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フミのミクラマ二『一二三解読・太陽の検証・文(ふみ)の御蔵』

フミのミクラマ二

一二三神示

「天」太陽の投稿記事

『終末と太陽の検証』

ノア−の大洪水情報 NO n340002

−−−−コメント 2012/11/25−−−−

{新34_ノア−の大洪水_ポ−ルチェンジ_地極回転_01}
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世界の終わりから逃れたい?:ノアの大洪水の検証が一歩前進:それでも大地は動く「ノアの箱舟」の準備は よろしいか!?
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コメント:
最近、In deepのブログにポ−ルシフトの記述が幾つも掲載された
極めつけは 下記の11項である

{・・・−−−11−−−−−−−−−−−−−−−−−
Boston On The Equator? Polar Shift Could Tip The Earth Over By As Far As 50° And It Has Happened 6 Times Say Geologists
Ideas, Inventions And Innovations 2012.11.16

ボストンが赤道直下に?
過去の地球は、50度以上の傾きを伴う極の移動を6度経験していた
・・・・}

我々の主張は この地表全体の180度の極回転移動である
しかしながら、この移動は ほとんどの方たちから拒絶されてきた
サイトの形式で公開してから10年余年以上過ぎたが、予言されていたように認識が変わる端緒に人々がようようつくことになる
予言が正しければ、この関連情報は 幾つも流れてきて、人々が「ノアの大洪水」の原因であることを認識することになるはずである

そこで、In deep氏の見解はさておいて、我々なりの分析を進め、現段階で解っていることを整理して纏めてみょうと思う

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少し原点に戻るために地球の内部構造を少し加味して再度説明する

現在の地球の科学で理解されている地球内部の構造は おおよそ下記のようである

−−−
地表からの距離 厚さと名称

0000km−−−−地表−−−−−−−−−−−−−−
  A  地殻33km
0033km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  B  上部マントル380km
0413km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  C  遷移層571km
0984km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  D1 下部マントル1716km
2700km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  D2 漸移層186km
2886km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  E1 外核(液体)1674km
4560km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  E2 外核(液体)150km
4710km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  F  漸移層450km
5160km−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  G  内核(個体)1211km
6371km−−−−中心−−−−−−−−−−−−−−

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教科書や専門参考書には 観測結果から上記のようになっているとされている

−−−
ここで、
内核〜金属鉄→溶けた鉄やニッケル合金個体
外核〜流動鉄→溶けた鉄やニッケル合金流動体
漸移層は 固体と液体の中間的物性で、固体と流動体

前に案内したが、「この内核と外角の自転速度が異なる」ことが観測され報告されている
このことから、地球内部では 物性が異なる境界で、
「自転速度が異なる、地球全部が一体で自転していない」
ことの認識変えを要求していることである

−−−
マントルは 圧力により溶岩が相変化をする為に、上下二層になっていると報告されている

下部マントル〜溶岩→流動体
上部マントル〜溶岩→流動体
遷移層は 上下マントルの相変化の中間的な状態の層である

なお、教科書などによっては サイエンテストやニュ−トンなどの科学雑誌の様に遷移層を無くした記述になっているものも多い
上部マント→遷移層→下部マントル
上部マント→下部マントル

おおよその厚さは 次のようである

遷移層を記述している場合のマントル層の厚みの記述
上部マントル380km
遷移層   571km
下部マントル1716km
マントル厚さ2667km

遷移層を記述していない場合のマントル層の厚みの記述
上部マントル600km
下部マントル2067km
マントル厚さ2667km

科学的に言えば遷移層の存在を隠すこと、そのことから邪悪な意図を理解出来ると思う
なぜなら、上部マントル380kmと遷移層571kmの境界が滑り回転をして移動して「ノアの大洪水」を起こす原理的な原因だと直ぐに解るからである
隠くしてしまえば、思いつくことも出来なくなるからである

そして、上部マントルの密度変化を見れば、約200km位の厚さ毎に変化があり、
T上部マントル一層200km
U上部マントル二層200km
V遷移層   一層200km

段々の層となり、層毎に小さな境界・遷移層があることが解るのである

11項の報告では 移動している層がどこなのか?どの位の極回転移動するのか?など詳しいことは未検討のようである
移動している記録があると言うことで、現段階では良しとするほかはないのかもしれない
−−−
地殻の厚さを33kmと表示している
しかし、大陸や海底など、それぞれの場所でその厚みは異なり33kmは 平均値で、大凡6km〜70kmの範囲と理解すると良い
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我々の認識している項目

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滑り回転する位置と厚さ

U上部マントル二層400km
V遷移層   一層200km
上部マントル全層 600kmの内の上部二層、地下400kmの境界層が滑り移動回転

(滑り回転する位置の表現は
遷移層を隠している場合は 上部マントル層の上部二層の400km厚で二層と三層の境界層
遷移層を隠している場合は 上部マントル層の上部二層の400km厚で二層と遷移層との境界層
である)

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滑り回転する大凡の速度と極回転する期間

滑り速度は 大凡歩く位の速度

自転軸の横転増速は 約40日位、0→90度横転回転移動
自転軸の横転減速は 約140日位、90→180横転度回転移動

自転軸の横転回転のトルクは 何らかの力が定期的に外部から加わり、弱い境界層が滑り回転を開始する
減速のトルクは 外部の力で加速された内部のマントルがブレキ減速機になり減速させ、最終的には内部の回転速度と同期して回転する
従って、
宇宙から見ていると、自転方向は 変化しないが、移動を開始すると自転速度と滑り回転方向のベクトル合成した形に自転して見える
極回転が90度になると、表面の自転軸は 横転して回転しているように見える
ただし、内部の自転方向も自転速度も変化しない
極回転が90度を越えると、表面の自転方向と内部の自転方向は逆になるので、表面の移動にブレキをかけている関係に成り、減速を開始する
そうして、減速が進と、自転成分は相殺され停止するが、極回転成分は 残っているのでそのまま極回転は 進む
極回転が進むほど、内部の自転が、表面の停止した厚さのマントルを引きずるように自転を加速するようになり、停止した自転成分は 表面的に逆の方向に自転を再開したように見える
極回転が180度・極回転の終わりでは 内部と表面の自転の差は無くなり、最後には 内部と表面は 同期して自転を開始するようになる

ポ−ルチェンジは 終わるが、宇宙から見ていると、自転しながら自転軸が横転し、一時自転が停止するように見えるが、直ぐに自転を再開する
この間、自転の方向は 一定して、減速→停止→加速するが逆転したりはしない
問題は これらのことは宇宙から見たことであるが、地表にいると、太陽も月も星々も逆転するように見え、最後には天地が逆転するようになる為に、最終的には極回転は停止し自転方向も速度も従来通りであるが、表面は物理的に自転が逆の回転をしているような感覚を地上の人々はすることになる

分かり易く言えば、
「地下約400kmの位置の境界層が破断し巨大な破断音が全地球に鳴り響き、その後、自転しながら地軸が横転を開始する
横転が進み地軸が90度を超えると、横転しながら自転が減速はしはじめる
そして、135度位地軸が横転すると自転は停止する
自転は停止するが横転は続くので継続して自転軸は 横転を続ける
そうすると、停止していた自転が少しずつ自転を開始する
違うのは、自転方向が逆転した方向になり、逆転を開始したように思えることである
この段階での横転は 90度を超え135度を過ぎているので、自転方向は逆転しているのであるが、正回転の自転をしているように見えることである
地軸の横転は進み、180度近くになると、宇宙から見たら、自転方向は変わらず、減速し停止し自転を再開し、元の自転方向と速度に戻ることである
なお、この滑り回転している間、地下では境界層がズレの震動が地上に伝わり巨大な地鳴り震動と音が鳴り響くことである

違いは 地上で生活している人々にとっては 極が反転しているので、天体が北極と南極が入れ替わって見えることと、星々と太陽などの登り沈む方向が逆になったように見えることである
もっとも、地球には 大きな大洋があり大量の海水がある
この横転と自転の加減停止現象で、3000mを越える超巨大な津波となって襲われ、絶滅してしまうことである」

2012年11月の現段階の報告では 大地が複数回移動していることの調査報告で、その詳細は報告されていない
その為に、予言的な一般人に広く認識される段階に無いことである
そのことから、噂の2012年12月21日〜23日の終末・シフトに至るには 少し時間が少なくてよほどの天文的な出来事でも起きない限り予言的予兆は起きないのではないかと推測している

−−−
この地軸のボ−ルチェンジの原理は ある程度理解出来ると思う
問題は この地軸のボ−ルチェンジを起こす力が、定期的宇宙から地球に加わっているとしか考えられないことである
幸い、大洋の海底にはボ−ルチェンジの記録が残っている
そこで、これらの時期をプロットして、それらの年代の最小公倍数を計算すると、
12500年±15%(10623年から14375年間)位となった

分かり易く言えば、これらのボ−ルチェンジ現象は 最低12500年±15%(10623年から14375年間)年位の整数倍で発生していることになる
このことは 地球上の遺跡などの研究が進めば卑近のボ−ルチェンジ現象を検証すれば前回のボ−ルチェンジ現象が起きた時のことがある程度推測可能となる

定期的に繰り返すのであれば、ボ−ルチェンジは 海水を回転させ巨大な平均波高が3000mクラスの超津波を起こすし定期的に地上を洗い流していることを意味する
その為に、地球上の大地に生存するその時の生物や文明の痕跡は 壊滅的になる
前回のボ−ルチェンジは 12500年±15%(10623年から14375年間)位以前と考えられるから、この範囲の時期に、地球上では壊滅的な出来事が発生していることになる

約12000年前にロシアを中心にユウラシア大陸の人間を含む生物たちは全滅していることになり、その報告は 多数寄せられている
約13000年前にアメリカを中心にしてアメリカ大陸の人間を含む生物たちがいなくなっているとの報告もある
年代的に1000年位の観測差があるが、いずれも全滅していることから、同一の事象であると考えられ、観測・測定誤差を考慮すると12500年±15%(10623年から14375年間)位と誤差範囲で一致していることになる
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我々がHPで公開してから十有余年になった
その間、そのことを証明する人類の科学研究もなされなかったに等しい
しかしながら、最近になり、それらの報告を散見するようになった
予言が正しければ、もう少しすれば、もっと報告を見るようにみるようになる
そこで、少し整理整頓して参考文献を案内することにした
予言が正しければ最終的には 全人類の知るところとなると思われ、その端緒を切るのはどうやら、アメリカ大統領のオバマのようである

それは オバマ大統領がモントゴメリ−女史の語るオ−クインの大統領、ひふみ的に言えば「神人」であれば予言がヒットすることを意味し、全人類が少し騒ぎ出し・全世界が騒ぐことになることを意味している
In deep氏のブロッグに、海外の報告の翻訳があるので、海外の情報を参照するのに使わせていただいている
ブロッグなりに多方面の情報を収集組み合わせて検討されている
それらの情報は多とするが、少し我々の方向と異なるので、翻訳文献を中心にして検討に資している
必要な方は 案内しているURLに訪問されることをお勧めする
画像も多く、大いに参考になると思う

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翻訳と抜粋した内容を下記に案内する

●11項<地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験している::2012年11月21日>から
●「大地は動くT:2012/10/06:n340001」にも最近のポールシフトに関しての案内をした
●2項<ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1):2012年10月19日>から
●3項<ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2):2012年10月20日>から
●4項<マヤ長老評議会の議長の言葉から思い出した「マヤ族にとっての1万3000年前の意味」:2012年10月22日>から
●5項<地球のコアの変化の報道の渦中で 《存在の空虚が世界への殺意を呼び込む》 という意味を確かめる:2012年10月24日>から
6項<地球の核と重力が磁場と連動して急速な変化を起こしていることが人工衛星データから確認される:2012年10月25日>から
7項<NASAが隠すポールシフト情報:2012年10月28日>から
−−−抜粋内容 開始−−−−−−−−−−−−−−
−−−11−−−
Boston On The Equator? Polar Shift Could Tip The Earth Over By As Far As 50° And It Has Happened 6 Times Say Geologists
Ideas, Inventions And Innovations 2012.11.16

ボストンが赤道直下に?
過去の地球は、50度以上の傾きを伴う極の移動を6度経験していた

▲ 現在の地球の北極線、北回帰線、赤道の位置
50度傾くと、これらの位置が劇的に変転する

地球の軸が、もし突然 50度以上傾いたら何が起きるだろう?

これはまるで出来の悪いSF映画のストーリーのような話だが、地球の地質学上の記録は、過去の地球でそれが数回起きたことを示している

ハーバード大学の研究者たちは、そのような軸のシフトについてのいくつかの疑問を研究している
それは、傾く時にはどのように傾き、そして、「なぜ地球は元の状態に戻ることができるのか」ということだ

ハーバード大学の地球物理学教授であるジェリー・ミトロヴィカ( Jerry X. Mitrovica )博士とジェシカ・クレヴェリング博士( Jessica Creveling )は、大学の地球内部のモデルを使って研究を進めた
この研究には、地球惑星部のガイ・ハム・チャン( Ngai Ham Chan )氏も助手として加わった

▲ 写真中央がジェリー・ミトロヴィカ博士
右がジェシカ・クレヴェリング博士

地球のコアに対しての回転の平衡を保つために、地球の表面外皮が液体外殻に対して移動する「真の極移動」という現象では、地球の緯度の低い場所が影響を強く受けるかもしれない
この極のシフトのため 10万年から 100万年の期間をかけて、地球が 50度以上傾いた可能性がある
そして、この期間の地球では大きな環境変動が起きたと考えられる

研究者たちは現在、超大陸が移動した際のモデルから真の極移動の際の傾きがどのように起きて、そして、どのように元に戻ってくるのかを探っている

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「大地は動くT:2012/10/06:n340001」にも最近のポールシフトに関しての案内をした
−−−1−−−

今回の研究発表自体は、4万年前のポールシフトに関しての新しい調査結果についてで、その際に「たった250年間で磁場が完全な逆転をし、その時代に急激な環境変動と超巨大火山の噴火が同時に起きていた」ことを証明したというものです
この「超巨大火山」はイタリアにあったもので、過去 10万年の地球の北半球の火山噴火では最大の噴火だったと考えられているものだそうです

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Was there a Stone Age apocalypse or not?
New Scientist 2009.11.19

石器時代の黙示録の存在の可否

今から1万3000年前、北米大陸の様々な大型生物が完全に消滅した
動物だけではなく、当時の北米大陸に移住した人間たちもすべて消えた

この記録的な大絶滅に関係する推測のひとつとして、当時の北アメリカに巨大彗星が衝突したという説がある

突如として、マンモスがいなくなり、マストドンもいなくなり、そして、クローヴィス文化を築き上げていた人類もすべて地上から「消えて」しまった

この一種、神秘的ともいえるストーリーの原因は、世界中の科学者たちによって追求されてきた
そして、いつも議論の対象となった

最近になって、彗星の衝突のインパクトの影響は小さなものだったかもしれないという新しい研究(※2009年時点)が示された
しかし、彗星の衝突での絶滅説を主張する科学者たちは、サンフランシスコで開催されるアメリカ地球物理学連合( AGU )の会合で、彗星説を裏付ける証拠となる新しい調査でのデータを提出するという
その会合で、彗星説と、彗星説に懐疑的な学者たちの間で議論が展開されると予測されている

彗星説に否定的な、ウィスコンシン大学のジョン・ウィリアム教授は、次のように言う

「12900年前には、何ら特別な大きな出来事は起きませんでした」
当時の北米大陸の大型哺乳類は、1万3000年前の絶滅前からすでにその数を著しく減少させていたとウィリアム教授は言う

湖底の調査からは

ウマやマンモスなど、大型の植物を食糧としていた哺乳類の糞から見つかる真菌のスポロミエラ( Sporormiella )の胞子を確かめるために、ウィリアム教授と研究チームは、米国インディアナ州とニューヨーク州の湖で層をなしている湖底を調査した
そして、胞子数の低下から、大型動物の個体数が、14,800年〜 13,700年前の間で一定の割合で減少し続けていたと結論づけた
彗星が衝突したとされる時代より 800年も前から大型動物は減少していたという

教授は、このデータから、何らかの突然の衝撃によっての絶滅ではなかったと述べる
ただ、このウィリアム教授の調査とデータは、北米大陸の非常に限られた地域だけのデータから得たもので、全体を語るデータとしての信頼性となると、米国カリフォルニア大学の地質学者であるジェームズ・ケネット博士( James Kennett )は、「過剰解釈の典型的なケースです」と言う
ケネット博士は、彗星説の提唱者のひとりだ

クローヴィス文化の発展からみる

人類学者たちの中にも、クローヴィス文化が突然消滅したという説に対して反対の意見を持つ人々が多い
とはいえ、クローヴィス文化の独特の文化の痕跡が、1万3千年前に急速に消滅したことは事実だ
この時期は、地球の気温が急速に下がり始めた(氷河期)時代でもある
しかし、アリゾナ大学のヴァンス・ホリデー教授は、「それでも、クローヴィス文化の時の人々が絶滅したわけではないはずです」と言う

「クローヴィス文化の人工品のスタイルが変化していったのです
そのような例は世界中で見られます」

また、当時の北アメリカの人々は、一定の居住地に短い期間しか留まらない移動型の狩猟生活集団だった
その上、ヤンガードライアス期(1万2900年前〜1万1500年前)の地層には、地球外の物質(彗星などが衝突した証拠となる元素など)が見つかっていない

恐竜を絶滅させた時代の地層には、世界中から地球外の元素が発見されているが、1万3千年前の地層には見当たらないのだ

彗星説に難しい問題

ダートマス大学の同位元素専門の地球化学者であるムクル・シャーマ博士( Mukul Sharma )は、その時代の地層から、いかなる白金系の元素も見つけることができなかったと述べる
シャーマ博士は、アメリカ地球物理学連合( AGU )において、その調査結果の詳細を述べる
しかし、その時代に「何か」が太平洋の周辺に衝突していた可能性が高いこともまた事実だ

それもシャーマ博士の調査による報告によるものだ
博士は、アメリカ地球物理学連合の別の会報の記事で、1万6千年前から8千年前の間に太平洋中部の海底の地層から地球外のオスミウム(白金族の元素)の跡を発見したことを報告している
また、ヤンガードライアス期の地層に、1908年のシベリアで起きたツングースカ大爆発と類似した痕跡が見いだせるとカンザス大学のエイドリアン・メロット博士( Adrian Melott )は言う
ただし、メロット博士によると、その時の北アメリカでの爆発は、「何が衝突したのかはともかく、それはツングースカより何桁も大きなもの」だったと確信しているという

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今から1万3000年前、北米大陸の様々な大型生物が完全に消滅した
動物だけではなく、当時の北米大陸に移住した人間たちもすべて消えた

この記録的な大絶滅に関係する推測のひとつとして、当時の北アメリカに巨大彗星が衝突したという説がある

突如として、マンモスがいなくなり、マストドンもいなくなり、そして、クローヴィス文化を築き上げていた人類もすべて地上から「消えて」しまった

記事では、その理由についての科学者たちの議論についてのものでしたが、この「1万3000年前」という時代で何か思い出すものがあります
しばらく考えていたのですが、「ああ、マヤ」と思い出しました
4年ほど前の2008年6月の「ヤスの備忘録」の記事は、米国のヒーラーのドランヴァロ・メルキゼデクという人のインタビューについての記事でしたが、その中に、その人がマヤ長老評議会の代表と会って話を聞いた時のくだりがあります
詳しいところは上のリンク先をお読み下さい

簡単に書きますと、そこにマヤ長老評議会の言葉として、「マヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した」という言葉の記録があるのです
そのあたりを少し抜粋させていただきます
−−−
マヤ族の伝説の中の1万3000年前の地球

この「マヤ長老評議会」というのは、現在の中南米に住むマヤ族の部族の長老たちが構成するものです
現在、マヤ族はガテマラ、ベリーズ、メキシコの3地域に 440部族が暮らしています(2008年時点)
その 440の部族から、それぞれの部族を代表する長老が選出され、その議会が「マヤ長老評議会」というもののようです
さらにその中からマヤ族全体の代表が選出されますが、その 2008年の時点では、そのマヤ長老評議会の代表者はドン・アレハンドロという人でした
一番上の写真に写っている人です

以下はそのマヤ長老評議会の代表者のドン・アレハンドロ氏の2008年の話からです
この人の立場を考えると、一応、「マヤ族全体を代表した意見」だと言っていいのだと思います

まず、前提として、マヤ族には以下の伝説が部族的知識として根底に存在しているようです

「かつてアトランティスにいたマヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した
この時の経験はマヤ族の部族的知識として蓄えられている」

という「部族的知識」を持つ彼らの未来観は次のようなものです
下は長老の言葉そのものではなく、長老にインタビューした人の記述だと思います

「マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こるということだ
それは、すでに現在起こっている地球磁場のシフトのことではない
地球の南極と北極が逆転する物理的なポールシフトのことである

地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている
14年前からは、旅客機が飛行するとき、いちいち北の位置を確認することが必要になっているくらいだ
このような地場の変化は、北極と南極が逆転する物理的なポールシフトが発生する前兆現象である」

この言葉にある「1万3千年前と2万6千年前のポールシフト」については地質的な裏付けはありません

ただ、上の言葉にある「地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている」というのは、こちらの記事に、1880年から現在までの「地球の地磁気」に関しての下のグラフを載せましたように、着実に弱くなっています

▲ 1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化
ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明より

このように現実に地球の磁場は極端に弱くなっていて、そして、現在のこの地磁気の減少が将来的な「磁場の逆転の前ぶれ」であることを考える科学者は決して少なくありません
問題は、その「将来的に」の「将来」がいつなのかということです
結論をいえば、それは誰にもわかりません
そして、さらには、「磁場の逆転」、あるいは「急速な真の極移動」(大地が移動していく)が実際に起きた時にどのような現象が伴うかも誰にもわかりません
今、生きている人でそれらを経験した人はいません
その中で、マヤの長老評議会は、マヤカレンダーでは「終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こる」と述べています

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Raven Weeps! Supplemental material for 2012

嘶くカラス - 2012年のための補足資料

太陽にはいくつかの興味深い性質がある
その一つは、太陽の極部と赤道部とでは太陽の自転の周期が異なるということである
これが原因で、太陽は1万1500年の周期のカオス的ともいえる変動を繰り返している

太陽の質量は太陽系の惑星の全質量の合計の99%に相当する
一方で、回転運動の角運動量では他の惑星が圧倒的に大きく、太陽の角運動量は1%にすぎない
このアンバランスの結果、太陽の赤道部は他の惑星によって引っ張られる格好となるため、赤道部の自転周期は極部のそれに比べて速くなる

この自転周期のズレが原因で、この動きに引きずられて南北方向の磁力線にはねじれが生じ、太陽に巻き付いたような状態となる

この状態を太陽の極から見ると、スヴァスティカ(まんじ)と似た形になる
多くの古代文明の神話では、スヴァスティカと同様のシンボルが出てきており、それはすべて世界の終わりのシンボルと理解されている

地球には太陽風や宇宙線など有害と思われる物質が太陽から降り注いでいるが、これらから地球を守っているのが地球の磁気圏の存在だ
しかし、磁気圏は過去1000年間で非常に弱まっている
磁気圏の弱体化の速度は特に1940年代から加速している

一方、太陽は磁力線の巻き込みによるストレスが1万1500年続くと限界点に達し、蓄積したストレスが一気に発散される時期が来る
これにより、磁力線は外部へと一気に拡大する

地球の磁気圏が弱まっていることもあり、太陽から放射された巨大な磁気波や、コロナ質量放射などによって地球の磁気圏は圧倒されてしまう
この放射された強力な磁気が引き金となり、地球の核が回転する
それにともない地殻全体の移動が起こる
これがポールシフトである
●−−−

5−−−
最近、ポールシフト絡みの記事が多いのですが、今朝、米国の科学系ニュースを大量に配信する Ideas, Inventions And Innovations というサイトを見ていましたら、「人工衛星から目撃された地球のコアと磁場、そして重力の急速な変化」というタイトルのものがありました

あまりに最近の流れとマッチしていたので、気になり、少し目を通してみますと、ドイツ地球科学研究センターという名前が出てきました
これは、過去記事の、

・ イツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

に出てきた研究機関で、そのドイツ地球科学研究センターの共同研究チームが、今度は人工衛星で、今現在の地球に急速な変化が起きているということを確認して、それを「全米科学アカデミー紀要」に発表したというものです

うーむ・・・
毎日のようにポールシフトだとか、大陸移動関係のニュースが報じられて、「ほんまかいな」という感じもします

この「全米科学アカデミー紀要」というのは、米国科学アカデミーという世界最大規模の科学団体の発行する機関誌で、世界の科学専門誌として1位か2位の参照数を持つものです(Wikipedia では世界第2位とのこと)

その記事を翻訳してご紹介しようと思ったのですが、私にはものすごく内容が難しくて、それほど長い記事でもないのですが、翻訳に時間がかかりそうで、今日は途中までで時間んがなくなってしまいました
加えて、最近ずっとこの関係の翻訳ばかりで、やや「ポールシフト疲れ」が出ていたこともあり、今回は全然関係ない記事を書かせていただきます

明日には、「地球のコアと重力の関係」の記事の翻訳をアップできると思いますが、オリジナル記事は、

・ Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites(英語)
http://nanopatentsandinnovations.blogspot.jp/2012/10/rapid-changes-in-earths-core-magnetic.html

・ イツ研究センターの概略のページ(ドイツ語)
http://www.gfz-potsdam.de/portal/gfz/Public+Relations/Pressemitteilungen/aktuell/121023_Erdkern_Lesur;jsessionid=4F636B125AF8926385DE9FE17EBCD524

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Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites
Ideas, Inventions And Innovations 2012.10.22

人工衛星から目撃された地球のコアと磁場、そして重力の急速な変化

大西洋からインド洋に伸びる領域における地球磁場の 10年のスケールでの変化は、この領域における重力の変化と密接な関係を持っている

このことから、地球の外核(地球の核のうちの内核の外側の部分)の変化のプロセスは、地球の重力プロセスへと反映していると結論づけることができる

これは、米国科学アカデミー紀要 ( PNAS ) の最新号で、ドイツとフランスの地球物理学者たちの研究チームにより示された結果だ

下の図は、(A)がコアの磁界の永年変化の鉛直方向下向きの構成要素(放射状で示される)で、(B)は、それを球面として表したものだ

地球の磁場の主要なフィールドは、外核の液体鉄の流れによって生成される
地球の磁場は、私たち人間を宇宙からの放射線粒子から保護している
したがって、外核内のプロセスを理解することは地上の防御シールドを理解する重要な事柄でもある
そして、この理解への鍵は、地球磁場そのものを測定することにある
地球の液体の外核の流れが、大規模な質量の変換と関係しているという事実に関連する重力の微細な変化の測定によって、今回、2つの独立した動きが示された
地球の重力と磁場の変動のこのように接続していることに関して、最初の証拠を提供することに研究チームは成功した
下の図にあるのは、この 10年間の地球の表面に関するアニメーション(GRIMM-3モデルから得られた)から表した地球磁場の垂直下への構成要素の加速の進行を示す

この図は、(地球磁場の垂直下への力が)加速する領域が 2003年から2008年の間にインドからインド洋の南西部に移動したことを示している
その間、2006年には大西洋の中央部で(地球磁場の垂直下への力が)減速して、その後、急速に消滅した

研究チームは CHAMP 衛星での測定値を使用した
この衛星での地球の重力フィールドの正確な測定値は、衛星重力ミッション GRACE ( Gravity Recovery and Climate. Experiment )から用いられているもので、このミッションは、ドイツ地球科学研究センター( GFZ )の後援によるものだ

下の図は、地球の反転(ポールシフト)の前の通常の期間の磁場フィールドだ
チューブは磁力線で、その磁力線が中心に向かっている時を青で表し、中心から離れていく時を黄色で表している
この図から、磁力線の密集した一群が地球の中心の内部にあることがおわかりだと思う
人工衛星は、地上、空中の水や氷、そして大地など、すべての重力を機械的に測定している
なお、外核の流れの大規模な再分配を測定するためには、測定されたすべての重力の割り当てをフィルタリングする必要がある
同様に、外核のより小さな変化を捕えるために、 磁気の外皮、電離層と磁気圏の割り当てを、人工衛星で測定される完全な磁場信号から除外する必要がある

ドイツ地球科学研究センターの CHAMP 衛星と、衛星重力ミッションに用いられるデータ記録はこの測定を可能にした
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(概要)
元NASAの職員が、報道禁止命令下のポールシフトの情報をリークしました
私の職場に時々来ている男性が、10月24日に私にそっと以下の情報を教えてくれました
彼の叔父さんは去年退職したNASAの元職員ですが、叔父さんから以下の情報を聴いたとのことです

・ 地球の磁場はこの2年間で40%も低下しており、NASAは、来月(11月)〜来春までにポールシフトが起きるであろうと考えています

・ NASA の主要部は、オハイオ州、デイトンに移転しました

・ 基本的にガス施設や石油施設は海岸沿いにあるため、ポールシフトが起きると全て破壊されるでしょう
コロラド州の山岳地域には製油所がありますが、それはそのまま残るでしょう
ノースカロライナ州にはダムがいくつかあるため、場所によっては電力の供給が可能です

・ ポールシフトは3日間で起きる可能性があり、壊滅的な暴風が吹き荒れるでしょう

・ NASAの職員に対して、報道禁止命令がでています
この情報を他に漏らさないように言われており、他の情報も近親者以外には教えてはいけないことになっています

上記の情報を聴いた後に、NASAの主要部が既にオハイオに移転したことを写真上でも確認しました

多くの人々は、ポールシフトは単なる陰謀だと思うかもしれません
しかし、やがて、起こるであろうポールシフトについての科学的根拠があるのです
以下のビデオは、NASAが警戒するポールシフトを裏付ける内容です
これが本当なら、NASAは、一般の人々に正直に話すでしょうか
もし世界中の人々が情報を知らされたなら、世界中が大混乱してしまうでしょう
しかし、科学者によると、今、地上には非常に多くの嵐が発生しており、何万年間も我々を守ってくれてた磁気シールドが弱くなってしまい、磁場が徐々に消滅してしまうのではないかと考えられています
もし、地上の磁場が消滅してしまうと何が起こるのか
地核のドロドロに熱せられた鉄により地上に磁場が形成されていますが、最近、地核が不安定になっています
その結果、急激に地上の磁場が弱くなっており、世界中の科学者達を当惑させています
我々は磁場についてあまり理解してこなかったのです
現在起きている磁場の変化は、人類の未来を激変させるかもしれません
今後、再び、北極から南極へポールシフトが起り、また、元に戻ることが分りました
(ビデオは省略)

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===NO n340002:参考文献の目次===

001:ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明:2012年10月18日
002:ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1):2012年10月19日
003:ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2):2012年10月20日
004:マヤ長老評議会の議長の言葉から思い出した「マヤ族にとっての1万3000年前の意味」:2012年10月22日
005:地球のコアの変化の報道の渦中で 《存在の空虚が世界への殺意を呼び込む》 という意味を確かめる:2012年10月24日
006:地球の核と重力が磁場と連動して急速な変化を起こしていることが人工衛星データから確認される:2012年10月25日
007:NASAが隠すポールシフト情報:2012年10月28日
008:NASAが隠すポールシフト情報
009:地球の変化とポールシフト:インド=オーストラリアプレートの傾斜の証拠?:2012年10月23日
010:磁極転換の予兆??
011:地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験している::2012年11月21日

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===NO n340002:参考文献の目次詳細===

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ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明:2012年10月18日

http://oka-jp.seesaa.net/article/297914972.html

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▲ 完全な磁場の逆転(磁極のポールシフト)の際の磁場の移動のイメージ

(訳者注) 今回のタイトルに「重要」という文字を入れたのですが、今回の記事でご紹介する研究論文そのものが「今何かが起きている」ということを示した研究ではないのに、それを読んで私などは、「最近起きている何もかもが急速なポールシフトと関係した現象なのかもしれない」と思ったのです

「何もかもが」というのはオーバーですが、簡単にいうと、

・ 急速な気候変動
・ 増加する火山噴火
・ 実際に加速しているポールシフト

などの、In Deep での環境テーマの主要部分に関して「何もかも」がポールシフトと関係しているのではないかと思ってしまったのです

今回の研究発表自体は、4万年前のポールシフトに関しての新しい調査結果についてで、その際に「たった250年間で磁場が完全な逆転をし、その時代に急激な環境変動と超巨大火山の噴火が同時に起きていた」ことを証明したというものです

この「超巨大火山」はイタリアにあったもので、過去 10万年の地球の北半球の火山噴火では最大の噴火だったと考えられているものだそうです

ところで、少し前に、ポールシフトのことではなく、「地球の大地そのものの移動」ということが進行しているような発表があったことをご紹介したことがありました

・ 起きていることは「ポールシフトではなく地球の大陸移動」: 地球の極の物理的な移動が起きていることが地球物理学会で発表される
In Deep 2012年10月03日という記事です

上の記事での内容は「真の極移動」というものが起きているというもので、こちらの図が示されていました

▲ 真の極移動のために変化した地球の表面の位置を現した図

なんだか、どちらも、仮に急速に起きているのならダブルパンチですが、まあ、この「真の極移動」のことは今回は置いておいて、この時の研究を発表したドイツのヘルムホルツ・センターと同じ研究機関の地質研究の部門が今回の研究発表をしました
ドイツ地球科学研究センター ( GFZ ) という機関で、これはヘルムホルツ・センターの中の機関のひとつのようです
ヘルムホルツ・センターというものは、あまり私たちには馴染みがないですので、その説明を Wikipedia から抜粋しておきます

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ドイツ研究センターヘルムホルツ協会

ドイツを代表する科学研究組織
公益法人
16の研究センターから構成され、主に大型研究開発施設を利用した研究開発を実施している
ということで、ドイツ地球科学研究センターは上の記述にある「16の研究センター」の中のひとつです

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その発表に関しての記事をご紹介いたしますが、太陽系全体を含む最近の「環境の急激な変動」は In Deep で重視するものでもありますので、少し長くなるかもしれないですが、過去に書いたものなどを少し振り返ってみたいと思います

磁極の反転で起きうることは何か?

「ポールシフトが起きている」というような書き方は、何となくショッキングな響きがありますが、磁場の移動や反転に関して簡単に書けば、

・ ポールシフトは何百年も前からずっと起きていて、現在も進行している

としか言いようがありません
少なくとも、私たちは生まれてからずっとポールシフトが発生している中で生活しています
たとえば、下の図は、2年前の記事に掲載したもので、「1831年から2001年までの北極の磁極の移動の距離」の図です

▲ 加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロにより

1831年から2001年の間に、北極の磁極は 1,100キロメートルもロシア方向に向かって移動しているのです
特に、1970年以降は加速しており、それまで毎年 10キロ程度のポールシフトの進行だったものが、1970年からは約4倍の毎年 40キロずつの移動が確認されているということでした
また、地球では、過去3億3千万年の間に(回数の誤差はともかく) 400回ほどのポールシフトが起きたとされていて、「地球の磁場の反転」が発生する間の平均的な期間は約 20万年に一度程度になるようです
なので、ポールシフト自体が特別な現象ということではないですが、では、何が問題なのかというと、上に書いた「加速している」という点なのです
以前から、急速なポールシフトが「地球の地磁気と磁場のシールドを破壊する」ということを懸念する説はあり、今回の論文にも 41,000年前のポールシフトの際にその現象が起きていたことが証明されたという部分ありますが、地球は自身の磁場によって、宇宙からの様々な放射線や宇宙線などから守られているとされるのが一般論ですが、その防御が失われてしまうのではないかという懸念です
つまり、「磁場が崩壊すると、地表に有害な宇宙線が降り注ぐのではないか」というような説のことです
この「ポールシフトの際の磁場シールドと地球の影響」については、過去記事「米国フロリダのタンパ国際空港が磁極の移動(ポールシフト)の影響で滑走路の閉鎖へ」の中で参考資料とし掲載させていただいた、秋田大学の地球資源学科のウェブサイトにあった図がとてもわかりやすいです
その秋田大学の該当ページはなくなったか移動してしまって見当たらないですので、図を掲載しておきます

1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化

▲ これは上の1800年代からのポールシフトの移動と比較するとわかりやすいと思います
磁場が移動するほど、地磁気が弱くなってきているように見えます

西暦3525年には地球の磁場の強度がゼロになる予測

▲ これは「2004年までの曲線」をもとにしていますので、仮にポールシフトが「加速」していた場合は、もっと早い時期に磁場がゼロになると思います

上の図が示された秋田大学の地球資源学科のページの最後には、以下の文章が記されていました

磁極が入れかわるときに地磁気の強度はゼロになるとの予想があります
地磁気の減少は磁場逆転の前触れかもしれません
地磁気がなくなると、影響を受けるのは鳥だけではありません
私たち人間にも大きな影響があります
今まで地球磁場が食い止めていた宇宙線が直接降り注いで人類は危機に直面することになります
目には見えない地磁気ですが、私たち、そして鳥たちにはなくてはならない存在なのです
ただ、これに関しては「ポールシフトによる完全な磁場の逆転が発生してみないとわからない」としか言いようがないようにも思います
なぜなら、「地球の磁場がどんな種類のフィルターとして作用しているかよくわかっていない」と思われるからです

宇宙からの「未知の光線」というようなものも含めて、地球には、宇宙線に総称される様々な光線が降り注いでいるわけですが、「どれが人間に対して有害でどれが無害か」という基準も今のところわからない

なので、「有害な」ものだけではなく、「有益なもの」だって、そこ(宇宙から降り注ぐ光線)にはあるようにも思うのです

その理由としては過去の報道などにあった「宇宙帰りの植物の成長」の報道などがあります
これは引用すると、長くなりますので、過去記事の、

・ 放射線の中で生き返った植物
 2011年04月22日



・ 私たち人類も他のあらゆる生命たちも「宇宙線にコントロールされている可能性」を感じて
 2012年06月13日

などをご覧下されば幸いです
、 ともに、スペースシャトルなど「宇宙船に乗って帰ってきた植物の種」の話です

▲ 読売新聞 2011年02月21日の「宇宙帰りのサクラ異変…なぜか発芽・急成長」より

リンクの上の記事は、「発芽するはずのないサクラの種が宇宙から帰ってきた後に発芽して、さらに異常に早い成長をしている」という読売新聞の記事を抜粋したもので、下の記事は、「宇宙から帰ってきたアサガオの成長が通常より早い」ことが書かれた京都新聞の記事です
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太陽系のあちこちで始まっている磁場と環境の激変

また、「もし地球が太陽にならうのなら」という前提ですが、「地球の磁場も4極化するのでは」というような推測さえあり得ると私個人は考えたりすることもありました
下の図は、過去記事の「奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?」に載せたもので、今年4月に、日本の国立天文台が発表したイラストに私が注釈などをくわえたものです

▲ 過去記事「奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」」より

その記事で、「上の太陽の状態が地球も真似た場合」として、私が作ったのが下の図です

まあ、ふざけた図といえばふざけた図ですが、「太陽系はみな兄弟」だと考えると、あながちないことでもないかなあと真面目に思います

そういえば、昨日のニュースなんですが、「木星に大激変が起きている」という科学報道がありました
今日ふたつの報道をご紹介するのは無理ですので、木星のニュースのほうは明日にでもご紹介したいと思います

木星のニュースソースは下にありますので、興味のある方はお読み下さると幸いです
≫ Jupiter Undergoing Cataclysmic Changes (Daily Galaxy)
(木星で大変動が進行している)

というわけで、ポールシフト関係の記事は何だか興奮してしまって前振りが長くなりましたが、ここからドイツの地球科学研究センターの発表の記事です

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An extremely brief reversal of the geomagnetic field, climate variability and a super volcano
Science Codex 2012.10.16

極めて急速な磁場の反転と、気候変動・巨大火山との関係

41,000年前の地球で、磁場の完全で急速な逆転が発生した
最後の氷河期の間であったこの期間中、黒海ではコンパスの針の位置は「現在の北方向は南方向を示していたであろう」ことを、ドイツ地球科学研究センター (GFZ)のチームが、黒海の堆積物のコアから分析した磁気に関しての研究論文は示す

ドイツ地球科学研究センターの、ノルベルト・ノワクズィク博士と研究チームは、黒海の他、北大西洋、南太平洋、ハワイなど他の研究からのデータを加え、当時の両磁場の逆転が全世界的なイベントであったことを証明した

この研究成果は、「アース・アンド・プラネタリー・サイエンス・レターズ ( Earth and Planetary Science Letters ) 」の最新号に掲載される

今回の研究で注目に値するのは、地球の磁場の逆転のスピードだ

研究者のノワクズィク博士は次のように言う

「磁場の完全な反転はわずか 440年間の移動でなされましたが、そのうちの多くはわずかな移動であり、実際には、両磁場の極の変化はたった 250年でなされたとことを示します
この 250年というのは地質学的な変化からみると非常に早いスピードです」

結果として、地球は磁場を失い、また磁場による宇宙線からの防御を完全に失ったために地球上がほぼ完全な被爆状態に至ったことが、グリーンランドの氷床から回収されたその時代の放射性ベリリウム(10Be)の解析によって明らかになっている

放射性炭素(14C)と同様に、 10Be は大気中の原子と宇宙からの高エネルギーの陽子の衝突によって引き起こされる

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突然の気候変動と巨大火山の噴火

41,000年前の地球磁場の逆転の証拠を示したと同時に、研究チームは黒海の堆積物の分析から、その当時、突然の気候変動が発生していたことを発見した
グリーンランドの氷芯でもこのことはすでに判明している
グリーンランドの氷芯のデータと黒海のデータは時代が合致しており
この時代の気候変動に関しての記録として正確性が高い
また、火山噴火との同時代性も発見した

過去 10万年の地球の北半球で発生した最大の火山噴火は、イタリアのナポリの近くにあるフレグレイ平野( Phlegraean )の古代火山の噴火で、これは 39,400年前に噴火したとされる
この北半球最大の超巨大火山噴火も黒海の堆積物から判明した

ここから見ると、この際の巨大噴火での火山灰は、すべての地中海東部と、そしてロシア中部にまで達したことがわかる

地球の磁場の急速な逆転、そして、氷河期時代に終わりを告げた急激な気候変動、そして、イタリアの超巨大火山の噴火
この3つの地球環境上の大きな出来事の研究が今回初めてひとつの地質的調査の中でおこなわれ、そして、その正確な年代が示された

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[ポールシフト]に関連した過去記事:

アメリカ大気局が発表した「驚異的」な近年のポールシフトの加速
2011年01月16日

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「ポールシフトは地球の脅威ではない」と NASA が説明
2011年12月01日

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[1年前の In Deep ]

2011年10月18日の記事

宇宙論の終焉?:「暗黒物質理論」を否定する2つの銀河の存在

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<衛星重力ミッション − 衛星による自由落下重力測定 H-L SST::> http://www.geod.jpn.org/web-text/part3/fukuda/fukuda-2.html

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SLRは現在でも高精度な軌道追跡手段として重要な役割を果たしているが,地上に設置された限られた数の追跡局だけからは,衛星の軌道を連続的に追跡することは不可能であった.ところが,1990年代以降,衛星の軌道追跡にもGPSが利用されるようになり,事情が一変した

2000年7月に打ち上げられたCHAMP(CHAllenging Minisatellite Payload)は,衛星に搭載したGPS受信機で精密軌道決定を行っており,歴史上初めて,衛星そのものによる重力場測定を可能とした
CHAMPで採用されたこのような重力場の測定方法は,高高度のGPS衛星(高度20000km)から高度数100kmの低軌道衛星(LEO:Low Earth Orbiter)を追跡することから,High Low Satellite to Satellite Tracking(H-L SST)と呼ばれている(図2)
H-L SSTでは,落下する衛星の位置をGPSで正確に決めるということであるので,衛星を落体に用いた自由落下による絶対重力測定を行っているようなものである

衛星による重力場測定で問題となるのは,残留大気による摩擦や太陽風など,地球の重力場以外の影響である
そのため,CHAMPでは,新たに開発された高感度の加速度計が搭載され,非重力場加速度成分の補正が行われている
CHAMPは,重力場決定における直接的な寄与としてはH-L SSTによる低次(長波長)の球関数係数の決定に留まるが,次のページGRACEのL-L(Low-Low)SSTやGOCEのGradiometer(重力偏差計)でもH-L SSTは併用されるし,また,非重力場補正用の加速度計の実地検証の意味でも,その後の重力ミッションの実現に重要な役割を果たした

CHAMPの目的の1つに,海面高度計衛星であるJason-1の軌道決定のための重力モデルの改良があった
Jason-1では,最終的な海面高度として2.5cmの精度を目指しているが,これを実現するためにはCHAMPのデータを取り込んだ新しい重力モデルによる高精度な軌道決定が不可欠である
現在,CHAMPのデータを取り入れた幾つかの重力モデルが発表されているが,これらはすでに,過去30年近くにわたり蓄積された地上からの衛星追跡データを用いた重力モデルの精度を超えている

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<Ideas, Inventions And Innovations IIAI is dedicated to all things science:>
http://nanopatentsandinnovations.blogspot.jp/2012/10/rapid-changes-in-earths-core-magnetic.html

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Monday, October 22, 2012Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites
Annual to decadal changes in the earth's magnetic field in a region that stretches from the Atlantic to the Indian Ocean have a close relationship with variations of gravity in this area. From this it can be concluded that outer core processes are reflected in gravity data. This is the result presented by a German-French group of geophysicists in the latest issue of PNAS (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States).

Maps of the vertical downward component (sign-changed radial component) of the core magnetic field (A) and its secular variation (B) as estimated at the CMB from the GRIMM-3 model up to spherical harmonic degree 13.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

The main field of the Earth's magnetic field is generated by flows of liquid iron in the outer core. The Earth's magnetic field protects us from cosmic radiation particles. Therefore, understanding the processes in the outer core is important to understand the terrestrial shield.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

Key to this are measurements of the geomagnetic field itself. A second, independent access could be represented by the measurement of minute changes in gravity caused by the fact that the flow in the liquid Earth's core is associated with mass displacements. The research group has now succeeded to provide the first evidence of such a connection of fluctuations in the Earth's gravity and magnetic field.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

Evolution of the secular acceleration of the vertical downward component of the geomagnetic field computed at the Earth’s surface (as obtained from GRIMM-3 model), which evolves smoothly over the last decade. This animation shows a patch of acceleration migrating from India around 2003 to the
southwest of the Indian Ocean in 2008, while a strong patch of deceleration grows in the middle Atlantic to reach a maximum in 2006 and then vanishes rapidly.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

They used magnetic field measurements of the GFZ-satellite CHAMP and extremely accurate measurements of the Earth's gravity field derived from the GRACE mission, which is also under the auspices of the GFZ. "The main problem was the separation of the individual components of the gravity data from the total signal," explains Vincent Lesur from the GFZ German Research Centre for Geosciences, who is involved in the study.

Computer simulation of the Earth's field in a normal period between reversals. The tubes represent magnetic field lines, blue when the field points towards the center and yellow when away. The rotation axis of the Earth is centered and vertical. The dense clusters of lines are within the Earth's core

Credit: Wikipedia

A satellite only measures the total gravity, which consists of the mass fractions of Earth's body, water and ice on the ground and in the air. To determine the mass redistribution by flows in the outer core, the thus attained share of the total gravity needs to be filtered out. "Similarly, in order to capture the smaller changes in the outer core, the proportion of the magnetic crust and the proportion of the ionosphere and magnetosphere need to be filtered out from the total magnetic field signal measured by the satellite," Vincent Lesur explains. The data records of the GFZ-satellite missions CHAMP and GRACE enabled this for the first time.

Cutaway of the Earth showing the layers to the core

Credit; Wikipedia

During the investigation, the team focused on an area between the Atlantic and the Indian Ocean, as the determined currents flows were the highest here. Extremely fast changes (so-called magnetic jerks) were observed in the year 2007 at the Earth's surface. These are an indication for sudden changes of liquid flows in the upper outer core and are important for understanding the magneto-hydrodynamics in the Earth's core. Using the satellite data, a clear signal of gravity data from the Earth's core could be received for the first time.

Fig. S2. Spatial and temporal scales of the physical processes causing mass variations in the Earth system. The searched-for core signals, the magnetic jerks, are shown in yellow (adapted from ref. 15).

Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

This results in consequences for the existing conceptual models. Until now, for example, it was assumed that the differences in the density of the molten iron in the earth's core are not large enough to generate a measurable signal in the earth's gravitational field. The newly determined mass flows in the upper outer core allow a new approach to Earth's core hydrodynamics.

Contacts and sources:

Helmholtz Centre Potsdam - GFZ German Research Centre for Geosciences

"Recent changes of the Earth's core derived from satellite observations of magnetic and gravity fields", Mioara Mandea, Isabelle Panet, Vincent Lesur, Olivier de Viron, Michel Diament, and Jean-Louis Le Mouel, PNAS 2012; doi:10.1073/pnas.1207346109


戻り


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ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1):2012年10月19日

http://oka-jp.seesaa.net/article/298077369.html

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ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1)

▲ ハワイのキラウエア火山のハレマウマウ火口
ここ数ヶ月でどんどん上昇してきて、10月になってから、近年での過去最高レベルまで溶岩が上昇しています
写真はアメリカ地質所(USGS)が撮影

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(訳者注) 昨日の記事、

・ ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

を書いた後、いろいろと考えるところはありました

上の記事の内容はドイツの科学機関が、過去10万年程度の地球の歴史の中で最大級の地質イベントだったと考えられる3つの出来事が同じ時(約 4万1000年前の数百年間のあいだ)に起きていたということをつきとめたということでした
その3つは、

・ 地球の磁場の逆転(ポールシフト)
・ 超巨大火山の噴火(過去10万年で最も巨大だとされる噴火)
・ 急激な気候変動

です

これらは放射性炭素などの解析によって明らかになったということでしたが、これが地球上の1カ所だけの分析でしたら、「地域的な問題」ということも言えたかもしれないのですが、上のドイツの調査では、黒海の堆積物とグリーンランドの氷床からという、地球上で比較的距離のあるふたつの地点、さらには、ハワイなどのかなりの広範囲での「データが一致した」ということは、当時は、地球全体で大きな環境変動が起きていたということが言えるように思います

今年の9月に『西暦535年の大噴火』というアメリカ人ジャーナリストが書いた本を読んで思うところがあり、そのことについて何度かふれたことがありました

・ ウイルスの流入の繰り返しでDNAの進化をなし得てきた人類をサポートする「宇宙と火山」
 2012年09月23日

等の記事ですが、『西暦535年の大噴火』という本の原題は「カタストロフィ(壊滅的な災害)」であり、噴火という前提として書き始めたものではなく、535年に地球全体を巻き込む「何か」大きな出来事が起きたというもので、その前後の歴史のことが書かれています

著者はこの本の最後で、「起きたことの可能性」として次の3つを上げています

・ 小惑星の地球への衝突
・ 大彗星の地球への衝突
・ 巨大火山の噴火

このうち、535年に「大噴火」(インドネシアのクラカタウ山)が起きていたこと自体は、ほぼ間違いがなく、著者は火山噴火による気候変動という可能性がもっとも大きいとしています
しかし、上の In Deep の記事や、あるいはその前に書きました「西暦 541年の東ローマ帝国でのペスト襲来に関してのヨーアンネースの記録」という記事で、私は、「本当に火山噴火だけだったのだろうか」という考えるようになっていきました

地球全体が壊滅的ともいえる激変を遂げた時期は「億年」という単位で考えても、地球上に何度も何度もあったはずです
それらに対して様々な説や理由が今でも研究されています
しかし、たとえば、人類登場以前の原始生物や恐竜の大量絶滅などに関しても、隕石の衝突、彗星の衝突から、ガンマ線バーストなど、要因となり得ることは考えられても、今のところ「確定したこと」は何もわかっていません

その中で、私はふと「複合」という文字が浮かんできたのでした

西暦 535年のことに関しても、「小惑星の地球への衝突、彗星の地球への衝突、巨大火山の大噴火のどれだったのだろう」と考えるより、

・ 全部同時に起きた

と考えるのがわかりやすいのではないかと

もっというと、偶然全部同時に起きたのではなく「全部が関連している」ということなのではないかと

こちらの過去記事に、フレッド・ホイル博士の著作を引用した部分がありますが、そこでホイル博士は次のように書いています

『生命はどこから来たか』 エピローグより

彗星や火球の衝突の話は、プラトンの時代には全く普通の話であった
しかし過去の大災害の記憶は忘れられ、哲学者アリストテレスからは地球が彗星には関係なく安全だと考えられるようになった
アリストテレスは彗星や隕石を天体とはせず、大気現象だとした
西洋思想では地球は宇宙から切り離されてしまったのである

上の中にある、アリストテレスの時代から、

> 西洋思想では地球は宇宙から切り離されてしまったのである

ということをホイル博士はもっとも懸念としてとらえていたようです
そして、この「アリストテレスの呪縛」は今でも続いているような気がします
たとえば、「地球は宇宙の中にある」という、ほとんど誰でも学問レベルでは知っていることでも、実際には多くの今の人々は「宇宙と地球は別々のものだ」と考えているような気がするのです
しかし、地球は紛れもない宇宙の一部であり、上に見える空や星とまったく一体のものです
そう考えると、彗星などの現象と地球の現象は、別々のものではないと考えることに不都合はないのではないかと思うのです

41000年前は、「ポールシフト+巨大火山の噴火+環境変動」という(ほぼ)証明された地球の環境変動があった上に、宇宙からも「何か」あったのかもしれません
その「何か」のうち、確定しているのは、「雨あられと地球上に降り注ぐ宇宙線と放射線」でした
これは地質(グリーンランドの氷床)の調査で明らかになっています
しかし、他にも何かあったかもしれません
なぜなら、宇宙線と放射線だけでは、生命を衰退させる(あるいは活性化させる)ことはできても、「新しい生命の芽」とはならないからです
新しい生命の芽とは言い換えれば、「新しい遺伝子(DNA)の登場」です
ちょっと話は違う方向なのかもしれないですが、このことを少しだけふれさせていただきます

「生命の進化」と関係する彗星の地球への衝突

フレッド・ホイル博士の『 DNA は宇宙を流れる』という著作の中に次のようなくだりがあります
長い部分からの抜粋で、飛び飛びとなっていることを最初に記しておきます

『 DNA は宇宙を流れる』 進化のメカニズム より

動植物の化石記録には、種の突然の進化、多様化の他に、同じくらい突然の絶滅が記されている
なかでも劇的なのが、6500万年前の恐竜の絶滅だ
地球の上を1億年以上も我が物顔にのし歩いていた巨大な爬虫類たちは、地質学的に見ると驚くほど短期間に滅亡してしまった
この大破局に彗星が一枚かんでいたことは今や常識となっている
これは、最も新しい(すなわち、絶滅に近づいている)恐竜の化石が見つかった世界中の地層に、異常に高濃度のイリジウムが含まれていることから明らかになった
イリジウムは地球上にはほとんど存在しない元素であるが、彗星や隕石などの地球外天体には比較的多く含まれている
そして、恐竜が絶滅した時代に形成された世界中の地層からイリジウムが発見されたということは、その天体が非常に巨大なものであったことを示している
ただし、われわれは、この大破局が純粋に物理的なプロセス ----- 彗星のダストが地球を包み込んで太陽の光が遮断された結果だとか、巨大物体が衝突したこと自体が招く地震や洪水、火災など ----- によって引き起こされたのだとは思わない
物理的な災害では、種がかなりの程度まで衰弱することはあっても、種全体が絶滅するとは考えにくいからだ

(中略)

▲図4 哺乳類の進化

図表4(上)は、哺乳類の化石記録から進化の道筋を逆に辿ったものだ
ほとんど関係がないように見える哺乳類のもとをたどると、同じ時点で一つに収束してしまうことに気がつかれるだろう
恐竜の大絶滅も、海の生物相の劇的な変化も、哺乳類の大出現も、6500万年前に大規模な遺伝の嵐が起きたことを示唆している
その原因となったのが、大彗星だったのだ

という部分があります

「同じ時点で一つに収束」というのは、上の図の白亜紀(恐竜の時代である約 1億5000万年前から6500万年前の間)と暁新世(哺乳類登場の約 6,500万年前から 5,550万年前)にある、この、で赤丸で囲んだ部分です

この時にホイル博士の言葉をお借りすると、「遺伝の嵐が起きた」ようで、そこに彗星が絡んでいるというのがホイル博士の主張でもあります

この時は、「恐竜が(多分)彗星が運んだウイルスなどで遺伝子を破壊されて全部が絶滅」して、そして、「新しい芽」が生まれた

この「新しい芽」という事例は、その後も多分、繰り返し起きていたことなのではないのかと思ったのです

多分、10万年前から20万年前のあいだに、「忽然と地上に姿を現した人類」(ミトコンドリア・イヴと呼ばれる女性のような)も、そのことと関係があるのではないかと思います

昨日の記事のような「地球自身の大変化」というのは、地球が宇宙のひとつである以上、宇宙の変化ともいえると思います

そういえば、昨日、「木星でも異変が起きている」ということを書きましたが、昨日、さらに、「木星の衛星イオで何か異常なことがおきている」という記事がありました
まだ訳していないですが、木星の衛星のひとつである「イオ」という星は「ムチャクチャともいえるほどの火山の噴火が存在する星」のようです
記事では、木星の衛星イオの火山噴火が「どのくらすさまじいものなのか」ということが示されているのですが、これは本当にすごい
たとえば、下は 2004年の噴火と 2009年の噴火の際に観測された写真です

下の「白いもの」や「穴のようなもの」が噴火ですが、その大きさ!

▲ 衛星イオの噴火の様子

これを地球での火山の噴火の光の大きさと(天体の大きさとの比率として)比較すると、本当にこの地球では見たことのないような「超巨大噴火」が頻繁に起きていることがわかります
上の衛星イオの他の写真などは、

≫ Why Is SETI Monitoring Io? Something Insane Is Going On

にあるオリジナルの記事の中にあります

この地球で、上のイオのような無軌道な規模の噴火が起こることはないと思うのですが、「絶対にないのか?」というと、それはわからないわけで、それは、「絶対に巨大彗星など衝突しないのか?」ときかれても、「それはわからない」としか言いようがないのと同じで、いろいろなことはわかりません
しかし、いわゆる大災害というのは、上でふれた 6500万年前の進化の嵐ということを考えても、「何らかの進化」と結びついていることは明白で、言ってはいけないことかもしれないですが、敢えて断言させてもらえば、

「地球にとって、彗星の衝突も超巨大火山の噴火も必要なこと」

だと思うようになりました

しかも、これらは過去に実際に起きていることで、さらに、これらは紛れもない「自然現象」であり、仮にその徴候があっても、私たちに食い止められるというようなものでもありません

自然現象と書きましたが「宇宙の自然現象」という意味です

そんなわけで、まだ書きたいことはあるのですが、無駄に長くなるのも何だかご迷惑だと思いますので、2回くらいにわけます
次回は、著作『西暦535年の大噴火』の中の「彗星説」という部分を抜粋して、著者がどうして「彗星ではない」と考えたのか、検討してみようと思っています
反対から考えれば、「535年の災害は巨大彗星の爆発だったかもしれない」からです

場合によっては、西暦535年に私たち人類は、6500万年前の恐竜のように「絶滅していた可能性」があったのかもしれません
しかし、今、現に私たちはこのようにいます

人類は絶滅しませんでした
この意味は「非常に」大きいと思います

ところで、冒頭にキラウエア火山の写真を載せましたが、これは今、ハワイのニュースで大きく報じられているものです
長いものではないですので、翻訳してご紹介しておきます

ハワイといえば、今年の2月に「ハワイのプナ地区で震動が続いている」ということがあり、記事にしたことがありますが、今回の火口はこのプナ地区にあります
ここには「ペレ」という神様の伝説があり、その神話のことと共に、過去記事の、

・ 「火の女神と龍の女神が戦った地」ハワイ島での謎の振動を巡る騒動
 2012年02月25日

でご紹介したことがあります

そのハワイのキラウエア火山の溶岩湖が最高レベルまで上昇しているというニュースを、ハワイのビッグアイランドというメディアからご紹介します

ここからです

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Kilauea Volcano lava lake reaches highest level
Big Island 2012.10.17

キラウエア火山の溶岩湖が過去最高のレベルにまで上昇

現在のハレマウマウ火口

キラウエア火山は最近、かなりの活動の様相をみせていたが、キラウエアの火口のひとつであるハレマウマウ火口の中の溶岩湖が 2008年の噴火以来、最高レベルに達した

キラウエアの山頂の溶岩湖は、9月14日には、火口の下わずか 45メートルの高さにまで上昇した
アメリカ地質調査所( USGS )のハワイ島火山観測所の科学者によれば、これは最高レベルの高さだという
過去数ヶ月で、キラウエアの火口の溶岩湖は少しずつ上昇していたが、10月5日現在では、溶岩は、火口の周辺を覆う「バスタブ」をさえ覆うレベルにまで上昇している
そして、最近は、ハワイ火山国立公園にあるジャガー・ミュージアム(博物館)ほどの遠くまで震動と爆発音が日夜聞こえるようになっていた
この火口内の溶岩レベルの上昇は、キラウエアの火山地域の面積の膨張と関係しているとハワイ島火山観測所は述べた

なぜ、キラウエア火山の膨張が起きているのかの根本的な理由はわかっていないが、科学者たちは、マグマの増加が原因だとは考えていないという
様々な推測はあるが、何が起きているのかは時間の経過でのみわかることなのかもしれない
ともあれ、今も震動と爆発音がかもしだす「ショー」は続いている


戻り


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ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2):2012年10月20日

http://oka-jp.seesaa.net/article/298239522.html

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1万3000年前に「北米大陸からすべての大型生物とその時代のすべての人類が消滅した理由」は何だったのか
▲ ナショナルジオグラフィックの特集「10 Failed Doomsday Prophecies (外れた10の終末予言)」の中にある西暦 79年にイタリアのポンペイ市を消滅させたベスビオ火山の噴火の状況を再現した絵より

−−−
(訳者注) 上の西暦 79年の噴火は今回の話とは特に関係はないのですが、上のベスビオ火山の噴火のストーリーは、ナショナルジオグラフィックの「外れた10の終末予言」という特集の最初のページにあり、以下のようなことが書かれてあったのが印象的なので、最初に抜粋しました

ベスビオ山の噴火

1999年に出版された「 Apocalypses(黙示録の数々)」によれば、紀元前 65年に亡くなったローマの哲学者セネカは、「地球は完全に燃え尽きる」と言った
セネカは、「私たちが見ているこのすべての世界は炎で燃え尽くされる
それは新しい幸せな世界の到来の合図でもある」と「予言」していたという

ベスビオ火山はその予言通りにポンペイを焼き尽くしたが、世界全体の終末はいまだに訪れてはいない

上の特集記事は 2009年のもので、ちょうどアメリカでもマヤの予言が大きく取り上げられたり、「2012」というような映画が作られたりした時期だったということでの特集だったようです
しかし、考えてみれば、確かに上の記事のように「世界はまだ終わっていない」かもしれないですが、この西暦 79年の噴火は、少なくともポンペイの人たちにとっては、「世界は終わった」と同義であり、そういう意味ではローマの哲学者セネカの予言は、上の絵の人たちにとっては当たっていたことになります

それは、日本の震災なども含めて、歴史の中で「地域的災害」としては何度も繰り返されてきたことですが、最近書いていたことは、それでもなお、現在まで数百年の地球の時代は穏やかな時代だったということなのかもしれません
過去の歴史書や、あるいは地層や年輪などが「かつて、地球には何度も激しい時代があった」ことを私たちに教えてくれているように思います

カリフォルニアの広範囲を通過した巨大火球

最近、彗星や地球への飛行天体のことをよく書いていますが、昨日、そのことでちょっとしたニュースとなっていた出来事がありました

NASA に「全天流星観測カメラプロジェクト」(CAMS:Cameras for All-sky Meteor Surveillance)という、隕石や流星などの天体を常時観測する部署があります

昨日、その全天流星観測カメラが米国のカリフォルニアで撮影した「火球」の写真が今朝、いろいろなところで大きなニュースになっていました
どうして、話題になったのかはその写真を見ればおわかりかと思いますが、目撃できる火球としては「異常に大きかった」からです
下の写真です
共に NASA の全天流星観測カメラサイトより

▲ カリフォルニア州のサンマテオ大学の定点カメラから撮影
2012年10月18日

▲ カリフォルニア州アプトス市から撮影
2012年10月18日

NASA によると、この隕石と思われる天体は、秒速 14キロメートルで大気に突入したとのこと
「秒速 14キロメートルって早いなあ」と思っていたら、記事をよく読むと、これは地球に突入する隕石のスピードとしては遅いほうなのだとか
隕石自体が巨大なので、破片の回収に期待がもてると書かれてありました

−−−
さて、最近の記事は「歴史上で何度か起きていた巨大複合災害」というものについてふれていて、今回もその続きなのですが、「1万3千年前のアメリカ大陸で起きたことは何だったのか」ということを書きたいと思っています
まず、このことが気になったキッカケから書いてみたいと思いますが、多少長くなるかもしれません

−−−
緩慢に移行している中で「突如として」始まるいろいろなこと
古代の歴史を見ていて、以前から「なんとなく不思議だなあ」と思うことがありました
それは「いろいろなことが唐突に発生して一気に発展する」ということでした
たとえば、石器時代の年表などに書かれてある時代の流れを、最も「大ざっぱ」に書けば、

旧石器時代  約200万年前〜紀元前約1万年頃
中石器時代  紀元前1万年〜紀元前8000年頃
新石器時代  紀元前8000年頃〜

のようになります

旧石器時代の200万年と比べると、次の時代のスピードアップはかなりのものですが、ただし、「旧石器時代」などの人類は DNA などから、彼らは現在の私たち人類とは関係しない生物ということになるようです

最近わかったミトコンドリア DNA の分析から言われる「アフリカ単一起源説」というものがあり、それは下のような説明となるようです

アフリカ単一起源説

分子系統解析の進展(いわゆるミトコンドリア・イブやY染色体アダムなど)によって、人類は14〜20万年前に共通の祖先を持つことがわかり、これはアフリカ単一起源説を強く支持するものである

ミトコンドリアDNAの分析では、
現代人の共通祖先の分岐年代は14万3000年前±1万8000年であり、
ヨーロッパ人と日本人の共通祖先の分岐年代は、7万年前±1万3000年である
と推定された

とあります

これは、今の私たちにつながる現在の地球の人類の祖先というか、言い換えると、「私たちと同じタイプの人間」がこの世に登場したのは、大体 15万年前くらいの前後だったということになります
そういう人たちが複数いたとしても、大まかな時代としては「同時に」出現していたと思われます
そして、大事だと思われることは、この頃に登場した人類は、今の私たちと「知力や体力などはさほど何も変わらなかった」と考えてもいいかと思います
個別の差はともかくとして、全体的にはさほど今と差のない人類が少なくとも 10万年にはこの地球にいた
しかし、それにしては、どうも文明の進み方が遅い
その後に、たとえば日本の旧石器時代の遺跡からの歴史や、縄文時代からその後へと進んでいく文明の方向性を見ていると、

「なんでこんなに進み方が遅かったのだろう?」

と思ってしまうのです

繰り返して書きますが、多少の差はあっても、この時代の人々はすでに、今の私たち人類とほぼ同じ脳、つまり知性と筋力を持っていた人たちだと考えるのが妥当だと思います
場合によっては、「基本的にまったく同じ」だったと思います
今の私たちが何の教育も受けずに裸で草原や森林に放り投げられたとしたら、「何万年も何も作らずにじっとしているだろうか?」と思います

スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」では、サルが骨を武器として見立てる場面から始まりますが、たとえば、私たちなら(そう教えられなくても)骨や棒のようなものを武器だと見立てるのに、数万年もかかるだろうか、と

下の日本の年表を見ると、弥生時代あたりまでがあまりにもゆっくりとした文明の時代の流れとなっているのですが、弥生時代までの「数万年」という長い時代を暮らしていた人たちも、私たちと同じ人間だったと考えると、どうしても不思議でならない

▲ 日本史時代区分表より

そして、歴史では文明の進化などにおいて「突然加速が始まる」という瞬間があります
そして、加速が始まるとしばらく止まらない
これは生命の進化などでもそうですが、突然といっていいほど、唐突に発生、あるいは開始する

見ていると、それはあたかも、「突然、人類が背中を押される」(生物の進化なら、新しい芽が登場する)という時代が区分の中に存在します
そこからそれを起点として加速度的に発展していく

その起点、あるいは節目には人を導いたり覚醒に至らせる「何らか」の出来事があったのではないかと最近は思います
「それまではゆっくりしているのに、突然に変化する」ということが古代には多すぎる

「覚醒に至らせる」などという書き方はオカルトくさいですが、難しい話でなく、たとえば、「気温が変化する」とか「気候変動がある」とか、最近の記事の流れのような、「彗星などによるウイルスの流入での DNA に変化があった」とか、とにかく「何か」が起こったと考えるほうが妥当な気がするのです

ウイルスの流入での DNA に変化というのは、今現在の地球だとバクテリオファージなどの ウイルス改変の仕組みをご覧いただくと想像しやすいかとも思います
これら小さなものたちは「生物を根本から変えて」しまう力を持っていて、そして、大ざっぱにいえばどこにでもいます

▲ 微生物の遺伝学 〜 細菌の形質導入より、バクテリオファージの働き

また、「気温」に関しては、1万年前くらいまでは、いわゆる氷河期だったんですが、改めて気温の推移を見ると、「人々の生活が変わらざるを得ないほどの変動だった」とも言えるかもしれません
過去記事の、

・ 「良い時代と悪い時代」(1): 500年ほど続いた「穏やかだけれど傲慢な時代」は終わろうとしているのかも
 2012年10月06日

に、フレッド・ホイル博士の著作から、「ヨーロッパと北米の1万4000年前から現在までの気温の推移」を表した下のグラフを載せました

上の記事を書いた時にはそれほど気にしていなかったのですが、このグラフでは、1万3千年前から気温が急上昇していることがわかります
この1万3千年前頃は、最終氷期という、最後の氷河期の時代だったようですので、気温が低かったのはわかるのですが、「平均気温として十数度も違う」というのは「もう別の国や別の惑星」の話のようにも思います

まあしかし、気温のことは別の話になるのでともかく、書きたかったことは、昨日までの記事に書いていた、「複合で発生する出来事」という概念のことです

上の表では1万3千年前を「起点」として、地球は氷河期から抜け出していますが、その「1万3千年前に地球で起きたこと」に関して、科学の世界では議論が続いています
何が起きたかというと、その時代に、「北米大陸から大型の生き物が一掃された」らしいのです

当時の北米大陸では、大型の哺乳類から当時の北米大陸でクローヴィス文明というものを築いていた高度な先住民族まで、「全部消えた」のでした
消えたというか絶滅したということなのですが、その理由はよくわかっていません

今回、このことを考えていて、ネットで調べていましたら、米国のニューサイエンティストという科学メディアサイトの 2009年の記事にこのことに関しての議論がありました

これをご紹介したいと思います

ちなみに、下の記事をお読みになる場合、先日の記事で引用したフレッド・ホイル博士の以下の部分を念頭において読まれていただくと幸いです

−−−
ただし、われわれは、この大破局が純粋に物理的なプロセス -----
彗星のダストが地球を包み込んで太陽の光が遮断された結果だとか、巨大物体が衝突したこと自体が招く地震や洪水、火災など -----
によって引き起こされたのだとは思わない

の部分です

これはつまり、彗星が地球に衝突、あるいは空中で爆発したとしても、その爆発や衝突の衝撃などの影響で生物が死滅したということではないだろうということです
要するに、「パニック映画みたいな爆発災害が絶滅の原因なのではなく、違う意味での彗星の作用としての絶滅劇」だったというような意味でしょうか

ホイル博士の考えでは、恐竜が絶滅した6500万年前には、大彗星の衝突が地球上に「遺伝の嵐」を巻き起こしたとしています
そして「あるものは一掃され、新しい遺伝の芽が地球上に芽生えた」ということです

巨大彗星の衝突、ということ自体の物理的インパクトも確かに大きいでしょうが、生命というのはその程度のことでは「種全体は絶滅しない」ものだということのようです

それではここからです
●−−−
Was there a Stone Age apocalypse or not?
New Scientist 2009.11.19

石器時代の黙示録の存在の可否

今から1万3000年前、北米大陸の様々な大型生物が完全に消滅した
動物だけではなく、当時の北米大陸に移住した人間たちもすべて消えた

この記録的な大絶滅に関係する推測のひとつとして、当時の北アメリカに巨大彗星が衝突したという説がある

突如として、マンモスがいなくなり、マストドンもいなくなり、そして、クローヴィス文化を築き上げていた人類もすべて地上から「消えて」しまった

この一種、神秘的ともいえるストーリーの原因は、世界中の科学者たちによって追求されてきた
そして、いつも議論の対象となった

最近になって、彗星の衝突のインパクトの影響は小さなものだったかもしれないという新しい研究(※2009年時点)が示された
しかし、彗星の衝突での絶滅説を主張する科学者たちは、サンフランシスコで開催されるアメリカ地球物理学連合( AGU )の会合で、彗星説を裏付ける証拠となる新しい調査でのデータを提出するという
その会合で、彗星説と、彗星説に懐疑的な学者たちの間で議論が展開されると予測されている

彗星説に否定的な、ウィスコンシン大学のジョン・ウィリアム教授は、次のように言う

「12900年前には、何ら特別な大きな出来事は起きませんでした」
当時の北米大陸の大型哺乳類は、1万3000年前の絶滅前からすでにその数を著しく減少させていたとウィリアム教授は言う

湖底の調査からは

ウマやマンモスなど、大型の植物を食糧としていた哺乳類の糞から見つかる真菌のスポロミエラ( Sporormiella )の胞子を確かめるために、ウィリアム教授と研究チームは、米国インディアナ州とニューヨーク州の湖で層をなしている湖底を調査した
そして、胞子数の低下から、大型動物の個体数が、14,800年〜 13,700年前の間で一定の割合で減少し続けていたと結論づけた
彗星が衝突したとされる時代より 800年も前から大型動物は減少していたという

教授は、このデータから、何らかの突然の衝撃によっての絶滅ではなかったと述べる
ただ、このウィリアム教授の調査とデータは、北米大陸の非常に限られた地域だけのデータから得たもので、全体を語るデータとしての信頼性となると、米国カリフォルニア大学の地質学者であるジェームズ・ケネット博士( James Kennett )は、「過剰解釈の典型的なケースです」と言う
ケネット博士は、彗星説の提唱者のひとりだ

クローヴィス文化の発展からみる

人類学者たちの中にも、クローヴィス文化が突然消滅したという説に対して反対の意見を持つ人々が多い
とはいえ、クローヴィス文化の独特の文化の痕跡が、1万3千年前に急速に消滅したことは事実だ
この時期は、地球の気温が急速に下がり始めた(氷河期)時代でもある
しかし、アリゾナ大学のヴァンス・ホリデー教授は、「それでも、クローヴィス文化の時の人々が絶滅したわけではないはずです」と言う

「クローヴィス文化の人工品のスタイルが変化していったのです
そのような例は世界中で見られます」

また、当時の北アメリカの人々は、一定の居住地に短い期間しか留まらない移動型の狩猟生活集団だった
その上、ヤンガードライアス期(1万2900年前〜1万1500年前)の地層には、地球外の物質(彗星などが衝突した証拠となる元素など)が見つかっていない

恐竜を絶滅させた時代の地層には、世界中から地球外の元素が発見されているが、1万3千年前の地層には見当たらないのだ

彗星説に難しい問題

ダートマス大学の同位元素専門の地球化学者であるムクル・シャーマ博士( Mukul Sharma )は、その時代の地層から、いかなる白金系の元素も見つけることができなかったと述べる
シャーマ博士は、アメリカ地球物理学連合( AGU )において、その調査結果の詳細を述べる
しかし、その時代に「何か」が太平洋の周辺に衝突していた可能性が高いこともまた事実だ

それもシャーマ博士の調査による報告によるものだ
博士は、アメリカ地球物理学連合の別の会報の記事で、1万6千年前から8千年前の間に太平洋中部の海底の地層から地球外のオスミウム(白金族の元素)の跡を発見したことを報告している
また、ヤンガードライアス期の地層に、1908年のシベリアで起きたツングースカ大爆発と類似した痕跡が見いだせるとカンザス大学のエイドリアン・メロット博士( Adrian Melott )は言う
ただし、メロット博士によると、その時の北アメリカでの爆発は、「何が衝突したのかはともかく、それはツングースカより何桁も大きなもの」だったと確信しているという

●−−−
(訳者注) 過去に上に出てくる「クローヴィス文化」というものについてふれた記事がありますので、その記事をリンクしておきます

今回の記事と関連した過去記事:

北アメリカ文明はたった70人の人類からスタートした
2011年05月15日

アステカ神話の過去4つの世界と太陽
そして、現在の太陽トナティウの時代の終わりは
2011年12月18日

▲ アステカ文明の太陽の石が示す4つの太陽とその世界


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===4===============

マヤ長老評議会の議長の言葉から思い出した「マヤ族にとっての1万3000年前の意味」:2012年10月22日

http://oka-jp.seesaa.net/article/298542174.html

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▲ 2006年6月21日にボリビアのティジュアナコ(Tijuanaco) を訪れた際のマヤ長老評議会のメンバー
長老評議会の代表ドン・アレハンドロさんは、右手前から2人目の茶色の服と羽根の帽子を被っている人
−−−
(訳者注) 昨日のアイスランドで突然始まった群発地震については、それから丸一日経ちましたが、特に収まったといえる状況でもないです
大きなマグニチュードの地震こそ減りましたが、地震の総回数は相変わらず48時間で400回以上という通常の数十倍程度の回数の地震が発生しています

そちらも気になりますが、しかし、私個人としては先日までの「地球のポールシフトと、それに伴う変化」ということについて今は書きたいと思います

なので、今回の記事の内容は、前々回までの下ふたつの記事の続きとして書かせていただきます
・ ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(1)
 2012年10月19日

・ ポールシフト、巨大火山の噴火、そして大彗星の衝突のそれぞれが同時に起きる可能性を考えてみる(2)
 2012年10月20日

内容的には上の続きですが、中心となる話題が少し違いますので、別のタイトルとしました

上の2つの記事の、特に、「(2)」のほうにつけたサブタイトルの「1万3000年前に「北米大陸からすべての大型生物とその時代のすべての人類が消滅した理由」は何だったのか」というものと関係します

上のその記事では 2009年の米国ニューサイエンティストの記事をご紹介しましたが、それは以下のような記述で始まる記事でした

今から1万3000年前、北米大陸の様々な大型生物が完全に消滅した
動物だけではなく、当時の北米大陸に移住した人間たちもすべて消えた

この記録的な大絶滅に関係する推測のひとつとして、当時の北アメリカに巨大彗星が衝突したという説がある

突如として、マンモスがいなくなり、マストドンもいなくなり、そして、クローヴィス文化を築き上げていた人類もすべて地上から「消えて」しまった

記事では、その理由についての科学者たちの議論についてのものでしたが、この「1万3000年前」という時代で何か思い出すものがあります
しばらく考えていたのですが、「ああ、マヤ」と思い出しました
4年ほど前の2008年6月の「ヤスの備忘録」の記事は、米国のヒーラーのドランヴァロ・メルキゼデクという人のインタビューについての記事でしたが、その中に、その人がマヤ長老評議会の代表と会って話を聞いた時のくだりがあります
詳しいところは上のリンク先をお読み下さい

簡単に書きますと、そこにマヤ長老評議会の言葉として、「マヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した」という言葉の記録があるのです
そのあたりを少し抜粋させていただきます
−−−
マヤ族の伝説の中の1万3000年前の地球

この「マヤ長老評議会」というのは、現在の中南米に住むマヤ族の部族の長老たちが構成するものです
現在、マヤ族はガテマラ、ベリーズ、メキシコの3地域に 440部族が暮らしています(2008年時点)
その 440の部族から、それぞれの部族を代表する長老が選出され、その議会が「マヤ長老評議会」というもののようです
さらにその中からマヤ族全体の代表が選出されますが、その 2008年の時点では、そのマヤ長老評議会の代表者はドン・アレハンドロという人でした
一番上の写真に写っている人です

以下はそのマヤ長老評議会の代表者のドン・アレハンドロ氏の2008年の話からです
この人の立場を考えると、一応、「マヤ族全体を代表した意見」だと言っていいのだと思います

まず、前提として、マヤ族には以下の伝説が部族的知識として根底に存在しているようです

「かつてアトランティスにいたマヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した
この時の経験はマヤ族の部族的知識として蓄えられている」

という「部族的知識」を持つ彼らの未来観は次のようなものです
下は長老の言葉そのものではなく、長老にインタビューした人の記述だと思います

「マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こるということだ
それは、すでに現在起こっている地球磁場のシフトのことではない
地球の南極と北極が逆転する物理的なポールシフトのことである

地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている
14年前からは、旅客機が飛行するとき、いちいち北の位置を確認することが必要になっているくらいだ
このような地場の変化は、北極と南極が逆転する物理的なポールシフトが発生する前兆現象である」

この言葉にある「1万3千年前と2万6千年前のポールシフト」については地質的な裏付けはありません

ただ、上の言葉にある「地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている」というのは、こちらの記事に、1880年から現在までの「地球の地磁気」に関しての下のグラフを載せましたように、着実に弱くなっています

▲ 1880年から2000年までの地球の地磁気の強度変化
ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明より

このように現実に地球の磁場は極端に弱くなっていて、そして、現在のこの地磁気の減少が将来的な「磁場の逆転の前ぶれ」であることを考える科学者は決して少なくありません
問題は、その「将来的に」の「将来」がいつなのかということです
結論をいえば、それは誰にもわかりません
そして、さらには、「磁場の逆転」、あるいは「急速な真の極移動」(大地が移動していく)が実際に起きた時にどのような現象が伴うかも誰にもわかりません
今、生きている人でそれらを経験した人はいません
その中で、マヤの長老評議会は、マヤカレンダーでは「終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こる」と述べています

この「2007年から」という時代区分は、現在の様々な環境の進行状況とリンクしている感じもしないでもないですが、ただ、私自身はこういう「時間的な予測や予言」というものをほとんど重視しません

特にマヤ文明に関しては
というのも、西洋(日本や中国もですが)で盛んに言われてきた「マヤの予言」というものに当てはめているのは、古代ギリシャでいう、いわゆる「クロノス時間」というのか、つまり、「時計で表せる時間」なのですが、マヤカレンダーがそのような合理的なクロノス時間に支配されているとは考えづらいからです

なぜなら、マヤ族は「文字を持たずに高度な文化を持続させた」人たちです

そのような精神的な(でも現実の)文化を持った人たちが・・・つまり、「カイロス時間の世界で生きていたような人たちが、時計的な時間の概念を自分たちの宇宙の実際のサイクルに組み込むだろうか?」という疑問です

あと、これは単なる個人的な理想ですが、古代文明で、文字と数字を持たずに高度な文化を保持した人たち(有史以前の日本人もそう)は、「宇宙の永遠のサイクル」の中で生きていたと考えたいと思っています
永遠のサイクルというものは変幻自在であるはずで、その世界に「規則的に進む時計」は似合わない
しかし、このことはまた別の話であるという以上に、片手間で語ることのできるものでもありませんので、書ける機会があれば書きたいと思います

ところで、上の「ヤスの備忘録」のリンクから、2008年にクリフ・ハイが発表した「ポールシフトの概念」についての大変長いページを久しぶりに見ました
クリフ・ハイはウェブボット・プロジェクトの代表者ですが、4年前に彼が書いたその記事での「ポールシフトの概念」というものを、図説したいと思います

あくまでも、「クリフ・ハイが考えるポールシフトの発生理論」であり、なんらかの根拠を持つというたぐいのものとも違います
とはいえ、現在の科学は、今現在、地球に起きている様々なことに対しての「なんらかの根拠」をそれほど示せていないということもまた事実です
なので、どんなものに対しても、現実には「真実」という言葉を使うことは難しいです

「いろいろな意見がある」というしかないのが「真実」だと思います

リンク先のオリジナル記事には膨大な量の文字と、数多くのイラストがありますが、そこから5枚のイラストをピックアップし、日本語を入れました

極力わかりやすくしたいつもりですが、わかりにくい部分は申し訳ないです

それではここからです
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Raven Weeps! Supplemental material for 2012

嘶くカラス - 2012年のための補足資料

太陽にはいくつかの興味深い性質がある
その一つは、太陽の極部と赤道部とでは太陽の自転の周期が異なるということである
これが原因で、太陽は1万1500年の周期のカオス的ともいえる変動を繰り返している

太陽の質量は太陽系の惑星の全質量の合計の99%に相当する
一方で、回転運動の角運動量では他の惑星が圧倒的に大きく、太陽の角運動量は1%にすぎない
このアンバランスの結果、太陽の赤道部は他の惑星によって引っ張られる格好となるため、赤道部の自転周期は極部のそれに比べて速くなる

この自転周期のズレが原因で、この動きに引きずられて南北方向の磁力線にはねじれが生じ、太陽に巻き付いたような状態となる

この状態を太陽の極から見ると、スヴァスティカ(まんじ)と似た形になる
多くの古代文明の神話では、スヴァスティカと同様のシンボルが出てきており、それはすべて世界の終わりのシンボルと理解されている

地球には太陽風や宇宙線など有害と思われる物質が太陽から降り注いでいるが、これらから地球を守っているのが地球の磁気圏の存在だ
しかし、磁気圏は過去1000年間で非常に弱まっている
磁気圏の弱体化の速度は特に1940年代から加速している

一方、太陽は磁力線の巻き込みによるストレスが1万1500年続くと限界点に達し、蓄積したストレスが一気に発散される時期が来る
これにより、磁力線は外部へと一気に拡大する

地球の磁気圏が弱まっていることもあり、太陽から放射された巨大な磁気波や、コロナ質量放射などによって地球の磁気圏は圧倒されてしまう
この放射された強力な磁気が引き金となり、地球の核が回転する
それにともない地殻全体の移動が起こる
これがポールシフトである
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以上です
上にスヴァスティカのことが出ていますが、ちょうど先頃、スワスティカのことを記事にしましたので、リンクしておきます



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地球のコアの変化の報道の渦中で 《存在の空虚が世界への殺意を呼び込む》 という意味を確かめる:2012年10月24日

http://oka-jp.seesaa.net/article/298847043.html

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▲ 若松孝二製作、大和屋竺監督『荒野のダッチワイフ』(1967年)より
これらの「無駄にまで男的な世界」の雰囲気は後の人気テレビアニメ「ルパン三世」のメイン脚本家となる大和屋監督のルパンの世界に引き継がれていきます

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最近、ポールシフト絡みの記事が多いのですが、今朝、米国の科学系ニュースを大量に配信する Ideas, Inventions And Innovations というサイトを見ていましたら、「人工衛星から目撃された地球のコアと磁場、そして重力の急速な変化」というタイトルのものがありました

あまりに最近の流れとマッチしていたので、気になり、少し目を通してみますと、ドイツ地球科学研究センターという名前が出てきました
これは、過去記事の、

・ イツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

に出てきた研究機関で、そのドイツ地球科学研究センターの共同研究チームが、今度は人工衛星で、今現在の地球に急速な変化が起きているということを確認して、それを「全米科学アカデミー紀要」に発表したというものです

うーむ・・・
毎日のようにポールシフトだとか、大陸移動関係のニュースが報じられて、「ほんまかいな」という感じもします

この「全米科学アカデミー紀要」というのは、米国科学アカデミーという世界最大規模の科学団体の発行する機関誌で、世界の科学専門誌として1位か2位の参照数を持つものです(Wikipedia では世界第2位とのこと)

その記事を翻訳してご紹介しようと思ったのですが、私にはものすごく内容が難しくて、それほど長い記事でもないのですが、翻訳に時間がかかりそうで、今日は途中までで時間んがなくなってしまいました
加えて、最近ずっとこの関係の翻訳ばかりで、やや「ポールシフト疲れ」が出ていたこともあり、今回は全然関係ない記事を書かせていただきます

明日には、「地球のコアと重力の関係」の記事の翻訳をアップできると思いますが、オリジナル記事は、

・ Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites(英語)
http://nanopatentsandinnovations.blogspot.jp/2012/10/rapid-changes-in-earths-core-magnetic.html

・ イツ研究センターの概略のページ(ドイツ語)
http://www.gfz-potsdam.de/portal/gfz/Public+Relations/Pressemitteilungen/aktuell/121023_Erdkern_Lesur;jsessionid=4F636B125AF8926385DE9FE17EBCD524

にありますので、興味のある方はどうぞ

今回の記事は、先日亡くなった若松孝二という映画監督と関係する話ですが、最近の流れとは全然関係ないですので、興味のない方は飛ばされて下さい

個人的にはこのことを、最近またよく考えています

「自分の存在の意味」を 1960年代のピンク映画で再確認した日

先日、映画監督の若松孝二さんという方が亡くなったんですけれど、まあ、最近どんなことをしていたのかは私は知らないんですが、この若松孝二さんが、監督としてではなく、多分、はじめてプロデュースした作品があります

1967年の『荒野のダッチワイフ』というピンク映画で、私は 1980年代くらいにビデオで見て、結構なショックを受けていたのですが、先日、若松監督が亡くなったニュースを見て、探したんですけれど、見つからない見つからない

やっとある中古ビデオ屋で 中古VHS が売られているのを発見して(高かったです)、数日前、20年ぶりくらいに見ました
1990年代に再発されたビデオのようで、裏ジャケットに、切通理作という人が解説を書いていました

その解説の最後のほうに次のようにあったのです

『荒野のダッチワイフ』解説
 切通理作

大和屋竺のダッチワイフとは、現実に挫折した者がすがりつく対象ではなかった
現実の時間に戦いを挑んでいく人間にとっての《傷》を意識した断絶風景なのだ
だが《傷》にこだわればこだわるほど、世界は風景化していき、自分以外の下界はよそよそしいものになっていく
すると最後には、《傷》にこだわる自分自身すら実在しているのかという疑問にかられる
大和屋竺は己の《傷》を詠嘆しない
哀訴もしない
そこには、現実という時間と自分の意識に流れる時間との溝を、ただ見極め続けるという透き通った孤独がある
大和屋竺は常に先鋭的で「新しい」存在なのだ
それは、彼が常に、存在の空虚こそが世界への殺意を呼び込むという、根源的な問題を突きつけ続けているからである

まあ、一応、「単なるピンク映画の解説」ではあるんですが、解説もとても良い内容で、特にこの最後の一文にある「存在の空虚こそが世界への殺意を呼び込む」というフレーズから、一瞬にして、私は過去の記憶から「自分の好きな様々なこと」に通じるひとつのことを想起したのでした
そして、さらに「これは埴谷雄高さんが『死霊』を著しながらも、ご自分で気づかなかった" 目指すべく虚体 " の真実だ」と感じたのです
いや、こんな難しい言い回しでは良くないんですよ
つまり・・・
たとえば・・・・・・
「動機がわからない殺人」
「我が子を虐待する人たち」
などの現実と「存在の空虚こそが世界への殺意を呼び込む」というフレーズは、実は一致しているように思うのです
もっと具体的にいうと、たとえば・・・今の世の中は「くるっている」、あるいは、「ややくるっている」と思う人はそれほど少なくないのではないでしょうか
私もわりとそう思います
では、(もし本当に最近になってから社会が狂ってきたとするのならば)なぜ社会はそうなってしまったのか
いろいろな現実的なことを言うたとえば評論家の人だとか権威筋の人たちはたくさんいると思いますが、「それで世の中がよくなったことがあったか?」と私は昔から考えます
なんとなく世の中というのは、「夢や理想では変わらんよ」というような考え方がありますが、私は逆に思っています
「夢や理想が先行した世の中じゃないと良くならない」と私自身は子どもの頃から考えていて、今もそう思っています
上の「存在の空虚こそが世界への殺意を呼び込む」という中の「存在の空虚」も難しいですが、これは言いかえれば、「どうしてわたしはこの世にいるのだろう?」ということです

今の多くの大人たち、何より、ほとんどの子どもたちは、その答えが見いだせていないように思います
そして、私は確信していますが、「どうしてわたしはこの世にいるのだろう?」ということへの答えがない限り、この世は今よりもっともっと悪くなります
今など話にならないくらいに悪くなります
自分の人生の四十数年でもその過程を見てきました
どんなことでも私は人より劣っていたので、常に「人の後ろから歩いていく人生」でしたので、世の中がよく見えました
世の中は悪くなった
このことを「それは違う!」と明確に否定できる人はどの程度いるでしょうか
そして、それがどんな世の中であろうと、「どうしてわたしはこの世にいるのだろう?」ということへの答えが出ない限り、もっともっと、どんどん悪くなるはずです
いずれにしても、「存在の空虚こそが世界への殺意を呼び込む」というフレーズはすべて言い換えると、「自分がこの世にいる理由がわからないのなら、この世を愛せない」です
今の世の中で、この世を愛せない人ばかりなのはそれが理由です
私は多くを断言しませんが、これだけは断言できます
どうすればいいのか?・・・ということは、私にはわからないですし、しかも、ここで具体的な方法論を書くのは、まるで「評論家」ですので、曖昧な方向性として、ひとつ抜粋しておきたいと思います
それは、スイスの神学者カール・バルトさんという人についてふれている、Wikipedia の終末論というページからです
−−−
神学での「終末」には、個人的な救済の完成と、世界的な救済の完成の2つの意味が存在する
20世紀のスイスの神学者・カール・バルトも、主著『ロマ書』で「(終末にキリストが地上の裁きのために天国から降りてくるという)再臨が『遅延する』ということについて…その内容から言っても少しも『現れる』はずのないものが、どうして遅延などするだろうか
…再臨が『遅延』しているのではなく、我々の覚醒が遅延しているのである」と言い、「終末は既に神によってもたらされている」という認識である
−−−
という部分ですが、大事なのは、終末のほうの話ではなく、

・ 個人的な救済の完成
・ 世界的な救済の完成

というふたつの意味が存在するという意味です
これは現代に反映させれば、世界の価値観や幸福の尺度(あるいは他の人たちの価値観や幸福の尺度)と自分のそれを対比させる必要はないということです
自分の救済は自分でする、あるいは自分でしかできない
つまり、「自分だけの価値観を持つことが、世界全体を殺さないための手段だ」ということを上の神学とかいうものの概念から思います
というわけで、いろいろ長々と書いてしまいましたが、多分、この『荒野のダッチワイフ』という映画がレンタル店などに置いてあることはないでしょうし、中古でも手に入らないと思いますので、冒頭のオープニングを貼っておきます
音楽はすべて、その後ジャズのトップミュージシャンとなる山下洋輔さんによるものです
「荒野のダッチワイフ」 (1967年) オープニング・タイトル

製作:若松プロダクション
監督:大和屋竺
音楽:山下洋輔

−−−
ちなみに、この『荒野のダッチワイフ』の監督は、大和屋 竺(やまとや・あつし)さんという人なんですが、この人は後の『ルパン三世』テレビシリーズの第1シーズンと第2シーズンのメイン脚本家をつとめた人です
この『荒野のダッチワイフ』の脚本も大和屋さん本人によるものですが、「ルパン三世」で最高傑作の誉れの高い「魔術師と呼ばれた男」を彷彿させるシーンがたくさん出てきます
▲ 『ルパン三世』第2話『魔術師と呼ばれた男』(1971年 / 脚本:大和屋 竺 )より
なので、初期のルパン三世シリーズが好きな人なら、世界観は似ていますので、異常にシュールな点を除けば、『荒野のダッチワイフ』は必見だと思います
ただ、手に入ればですが
ちなみに、私は初回のルパンの放映を見ているんですよ
1971年という年代から逆算すると、8歳ですので、小学2年生だったということになりますかね
最初のルパンは強烈に「大人の世界」のアニメで、子どもの私に大人の憧れを植え付けたのも、このルパンでした
その時に見たルパンのシリーズで、もっとも強烈な印象として残っているのが、「脱獄のチャンスは一度」というものでした
その後、再放送で小学生の時に再び見てから 40年近く見ていないので、ちゃんとしたストーリーは覚えていないですが、「物語って面白い」と思ったものでした
その後、10歳くらいからはほとんどテレビを見ない人になってしまったので(ラジオに没頭し始めた)、この頃が最後のテレビ時代
いい思い出です
というわけで、本当に関係ない話ですみません
ただ、しつこく書きますが、世の中は「自分の内に存在する夢と理想」で作られます

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・ Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites(英語)
http://nanopatentsandinnovations.blogspot.jp/2012/10/rapid-changes-in-earths-core-magnetic.html

Monday, October 22, 2012Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites
Annual to decadal changes in the earth's magnetic field in a region that stretches from the Atlantic to the Indian Ocean have a close relationship with variations of gravity in this area. From this it can be concluded that outer core processes are reflected in gravity data. This is the result presented by a German-French group of geophysicists in the latest issue of PNAS (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States).

Maps of the vertical downward component (sign-changed radial component) of the core magnetic field (A) and its secular variation (B) as estimated at the CMB from the GRIMM-3 model up to spherical harmonic degree 13.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

The main field of the Earth's magnetic field is generated by flows of liquid iron in the outer core. The Earth's magnetic field protects us from cosmic radiation particles. Therefore, understanding the processes in the outer core is important to understand the terrestrial shield.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

Key to this are measurements of the geomagnetic field itself. A second, independent access could be represented by the measurement of minute changes in gravity caused by the fact that the flow in the liquid Earth's core is associated with mass displacements. The research group has now succeeded to provide the first evidence of such a connection of fluctuations in the Earth's gravity and magnetic field.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

Evolution of the secular acceleration of the vertical downward component of the geomagnetic field computed at the Earth’s surface (as obtained from GRIMM-3 model), which evolves smoothly over the last decade. This animation shows a patch of acceleration migrating from India around 2003 to the
southwest of the Indian Ocean in 2008, while a strong patch of deceleration grows in the middle Atlantic to reach a maximum in 2006 and then vanishes rapidly.

Credit: GFZ/Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

They used magnetic field measurements of the GFZ-satellite CHAMP and extremely accurate measurements of the Earth's gravity field derived from the GRACE mission, which is also under the auspices of the GFZ. "The main problem was the separation of the individual components of the gravity data from the total signal," explains Vincent Lesur from the GFZ German Research Centre for Geosciences, who is involved in the study.

Computer simulation of the Earth's field in a normal period between reversals. The tubes represent magnetic field lines, blue when the field points towards the center and yellow when away. The rotation axis of the Earth is centered and vertical. The dense clusters of lines are within the Earth's core

Credit: Wikipedia

A satellite only measures the total gravity, which consists of the mass fractions of Earth's body, water and ice on the ground and in the air. To determine the mass redistribution by flows in the outer core, the thus attained share of the total gravity needs to be filtered out. "Similarly, in order to capture the smaller changes in the outer core, the proportion of the magnetic crust and the proportion of the ionosphere and magnetosphere need to be filtered out from the total magnetic field signal measured by the satellite," Vincent Lesur explains. The data records of the GFZ-satellite missions CHAMP and GRACE enabled this for the first time.

Cutaway of the Earth showing the layers to the core

Credit; Wikipedia

During the investigation, the team focused on an area between the Atlantic and the Indian Ocean, as the determined currents flows were the highest here. Extremely fast changes (so-called magnetic jerks) were observed in the year 2007 at the Earth's surface. These are an indication for sudden changes of liquid flows in the upper outer core and are important for understanding the magneto-hydrodynamics in the Earth's core. Using the satellite data, a clear signal of gravity data from the Earth's core could be received for the first time.

Fig. S2. Spatial and temporal scales of the physical processes causing mass variations in the Earth system. The searched-for core signals, the magnetic jerks, are shown in yellow (adapted from ref. 15).

Credit: Mandea et al. www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1207346109

This results in consequences for the existing conceptual models. Until now, for example, it was assumed that the differences in the density of the molten iron in the earth's core are not large enough to generate a measurable signal in the earth's gravitational field. The newly determined mass flows in the upper outer core allow a new approach to Earth's core hydrodynamics.

Contacts and sources:

Helmholtz Centre Potsdam - GFZ German Research Centre for Geosciences

"Recent changes of the Earth's core derived from satellite observations of magnetic and gravity fields", Mioara Mandea, Isabelle Panet, Vincent Lesur, Olivier de Viron, Michel Diament, and Jean-Louis Le Mouel, PNAS 2012; doi:10.1073/pnas.1207346109

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・ イツ研究センターの概略のページ(ドイツ語)
http://www.gfz-potsdam.de/portal/gfz/Public+Relations/Pressemitteilungen/aktuell/121023_Erdkern_Lesur;jsessionid=4F636B125AF8926385DE9FE17EBCD524

Schnelle Anderungen im Erdkern: Magnetfeld und Anziehungskraft im Blick der Satelliten

23.10.2012 | Potsdam: Jahrliche bis dekadische Anderungen des Erdmagnetfeldes in einer Region, die vom Atlantik bis in den Indischen Ozean reicht, weisen einen engen Zusammenhang mit Variationen der Erdschwere in diesem Bereich auf. Daraus kann gefolgert werden, dass sich Prozesse im auseren Erdkern in Schweredaten widerspiegeln. Dieses Resultat prasentiert eine deutsch-franzosische Gruppe von Geophysikern in der neuesten Ausgabe von PNAS (Proceedings of the National Academy of Science of the United States).

Das Hauptfeld der Erdmagnetfelds wird durch Stromungen von elektrisch geladenem, flussigen Eisen im auseren Erdkern erzeugt. Dieses Erdmagnetfeld schutzt uns vor der kosmischen Partikelstrahlung. Daher ist es zum Verstandnis des irdischen Schutzschildes wichtig, die Vorgange im auseren Erdkern zu kennen. Ein Schlussel dazu sind Messungen des Erdmagnetfeldes selbst. Einen zweiten, unabhangigen Zugang konnte die Messung winziger Anderungen in der Erdanziehungskraft darstellen, die dadurch entstehen, dass mit dem Stromungsfluss im Erdkern Massenverlagerungen einhergehen. Der Nachweis eines solchen Zusammenhanges von Fluktuationen der Erdanziehung und Magnetfeld ist der Wissenschaftlergruppe nun erstmals gelungen.

Dazu benutzten sie Magnetfeld-Messdaten des GFZ-Satelliten CHAMP und hochprazise Messwerte des Erdschwerefeldes, die von der GRACE-Mission stammen, an der das GFZ ebenfalls federfuhrend beteiligt ist. ?Das Hauptproblem war die Trennung der einzelnen Anteile der Schweredaten aus dem Gesamtsignal“, erlautert Vincent Lesur vom Deutschen GeroForschungsZentrum GFZ, der an der Studie beteiligt ist. ?Ein Satellit misst nur die gesamte Erdanziehung, die aus den Massenanteilen von Erdkorper, Wasser und Eis auf der Erdoberflache und der Luft zusammensetzt.“ Um die Massenumlagerungen durch Stromungen im auseren Erdkern zu bestimmen, muss der dadurch bestimmte Anteil an der Gesamtgravitation herausgefiltert werden. ?Ahnlich muss aus dem Gesamt-Magnetfeldsignal, das der Satellit misst, der Anteil der magnetischen Erdkruste und der aus Ionosphare und Magnetosphare herausgefiltert werde, um die kleineren Veranderungen im auseren Erdkern zu erfassen“, erklart Vincent Lesur weiter. Mit den Messungen aus den GFZ-Satellitenmissionen CHAMP und GRACE lag ein Datensatz vor, der das erstmals ermoglicht.

Bei der Untersuchung konzentrierte sich das Team auf ein Gebiet zwischen Atlantischem und Indischen Ozean, denn hier waren die ermittelten Stromungsflusse am grosten. Extrem schnelle Anderungen (sog. magnetic jerks) konnten im Jahr 2007 an der Erdoberflache beobachtet werden. Diese sind ein Indiz fur plotzliche Anderungen von Massenflussen im oberen auseren Erdkern und sind wichtig fur das Verstandnis der Magneto-Hydrodynamik im Erdkern. Mithilfe der Satellitendaten ergab sich erstmals ein klares Signal von Erdschweredaten aus dem Erdkern.

Damit ergeben sich Folgen fur die bisherigen Modellvorstellungen. Bisher ging man beispielsweise davon aus, dass Dichteunterschiede im flussigen Eisen des Erdkerns sich nicht gros genug sind, um ein messbares Signal im Erdschwerefeld zu erzeugen. Mit den jetzt ermittelten Massenflussen im oberen auseren Erdkern ergibt sich ein neuer Zugang zur Hydrodynamik des Erdkerns.

“Recent changes of the Earth’s core derived from satellite observations of magnetic and gravity fields”, Mioara Mandea, Isabelle Panet, Vincent Lesur, Olivier de Viron, Michel Diament, and Jean-Louis Le Mouel, PNAS 2012; doi:10.1073/pnas.1207346109

Anzahl der Worte: 476 inkl. Titeln

Helmholtz-Zentrum Potsdam

Deutsches GeoForschungsZentrum GFZ



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地球の核と重力が磁場と連動して急速な変化を起こしていることが人工衛星データから確認される:2012年10月25日

http://oka-jp.seesaa.net/article/298959977.html

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(訳者注) 今回の記事は、昨日の記事で書きましたように、ドイツ研究センターを中心とした国際研究チームが、人工衛星からの観測で、地球のコアなどに急速な変化が起きているという論文を発表したことに関してのものです

記事には図やアニメーションがありますが、キャプションでの説明があまりなく理解は難しいですが、たとえば、下のような図を示すアニメーションなどがあります
下のは、単位のところに nT (ナノテスラ)という単位が見えますので、磁場(多分、磁場の加速の度合い)の変化だと思われます

意味の詳しいところはわからないにしても、2004年から2009年という間だけでも、地球の磁場(あるいは磁場の加速度や減速度)は、地球全体で変化していることがわかります

発表した研究チームの中心であるのドイツの研究機関は、この磁場の変化は「地球のコア(内核と外核を含む地球の中心部)の変化と関係がある」と言います
そらには、地球の重力の変化とも関係しているようです

なので、今回のデータでは、「(地球の)核と磁場と重力は連動して変化する」ということのようです

ところで、このことで思い出すことがひとつあります
太陽系全体のことです

木星の大規模な激変と思い出して

今回の記事は地球での話ですが、「惑星の大規模な範囲での急速な変化」ということに関しては、現在、木星で進行している大変化を彷彿とさせるものがあります
過去記事で、木星の衛星イオのことに少しふれましたが、木星本体も急速に変化していて、その変化の面積は地球よりはるかに巨大です

ご紹介すると以前書いてから、なかなか機会がなかったですので、今回の地球の変化の前に木星の変化について簡単にご紹介しておきます

オリジナル記事は、米国のデイリーギャラクシーの、

・Jupiter Undergoing Cataclysmic Changes
 Daily Galaxy 2012.10.17

です
それはこのような出だしで始まる記事です
−−−
劇的な変化を遂げている木星
NASA ジェット推進研究所の上級研究員グレン・オートン氏は次のように述べる

「今、私たちが目撃している木星の変化は、木星全体におよぶ巨大なものです
以前にも、木星の変化については観測されていましたが、現在、私たちは最新の観測機器により木星の変化の詳細を観測しました」

「この数十年、ここまでの変化は観測されていませんでした
そして、今までにない領域でも変化が起きているのです
同時に、私たちは木星にこれほど頻繁に物体が衝突している光景を見たことがありません」

「私たちは、今、どうしてこのようなことが起きているのへの理解を得ようとしているところなのです」

という始まりで、つまり、 NASA の上級研究員の人の驚きの言葉で始まっているのですが、そのあたりは、NASA が発表している木星の変化の写真を見ればわかります

▲ What's Causing Turmoil On Jupiter, Planetary Changes, Bombardmentsより

上の図は、2009年から2012年の木星の表面の様子です
木星の表面には2本の「赤道縞」と呼ばれる太い線があります
木星の表面は、アンモニアの結晶やアンモニア水硫化物と考えられている雲に覆われているとされ、その表面が近年、大規模な変化を見せているのです
この木星の変化については、過去記事でもふれたことがあります
下の記事では、2010年に上にある「赤道帯のひとつが消失した」ことと、巨大な上昇気流の雲(プルーム)のことについて書いています
・ 木星の異常気象: 壮絶な高さのプルームが観測される
 2010年11月23日

▲ 上記記事より

2010年に、下のほうの太い線が消滅したことがわかります
2011年にまたその線が出現しましたが、今度は上のほうの線にも変化が見られます

こういうことが「驚くべきこと」といえるのは、前例のない変化であると同時に、「木星の巨大さ」ということも関係しているように思います
下の図は、木星と、太陽系の他の惑星の大きさを比べたものです

▲ 木星と他の太陽系の惑星の大きさの比較

上の「赤道帯」にしても、その太さ自体が地球より大きな距離を持つようなものであり、それが「急速に変化したり、時には消えたりしている」ということが、「劇的」という表現とも結びついているように思います

また、上の NASA の研究員の言葉にある、

> 木星にこれほど頻繁に物体が衝突している光景を見たことがありません

についても、この数年は確かにものすごいものがあって、「地球の大きさと同じか、それより大きな爆発」が何度も起きています
これについても過去記事で何度か取り上げましたので、リンクしておきます
・ この13ヶ月間で3回目となる木星での爆発
 2010年08月23日

・ 木星で巨大な光のフラッシュが観測される
 2010年06月06日

▲ 2010年8月20日に、熊本在住の天文家の立川正之さんが撮影して米国スペースウェザーが発表した「木星の爆発」の様子

これらの爆発は、小惑星などを含むなんらかの衝突という見解が一般的となっていますが、どれもこれも、これが地球だったら「地球そのものが壊れてしまうほどのレベル」の大爆発で、本当に何かの衝突なのかどうかはともかく、何らかの大きな現象が「連続して」起きていることは確かのようです

先頃の記事、

・ 「良い時代と悪い時代」
 2012年10月06日

にならえば、木星は3年くらい前から「悪い時代」に入っているようで、地球規模での大爆発が数ヶ月に一度起きているようです
そして、上の「良い時代と悪い時代」の一連の記事にありますように、かつて、この地球にも同じような時代があったと考えられます
−−−
では、「地球のコアと磁場と重力の急速な変化」に関しての記事です
記事はとても難しい内容で、うまくご紹介できていないように思いますが、とりあえずこの時点でアップいたします
ちなみに、記事に出てくる「 CHAMP 衛星」という衛星の名前をはじめて聞いたのですが、衛星重力ミッション − 衛星による自由落下重力測定というページによりますと、2000年7月に打ち上げられたCHAMP(CHAllenging Minisatellite Payload)は,衛星に搭載したGPS受信機で精密軌道決定を行っており,歴史上初めて,衛星そのものによる重力場測定を可能とした

CHAMPで採用されたこのような重力場の測定方法は,高高度のGPS衛星(高度20000km)から高度数100kmの低軌道衛星を追跡することから,High Low Satellite to Satellite Tracking(H-L SST)と呼ばれている(下の図)

▲ H-L SSTのイメージ

というものだそう
GPS を使って、正確な「重力場測定」というものをおこなっているようです
ではここからです
−−−
Rapid Changes In The Earth's Core, The Magnetic Field And Gravity Seen By Satellites
Ideas, Inventions And Innovations 2012.10.22

人工衛星から目撃された地球のコアと磁場、そして重力の急速な変化

大西洋からインド洋に伸びる領域における地球磁場の 10年のスケールでの変化は、この領域における重力の変化と密接な関係を持っている

このことから、地球の外核(地球の核のうちの内核の外側の部分)の変化のプロセスは、地球の重力プロセスへと反映していると結論づけることができる

これは、米国科学アカデミー紀要 ( PNAS ) の最新号で、ドイツとフランスの地球物理学者たちの研究チームにより示された結果だ

下の図は、(A)がコアの磁界の永年変化の鉛直方向下向きの構成要素(放射状で示される)で、(B)は、それを球面として表したものだ

地球の磁場の主要なフィールドは、外核の液体鉄の流れによって生成される
地球の磁場は、私たち人間を宇宙からの放射線粒子から保護している
したがって、外核内のプロセスを理解することは地上の防御シールドを理解する重要な事柄でもある
そして、この理解への鍵は、地球磁場そのものを測定することにある
地球の液体の外核の流れが、大規模な質量の変換と関係しているという事実に関連する重力の微細な変化の測定によって、今回、2つの独立した動きが示された
地球の重力と磁場の変動のこのように接続していることに関して、最初の証拠を提供することに研究チームは成功した
下の図にあるのは、この 10年間の地球の表面に関するアニメーション(GRIMM-3モデルから得られた)から表した地球磁場の垂直下への構成要素の加速の進行を示す

この図は、(地球磁場の垂直下への力が)加速する領域が 2003年から2008年の間にインドからインド洋の南西部に移動したことを示している
その間、2006年には大西洋の中央部で(地球磁場の垂直下への力が)減速して、その後、急速に消滅した

研究チームは CHAMP 衛星での測定値を使用した
この衛星での地球の重力フィールドの正確な測定値は、衛星重力ミッション GRACE ( Gravity Recovery and Climate. Experiment )から用いられているもので、このミッションは、ドイツ地球科学研究センター( GFZ )の後援によるものだ

下の図は、地球の反転(ポールシフト)の前の通常の期間の磁場フィールドだ
チューブは磁力線で、その磁力線が中心に向かっている時を青で表し、中心から離れていく時を黄色で表している
この図から、磁力線の密集した一群が地球の中心の内部にあることがおわかりだと思う

人工衛星は、地上、空中の水や氷、そして大地など、すべての重力を機械的に測定している
なお、外核の流れの大規模な再分配を測定するためには、測定されたすべての重力の割り当てをフィルタリングする必要がある
同様に、外核のより小さな変化を捕えるために、 磁気の外皮、電離層と磁気圏の割り当てを、人工衛星で測定される完全な磁場信号から除外する必要がある

ドイツ地球科学研究センターの CHAMP 衛星と、衛星重力ミッションに用いられるデータ記録はこの測定を可能にした
−−−
(訳者注) 何度読み返しても難解
自分でもどうしても理解できないところもあります
しかし、これでも極力平易に書いたつもりですが・・・
もう少しわかりやすくご紹介したかったのですが、このあたりが限界です
結局、上の内容ですが、間違っているかもしれないですけれど、きわめて簡潔に上の内容をまとめると、
・ 地球の磁場と地球の重力の変化は連動している
・ それらの変化と地球のコア(核)の変化は連動している
・ それらは連動して急速な変動を遂げている
ということのように思います
そして、これらの変化の実際の影響というものについての言及はないわけですが、そのあたりに関しては、「磁場や重力」と「環境」や「人間の心身」との間に何らかの関係があるのかどうかということでもありそうで、それらはまた今後、他のニュースなども合わせてご紹介できることもあるかもしれません

今後、最近の記事の内容として続いていた「複合的な地球の(急速な)変化」ということについて、過去の地球の歴史から考えてみたいとも思っています

−−−
今回の記事と関連した過去記事:
ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
2012年10月18日

起きていることは「ポールシフトではなく地球の大陸移動」: 地球の極の物理的な移動が起きていることが地球物理学会で発表される
2012年10月03日

私たちが経験している現在の気候変動は次の数万年の人類史への扉かもしれない
2012年07月13日

−−−
[1年前の In Deep ]
2011年10月26日の記事

巨大な磁気嵐がもたらしたアメリカ全域での「赤い空」

▲ 2011年10月24日の米国ミズーリ州インディペンデンスでの夜の空

タグ:地球の磁場の逆転 急激な環境変動 磁場の逆転 木星の急激な変化 ポールシフト


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NASAが隠すポールシフト情報:2012年10月28日

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51854435.html

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いよいよポールシフトが起こるのでしょうか

ポールシフトとは磁極がずれることであって、地球自体が上下に回るのではないと聴いていますが、それでも、ポールシフトが起きると、地表はかなり厳しい天候となるようです
本当に起こるのでしょうか
それとも、人々を脅しているだけなのでしょうか

もし実際に起きた場合、日本や世界の原発は危険なのではないでしょうか
ポールシフトが起きても起きなくても、なるようにしかなりませんから、ごく普通に暮らしていくしかありませんね
今は何でもありの時代ですから

宇宙規模で考えると、良い意味で凄いことが起きようとしているのかもしれませんし
http://beforeitsnews.com/2012/2012/10/ex-nasa-employee-leaks-pole-shift-info-gag-order-placed-2438946.html

(概要)
元NASAの職員が、報道禁止命令下のポールシフトの情報をリークしました
私の職場に時々来ている男性が、10月24日に私にそっと以下の情報を教えてくれました
彼の叔父さんは去年退職したNASAの元職員ですが、叔父さんから以下の情報を聴いたとのことです

・ 地球の磁場はこの2年間で40%も低下しており、NASAは、来月(11月)〜来春までにポールシフトが起きるであろうと考えています

・ NASA の主要部は、オハイオ州、デイトンに移転しました

・ 基本的にガス施設や石油施設は海岸沿いにあるため、ポールシフトが起きると全て破壊されるでしょう
コロラド州の山岳地域には製油所がありますが、それはそのまま残るでしょう
ノースカロライナ州にはダムがいくつかあるため、場所によっては電力の供給が可能です

・ ポールシフトは3日間で起きる可能性があり、壊滅的な暴風が吹き荒れるでしょう

・ NASAの職員に対して、報道禁止命令がでています
この情報を他に漏らさないように言われており、他の情報も近親者以外には教えてはいけないことになっています

上記の情報を聴いた後に、NASAの主要部が既にオハイオに移転したことを写真上でも確認しました

多くの人々は、ポールシフトは単なる陰謀だと思うかもしれません
しかし、やがて、起こるであろうポールシフトについての科学的根拠があるのです
以下のビデオは、NASAが警戒するポールシフトを裏付ける内容です
これが本当なら、NASAは、一般の人々に正直に話すでしょうか
もし世界中の人々が情報を知らされたなら、世界中が大混乱してしまうでしょう
しかし、科学者によると、今、地上には非常に多くの嵐が発生しており、何万年間も我々を守ってくれてた磁気シールドが弱くなってしまい、磁場が徐々に消滅してしまうのではないかと考えられています
もし、地上の磁場が消滅してしまうと何が起こるのか
地核のドロドロに熱せられた鉄により地上に磁場が形成されていますが、最近、地核が不安定になっています
その結果、急激に地上の磁場が弱くなっており、世界中の科学者達を当惑させています
我々は磁場についてあまり理解してこなかったのです
現在起きている磁場の変化は、人類の未来を激変させるかもしれません
今後、再び、北極から南極へポールシフトが起り、また、元に戻ることが分りました
(ビデオは省略)

−−−−−−−−−−−−−−−

<Ex-NASA Employee Leaks Pole Shift InfoNASAは、デイトン(オハイオ)へ引っ越していました
: Gag Order Placed仕掛け発注:Saturday, October 27, 2012>
http://beforeitsnews.com/2012/2012/10/ex-nasa-employee-leaks-pole-shift-info-gag-order-placed-2438946.html

The following story is reprinted in its’ entirety courtesy of Sky Ships Over Cashiers. At the bottom of the story is a video that will convince even the most skeptical that a shift of the earths poles will occur one day, some believe in the very near future.

A man who occasionally comes into my place of work quietly shared the following information with me on October 24, 2012. He said his uncle, who retired from NASA last year, told him the following information. ? The Editor

The Earth’s magnetic field has dropped 40% in the past couple of years and NASA expects a pole shift between November 2012 and the spring of 2013.

以下の物語は、キャッシャーの上に空船の好意によるその全部で再版されます
物語の底に、アース柱のシフトがある日起こるという懐疑的な最高さえ、確信させるビデオは、あると、何人かは非常に近い将来に思っています
静かに私の仕事場に時折入る男性は、2012年10月24日に以下の情報を私と共有しました
おじ(その人は昨年NASAを引退しました)が彼に以下の情報を話すと、彼は言いました
エディタ

地球の磁場は過去の二年間に40%を下ろしました、そして、NASAは2012年11月と2013年の春の間で棒シフトを予想します

NASA was moving to Dayton, Ohio.
NASAは、デイトン(オハイオ)へ引っ越していました

Gas and oil facilities are primarily located on the coasts and would be destroyed during the pole shift. He noted there was a refinery in the mountains of Colorado that would probably survive. It was added that because of the dams in North Carolina, some power might sporadically become available.

The pole shift would take about three days and during that time there would devastating winds.

There is a gag order on NASA employees. They are not to share this and perhaps other information with anyone beyond their immediate family members.
ガスと油施設は、主に海岸にあって、棒シフトの間、破壊されます
彼は、精練所が多分生き残るだろうコロラドの山にある点に注意しました
ノースカロライナのダムのため、若干の大国が散発的に利用できるようになるかもしれないと付け加えられました
棒シフトにおよそ3日がかかります、そして、そこのその時間の間、破壊的な風はそうします
報道禁止令が、NASA職員の上にあります
彼らは、彼らの近い家族を越えてこれとおそらく他の情報を誰とも共有しないことです

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EDITOR’S NOTE: After hearing this report, we found photographic evidence that NASA already has moved major operations to Ohio. The above photos were taken at NASA’s Space Power Facility in Sandusky, Ohio which is on the south shore of Lake Erie. It is part of NASA’s Plum Brook Station which houses theworld’s largest space environment simulation chamber and was constructed to test both nuclear and non-nuclear hardware. The Mars Lander, Solar Sails and the International Space Station hardware have been tested at this location.

Plum Brook Station includes a state-of-the-art Cryogenic Components Laboratory where materials are studied at extremely low temperatures. This helps in the development of materials that can withstand the chill of deep space. The photos below were taken at that laboratory.
ガスと油施設は、主に海岸にあって、棒シフトの間、破壊されます
彼は、精練所が多分生き残るだろうコロラドの山にある点に注意しました
ノースカロライナのダムのため、若干の大国が散発的に利用できるようになるかもしれないと付け加えられました
棒シフトにおよそ3日がかかります、そして、そこのその時間の間、破壊的な風はそうします
報道禁止令が、NASA職員の上にあります
彼らは、彼らの近い家族を越えてこれとおそらく他の情報を誰とも共有しないことです

Many more stories @ http://www.skyshipsovercashiers.com/testimonies.htm#NASA

Though many people feel that ‘pole shift’ is just another ‘conspiracy theory’, there is much solid scientific evidence that states we are indeed headed for another ‘pole shift’. The video shares this theory with evidence to back up this claim.
多くの人々が『棒シフト』がちょうどもう一つの『陰謀説』であるのを感じるけれども、我々がもう一つの『棒シフト』に本当に出かけると、述べる非常に動かぬ科学的な証拠があります
ビデオは、この理論をこの主張をバックアップする証拠と共有します

This video published on Sep 7, 2012 by Earthweareone

There is much debate among scientists whether we are headed for a pole shift. And if this were true, do you think they would tell the public? . . . There would be chaos all over the planet. But these scientists have found solid evidence that the pole’s shift from North to South and back again, and that we are already overdue for another . . .
我々が棒シフトに出かけるかどうかにかかわらず、多くの議論が科学者の間です
そして、これが真実であるならば、あなたは、彼らが市民に言うと思いますか? ... 混沌が、惑星中にあります
しかし、棒のものがノースから南側まで動いて、再び後退するという、そして、我々がもう一つのためにすでに過ぎているという動かぬ証拠を、これらの科学者は見つけました
Get A Bunker: http://www.FortTerraNova.com

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“Copyright Disclaimer Under Section 107 of the Copyright Act 1976, allowance is made for “fair use” for purposes such as criticism, comment, news reporting, teaching, scholarship, and research. Fair use is a use permitted by copyright statute that might otherwise be infringing. Non-profit, educational or personal use tips the balance in favour of fair use.”

Related Stories


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NASAが隠すポールシフト情報

http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51854435.html

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NASAが隠すポールシフト情報 http://blog.livedoor.jp/wisdomkeeper/archives/51854435.html
地球の磁場はこの2年間で40%も低下し、NASAは、来月(11月)〜来春までにポールシフトが起きるであろうと考えています
NASAの主要部が既にオハイオに移転したことを写真上でも確認

ポールシフト 「来るべき世界」から世界各地への影響を紹介しよう
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/1730890.html



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地球の変化とポールシフト:インド=オーストラリアプレートの傾斜の証拠?:2012年10月23日

http://poleshift.ning.com/profiles/blogs/tsunami-buoy-53046-evidence-of-indo-australian-plate-tilting

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津波ブイ53046 - インド=オーストラリアプレートの傾斜の証拠?(新ゼータ)
投稿者ハワード12:43時2012年10月23日に

ゼータは長いスマトラやジャワを形成しているカーブに沿って、インド・オーストラリアプレートの下にプッシュされますユーラシアプレート(別名スンダプレート)の舌を予測している

ゼータニュースレター発行294
ゼータニュースレター発行224

駅53046、 DARTの Javaのインド・オーストラリアプレートの境界付近に位置する津波ブイ南は8月下旬以来、700メートル(ほぼ2300フィート)の海の深さの減少を記録している

8月24日から9月10日まで

8月24日と8月30日までの間に、ブイ53046の平均海の深さは150メートル(約500フィート)で劇的に変化した
水柱の高さのプロットは、海底で2突然の上昇を示唆している

ちょうど一週間後の9月10日に上に、海の深さが突然12メートル(約40フィート)の減少となりました

10月15日-17

最近では、10月15日と17日、平均海の深さとの間に海底ではさらに劇的な上昇を示唆している驚異的な325メートル(1066フィート)で変更
駅53406はサイレント、24時間後に下落した

病的にブイ53046の見かけの非活性化と一致している悲劇や関連イベントでは、経験豊富なプロジェクトチームのリーダーは、不思議なシパダン島近くセレベス海で1000マイル離れた所津波ブイのメンテナンス中に殺された

−−−ソース−−−

SOZT
このブイを所有し、維持し、マレーシアの会社が、マレーシアが沈んでいるスンダプレート、上の土地に位置していますされています
彼らは大衆がその状況、およびパニックを実現できないことを非常に敏感である
7/10のプレート運動の開始以降低地の土地の氾濫は、雨、または何らかの形でのみ東南アジアに影響を与えるように見える崩壊、または海面上昇を引き起こす地下水抽出のように説明されています
インド・オーストラリアプレートがちょうど家がマレーシアはパニックを作成したことスンダプレートの境界ではなく、一般大衆に劇的に上昇している証拠
パニックは、この国のエリートの間でした
プレート境界が滑らかな、しかし荒いものではなく、はるかに崩れ互いに押し付けたときはすべての側面で発生します
偉大なユーラシアプレートに対する太平洋の圧縮圧力はスンダプレートのその部分は、それ自体ユーラシアプレートの舌、血小板々に割れてしまったオーストラリア、上記の小さな血小板数で見ることができます
このプレート境界の一部が表面に向かって突き出始めたので、海底がブイ53046の下に突然、劇的に増加したという事実である
ブイのメンテナンス30年のベテランは正直な男だったし、単に国民に真実を伝えることが期待され、このために彼は、マレーシアのエリートによって殺害され、命を失った

EOZTは再生回数: 11448

−−−コメント−−−

あなたは、地球の変化やコメントを追加するには、ポールシフトのメンバーである必要があります!
−−−
地球の変化とポールシフトに参加 . コメントby ハワード 1時間前
繰り返しになりますが、まだ重要な非イベントモード(最大7メートル)の水柱の高さの変動 駅52404フィリピンプレートの中央付近には、またと一致して、今日の6.1地震は、フィリピン、ミンダナオインチ−−−
. コメントby カルロス・オチョア水曜日に
アクティブは、52402と46403サイパン東南アジアと東南アラスカのブイ
http://www.ndbc.noaa.gov/
−−−
. コメントby FEA午前5時40時2012年10月27日
10/23-10/27/2012から53046のためのデータは現在ありません
バリ島の南に位置するこのブイは、300メートルのドロップ10/15-17を登録しました

10/15-17の期間の直前に、M6.6 EQがインドネシアに計上された
リンクが接続されている
http://earthquake.usgs.gov/earthquakes/eventpage/usb000d4u2#サマリ
−−−
. コメントby ハワード 16:07時2012年10月24日
おかげで、カルロス
それは52404が最後の数日間海の深さの劇的な変化を経験しているブイが表示されます
http://www.ndbc.noaa.gov/station_page.php?station=52404
−−−
. コメントby リコール15 16:02時2012年10月24日
今日のイベントはBouyの55012に続くように:
直接のリンクから:
http://www.ndbc.noaa.gov/station_page.php?station=55012&type=2&...
−−−
. コメントby FEA午前8時09分時2012年10月24日に
http://www.ndbc.noaa.gov/plot_dart.php?station=55012&uom=M&...
−−−
. コメントby ハワード午前5時17分時2012年10月24日
で別のイベント駅55012
−−−
. コメントby ブライアンGの午前4時06時2012年10月24日
領域の周囲にこれらの日付の間に、海と陸の地盤移動の間の可能なリンク?
マレーシアにおけるバースト水パイプ(16/10/12):
http://thestar.com.my/news/story.asp?file=/2012/10/16/nation/201210 ...
公開日:火曜日2012年10月16日MYT九時59分00秒PM
破裂したパイプは、クランとクアラルンプランガト川の水の破壊を引き起こす

シャアラム:この近くにクランとクアラルンプランガト川のいくつかの地域の住民は、場所ラムビーとLipatカジャンでバースト直径1300ミリメートルまでのパイプの後に火曜日に予定外の水の供給途絶を経験していた

洪水や排水が遅い(マレーシア):
http://thestar.com.my/news/story.asp?file=/2012/10/23/nation/122095 ...
−−−
火曜日2012年10月23日
農家は洪水による損失にRM800、000を被る
ニコラス・チェン、ユンBEH HUIおよびA.ラマンでコンパイル

Teluk PanglimaガランでカンプンヨハンSetiaでRM800、000から56インドの農家までの損失の原因となった過去の週に絶え間ない雨による洪水、報告Makkal Osaiは
−−−
. コメントby カルロス・オチョア午前3時31時2012年10月24日
ハワードは、常に迅速かつ正確に、どうもありがとうございました
52404ではなく、これまでのところ、おそらく、いくつかの時点でアクティブにする必要があります
ゼータはスンダその後影響を受けているプレート、フィリピンプレート、チップ、プレートに最も近いアクティブなブイがあることを予測している
−−−
. コメントby ハワード午前2時55時2012年10月24日
@カルロス-それは前に起こっている:http://poleshift.ning.com/profiles/blogs/tsunami-buoys-the-latest-c ...
津波ブイ53046 - インド=オーストラリアプレートの傾斜の証拠?(新ゼータ)−−−
投稿者ハワード12:43時2012年10月23日
ブログを見る
ゼータは長いスマトラやジャワを形成しているカーブに沿って、インド・オーストラリアプレートの下にプッシュされますユーラシアプレート(別名スンダプレート)の舌を予測している
ゼータニュースレター発行294
ゼータニュースレター発行224
駅53046、 DARTの Javaのインド・オーストラリアプレートの境界付近に位置する津波ブイ南は8月下旬以来、700メートル(ほぼ2300フィート)の海の深さの減少を記録している
8月24日から9月10日まで
8月24日と8月30日までの間に、ブイ53046の平均海の深さは150メートル(約500フィート)で劇的に変化した
水柱の高さのプロットは、海底で2突然の上昇を示唆している
ちょうど一週間後の9月10日に上に、海の深さが突然12メートル(約40フィート)の減少となりました

10月15日-17
最近では、10月15日と17日、平均海の深さとの間に海底ではさらに劇的な上昇を示唆している驚異的な325メートル(1066フィート)で変更
駅53406はサイレント、24時間後に下落した
病的にブイ53046の見かけの非活性化と一致している悲劇や関連イベントでは、経験豊富なプロジェクトチームのリーダーは、不思議なシパダン島近くセレベス海で1000マイル離れた所津波ブイのメンテナンス中に殺された
ソース
SOZT
このブイを所有し、維持し、マレーシアの会社が、マレーシアが沈んでいるスンダプレート、上の土地に位置していますされています
彼らは大衆がその状況、およびパニックを実現できないことを非常に敏感である
7/10のプレート運動の開始以降低地の土地の氾濫は、雨、または何らかの形でのみ東南アジアに影響を与えるように見える崩壊、または海面上昇を引き起こす地下水抽出のように説明されています
インド・オーストラリアプレートがちょうど家がマレーシアはパニックを作成したことスンダプレートの境界ではなく、一般大衆に劇的に上昇している証拠
パニックは、この国のエリートの間でした
プレート境界が滑らかな、しかし荒いものではなく、はるかに崩れ互いに押し付けたときはすべての側面で発生します
偉大なユーラシアプレートに対する太平洋の圧縮圧力はスンダプレートのその部分は、それ自体ユーラシアプレートの舌、血小板々に割れてしまったオーストラリア、上記の小さな血小板数で見ることができます
このプレート境界の一部が表面に向かって突き出始めたので、海底がブイ53046の下に突然、劇的に増加したという事実である
ブイのメンテナンス30年のベテランは正直な男だったし、単に国民に真実を伝えることが期待され、このために彼は、マレーシアのエリートによって殺害され、命を失った

−−−
. コメントby カルロス・オチョア午前2時23分時2012年10月24日
これらのすべてのデータやブイ、衝撃や心配は、私は完全に南部のスンダプレートの崩壊前に多くの時間を持っていない
これが続けば@ハワードあなたはどう思いますか、彼らは、ブイがオフに?
−−−
. コメントby ハワード午前1時38時2012年10月24日
マーゴ-いいえ、ゼータに依頼する必要はありません
はっきりとあなたの友人は東ティモールの山に比べて、オーストラリアのほうがよいだろう
お読みください ゼータトークセーフ場所の集計 インドネシアとオーストラリア
−−−
. コメントby キャリースティーブンソン午前一時23時2012年10月24日
私はオーストラリア東部は海からの場所と距離のどちらかの山の標高に応じて、ティモールよりも安全であると思うだろう
私はこの板のニュースを待っていると興味を持って見ているだろう、よろしくお願いします
−−−
. コメントby 縁ゲッツ午前12:44 2012年10月24日
これは明らかにスンダがthe4ゼータ10の7に従って移動していることを意味します
これは東ティモールのトレンチまで延び、ポールシフトの間に東ティモールLetse金庫の貧しい人々であるでしょう
リトルティモールは、それは非常に独自の板だとそれが地質学的にオーストラリアの一部であっても少し独立して表示されているように見えます
私は東ティモールでの友人を持って、彼らは東ティモールの山に移動するかどうか、彼らがオーストラリアに戻ってくる必要があるかどうか、ナンシーとゼータをお願いしたいと思います
−−−
. コメントby ハワード午後9:45で2012年10月23日
インド・オーストラリアプレートが移動中にあるのは明白である
現在4津波はイベントモードでブイがあります-インド・オーストラリアプレートの境界に沿って3 駅56001 -直近の参加者、また、今は亡きブイ53046に最も近いだけでなく、駅55012第三のイベントでは、多くの日
http://www.ndbc.noaa.gov/
−−−
. コメントby アンドレイEroshin 17:49時2012年10月23日
駅53046合計20.08から18.10 −−−
. コメントby アンドレイEroshin 5:07 PMに2012年10月23日
駅53046 - 9月24日と9月27日、約250メートルによって変更ブイ53046での平均海の深さとの間に
−−−
. コメントby リコール15 16:06時2012年10月23日
これもBouyの23227の行の第8回です - ベンガル湾
直接リンクから:
http://www.ndbc.noaa.gov/station_page.php?station=23227&type=2&...
−−−
. コメントby ホルヘnamour 14:29時2012年10月23日
http://www.ndbc.noaa.gov/
イベントモードのブイ
−−−
. コメントby ハワード午前3時12時2012年10月23日
二人はブイ イベントモードでインド・オーストラリアプレートの境界近く
駅23227 スマトラの西
駅55012第二日連続のイベントモードではオーストラリアの北西
津波ブイ53046 - インド=オーストラリアプレートの傾斜の証拠?(新ゼータ)−−−
投稿者ハワード12:43時2012年10月23日
ブログを見る
ゼータは長いスマトラやジャワを形成しているカーブに沿って、インド・オーストラリアプレートの下にプッシュされますユーラシアプレート(別名スンダプレート)の舌を予測している
ゼータニュースレター発行294
ゼータニュースレター発行224
駅53046、 DARTの Javaのインド・オーストラリアプレートの境界付近に位置する津波ブイ南は8月下旬以来、700メートル(ほぼ2300フィート)の海の深さの減少を記録している
8月24日から9月10日まで
8月24日と8月30日までの間に、ブイ53046の平均海の深さは150メートル(約500フィート)で劇的に変化した
水柱の高さのプロットは、海底で2突然の上昇を示唆している
ちょうど一週間後の9月10日に上に、海の深さが突然12メートル(約40フィート)の減少となりました
10月15日-17
最近では、10月15日と17日、平均海の深さとの間に海底ではさらに劇的な上昇を示唆している驚異的な325メートル(1066フィート)で変更
駅53406はサイレント、24時間後に下落した
病的にブイ53046の見かけの非活性化と一致している悲劇や関連イベントでは、経験豊富なプロジェクトチームのリーダーは、不思議なシパダン島近くセレベス海で1000マイル離れた所津波ブイのメンテナンス中に殺された
ソース
SOZT
このブイを所有し、維持し、マレーシアの会社が、マレーシアが沈んでいるスンダプレート、上の土地に位置していますされています
彼らは大衆がその状況、およびパニックを実現できないことを非常に敏感である
7/10のプレート運動の開始以降低地の土地の氾濫は、雨、または何らかの形でのみ東南アジアに影響を与えるように見える崩壊、または海面上昇を引き起こす地下水抽出のように説明されています
インド・オーストラリアプレートがちょうど家がマレーシアはパニックを作成したことスンダプレートの境界ではなく、一般大衆に劇的に上昇している証拠
パニックは、この国のエリートの間でした
プレート境界が滑らかな、しかし荒いものではなく、はるかに崩れ互いに押し付けたときはすべての側面で発生します
偉大なユーラシアプレートに対する太平洋の圧縮圧力はスンダプレートのその部分は、それ自体ユーラシアプレートの舌、血小板々に割れてしまったオーストラリア、上記の小さな血小板数で見ることができます
このプレート境界の一部が表面に向かって突き出始めたので、海底がブイ53046の下に突然、劇的に増加したという事実である
ブイのメンテナンス30年のベテランは正直な男だったし、単に国民に真実を伝えることが期待され、このために彼は、マレーシアのエリートによって殺害され、命を失った
−−−
コメントby サティヤ 21:14時2012年10月22日
氏スティグエリックLyng ....真の英雄
エリートはついに彼らが作成したすべてを持っているに値するでしょう
PTBは真実を黙らせることはできません
−−−
. コメントby mrkontra 14:46時2012年10月21日
これは素晴らしいです... −−−
. コメントby アンドレイEroshin午前9時46時2012年10月21日
14.10.12
サマリンダ、東ボルネオ島、インドネシアの道路の沈下
http://www.mediaindonesia.com/foto/20200/Jalan-Ambles


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磁極転換の予兆??

http://poleshift.ning.com/profiles/blogs/tsunami-buoy-53046-evidence-of-indo-australian-plate-tilting

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磁極転換の予兆??
ここ最近に起こっている海底の隆起現象です
特にインド・オーストラリアプレートの境界付近は、8月下旬以来、700メートル(ほぼ2300フィート)も海の深さが減少していることがわかり、世界的にも話題になっています
(天下泰平サイトより抜粋)
やはりそれと比例した現象なのか
インド・オーストラリアプレートの境界付近に地震が多くなってきていることが気にかかります
http://www.iris.edu/seismon/


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地球は「角度 50度以上の傾き」の大陸移動(真の極移動)を過去6度経験している::2012年11月21日

http://oka-jp.seesaa.net/article/303194734.html

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今回は最初に「驚くべき映像」をご紹介します
11月18日にオーストラリアの海岸で、観光客によって撮影されたものです

明るく晴れた中で、突如発生したこの超巨大竜巻は、約 20分間にわたり観測されました
オーストラリアの沖合いで観測された中では、これは最大のものである可能性があるのだそう

ビデオの全編は、英語のニュースですが、
・Australia Tornado:Giant Twister at New South Wales beach
 National Turk 2012.11.19

の記事の下にあります
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というわけで、毎日驚くような自然現象が起きる地球ですが、さっそく、本題に入ります

予想以上に激しかったかもしれない地球の大陸の移動現象

今回の記事は、先月に書かせていただいた、

・起きていることは「ポールシフトではなく地球の大陸移動」: 地球の極の物理的な移動が起きていることが地球物理学会で発表される
 2012年10月03日

と関係があります

上の記事では、アメリカ地球物理学会の発行する科学誌で「地球で過去に何度も起きていた『真の極移動』と呼ばれる大陸移動が現在起きている」という可能性についての論文をご紹介しました

真の極移動とは、つまり地球の大陸(コアではなく、外殻と呼ばれる表面)が、下のように移動する地球の地質上での大きなイベントです

上の記事では、この図について、
> 上の図の傾きは誇張されており、過去の真の極移動の際には地球が9度傾いた

ということになっていましたが、どうやら、上の図はそれほど誇張されていないかもしれない・・・というより、「真の極移動による大陸移動はもっと大きく地表が動いていた可能性」を、米国のハーバード大学の研究チームが発表しました

その際に地球が傾いた角度は、なんと 50度以上

あくまで、ハーバード大学の研究チームの推定ですが、過去の真の極移動の際には、地球は 50度かそれ以上傾いた可能性があるということになるようです

そして、地球では過去に6回その現象が起きていたということも示されたそうです

50度も傾くと、あらゆる地球の状態は今とは変わるわけですが、それ自体に関しては、「まあ、そういうこともあるだろう」ということは言えるのですが、問題は「その期間」です

未来はともかく、過去はどのくらいの時間をかけて「50度」も傾いたのか

ハーバード大学の研究では「数十万年かかって、その現象が進行した」と考えられるということですが、本当にそんなゆったりとした惑星の現象が存在するのだろうか?
と今の私は思います

確かに「数十万年かかって50度傾いた」というのなら、自然環境も生物形態も、ある程度は適応できる時間があるとは思うのですが、仮に・・・たとえば「 250年で 50度傾いた」というようなことが「もし」あれば、それはさすがに地球自身のあらゆる存在が、その変化に対応できる時間としては少ないのではないかと思います
しかし、なぜ、そんな極端に思える「250年」などという数字を出したかというと、その根拠は「最近の現象が示す事実」からです
たとえば、以下のふたつの過去記事などからの連想という面もあります

・ ドイツの科学研究法人が「急速なポールシフトと気候変動と超巨大火山の噴火が同時に発生していた」ことを証明
 2012年10月18日

という記事では、約4万年前の地球のポールシフト(物理的な移動ではなく、地球の磁極の反転で北極と南極の磁場が入れ替わる)では、「 250年間ほどの間に磁場が完全に逆転した」ということが、調査で判明しつつあります

磁場のポールシフトも地球環境には極めて大きな現象ですが、これも、かつては何万年以上の単位の長い時間をかけて磁場が逆転すると考えられていたのですが、実際には(地質的な時間の単位では)「あっという間」に始まって完了したという事実があります

▲ 地球の磁場の逆転現象の時の磁場の移動のイメージ

そして、もうひとつの過去記事の、

・ 奇妙な太陽のポールシフトは太陽系全体に影響を与えるか?: 国立天文台が発表した「4極化する太陽磁場」
 2012年04月21日

という記事は、「太陽の磁場が4つになること」を国立天文台が予測したことをご紹介したものですが、大まかに説明すれば下の図の左から右のようになるということです

太陽の「大きさ」というものは今さら語るところでもないと思いますが、上の図でおわかりの通り、その巨大な太陽で巨大な変化が「あっという間に磁場の変化が起きた」のです
巨大な太陽でさえ、その巨大な変化があっという間だったという事実

▲ 太陽系の惑星の比較
太陽の大きさと比較した「地球の大きさ」は矢印の先に小さく写っている青い点ほどです

昨年だったか、

・ 「太陽の位置がずれてきている」と語るイヌイットたち
 2011年07月11日

という記事で、カナダのイヌイットの人たちが、「太陽の位置や夜空の星の位置が昔とは変わってしまったんだ」と口々に言っているビデオをご紹介したことがありました

▲ カナダのヌナブト準州に住むイヌイットのサムエリ・アマックさんの言葉

その時には私自身、「いくらなんでも人間ひとりの人生の期間の中で、そんなに大きな地球の傾きというような変化なんて起きるのかなあ」と半信半疑でしたが、上の過去記事にあるように、「巨大な自然現象が急激に発生して進行して、そして完了する」という過去の事実を前にすると、あるいは、自然と密着して生きてきたイヌイットの人たちは、その「些細な変化」を見逃していなかっただけなのかもしれないと思うようになりました

すなわち、すでに地球の軸は傾き始めているという可能性を感じたりした次第であります
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上の記事のイヌイットの人の中には下のようなことを言っている人もいました

▲ カナダのヌナブト準州に住むイヌイットのイヌーキー・アダミーさんの言葉
「多分、地球の軸が傾いてきているのだと思う」

実際の「今の現状」はわからないのですけれど、ハーバード大学の研究チームの発表し「過去のこと」に関しての記事をご紹介します

もちろん、記事には上に私が書いたような物騒なことが書かれてあるわけではなく、かつて地球が何度も 50度以上傾いたことは事実でも、「それは 10万年から 100万年かけてそうなっていった」というように書かれてあります

それなら安心ですが
本当に 100万年もかかる現象であるならば

では、ここからです

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Boston On The Equator? Polar Shift Could Tip The Earth Over By As Far As 50° And It Has Happened 6 Times Say Geologists
Ideas, Inventions And Innovations 2012.11.16

ボストンが赤道直下に?
過去の地球は、50度以上の傾きを伴う極の移動を6度経験していた

▲ 現在の地球の北極線、北回帰線、赤道の位置
50度傾くと、これらの位置が劇的に変転する

地球の軸が、もし突然 50度以上傾いたら何が起きるだろう?

これはまるで出来の悪いSF映画のストーリーのような話だが、地球の地質学上の記録は、過去の地球でそれが数回起きたことを示している

ハーバード大学の研究者たちは、そのような軸のシフトについてのいくつかの疑問を研究している
それは、傾く時にはどのように傾き、そして、「なぜ地球は元の状態に戻ることができるのか」ということだ

ハーバード大学の地球物理学教授であるジェリー・ミトロヴィカ( Jerry X. Mitrovica )博士とジェシカ・クレヴェリング博士( Jessica Creveling )は、大学の地球内部のモデルを使って研究を進めた
この研究には、地球惑星部のガイ・ハム・チャン( Ngai Ham Chan )氏も助手として加わった

▲ 写真中央がジェリー・ミトロヴィカ博士
右がジェシカ・クレヴェリング博士

地球のコアに対しての回転の平衡を保つために、地球の表面外皮が液体外殻に対して移動する「真の極移動」という現象では、地球の緯度の低い場所が影響を強く受けるかもしれない
この極のシフトのため 10万年から 100万年の期間をかけて、地球が 50度以上傾いた可能性がある
そして、この期間の地球では大きな環境変動が起きたと考えられる

研究者たちは現在、超大陸が移動した際のモデルから真の極移動の際の傾きがどのように起きて、そして、どのように元に戻ってくるのかを探っている

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タグ:ポールシフト 大陸移動 真の極移動 オーストラリアの巨大竜巻 太陽のポールシフト 地球の真実


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