量(正確には 単位体積の質量)、となるので次ぎの関係になる
貴方を地球から太陽が牽き剥がそうとする太陽の万有引力F0man
F0man=M・(M0・Mman/(R03+d)^2)
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もも いちたろう
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